4 時をかける恋愛村
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【独】 新米記者 ソフィー
新聞記者、雑誌記者、テレビ放送記者の大きく3つに分けられる。仕事の内容は基本的にどれも同じで、世の中で起こった事件やでき事について取材し、事実を記事にまとめる。フリーで仕事をすることも可能だが、企業で実績を積んだ上でフリーになるのが一般的だ。
へぇ。
村長の娘 シャーロット
[ハーヴェイの言葉にわずかに眉をぴくりと動かしたものの、にこやかな表情のまま。ソフィーの悔しそうな声には怪訝そうな顔を見せて。]
あら嫌だわ。見てらしたのね。
酷いことをする人がいるものだわ、困ったものね。
まだ学生気分が抜けないようでは、立派な社会人にはなれないわ。
[澄ました表情になってそう言うと、アーヴァインが指で示したサイン帳に気づき、そこに近づく。]
あと三名来ているのね。
[そしてこの中に犯人がいるのね、とぱらぱらとサイン帳を捲りながら呟く。]
村長の娘 シャーロット
■名前：シャルロッテ・キングストン（女）
■好きなもの：華やかな場所。煌びやかな宝飾品。
■将来の夢：Ｔ大学に入り、医師になる。
■部活動：英会話部（部長）。
■委員会：生徒会（会長）。
■想い出に残っている行事：全国高校生弁論大会で優秀賞を取ったこと。
村長の娘 シャーロット
[几帳面かつ整った文字で簡潔に書き込むと、リーフをアーヴァインに渡して椅子に座る。
運転手はアーヴァインに、寝所はどこになるのかを聞いている。食堂の二階というのを聞き出すと、...とその場の面々に礼をして辞して行った。]
ベッドを運び込んでもらわないといけませんものね。
…えぇ、もちろん元気ですわ。
自らの健康を管理するのは、当然ですもの。
[運転手を見送りつつ、ハーヴェイに返事をする。]
【独】 新米記者 ソフィー
/*
セバス＝セシ＞くー＞まだ入ってない。
他は誰がいるのか予測できない。
シャロいいキャラだなぁ。将来じぇーんになりそう。
村長の娘 シャーロット
[ソフィーの言葉に首を傾げると]
今までの情報を繋げると、黒板消しの犯人はソフィーさんってことになるのかしら？
[じっとその反応を伺う。]
枕ではありませんわ、ベッドが変わると景色が変わりますもの。
それが何だか嫌ですの。
[外では引越し業者のトラックがやってきて、天蓋付きのベッドを運び出している所である。
取っ手に爪の先が触れないようにして指をくぐらせながらカップを持つと、ゆっくりと香りたつ湯気を吸い込む。]
ハーヴェイさんも変わってらっしゃらないわ。
また後で。
学生 ラッセル
うひゃ〜、なっつかし〜…。
あ、これ。俺が２年時につけた傷。
誰かがわざと付け足してやんの〜。馬っ鹿で〜。
[一つ一つを懐かしむように校内を見渡しながら目的の教室へと向かい]
なんか緊張してきた。
あの子とかあの子とか、きっと美人になってんだろな〜。
あいつとか、元気にしてんのかな〜。
[弾む心に合わせて足取り軽く教室へ辿り着くとガラリと扉を開けた。]
村長の娘 シャーロット
[ソフィーの、枕投げの言葉に溜め息を零しながら]
羽目をはずしすぎるのは考え物ですわよ？
……。
最初の事件と次の事件の犯人は別でしたの？
ソフィーさんはこういうところで嘘をつく人間ではないし…。
[ひとくちお茶を口に含みこくりと飲み込むと、ほぅと暖かい二つ目の溜め息を零す。
ドアの開く音に首を巡らせると]
お久しぶりです、ラッセルさん。
[小さく会釈をした。]
【独】 書生 ハーヴェイ
―メモ―
ウェンディが、自分は人と何か違うと気付いたのは、5歳になった頃だった。
未来に起こる出来事がわかることは、おかしなことなのだと、母が教えてくれたのだ。
おかしくないと擁護してくれたのは、双子の弟のリックだけだった。他の人には、「見えた」ことを決して言わない、そういう自衛を覚えた。
「ウェンが見た未来を、ナサニエルさんにお話しようか？」
「聞かせてもらいたいね」
ナサニエルは、ソファーの背もたれに左腕を乗せて、真っ直ぐにウェンディを見つめた。
「“大丈夫。すぐにあの世だから”」
ウェンディの両手が、ナサニエルの頬を包んだ。す、と右手が口元に移動して、唇を撫ぜた。
「牙が。ウェンの喉に刺さるの」
両手でナサニエルの左手のひらを握り締めた。
「爪が、ウェンを切り裂くの。血が吹き出たりはしない。きっと、心得てるのね」
学生 ラッセル
[久しぶりに会う級友に満開の笑顔を見せ]
っさしぶり〜！ソフィーとシャーロット！
変わってね〜！いや、変わった。
二人とも、綺麗になったよ。あの頃よりも更に。
僕ぁドキドキしちゃって言葉も出ないよ。
[ブンブンと大きく手を振りながらペラペラと捲くし立てるように喋るとアーヴァインの顔を見るなり笑い出し]
っわ〜！先生老けてる！久しぶり！
え、なんで帽子被るようになったの？髪？ハゲ？
６年の間に色々と苦労したんすね先生〜。
俺みたいな優等生ばっかりだったら楽だったのに。
[バインダーで思い切り頭を叩かれるのも懐かしく、笑いを噛み殺すと渡された用紙の説明を受け、ボールペンで記入を始めた]
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