157 家出少女の電車内
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人
狼
墓
全
さあ、自らの姿を鏡に映してみよう。
そこに映るのはただの村人か、それとも血に飢えた人狼か。
例え人狼でも、多人数で立ち向かえば怖くはない。
問題は、だれが人狼なのかという事だ。
占い師の能力を持つ人間ならば、それを見破れるだろう。
どうやらこの中には、村人が1名、人狼が1名、共鳴者が7名いるようだ。
(0) 2014/07/28(月) 00:00:07
現在の生存者は、告げ人 アン、鍵っ子 ルリ、学生 ケン、人足 ギンスイ、会社員 ズイハラ、学生 ナオ、学生 ハツネ、学生 ムカイ、女優 ポルテ の 9 名。
[車体が揺れました。
小さな身震いをして、電車は走り出します。
しわがれた声が次の停車駅の案内をはじめました―]
(#0) 2014/07/28(月) 00:02:56
[そろそろゴルキが穫れただとか帝国文学がどうという話になってきた頃。突然黄色いとも何とも言えない声が飛び込んで来た>>0:23
やけに声量の大きいそれは耳障りの良いアナウンスとは違って、容赦なく集中の糸を切った]
(…これまた珍しい)
[何事かと顔を上げると声がした方向に一見女性―らしき者が乗り込んで来ていた
だが先程の声色からするとその逆、または中間と言った所か
その者が一瞬自分の方を向いたような気がしたが、気にせずにもう一度文庫本に視線を落とす
すぐ後にイケメン、と声が聴こえた>>0:23]
(1) 2014/07/28(月) 00:08:23[ボックス席の窓際]
(誰の事だろう)
[まあ若い学生なんかも乗っているだろうからな。と鷹揚に考えていると、すぐ近くで先程と同じ声がした>>0:24]
はっ…?あ、あぁ…どうぞ?
[突然声をかけられて面食らいながら返事をするも、相手は返事を聞く前からどかりと腰を下ろした
別段構いはしないが、扇子から発生する風に乗って化粧か香水らしき匂いが鼻をつく]
(イケメンって、もう35だぞ)
[イケメンと呼称される事にどことなく居心地の悪さを感じながら、文庫本を手にどうしたものか思案していると眼の前に巨大な柑橘類が差し出される
手で押し返す訳にもいかず、反射的に受け取ってしまう]
(2) 2014/07/28(月) 00:08:50[ボックス席の窓際]
…どうも。
(いらねえ)
[見た眼とは裏腹に婆さんみたいな事を言うなと頭の何処かで考えながら黄色く丸い塊を暫く見つめる
どう見ても会社用の鞄には入らない。仕方なく窓と膝の間に挟んで固定した]
…八朔ってどう食べるんだっけ
[黄色いそれを見つめながら呟く。ズイハラが食べられる柑橘類はせいぜい蜜柑やオレンジが限度だ
職場に着いてから誰かに押しつける。いなければ調べてみるしかないか。と頭の中で密かに算段を立てる
隣に座る者の耳に呟きは届いただろうか]
(3) 2014/07/28(月) 00:09:00[ボックス席の窓際]
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 00:12:35
会社員 ズイハラが接続メモを更新しました。(07/28 00:14)
/*
【目つきが悪いので外見の印象悪いかも】
↑
これの存在意義とは(面白)
(-0) 2014/07/28(月) 00:22:21
/*
ナカノヒトのジャスティス共鳴者……(ほっこり
あとダイイングメッセージも使えるみたいだけどどうせ進行中の休み30日だけだしたぶん生存コースを選ぶのでなんというかええ
ま、気負わず行こうか
(-1) 2014/07/28(月) 00:38:29
/*
というかこれは、村の趣旨的によくない流れを作ってしまったかな
(-2) 2014/07/28(月) 00:41:24
[そもそもが、好きこのんで電車に乗ったわけじゃない。
男はそれを思い出す。
何で、仕事があるってのに。
大体が、会いたいってわけでもない。]
(=0) 2014/07/28(月) 01:03:35
[今から会いに行く相手は、男の妻だ。
若いながらも結婚している男に特別な甲斐性はない。]
……でも、こんなときだ。
