人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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会社員 テンマ

 ……え?

[そうですね、とか。何も返って来ないとか。
ぼんやり考えていた返答の中に「提案」はなく
床を見つめていた視線を少しあげて、手紙、と口にした彼女の目を見た]

 手紙、って
 ……はは、私はどうにも遅筆でね

[遠まわしに断ろうとする、いつもの癖。
手紙なんて、最後に書いたのはいつだろう。
いや、そもそも書いたことはあったろうか。

想起される思い出は、ひとつもない]

(31) 2013/12/19(木) 23:39:00[入院棟、廊下]

896号室 クルミ

[手紙。
 最後に貰った手紙は、
 兄がくれた謝罪の手紙。

 痛々しい程、真剣に書かれた文字は、
 所々、落ちた水滴に滲んでいた。
 あの文面を思い出して。

 乾いたふうに感じる笑いを浮かべる男性の
 私を見る目を、見つめ返した。]

…それなら、たくさん暇が潰れる。
 私の暇もね。手紙を待つから潰れる。

 禁句の指定はひとつだけ。
 「ごめんなさい」…これは使わないで。
 
 だめ?

[一方的な提案は、彼の困惑をよそに進む。]

(32) 2013/12/19(木) 23:44:33[廊下]

会社員 テンマ

 ごめんなさい、は

[「申し訳ありませんでした」
「心から深く」――とかなんとか。

たくさん、頭を下げた。沢山メールを打った。
普段の仕事から、そして
入院する時も]

 ……うん、そうだね
 それでいいなら

[強くおされたら、首をふれない。
それだけでなく、謝罪のない手紙が、どういうものか興味がわいた。言い訳のように口にした「暇」は本当だから]

(33) 2013/12/19(木) 23:58:09[入院棟、廊下]

心臓病 ルリ

せんせー、ありがとう!

[嬉しそうにオレンジの缶を受け取って。
両手で大事そうに握り締めながら、どこか自慢げに笑って小首を傾げて]

うれしいなぁ。
るり、もうすぐしゅじゅつするの。
だから、そのまえにのめるの、うれしいんだぁ。

[無邪気に笑って告げて。
大切そうに缶の表面を右手で撫でている]

(34) 2013/12/20(金) 00:03:53[自動販売機前]

896号室 クルミ

[車輪を回して、近付く。少し。

 彼のまだ顔色が悪いとしても、
 大丈夫なふりをしているにしても、
 言葉を交わせるならちょっと安心。]

…896号室の、草下クルミに宛てて?

 返事を書くために、
 便箋と封筒と切手の形のシールを
 用意しておくよ。

[宛先が必要だろうから、
 私の名前と今の住処をお知らせする。]

(35) 2013/12/20(金) 00:07:20[廊下]

外科医 ユウキ


 手術?
 そうかい、喜んでくれたなら良かったよ

[えっと、この子は何の患者だったか。
外科手術なら、話は来ているだろうし。
帰ってから、カルテを確認すればいいか。
ルリと言う少女、と言う情報だけでもカルテくらい見つけられるだろう。
最悪、ナースに聞けばいいさ。]

 お兄さんはね、手術をする先生なんだよ
 君の手術をするのかは、わからないけれど
 手術は、怖いかい?

[缶を開けずに撫でている少女。
その様子を見ながら、笑顔で語りかける。]

(36) 2013/12/20(金) 00:10:54[廊下 自動販売機前]

会社員 テンマ

[近づいた瞳に慌てて視線を逸らす。
スーパーに売っているような、灰色の靴下から一本糸が飛び出ているのが見えた]

 すまない、私は何処で買えるか

[買ってきてもらうことも出来ないし]

 わからなくてね
 領収書をもらっておいてくれるかい?

 210号室、天満宛に
 ……最初は何を書けばいいのかな

[困った、とすぐにあげた顔に苦笑を浮かべた]

(37) 2013/12/20(金) 00:16:39[入院棟、廊下]

塗装工 ゾウサクが接続メモを更新しました。(12/20 00:22)

塗装工 ゾウサク

[澄んだ声のお嬢さんの頬から
表情は余り読み取れないけれど。
慣れた所作で不似合いな強い煙草を吸う姿は
なにかの儀式のようにも思えていた。

だから、お嬢さんの唇から
「かみさま」の単語が紡がれても
違和感を覚えることはなかった。]

 そうか、そうかァ…
 かみさまは、お嬢ちゃんがそうして
 思い出しながら吸ってくれるのを
 喜んでるだろうなァ…

(38) 2013/12/20(金) 00:26:46[屋上]

塗装工 ゾウサク

[「かみさま」がお嬢さんにとって
どういう存在なのかは解らないけれど
この世に居ない人物なのだろう事は悟る。

父親だろうか。

そうだったら良いのに、と思ってしまうのは
自分もそうして誰かに思い出して欲しいからだろう。

は、と白い息を吐き、自嘲の笑みをひとつ。
階下から聞こえる声音に反応するお嬢さんへ
「危ないよ」と声を掛け]

