157 家出少女の電車内
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[ところが、強く瞑ったはずなのに、瞼はばちりと開いてしまいました。すごく、なんというか、間の抜けた音がしたんです。空気が勢いよく飛び出したみたいな。それから、カメラの音も。電車の中で聞こえるなんて、珍しい、ですよね。
ルリは驚いて、握っていた飴玉も忘れて、眼を瞬かせました。ここではルリの知らないことばかりで、時々ついていけなくなるようでした。]
(20) 2014/07/28(月) 22:33:27[扉脇の座席]
(-14) 2014/07/28(月) 22:34:40
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:35:13
(-15) 2014/07/28(月) 22:36:11
[電車で向かう先は妻の実家。
何の取り柄もない田舎町になんて行きたくもない。
人はみんな知り合いで、俺だけが知らない人扱いだ。
俺はいつまでたっても「お客さん」で、
「みっちゃんの旦那さん」以上にはなれない。
みんないい人そうに振る舞いながら、
地元での結束は固く、外の者からすれば排他的。
常に、何とも言えない壁のようなものを感じていた。
疎外感と不安とが、男の足をその地から遠のかせている。]
(=6) 2014/07/28(月) 22:38:52
[妻だってお世辞にも気が利くだとか、頭が良いだとかではない。
自分だって性格が良くも、稼ぎが多くもない。
自嘲して息をつく。]
めんどくせぇ、マジで。
[だからって男子学生に因縁を付けるようなことをしてしまうとは、
修行が足りないのだがそこまで反省はしない。
苛々してるところに変な物音させる方が悪い、
そう責任をすべて押しつけて男は安心を求めた。
苛立ちの原因は、「不安」だったから。]
(=7) 2014/07/28(月) 22:45:18
[文庫本に眼を戻す直前、先程の女学生と眼が合った気がした>>6
だがすぐに手元にあるだろう本に目線を落としてにこにこと笑っている
女学生が手元に持っている本を確認すると、題名が一瞬だけ視えた]
(………こころ?)
[同じ作者の本だった。
割とああいう年代も読むのか。被る事ってあるものなんだな、などと思いながら手元に眼を落とす]
(…あれに笑えるシーンって、あったっけ)
[女学生の表情の意図を知らぬまま。
内容は頭の中から薄れつつある物語を帰ったら読んでみようと思いつつ、眼の前の者と話を再開した]**
(=8) 2014/07/28(月) 22:47:07
/*
こころはまだ読破していませんが、先生と妻の会話はニヤニヤしながら読みました。なんとなく
(-16) 2014/07/28(月) 22:47:49
[眠りは、甲高い蹴り音にも覚まされることはなく]
……ぱすた
[寝言を漏らして、夢の中。
鞄につけた不細工な兎のぬいぐるみが
電車の動きに合わせて揺れた**]
(21) 2014/07/28(月) 22:49:47
あら、残念。
[慣れているのだろう。
素っ気なく拒絶されて気を悪くしたふうでもない。
そして再び活字を追い始めたズイハラを見て、すこし肩をすくめるような動作をした後、目線を車内に巡らせた。己とは別の意味で場違いな少女と目が合ったような気がして、ぱちこーんと、音がしそうなウィンクをひとつ贈る。]
あたしのお店、ここにあるの。
気が向いたらいらして?うんとサービスするわ。
[どちらまで。そう訊かれてズイハラに向き直る。
悪戯っぽい笑顔で胸元から桃色の名刺を取り出せば、ズイハラの膝に置いた。そこには数駅先の街の住所と、源氏名ポルテ、ドラァグ・クイーンの肩書。**]
(22) 2014/07/28(月) 23:07:56
『八朔。剥けたら一房、いただけるかしら?』>>13
[やたらと色っぽい声で「イケメンさん」に話しかける女の人。「お色気さん」と心の中であだ名をつける。
なにやら見てはいけない物を見ているような気持ちになって。ドギマギしながら文庫本の隙間から、2人の様子を見つめた]
(これが大人の恋の駆け引きってやつかしら)
[んなわけはない]
(女は積極性が命、と。メモメモ)
[学生手帳を取り出し、なにやらメモを取る。
恋に恋するお年頃である**]
(23) 2014/07/28(月) 23:11:37
[クマたちの微振動はまだ止まりそうにもなかったが
男子学生はスマートフォンをポケットに突っ込んだ。
座りながらいれたせいか、携帯は浅い場所に引っかかり、
外に投げ出されたクマたちは身を寄せ合う。]
ぁー……、
[立ち上がり、振りかえり、口を半ば開いた。
目線の先には機嫌の悪そうな、「柄わぁりぃ」男がいる。]
……、 サーセン
[限りなく、それに近い発音の「すみません」、だった。]
(24) 2014/07/28(月) 23:14:17[ホーム側ドア]
[暑さに苦しんだ先ほどとは違う意味で、顔が赤い。
堪えた笑いは発熱と涙目に昇華され
腹の筋肉に痙攣を残し、消えていった。
馬鹿笑いの衝動が少し引けば
車内にふさわしくない行動も省みることができる。
けれど それはそれ。これはこれ。
さっき蹴ってた奴が文句付ける気か、と納得いかない感情は
メガネのレンズの奥にある。]
(25) 2014/07/28(月) 23:15:50[ホーム側ドア]
[それは店の客にもらった八朔。
それほど食べたかった訳でもないが、涼やかな香りが、まだ少し暑い車内漂えば良いのにとは思った。何よりこの目の前のイケメンが、分厚い八朔の皮を剥くのに四苦八苦する様を見てみたかった。]
(残念。)
[心の中でもう一度呟いて、くすりと笑う。**]
(=9) 2014/07/28(月) 23:19:18
学生 ケンが接続メモを更新しました。(07/28 23:19)
/*
>>=9
あぁ良いな。この齟齬具合が、ニヤッとくるな
(-17) 2014/07/28(月) 23:21:59
[さらさらと、学生手帳に筆を走らせる>>23。
書いているのは、自分のメールアドレス。
ここに連絡下さい、と]
(……って、なにをやっているの私は!)
[積極的にも程があるだろう。「お色気さん」を見習いすぎた。電車の中で始まる恋だなんて、少女漫画の世界だけだろう]
(あー、なしなし)
[ビリリ、と学生手帳のそのページを破って。
そっと鞄の中にしまう]
(=10) 2014/07/28(月) 23:25:23
(お色気さん、すごいな)
[さりげなく連絡先を渡して>>22しまう、「お色気さん」のテクニック。見習いたいです。
ほふう、とナオはため息をつく]
(私も、頑張れば……)
[どう考えても、無理です。「イケメンさん」に連絡先を渡す自分、想像できません。がっくりと項垂れながら。
ナオは読書を再開するのだった**]
(=11) 2014/07/28(月) 23:25:52
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 23:26:40
/*
まあ、年頃だからな。ナオちゃんが実年齢知ったらどんな感じになるか。
(-18) 2014/07/28(月) 23:29:37
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 23:34:04
(-19) 2014/07/28(月) 23:35:01
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