しゃーねぇよな。
[そう、「こんなとき」でなければ、
これほど急いだりはしない。
家でゆっくり発泡酒でも飲んでいただろう。]
(=1) 2014/07/28(月) 01:04:10
[電車は男の想定より遅い。
窓の外を見て、男はいっそう顔に苛立ちをにじませた。]
……くそ、早くしろよ。
[電車にとも誰にともなく吐き捨て、とうとう男は舌打ちした。]
(4) 2014/07/28(月) 01:05:28[窓辺の席(後方座席)]
人足 ギンスイは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 01:10:31
(……あ)
[>>0:39一瞬、「イケメンさん」と目が合った気がした。
慌てて視線を文庫本に戻す]
(さっきの訂正。今日は超超ラッキー)
[上機嫌で文庫本をめくる。「お嬢さん」って今風に言うと魔性の女なのかしら。Kも先生も、彼女に惚れて人生が狂った気がする。
――恋って、そんなに人を狂わせてしまうものなの?]
(5) 2014/07/28(月) 04:34:26
『あら。イケメン』>>0:23
[思考の奔流は、突如電車内に響いた声に途絶えた。
ふと文庫本から顔を上げる。
「イケメンさん」の脇に腰を下ろす化粧の濃い人。
そういえば、恋人に捨てられてしまったとか聞こえた気がする]
(イケメンさん、なんか困ってる)
[少し面白くて、苦笑してしまう。八朔の処理に困っている姿は、傍から見るとコメディチックで。
その時、「イケメンさん」の読んでいる本がチラリと見えた]
(……坊っちゃん)
[自分の読んでいる文庫本をしげしげと見つめて]
(あ、なんだか親近感)
[にっこりと笑うのだ**]
(6) 2014/07/28(月) 04:36:22
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 04:39:58
(-3) 2014/07/28(月) 10:09:25
/*
ところでギンスイを学生だと思っていました。お詫び申し上げます
(-4) 2014/07/28(月) 10:10:23
/*
あくまでフィクションとして都合良くシンクロさせるか、リアリティ優先するかそれが問題だ
今回は前者で行ったけど、村の趣旨で言えば後者な感じはする
(-5) 2014/07/28(月) 13:11:08
[ボックス席を形成する座席は、一人で座るには広すぎる。横に楽器ケースを置いていても同じこと。
思わずくつろぎたくなる魔力すら時に秘めるこの席に、
しかし彼女は実に行儀のいい姿勢で腰かける。
背もたれに軽く背を預けながらも背筋はぴんと伸び、
両手は膝の上あたりで軽く組んでだらけさせず、
時折数秒間目を伏せてはイヤフォンから聞こえる音楽に耳を傾ける。
後方座席の男の人がちらりと見たのはそんな姿。>>0:37]
(7) 2014/07/28(月) 15:58:27[ホーム側のボックス席]
[やがて、電車は動き出す。
ふと目を開ければ景色が後ろに後ろにと流れていた。最初はゆっくりと、しだいに早く**]
(8) 2014/07/28(月) 16:09:08[ホーム側のボックス席]
学生 ハツネは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 16:13:00
/*
ぐったりしすぎて日本語が不自由気味である ががががんばれー
(-6) 2014/07/28(月) 16:16:14
学生 ケンが接続メモを更新しました。(07/28 20:01)
[それは車体が揺れる数秒前の事だ。
制服のポケットの中でヴヴ、と啼く音がした。
画面を見た男子学生は、
そのまま靴音立ててホーム側のドアへ移動し
改札の方向へと首を傾けた。
そして、決定的瞬間。]
(9) 2014/07/28(月) 20:02:53[ホームに面さないドアの前]
[改札の向こうに友人が見えた
友の手にしたビニール袋が勢いづいて一回転した。
必死の形相。改札を通りぬけ――だめだ、阻まれた]
(=2) 2014/07/28(月) 20:03:12
(10) 2014/07/28(月) 20:03:31[ホームに面さないドアの前]
