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冷たいものがいいな。
あ、これ。桜パフェ。
[『春メニュー』を指差してから通常メニューまでページを送る]
それから、アイスコーヒーお願いします。
[ベージュ色の鞄の中から取り出したペーパーバッグへ、視線を*落とした*】
翻訳家 モミジは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
/*
何の設定も浮かんでないけど、入りそびれたらアレなので、ずさー。
モミジの顔見ていると、眉間の間を指でぐりぐりしたくなる……
―― 喫茶店前 ――
店…、喫茶店? ここに?
[幽かな記憶を辿るようにこめかみに人差し指を当てる。]
思い出せないな。
けど…
[警戒感より上回った好奇心で、ドアノブに手を掛け中へと進む。
春の風に後押しされるかのように。]
―― 『イヴの時間』店内 ――
[中には既に数名の客の姿。
この店は、自分が知らなかっただけで恐らくしばらく前から店を構えていたのだろうと、ハツネは記憶を静かに上書きした。]
春、メニュー?
[カウンター席に落ち着いた視線は、青を基調とした食器を眺めてメニューリストへと。
柔らかく画かれた季節の出しものを確認して]
さくらケーキと、イヴレンドを。
[注文を済ませると、近くに座る、ペーパーバッグを眺めている客のひとりへと声を掛ける。]
あの、いつもこの店に*来ているのですか?*
あれ?
こんなところにお店なんてあったっけ?
[見慣れぬ店に首をかしげるが
直後には値踏みするような視線を向け]
ふむ、雰囲気はよさそう。
これで味が良かったなら
記事のネタとしてはバッチリだよね。
[興味津々といった体で店内へと入っていく]
[そこで電光掲示板の言葉が目に入り]
……もしかして、雑誌で紹介とかできなさそう?
ま、話のネタになりそうだしいっか。
[注意書きの内容だけ頭の内容に入れ、席に着く。
注文を聞く店員には]
ここって何かおすすめメニュー*あります?*
[扉が開きカランカランとベルが鳴る、怪訝そうに見た後店員に]
・・・あいかわらず、うるさいなぁ、これ。
小さい店なんだから、無くてもいいんじゃないの?
[文句を言いながらカウンターの席に座った。]
EVLENDとホットサンドー。
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