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どうも、ほいほいされてだんぼるでもいもいしているおやまです
表情のある子はいろいろむずいんで、
いっそ目がねえやつにしました
ハゲに引かれたのはいつものことですが、ここはぐっとがまんだ
あいつは目力がある…!
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時代はどのあたりなんだろう、と思いつつ。
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『身体の一部に欠損がありながらも生きている人は、神の加護を受けている証であり、災いを退ける力がある』――…
僕が生まれ育ったのは、そんな伝承のある小さな地方都市でした。
都市とは言っても名前ばかりで、集落の規模はさほど大きくはないのですが。
その人たちは大切に扱われる一方で、村に災いが降りかかった際には、生きたまま供物となる運命を背負っていました。彼らの持つ加護によって災いが鎮まると、そう考えられていたのです。
――それは、領主の子として生を受けた僕も、決して例外ではありません。
15回目の誕生日を迎える少し前、僕は喉を患いました。
大きな病院で手術を受けなければ余命幾ばくも無いと宣告され、馬車でも数日はかかる距離にあるという大都市の病院に移りました。
幸い発見が早く、一命は取り留めたものの――
その代償として、僕は声を失いました。
伝承を知る両親は、さぞ嘆いた事でしょう。
病から救われたというのに、生き供物となってしまったのですから。
両親は、領民にその真実を伏せました。
回復に時間が必要だと偽り、海沿いにあるこの村に僕を預けたのです。
しばらくは、両親からの手紙も仕送りの荷物も届いていました。
ですが数年前、それがぱたりと途絶えたのです。
送った手紙への返事もありません。
何かあったのではないか――。
日に日に不安は募ります。
ですが、それを知る術のない僕には、ただただ、手紙を待ち続けるしかありませんでした。
やがて、僕は知りました。
村を訪れた行商人の口から、その噂を。
僕の故郷が、人狼によって滅ぼされたと、言う事を。
[屋敷の中にはいったころには、まだクレストやマティアスはおらず。
先に来ているニルスと顔をあわせ]
もい。星詠みで、おまえさんもか。
[供儀も来ているとしれば、吐息を零し]
部屋はいくつかあるだろ。
[そういって一部屋、自室としておいた。
荷物を置いたあとは居間へとやってきて――]
こらまた、面倒なやつらばっかり……
[声をなくしたクレストが居間を出て行くのと入れ違いに入り。
小さく呟くマティアスをみながらやれやれと肩をすくめた]
[小さく縮こまっていると、誰かの声が聞こえた]
ヴァル…… じい?
[ガラガラの喉が音を紡ぐ]
[村生まれの男にとっては、馴染みの声だった。
一体何故自分以外が選ばれたのかわからない。
呼びかける声には、困惑の感情が混じる]
[たどたどしい手つきで、コップを握る。
それが何なのか確かめるようにごつごつとした手で確かめて、それがコップだと縁のかたちをなぞらった後に、ようやく口にする。
その頃には、水が1/3ほど減っていた]
……あり、が、と…
[たどたどしく礼をいう。少しは落ち付きを取り戻したようだった]
……せんせぇ、 も?
[ニルスの声はまだ聞いていなかった。
身分が高いもの低いもの、弱いもの強いもの、みんないっしょくたに集められているような印象を感じ、より声は困惑を増した]
ねぇ、ヴァルじい――…・・
昔も、こんなこと、が?
ヴァルじい……が、うまれる、まえ……
[まるで想像つかない。
見えない目で数字を追っているようだった]
たすかった 人は、 いるのか、な……
[ぽつりと漏らした言葉は切実な響きがあった]
[水を飲み干す。
未だ縄にとらわれている腕で、じつにたどたどしく、足でテーブルを探して、そこにそっとコップを置こうとするが――
[○] ○:成功 ×:失敗]
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