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[ふらふらと歩いていれば、管理棟に人が集まっている様子に気づき、そっちをのぞいてみることにした]
こんにちはー
[ドアを開けて中に入れば、ニキの抱いているウサギに目が向いて、思わず目を細める]
うさちゃんだ、うさちゃん。
[はっと周りにいる人たちに気がついて、頭をぺこりと下げて挨拶をした]
あ。はじめまして。備前貴子と申しますぅ。友人たちには「ビセ」って呼ばれてるんで、そう呼んで下さってもかまいませんわ。
よろしくおねがいします。
このまま逃げる……ってわけにもいきませんね。
[ぐりたん対策に厨房にあった布巾を頬に被り、サングラスをかけて怪しい人完成]
あの人、人間離れした所あるからなあ。
どうか、ばれませんように。
[高鳴る鼓動を鎮めると、鉄瓶に水を入れて、背中を丸め囲炉裏の傍へ]
[眼鏡をかけた女性の挨拶にペコリと挨拶を返した]
この兎はチョロって言うの
私は友達からニキって呼ばれてるからニキって呼んでね
[荷物を整理し終えた後、家屋を後にして外へ出た。点々と家屋が並ぶ、静かな空間。黒い傘に白い雪の粒が落ちては、滑り落ち、一部は溶けて]
気を付けなければ。このような場所とはいえ……
彼らは。変わらずその目を此方に向けている。
[さく、と。小さな音をさせて一たび立ち止まる。僅かに震え、くしゃみをし]
……
寒いですね。全く。
ふぉふぉふぉ。ビセちゃんと申すか。
ゆっくりして行かれるとよい、ぞ。
うむ。寒い日にはお茶が一番ぢゃ。湯のみは……はて。どこにあるんじゃろかの?
[皺枯れた声を出すと、囲炉裏の傍でお湯が沸くまでのんびり]
あ!そういえば私夕食のお手伝いするんだった!
伯父さ〜ん 私何をすればいいのー?
[そう叫ぶと兎を抱えながら奥へと消えていった**]
すみま……ごほ。すまんのお。
探しに行くのはよいが、くれぐれも気をつけるのぢゃよ。ふぉっふぉっ。
[ビセに告げると、兎を抱えた少女を見送る]
「炊事場に着くとネギヤ伯父さんがお肉を切っていた。]
わ!これが前言ってた熊肉なの?すごーい!
熊鍋に私も混ざっていいよね?
じゃあこの野菜は私が切っちゃうね!
トントン♪トントントン♪
はいはい、気をつけますわぁ……きゃぁ。
[といいながら、うっかりドアにぶつかってしまった。
鼻を軽く押さえつつ]
おじいさん、ありがとうございますぅ。
[奥に消えていくニキを見送って、湯のみを探して*うろうろ*]
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