影の薄い キクコは、告げ人 アンに了承を得ると、ぺこりとお辞儀をして扉の外へ。

影の薄い キクコは、とびらがひとーつ……ふたーつ……と数え始めた。

影の薄い キクコは、<15>まで数えて、諦めた。

影の薄い キクコは、古そうな壁やら扉を眺めながら、いつしか展望台へ。

影の薄い キクコは、強い風に髪を押さえながらも、端まで歩いていく。

学生 ムカイは、影の薄い キクコの髪を展望台の端に見つけ必死に指差した。

学生 ムカイは、その頃、部屋で青いリボンはひっそりと*瓶に戻っていた*

影の薄い キクコは、みどりのゆび ギンスイに気づくと、そうっと手を振り返す。

みどりのゆび ギンスイは、影の薄い キクコへひらひら。間違ってなかったらしい。

影の薄い キクコは、遠くにあるつり橋に人影を見つけ、下に知らせようと身振り。

影の薄い キクコは、動揺して、まともな動きになっていないようだ。

私立探偵 ゾウサクは、メモを貼った。

みどりのゆび ギンスイは、「？」何か聞こえた気がして、きょろ。