[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
…………うぐ。
大声は、まずい、かも。
[声を上げた後、また息苦しくなったような気がして息を吐く]
次、発作起きたら、いろいろやっばいもんなぁ……。
[幸いにというか、一人暮らしを始めてからここまでの二年間は、何事もなく過ごせた。
だから後一年も乗り切るんだ、と。
そんな決意は、ほんの一部──倒れては世話になっている養護教諭とかその辺りくらいにしか零した事はないわけだが]
……とにかく、ここにじっとしてても仕方ない、し。
動く、かぁ……。
[そんなぼやきをひとつ、落として。
甘い匂いの中、ゆっくりと歩き出す。**]
[目の前の藤色を 見つめているうちに だんだんと染み通っていく想い]
花なのに咲くの怖いとか意味わかんないし...
[どこかから伝わる 怯えた気配が 藤の木のものだと今は判って]
でも、なんか気持ちは解らなくもない、けど。
[夢を見て それが叶わないまま 枯れていくのは怖い]
足痛いし、やっぱり暑いし、帯苦しいし。
[泣き言 普段なら 言わない]
ほんとに、歩きにくいったら、もう!
[それでも 立ったままじゃ らちがあかないので]
誰か居ないかなあ?
[うろうろ あても無く *歩き出す*]
[泉を探すと言ってもあてはない。
とにかく進める方へと足を向けると、薄紫の中に純白>>28が浮かび上がった]
───へっ?
[どこか幻想的な光景に素っ頓狂な声が出る。
妙な兎を見たりわけの分からない場所に連れて来られたりしているものだから、それすらも幻か何かかと思ったのだが、どうやら純白はこちらへと近づいて来ているようだった]
(うっわ、美人……)
[顔立ちが分かるくらいに近付いた頃、思わず足を止めて相手の姿を見る。
生憎ドラマだとか映画だとかはあまり興味が無かったため、端役とは言えその世界の住人だと言うことには気付かない]
──…あのっ。
すいませんけど、ここどこだか分かります?
それか、泉みたいな場所、知りませんか?
[幻ならば単なる間抜けた独り言になってしまうが、背に腹は代えられないと、意を決して声をかけた**]
そう、時計の鍵と螺子を―――…
[耳の奥。
微かに響く鐘の音を聞きながら。
いつのまに現れたのだろうか。
眼前の兎の言葉に調子を合わせるように頷く。
頷いてはいた、が。]
(柔らかそうな耳…)
[完全に上の空。
一方的ではあるが、その、あっけらかんとした物言いが。
その可愛らしい出で立ちが、戀から深刻さを遠ざけていた。
それだけではないかもしれないが。
夢現。]
[じーっと、時折動くふわふわのそれを見つめて。
触ったら怒るだろうか、などと考えていると、一通り話終えた兎が何やら頼んだよと言う。]
え?
あ、ごめ…、聞いてなかった。
[告げるも、返事はなく。
言うだけ言って、走っていく後姿を見送った。*]
[ゆっくり、ゆっくり、歩いて行く。
周囲を包む色は、懐かしいけれど。
それを見ていて、少し辛い部分もあった]
……なーんか、忘れてるんだよ、なぁ。
[藤色匂う空間で、何かあったようななかったような。
ただ、それが何か、が思い出せなくて。
考えながら、大きく息を吐いた]
……はぁーもう何なん今の……
わっけわからん。
[顔を顰めつつ、がしがしと頭を掻いた。
見上げるとそこにある藤の群れは、さっきと違って目を擦っても消えない]
……はぁ、とりあえず探すか。
おーい。
さっきのウサ公ー、じゃなくても誰でもいいけどぉ。
誰かおらんのー?
[深々と吐いた溜息の後。
とりあえずその辺をうろつきながら、張り上げる声は何処まで届くか**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