151 藤色酔夢
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[公園のベンチから立ち上がった時。
くらりと感じた、めまい。
貧血かな? と呑気な事を思っていたら――]
お家に、帰ってきちゃったんだ…。
[目の前は一面藤色に囲まれていて。
鼻先をくすぐる甘いにおいは、いつもかぎ慣れているものだったから。
つい、そんなことを漏らしていても。]
(38) 2014/05/01(木) 20:34:39[藤の丘]
養護教諭 ユウキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:36:14
養護教諭 ユウキが接続メモを更新しました。(05/01 20:36)
かぎ? ねじ? さがす?
[てんてんと跳ねるうさぎ。
こんどはたくさん話しかけてきて。
よく解らないけれど。
よく解らないままに。
うなづきを繰り返すと、一方的な話は終わり。]
あ、まってうさぎ――っひゃっ!
[もっと詳しく聞こうと、走り去ろうとするうさぎを追いかけて。
藤の小高い丘を転げ落ちた。]
(39) 2014/05/01(木) 20:37:04[藤の丘]
いたたた…。
[さいわい、硬いものにぶつからなかったらしく。
花まみれになりながらようやく身を起こすと、鞄から転げ落ちたスマートフォン。
画面を見ると、時計の表示も日にちもまるで不思議な模様のようで。
それでも十三回の鐘がなる前。
公園に居た時に届いていたらしい実家からのメールは、普通に表示されている。]
あ、お家にも八重藤ってあったんだ…。
[見落としていた本文と写真には。
花つきが悪くなってしまった八重藤と、綴られた近々樹木医を招くという短い近況がもうひとつ。]
(40) 2014/05/01(木) 20:44:57[藤の丘]
――どうして、忘れてしまっていたんだろう。
[メールボックスを閉じて、一つためいき。]
(41) 2014/05/01(木) 20:46:37[藤林]
跡取 レンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:47:08
あ、ああ、でも今さがすのは、「木の想いの時計」のかぎとねじ!
あ、あと他の誰か…。
[再びスマートフォンを鞄にしまって。
立ち上がると。
誰かの声が聞こえたような気がして――(>>37)]
はーい! おりますー!!
[釣られてあげた声は、どうしたって故郷の言葉とは似ても似つかないもの。]
(42) 2014/05/01(木) 20:49:45[藤林]
跡取 レンが接続メモを更新しました。(05/01 20:50)
学生 シンヤは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:54:07
美大生 ロッカは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:54:41
美大生 ロッカが接続メモを更新しました。(05/01 20:56)
樹木医見習い トモユキが接続メモを更新しました。(05/01 20:59)
樹木医見習い トモユキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 21:00:21
[呼びかけた後、もう一度、胸元に手を当てる]
……これ以上悪化したら、間違いなく呼び戻されるよなぁ。
でも、そしたらこっちで進学できないし……。
[そうしないと危ない、けれど、そうすると望む進路に行けない。
どっちも大事な事で、だから、どっちが自分の正解なのかわからない思考ループは、考えてはぽい、とし続けてきたもの]
(43) 2014/05/01(木) 21:05:16[幻想の藤林]
……ま、今ここで考えてても仕方ない、か。
[幾度目かのループの後、思考はまたぽいされる。
そうやって繰り返していること、その想いが何かと響き合っているなんて気づく由もなく]
……この林、どこまで続いてるんだろーなぁ。
[意識を向けるのは、そんな事]
(44) 2014/05/01(木) 21:05:20[幻想の藤林]
高校生 キクコが接続メモを更新しました。(05/01 21:18)
おぉ?
さっきのウサ公……じゃあ無いっぽいなぁ。
アイツ人の話全然聞かんかったし。
[思いの他早く声>>42が返って来た。
ぶつぶつと呟きながら辺りを見回し]
ちょっと待ってなぁ、今そっち行くからぁ。
[すぐ姿は見えなかったが。
声が聞こえたと思しき方向へ当たりをつけ、そちらへ向かって足を進めた]
(45) 2014/05/01(木) 21:21:44[藤林]
養護教諭 ユウキが接続メモを更新しました。(05/01 21:22)
[声の主は、思いのほか近くにいたのでしょうか(>>45)]
はーい! じっとしてますー!
[右も左も判らない場所で。
お互いに動いたら出会えることも出来なくなりそうだから。
わたしはできるだけ大きな声を上げて、探す主へと応えながら。]
ど、どんな方なんでしょう…。
[きっと声の感じからは怖くはないと思いつつも。
胸のどきどきは止まらない。]
(46) 2014/05/01(木) 21:34:45[藤林]
…何を頼まれたんだろう。
[兎が溶けて行った先を眺めて呟くも、話を思い出そうとするでもない。
大事なことなら、そのうちまた、現れるだろう。
というより。]
すごい…
[改めて、辺りを見回して。
その一面の藤色にほうっと息を吐く。
なんとなく手を伸ばしかけて聞こえた、いくつかの声。
遠く呼びかけるそれに、そっと腕を下ろせば。]
(47) 2014/05/01(木) 21:35:54[藤林のどこか。]
…
[どうしよう、とまた藤色を眺めて。
返される声を聞く。
ここに居ると、わざわざ存在を伝えるなんて。
――――――出来ない。]
(48) 2014/05/01(木) 21:36:03[藤林のどこか。]
あ、やっぱり。
[先程よりも近くに聞こえた声の方向へと視線を向けて]
此処にいまーす。
……ぁ。
[思わず返事をした後で、考える。
不可思議な現象の中に置かれたこの状況で、はたして声をあげて良かったのだろうか。
鈍いのは、運動神経だけでは無かったようで、元々小さな身体をより縮こまらせた。]
(49) 2014/05/01(木) 21:37:26[何処?]
[時代劇だってあるから、和服も、着慣れてないわけじゃないけど]
[花嫁衣装っていうのは、やっぱり動くには向いてない]
[だから、よちよちよたよた。端から見ると、しずしずと歩いているように見えるのかも]
(50) 2014/05/01(木) 21:42:05[藤林]
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