[ぶひゃ、
と声が出た。
多感な時期の男子学生は、沸点も低い。
片手で懸命に口を抑えながらも
器用にスマートフォンはセットし、かしゃり、チープなシャッター音。
携帯にぶら下がるベアーズがさざめく。
んぐぅ、と彼も笑いのなり損ないを漏らした。
視線の先、画面の中、そのどちらにも。
ドアの向こうで呆ける彼の友人がいた。]
(11) 2014/07/28(月) 20:06:40[ホーム側ドア]
[ゆっくり景色は動き出す。
物陰に隠れて、
運転手からは立ち尽くす学生の姿は見えなかったのだろう。
せっかく改札を抜けたというのに、
友人の目の前で電車は発車した。
ようやく立ち直った友人は、一二歩、軽く走って
それから拳を突き上げた。
手の先にぶら下がる、ビニール袋の中身
――――ガツガツくんのせいだとでも言うように。
ついで、『クソヤロウ』とでも言ったのだろうか、
段々と遠くなっていく姿の中で大きく口が動いた。]
(=3) 2014/07/28(月) 20:09:14
[電車は走り出した。一人おいて。
男子学生の限界は今きた。
徐に蹲ると大きく肩を震わせ、
ヒ、ひい、と小さく声を漏らす。
傍目にわかる大笑いだ。
堪えきれない笑いの欠片は、
車体の動きに合わせて揺れるベアーズを
更に大きく揺り動かしたが
車内に笑い声が響かない代わりにしては十分なほどに細やかだった。]
(12) 2014/07/28(月) 20:15:48[ホーム側ドア]
/*
精一杯のさわやか青春をやってると
なんだか
なんだかすんごく 身悶えするゥウう
(-7) 2014/07/28(月) 20:20:26
/*
というわけで
ご参加いただきありがとうございました……
しばしの同乗よろしくお願いします
(-8) 2014/07/28(月) 20:36:46
(-9) 2014/07/28(月) 20:40:29
/*
共鳴書いてたけど、上手くまとまらねえからポルテさんからの返しが来てからで良いか。
(-10) 2014/07/28(月) 20:45:13
夏ねぇ。
眺める景色は夏が一番よねぇ。
[動き出した車窓の景色に見とれるように言うが、きっと冬には雪の景色が一番だとか言っているのだろう。]
夏と八朔とワイシャツの似合うイケメン…。
あら。そんなお話を子供のころに読んだことがあるわ。
何だったからしら。
[ズイハラに話しかけているようで、どこか独り言のようで、ただ相変わらず声は朗々としていて。やがて暑気も引いたのか、ぱちんと音を立てて扇子を閉じると、最後は間違いなくズイハラに向けて一言。]
八朔。剥けたら一房、いただけるかしら?**
(13) 2014/07/28(月) 20:51:28
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 20:54:36
学生 ケンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 20:57:02
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 21:01:48
/*
ちょっとルリちゃんしゃべりすぎてるキライがあるので
どうしようかな!
でもしゃべるかな!
(-11) 2014/07/28(月) 21:27:36
/*
あと ルリちゃんしゃべらせると
これ座席の関係どうなってんだ ってなるね……
どういう風に座ってんだろう
とりあえず ルリちゃんからポルテさんは見えるし、
ギンスイさんもケンくんも見えるところ
かつナオさんも見えるだろう場所
ケンくんはギンスイさんもハツネさんも見えるだろう
どうなってるん
(-12) 2014/07/28(月) 21:54:26
[電車が動き出したのは、八朔を受け取った直後だった
先程すぐ近くに腰掛けた者が、景色を見ながら何処か独り言のように言葉を紡ぐ>>13
それには特別、返事は返さなかった
だがすぐ後に、明確に話しかけられる]
今、ですか
…いや。帰ってからいただきます
[素っ気なさげに答えて、再び手元の文庫本に目線を落とす
数行、文字をなぞってから徐に顔を上げ、八朔を手渡した者の方へと向く]
……どちらまで?
