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そうですねぇ…。
この藤の並木は確かに見事です。
前に見た藤園の光景にも劣らない。
[兎を信じる信じないは当人の判断。
ただ、あの兎の物言いからすると協力しないとこの場所から家に帰れないような気がして、友幸は一応信じることにしている。
相手が兎を信用していない>>80ことは感じ取れたが、それに関して口を挟むことはせず、続いた賛辞に同意するに留めた]
香月さん……て、え。
女優さん!?
[相手の自己紹介>>81を聞くと、職業の部分で驚きを示す。
芸能界について全く疎いと言うわけではないけれど、新進気鋭の芸能人等の情報が入って来るのはすこぶる遅い。
そのため話している相手──華子がどの位置にいるかなんてことも全く知識には無かった]
道理で美人だと…。
[無意識に思っていたことを零しつつ、白無垢の袖を広げる姿を見遣る]
仕事中だったんですか。
じゃあ今頃大騒ぎかもしれないですね…。
…やべ、また親父に怒られるかも。
[仕事場が大騒ぎ、から父のことを思い出して一旦頭を抱えた]
そう、なんですか?
俺ドラマとかあんまり見ないもんで。
あ、いえ。どう致しまして?
[売れてないと聞かされ>>92緩く首が傾ぐ。
おしとやかな一礼には、心の声が漏れ出ていたことに少し慌てつつも笑って誤魔化すことにした]
あー、えっと。
さっきまで親父の仕事の手伝いしてたんです。
無断で居なくなったことになるから、怒られるかなぁ、と。
[父について疑問>>93が返ると頭を掻きながら苦笑して答える。
頭を掻く手に当たるこぶと、当たることで走る鈍い痛みが肯定しているように思えた]
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