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[差し出された手を掴んで、少し引っ張ってもらう。バランスを取り戻したら、体をバネにして起き上がった。]
さんきゅ、助かったぜ。黄色の子。
[さて、それは何の色なんだろう?]
[少し引っ張ればくいっと自分で起き上がってきた男に礼を言われ]
どういたしまして。
[にこりと笑えば、黄色の子と言われ小首を傾げる。]
黄色…?
[何が黄色なのかと考えを巡らせはたと気付けば、顔を赤くしてスカートの裾を両手で押さえ、自分よりも背の高い男の顔を見上げてちょっと睨んだ。]
おいおい、睨む事ねぇだろ?
黙って覗くよりよっぽどましだ。
[あはは、と笑って]
ま、ただ見じゃさすがに悪いかな。あんた、名前は?
[悪びれるわけでもなく、彼女に名前を聞いた]
[黙って覗くよりましだと言って笑う男に口を尖らせ]
黙ってでも断ってでも覗くとかありえない…。
[ぶつぶつと抗議の声をあげれば名前を尋ねられて]
ミナツ…朝倉美夏。
あなたの名前は?
[こちらだけ名乗るのもと思いながら目の前に立つ彼にも名前を尋ねてみる。]
美夏ちゃんね、おーけー。覚えた。
俺はジュンタ。多分美夏ちゃんと同じ藍住高校の三年生。
[不機嫌そうな(当たり前だが)彼女の様子を特に気にするわけでもなく]
今日はついてるや。
普段見れない、いいもんが見れた。明日も勝てそうだ。
ジュンタ…。うん。多分、忘れない。
あ。先輩なんだ。私は1年。
[目の前の彼の名前は絶対忘れないと思いながら不機嫌なまま受け答えをすれば、その後に続く彼の言葉に]
なっ…!いいもんって…!
……………。
明日も勝てそう?
何かスポーツでもしてるの?
[この時間帯にこの場所にいるなら部活とかではなさそうと思いながら不思議そうに尋ねた。]
うん、忘れるな。今日の出会いは、五円(ご縁)だから。
あー、一年か。それじゃ、俺わかんねぇや。
学校あんま行ってねぇし。
[不機嫌そうな彼女の頭をつんつんつついて]
怒るなよ?可愛い顔が台無しだ。
スポーツ?………まぁ、スポーツっていえばスポーツ。
わかりやすく言えばギャンブル。
今日は勝ったから、ちょいと金持ち。
んで、可愛い黄色も見れた。
良いことばっかりだ、今日は。
[出席日数の事は、忘れた]
[頭をつんつんつつかれ、恨めしげに身長差のある彼の顔を見上げ]
ご縁?
うん。私もわかんないな。
学校あんまり行ってないって…3年生ってまだ授業あるよね?
[こてり首を傾げ、かわいい顔と言われれば不機嫌だったのも忘れえへへと照れたように笑い]
ギャンブル…?
パチンコとかのギャンブル?
それって高校生がやってもいいの?
……っ!可愛い黄色って!!
勝手にみたんでしょ!勝手に!
お金持ちなら慰謝料ちょうだい!慰謝料!
[いたずらっぽく微笑みながら彼の顔の前に手袋をはめていない右手を出してひらひらと振った。]
そそ、こいつのお導き。
[そう言って、五円玉を取り出した。]
おお、授業はあるぞ。
つい忘れちゃうんだよ。集中すっとさ。
おかげで出席日数危機的状況。
[はぁ、とため息をつくが、ニコニコ笑う少女の顔を見て、俺は笑ってみせたんだとおもう。]
高校生がギャンブルして良いわけねぇじゃん?
ばれたら補導されちまうよ?
慰謝料って……じゃぁ、おごってやっから飯付き合う?
