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はじまってないとか 噴いた
あーそっか、おひとり足りないのですね。
遅レスにおつきあい下さったアイノに感謝しつつ、
次はサンテリのとこへ顔出してみようかな。
[亀裂の端へ片掌を置く仕草は無造作のようでも、
指先を吸い付かせ、見えない罅を宥める手つき。
階段の途切れる下階から体を引き上げながら
男が空き手で放るのは、封切らぬ酒瓶が一本。]
( ― 2012年 ― )
[ラベルに書かれた年代を、相手に確かめて。]
( ― それ なにがあった年? ― )
[尋ねたいような空惚けたような面持ちで紡ぐと、
暫し執行人の横顔を眺め…ふしと煤煙を漏らす。]
[幾らかの沈黙――
応えは待たず、長居せぬ態で片手を振ると]
( ― せっかくの品 ― )
( ― 割っちまうのも、なんだし ― )
( ― お代は、またね ― )
[崩落寸前の危険な廃墟に取り残された物資を
身ひとつで運び出す「引揚げ屋」を営む奇人は、
今度こそ無造作に、窓から外へ飛び降りた。]
[ナイフを血に染めたカウコの戻り道には、
今度は煤煙の匂いも件の視線もありはせず。
姿見せずの当人は、かつてのランドマークを
後にしてひとり。砂塵の街で傷の黒を舐める。]
… しろい 翼の――
[舌に粘つく苦さと呟きを、口腔へねとり玩ぶ。]
供儀がアレなら、面白かったかも な
[ざらついた声と共に漏れるどす黒い煤煙は、
砂塵混じりの渇いた風に細く流されていった。]
[真黒いコークスをスナック菓子めいて幾つか
口へ放り込んだあとは、またきつく銜を噛む。
行き交う人は疎らにも、軽業師の男が地上を
歩いている珍しさに軽く冗談など投げてくる。
それらへ道化た黙礼で応えつつ、男は何件かの
―宿には客から娼婦宛ての― 配達を済ませた。]
[優れた感覚で安全な路を選っていた実験体と、
常には建物の屋根伝いが道代わりの軽業師が
つむじ風吹く辻に行き会ったのは――稀な偶然。]
……、っ
[男が咥える銜は、黒い煙の何割かを無害なものと
変えるが、その携帯性ゆえに効果は高くない。
異常な芯熱を抱く男が、驚愕する態で立ち止まり
目を瞠ると…漏れた呼気にクレオソートが*香った*]
― 砂塵の街 ―
[赤い空が、執行人が感傷馳せた
其れよりもいろを深く沈めた頃合。
摺足めいた足跡を連れた人影に立ち尽くす儘、
軽業師は相手の仕草にじわり表情を歪ませる。]
[実験体の彼を目にして――浮かぶ感情は苦い。
奥歯が馬銜を噛み込んで、かりと音を立てた。]
…
[『押し潰す圧……』届く声に躊躇う間を置いて、
遣り切れぬ態で緩く頭を振り…彼へ歩を寄せる。]
[トン、トン …トン
ひとつずつ、文字をわからせる緩慢さで
相手のてのひらへ手話綴るを指を触れさせた。]
( ― "それ"は、だれだった? ― )
[あたたかく][おしつぶす…]
[変わらない評に苦り切った面持ちを浮かべて。]
( ― マティウス ― )
[「檻」の底に見知る相手が呼び返すのは、
「番号」かそうでないものか――――
反応と同時、軽業師は鋭く長身を屈めながら、
労いさえ籠めて触れ合わせた旧友の手を弾く*]
―砂塵の街―
[舞い上がる砂埃に、廃墟の壁土の色が混ざる。
ざ、と尖った靴先を踏み出す軽業師は、石塊の
落ちる音の合間にマティウスの呟きを拾って…]
…違うのか?
[常より乱暴な手つきで、銜の片側を引き下げる]
…そうかもな?
"檻"を黒く沈めたのは…俺だもんな?
[僅かに犬歯が覗く。見えずともざらついた笑み]
お前は――
俺の「炉」を 起こしただけ
[肩ごと身をひくつかせる態のマティウスへと
顔を近づけて屈み――囁きながら覗き込む。]
…あのあと、何人死んだ?
なあ、
( ― マ・ティ・ウ・ス ― )
[痩せた頬へやさしく打ちつける文字のかたち]
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弓矢で人の腕を吹っ飛ばす、というと
もののけ姫のアシタカさん?を思い出すのです。
あれはびっくりした 懐かしくてときめく!
そしてマティさんとの絡みが即興過ぎてどうしよう
我ながらいちいち無茶振りですすみません
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