 お嬢ちゃんの彼氏かァ、そりゃあいい
 早く退院して、仲良くやんなァ

[事情も知らぬ癖にがはは、と笑ってそう告げた。
屋上から去り行くお嬢さんへ手を振って

華奢な背中を見送ろう]

(39) 2013/12/20(金) 00:27:13[屋上]

896号室 クルミ

…最初の手紙に、
 私に送るために欲しい便箋が何色で
 どんな風合いなのかを書いてよ。

 すると私からの
 レターセットのプレゼントが届くの。

 次の手紙には「贈り物をありがとう」かな。

[領収書なんて貰ったことが無いから、と。
 苦笑いを滲ませる顔を見て。
 私は唇を曲げて、少し笑って。]

…天満さん。210号室。天満さん。
 忘れないから、約束ね。

[改めて約束を結んで、廊下の先を見る。
 そして、私の部屋へ帰る事にする。
 手紙を待つために。**]

(40) 2013/12/20(金) 00:27:30[廊下]

896号室 クルミが接続メモを更新しました。(12/20 00:28)

会社員 テンマ

 何色が好き、とか
 聞いたら駄目だろうね

[先に言われてしまった「ありがとう」に、ほころぶというより歪んでいた口元はゆっくりと柔らかくなった]

 約束だ
 部屋に戻ったら、すぐに書くことにするよ

[お互い、いつまで入院しているかわからない。
けれどきっと、先が見えないのだろうと。去っていく背中を見送った]

(41) 2013/12/20(金) 00:37:48[入院棟、廊下]

心臓病 ルリ

ううん、こわくないよ。

[笑顔はそのままに。
あっさりと首を横に振る]

るり、まいにち、おほしさまにおねがいしてるの。
いいこにしてたら、きっとかなえてくれるんだ。
だからね、こわくないよ。

[秘密を打ち明けるように声を潜めようとして。
けれど甲高い声は、内緒話には向いてなく。
そんな事気付いてないのか、くすくすと笑う。
しかしその後、ふっと俯き]

(42) 2013/12/20(金) 00:41:30[自動販売機前]

心臓病 ルリ

それに…。
ばくだんをね、とりのぞかないと…。
るりのしんぞう、こわれちゃうから。

[表情を見せぬように小声で言った後。
そんな事無かったように再び笑顔で顔を上げて]

そろそろ、びょうしつにかえらないと。
ジュースはあとでのむね。
せんせい、ほんとうにありがとう。

(43) 2013/12/20(金) 00:41:37[自動販売機前]

926号室の住人 ロッカ

屋上にて

「そうか、そうかァ…
かみさまは、お嬢ちゃんがそうして
思い出しながら吸ってくれるのを
喜んでるだろうなァ…」

[おじさまのことばに、わたしは笑ってうなずきました]

そうだったら、嬉しいです

[かみさま、かみさま
わたしは、あなたのことをわすれたくありません
あなたの好きなもの、好きだったもの、いまはまだぜんぶ全部言えるけれど、覚えているけれど
いつそれがわからなくなるか、わからないのです
わたしはそれが、いちばん怖いのです]

(44) 2013/12/20(金) 00:43:37[屋上]

926号室の住人 ロッカ

「危ないよ」

[おじさまの声に、わたしは振り返ります
あぶないでしょうか、そうでしょうか
それは、死ぬことを怖がる人だけの話です
わたしは、そんなものはこわくありません

だって、かみさまはあんなに綺麗にしんでいったのですから
だから、わたしだって怖くないのです
本当はちょっぴり怖いけれど、わすれてしまう事の方が怖いから、やっぱり怖くないのです]

(45) 2013/12/20(金) 00:44:44[屋上]

926号室の住人 ロッカ

「お嬢ちゃんの彼氏かァ、そりゃあいい
早く退院して、仲良くやんなァ」

[屋上のとびらに向かうとちゅう、背中ごしに聞こえた声に、わたしはまた振り返りました

そうして首をかしげます]

(46) 2013/12/20(金) 00:45:02[屋上]

926号室の住人 ロッカ

ひろくんは、わたしの彼氏じゃあ、ありません

[わたしにとって、ひろくんはひろくんです
いわゆるコイビトではありませんでした
たぶん、ですが]

[それから、手を振ってくれたおじさまに、にっこり笑って手を振りかえして、わたしはそのまま部屋に戻ったのです*]

(47) 2013/12/20(金) 00:45:12[屋上]

外科医 ユウキ


 そう、お星様に
 良い事だね、きっと叶えてくれるさ
 良い子にしてたら、きっとね

[潜めようとしたであろう声に、答える。
少しだけ小さな声で、彼女に習って。
もっとも、内緒話にするつもりもない。
きっと、近くにいる者には聞こえるだろうけど。]

 そっか、爆弾か
 壊れる前に、とっちゃわないとね

[一度下がった顔に、疑問符が浮かんだ。
けれど、再び上がる顔は、笑顔のままで。]

(48) 2013/12/20(金) 00:48:11[廊下 自動販売機前]

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