[試すように、俺は笑った]
-藍住中央公園-
[すたすたと夜間の公園を歩く]
[灯りこそあるものの昼とは違う雰囲気を身に感じ]
……。
[愉しむかの様に足取りは軽く、自宅に向かう]
…今日も寒いなぁ
[少し身を縮こまらせて、ふぅと息を吐いた]
[こいつのお導き。と言って取り出された五円玉を見て]
五円とご縁…。
[この五円が何の関係があるのかと心の中で思う。(オヤジギャグ?)そう思いながら]
出席日数危ないんだ?ちゃんと卒業できそう?大丈夫?
学校行った方がいいよ?
そうだよねー。高校生がギャンブルしていいわけないよね。
じゃあ…なんで…。
[あんまり聞くのもいけないのかとその後の言葉は飲み込み、飯付き合う?と試すように笑う彼の言葉にしばしうーんと悩む。]
おごりなの?
うーん…。ジュンタ、悪い人じゃなさそうだし付き合ってあげてもいいよ!
[ずっと外にいるせいか体が冷えてきて何か温かい物でも飲みたいと思いながら彼の誘いに乗ってみようかとにこりと笑みを返す。]
[公園内に踏み入り歩き続けていると]
…あれ?
[夜間の公園に学生らしき二人組みを発見]
[一人は男の子で、一人は女の子である]
…何してんだろ
[暗い上、未だ距離が少しある為に顔がわからない]
[なんとなく、にまぁりと笑ってしまった]
もしかして、真夜中のデートとか…
[一人でに妄想を膨らまし]
誰だろう、知り合いだったら笑うなぁ…
[すれ違いざまに顔をみようかと思案する、が]
あんまり見るのもよくないやね
[一人呟き、なるべく意識しない様に歩み続ける]
博打打ちのジンクス。金の導きに逆らうなってのがあんの。
[断じてギャグではなーい!と大袈裟に言ってみて]
卒業はするさ。テストでは点とってるから。
これから、授業にさえちゃんと出ればな?
んー、年誤魔化してる。制服じゃないのも、その為。
[悩む彼女には、クスクス笑って。奢りならと言う彼女に]
あはは、ナンパ成功?
心配しなくても、おごってやんよ。
今日はちょいと勝ったからな。
[本当は、ちょっとどころではないけれど]
[通り過ぎようとする女の子をちらりと見ると]
げ、イマリじゃんあれ。
ま、ばれないかな?覚えてないっしょ、俺の事なんか。
[自分では、目立たない存在だと思っているから。覚えているか、いないかは彼女次第だと思うけれど。]
ふーん。ジンクスねー。
じゃあ、そのジンクスのおかげで私はかわいい黄色を見られたわけだ。
[くすりといたずらっぽく笑う。]
授業にさえちゃんと出れば…じゃあ、学校でもそのうち会えるかもね。
年齢誤魔化すために私服だったんだ!
私服だから先輩だってわからなかった。
ナンパ…?
[ナンパと聞いて少し顔をしかめながら]
へぇ。今日は勝ったんだ?じゃあお金持ちっていうのは嘘じゃないんだね!
じゃあ、慰謝料がわりに何奢ってくれるのかなー?
[奢ってくれるという彼にいたずらっぽく尋ねる。]
[ふとイマリじゃんっという彼の視線の先にいる見覚えのあるお団子頭。]
イマリ先輩…?
ジュンタ知り合いだったんだ?
この前、ここでちょっと話したことあるんだよねー。
[ばれないかな?と言っている彼の様子を見て、イマリに声をかけるかかけないか迷っている様子。]
そうそう、可愛い黄色を連れてきた五円玉……って。
黄色に出会ったんじゃなく、美夏ちゃんに出会ったと思いたい。
[悪戯っぽく笑う彼女は、さっきまでの不機嫌さは微塵もない]
あぁ、学校で会えるかもな。
少なくとも、テスト中はちゃんといるよ?
制服で入ったら、一発で補導だもんよ。
着替えて学校行くの面倒だから、ついついふけちまうけど。
ナンパ…にしては下手な誘い方だけどな?
[顔をしかめた彼女に、冗談だと肩をすくめて]
あぁ、好きなもんおごってやんよ。
コーヒーからフランス料理のフルコースまで。
なんたって、慰謝料だかんなー。
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