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[問いかけに言葉を返さなかったのは。
問いかけというにはまっすぐすぎる音に気づいたからというよりも。
そうするのが当然なのだと。
あったはずの理由を思い出せないまま、そう、思ったから]
なぁ、ところでさ。
[代金を払って品物を二つ。
両手に収めながら]
「今年の新作」ってあるけれど。
来年も来たら別な新作が出てるの?
[興味深そうに張り紙を見つめ]
さぁ…
何色だったなんて。
[風にかき消される様に。
それでも届く声色の柔さに耳を傾け。]
しらないな――。
[興味が無い、というよりは。
必要ないと言った方が正しいかも知れず。
シャラリと購入したばかりの星の砂の小瓶を揺らす。]
でも――
/*
そういえば。
ケンの中の人に中身を見透かされている気がそこはかとなくするのです。
そしてケンの中の人も、こちらに対してそう思われている気がしてなりません。
[近付く足音に其方を向く。其処にダンケの姿を認めると、手の内からカメラを下ろしつつ、一礼をし]
……。
[かけられた問いに、もう一度礼をして。
差し出されたソースせんべいを受け取った]
……
[ぱり。
せんべいの端を齧ると、小さく軽い音がした]
ふふ、動き回らなくても楽しめるのは良いことね。
十分楽しいわ。
[賑わう声、盆踊りの太鼓の音。
音に合わせ踊る人々、合間に聞こえる合いの手。
見て回れなくて詰まらないのでは、と聞かれるが、そんなことはないとモミジは思っている*]
半信半疑か。
はたまた思いつめての願いか判らんけど。
花盗人にとっては、それはそれは綺麗で魅惑な花に見えるんだろうね。
[少なくてもこの砂よりは、と予感した笑みを*ひとつ*]
ほら、
今もまた――誰かがまさに手を掛けようとしていたりしてね? 何も知らずにさ。
[会釈に、こんにちは、と改めて挨拶し]
全く、参ったよね。
チョコだソースだアンズだクリームだって、争奪戦。
[肩をすくめてみせる。
構えられるカメラに、小さく笑ってうなずく。
ポーズはとらない。ただ、たったま。
シンヤの口数の少なさが移ったように、黙ったまま微笑んだ*]
/*
赤も使い切った
[ぱたり]
「きぃめた!」
ってやりたかったんだけどさ。
そしてダンケの赤がとてもいい感じで好きです。
星の砂、渡せたら良いなぁ。赤仲間として捉まらないようにという意味を込めてとか。
ところでロッカは武器を振ったんだなとランダムを見て。
だ、だったら割とおとなしめ?
場末の歌姫 ザクロは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
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