[短く訊いた]**
(14) 2014/07/28(月) 21:59:38[ボックス席の窓際]
[受け渡された果物を、ルリは座席の陰になる様な場所から眺めました。もしかして、と考えます。もしかすると、ここの電車ではああやって物を渡すのが当たり前なのかもしれません。だって、本当に、それが普通みたいに渡したのです。ともすれば、そうするのが『お行儀』というものなのかもしれません。そうだったら大変です、だってルリは誰にもなんにも渡してないのですから。
お母さんと『ひっこしのご挨拶』に行ったことを思い出します。宜しくお願いしますとお母さんと一緒に頭を下げたルリを、お行儀のいい子だねえと褒めてくれたお隣さんも、思い出しました。]
(15) 2014/07/28(月) 22:06:21[扉脇の座席]
[あらどうしましょう。
ルリが、本当に『お行儀』なのかしらんと考え始めた瞬間、なんということでしょう、何か>>4怖い声が聞こえたのです。はやく、とルリには聞こえました。それから舌打ちの音も。
もしかして。もしかすると。ご挨拶をしないことを怒っているのでしょうか。ルリは一生懸命、いままで乗ってきた電車のことを思い出します。みんなご挨拶をしていたでしょうか。残念なことにルリには思い出せません。お行儀よく座ろうとばかり考えていて、他の人のことを見始めたのはだって、ついさっきの駅からなのです。]
(16) 2014/07/28(月) 22:06:51[扉脇の座席]
[ルリは自分で用意のできるいい子です。ですから、赤いリュックの中には様々なものが入っていました。可愛いキャラクターの描かれた水筒には麦茶がたぷたぷ揺れてます。お気に入りの本だって詰めてきました。途中でお腹がすいてしまわないように途中でお菓子も買いました。お洋服の替えだってもちろん、あるのです。
けれど、あの女の人――ルリはそう思っていました――みたいな果物なんて、もっていません。
ルリは困ってしまいました。お行儀のよくない子と思われたら、お巡りさんを呼ばれるに違いありません。お母さんがようく言っていたからです。悪い子はお巡りさんが連れて行くんだからね。]
[ルリはリュックから飴を取り出しました。
そしてそれをぎゅっと握って、ついでに瞼もぎゅっと閉じてみました。
だって怖いものは怖いんですもん。]
(17) 2014/07/28(月) 22:07:29[扉脇の座席]
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:08:44
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:09:00
[――とかくに人の世は住みにくい。
そんな一節を、学のない男が覚えているのは
男の祖母が度々口癖のように言っていたからだ。
引用元であるその本を男が読んだのは半ばまでで、
結局つまらなくてやめてしまった。
本など元来好きではなかったのだ。
覚えていたのはなにか変な女が出ていることくらいだ。
背筋を伸ばして座った女学生>>7を見ると
なんとはなしにその女を思い出した。
名前は――何だったか、水の女だった気がする。]
(18) 2014/07/28(月) 22:10:33[窓辺の席(後方座席)]
[そうこうしていると、学生の笑う声とカメラの音>>11。
箸が転げても、というのは女子だけではないのか。
先程見た女子が大人びたさまだったのと比較してしまい、
苛立って中腰に立ち上がる。]
おい、…………。
[静かにしろよ、と言いかけてやめる。
男子学生は、特別注意されるほどの声量でもなかった。
自分がいらついているだけだと男にも分かり、
ばつが悪そうにそのまま座った。]
(19) 2014/07/28(月) 22:10:47[窓辺の席(後方座席)]
人足 ギンスイは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:13:52
/*
『草枕』より。
「元来〜」とか何とかいう漱石っぽさを出したかった。
途中で変に引き下がっちゃう男主人公(漱石前期作品)の特徴とか。
(-13) 2014/07/28(月) 22:19:16
[夏は一番嫌いな季節だ。
子供の時分には無限に感じた有限の時間を遊び回ることに費やした
社会人になってみると、照りつける太陽がやたらと煩わしい。スーツなど着なくて良いんじゃないかと考えた事も1度や2度ではない
故にポルテの言葉には同意できないという意味で返事をしなかった。
尤も、声色からするに本人も返事を必要としていなかった様子だった]
(部屋とワイシャツと私…じゃなかったか?)
