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そんな所かな。
それに相手が強ければ強いほど、倒し甲斐があるってもんだ。
[空いた指が鼻の下をなぞる]
知らない人に声かけられてもついてっちゃだめだぞ。そんじゃ、行くか。
この子ちょっくら借りてくぜー!
[家に向かって大声をあげ、意気揚々とネギヤ邸を後にした]
あそこが田中さん家。でっけえ犬がいて、無闇に近づくといきなりがぶって咬まれる。歯型がつくと一週間は消えねえから覚悟しとけ。向こうの家が菊池さんだ。婆さんの話は長いが、機嫌のいい時にはお菓子をくれることもある。
[道の脇にひっそりと佇む地蔵の前に来ると、碁盤を道に置いて手を合わせた。また碁盤を拾い上げて]
この道を真っ直ぐ行くと、夏祭りの会場に着く。
そこを曲がると駄菓子屋がある。品揃えはまあまあなんだが、油断してると欲しい物はすぐ売り切れるという恐ろしい店だ。
[安いもんなら奢ってやると、ポケットの小銭を*鳴らした*]
[かき氷をつつきながら、ぼんやりと空を見上げる。
大きな雲がほんの少しでも影を作ればそれが嬉しくなる。
雨が降るのも嫌いじゃない。]
今日は夕立降るのかなぁ…??
[口を開けて空を見上げていると、溶けたいちごの氷の一部が地面に雪崩れた。]
………………うわぁ…。
[ショックと声のトーンは明らかに示していた。]
[地面に零れた氷はあっという間に黒い染みへと姿を変えた。]
やだやだ……へこむ。
[しょんぼりしながら残りの氷を慎重に減らしていく。
その氷が無くなる頃、地面に視線を落とせば落とした染みに蟻の姿が*見えたのだった。*]
[>>43 説明を聞きながら、興味を引かれるままにあちこち動き回っては、ハッと気がついて彼の傍に戻るを繰り返し。
歯型の話には、無言で彼の後ろに隠れ、小さく彼の裾を掴む。
見様見真似でお地蔵さまに手を合わせた後、彼の言葉に目を丸くさせる]
おかし、買ってくれるの?
[ぱちぱちと目を瞬かせた後、しばし考え込んで]
……ソーダアイス!
[片手を上げ、元気な声と笑顔でリクエストした]
[駄菓子屋に着くと、店の前には肩を落とした女子の姿]
お悩みごとかなぁ。
[きょとりと首を傾げて呟くも、何はともあれアイス求めておばあちゃんを探し]
[そして自分も同じくうなだれることになる**]
[本殿を見つけ、そちらに向かう。
歩きながら、ごそごそとズボンのポケットを弄って、小銭を探す]
5円玉か…ごえんがありますよーに、ってか。
[苦笑いをして、取り出した。本殿の前に立ち、5円玉を放り投げる。
ストン、という音を確認すると、背筋を伸ばし、拍手をぱんぱん、と打った]
[周りを振り向けば、木陰に、猫を抱えた少年と、煙草を持った女性の姿]
のんびりした光景だねぇ。
[ぽつりとつぶやいて、再び本殿の方を向く。
神社の来歴でも書かれた案内板でもねぇかな。
[暫く探した後、ようやく見つけた案内板を*読んでいる*]
おば……。もうっ、
何て呼びかけたのかぁ、だいたい想像つくわよぉ。
[子供っぽく頬を膨らませ、冗談めいて少年を睨んだ。
煙草をくわえ]
ぶたにゃんこさんが現れるようになって、随分と経つかしら。
詳しい素性だのは誰も知らないみたい。
それに、人からご飯をもらったりゴミ箱を漁ってる様子も特にみられないのに、こんなにふっくりなさってて。
うふふ、
この謎めいたところや、貫録がね、
ヌシ様に相応しいって御近所の奥様方の評判よぉ。
[何だか嬉しそうに話しだして]
親友なんだぁ……
何でも話せるっていいわね。
うわぁ……男の子のお喋りってどんなだろう。
恋の相談でもしちゃってるのかしらね。
[何だか妄想を働かせているらしい。]
―庭先→ネギヤ邸―
[去り行く人々の後ろ姿をカメラに収めてから、お偉いさんネギヤへ会おうとドアベルをピンポーン]
生け花、侍、忍者、うぃー。
[通された客間で探すがどれも見当たらない。
『この村へは観光?』と微笑むネギヤの頬に右手を伸ばして]
…触ってもよろしいですか?
[えへらと笑いかける。
*触れたい餅肌*]
[柏手が聞こえ、そちらへ注意が行く。]
あらぁ……しらないひと? 珍しー。
村の何方かを訪ねていらしたのかしら。
それとも観光客さん……?
けどここって名所ってわけでもないのに。
夏祭りをみにきたのかしら……。
[少しだけ訝しげな顔つきになった*]
美少女……がいる…。
[あんまり見ない顔だな、なんてぼんやり思ったけれど。
まさか、ネギのおじさんと親戚だなんて想像もできないし、人類の不思議だと思うから全くリンクはしなかった。]
……………。
[様子から察するに。
お目当てのものがなかったようだ。
なんとなく親近感を感じた。]
[目を細めてネコの喉元を撫でている]
うん。ネコは誰かさん達と違って噂話しないからね、安心して相談できるよ。
---っ恋?
んなのねぇって
[と言い掛けて、何かを妄想してにんまりした様子のエビコをみてちょっと呆れ顔]
去年は結局着れなかったしさ、今年こそ着たいんだってば。
友達も着て来るって言ってるしさ。
[鞄は居間の床に投げ出したまま、ソファの背もたれにだらりと顎を乗せると強請った。]
この村のお祭りなんて、大した楽しみも無いしさー。
せめて着るものくらいは特別なのが着たいじゃん。
あ、帯もひらひらじゃなくてちゃんとしたやつね。
[空を見上げれば。
相変わらず照り付けてる太陽。
直視なんてできるわけがないので、ぼんやりぼんやりと見上げている。]
……………。
[溶けてジュースになってしまった氷を飲み干した。]
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