["夏と八朔とワイシャツの似合うイケメン"突然投げて寄越された謎の言葉を頭の中で似た言葉と照らし合わせる
真偽を相手に確かめようとする気も起こったが、変に話が進めば多分迷宮入りだな。と考えて追求しない事とした]
(=4) 2014/07/28(月) 22:21:30
(おいおい…)
[八朔をいただけるかしら、と尋ねられて多少面食らう。元々ズイハラは車内でものを食べることを良しとしない性分だ
加えて八朔はたしか蜜柑と違って、果汁を覆っている皮がそれなりに苦く種も大きい
むかし祖母が剥いてくれたものの、食べるのに多少難儀した様な記憶があった
ポルテは車内でもその八朔を剥いて喰うのだろうか。その様はあまり考えたくなかった]
(出勤前に変なのに当たっちまったな)
[できるなら、仕事の前の時間はできるだけ緩やかに過ごしたい
この者とどのくらい一緒に乗る事になるのか。降りる駅をポルテに尋ねた]
(=5) 2014/07/28(月) 22:32:58
[ところが、強く瞑ったはずなのに、瞼はばちりと開いてしまいました。すごく、なんというか、間の抜けた音がしたんです。空気が勢いよく飛び出したみたいな。それから、カメラの音も。電車の中で聞こえるなんて、珍しい、ですよね。
ルリは驚いて、握っていた飴玉も忘れて、眼を瞬かせました。ここではルリの知らないことばかりで、時々ついていけなくなるようでした。]
(20) 2014/07/28(月) 22:33:27[扉脇の座席]
(-14) 2014/07/28(月) 22:34:40
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 22:35:13
(-15) 2014/07/28(月) 22:36:11
[電車で向かう先は妻の実家。
何の取り柄もない田舎町になんて行きたくもない。
人はみんな知り合いで、俺だけが知らない人扱いだ。
俺はいつまでたっても「お客さん」で、
「みっちゃんの旦那さん」以上にはなれない。
みんないい人そうに振る舞いながら、
地元での結束は固く、外の者からすれば排他的。
常に、何とも言えない壁のようなものを感じていた。
疎外感と不安とが、男の足をその地から遠のかせている。]
(=6) 2014/07/28(月) 22:38:52
[妻だってお世辞にも気が利くだとか、頭が良いだとかではない。
自分だって性格が良くも、稼ぎが多くもない。
自嘲して息をつく。]
めんどくせぇ、マジで。
[だからって男子学生に因縁を付けるようなことをしてしまうとは、
修行が足りないのだがそこまで反省はしない。
苛々してるところに変な物音させる方が悪い、
そう責任をすべて押しつけて男は安心を求めた。
苛立ちの原因は、「不安」だったから。]
(=7) 2014/07/28(月) 22:45:18
[文庫本に眼を戻す直前、先程の女学生と眼が合った気がした>>6
だがすぐに手元にあるだろう本に目線を落としてにこにこと笑っている
女学生が手元に持っている本を確認すると、題名が一瞬だけ視えた]
(………こころ?)
[同じ作者の本だった。
割とああいう年代も読むのか。被る事ってあるものなんだな、などと思いながら手元に眼を落とす]
(…あれに笑えるシーンって、あったっけ)
[女学生の表情の意図を知らぬまま。
内容は頭の中から薄れつつある物語を帰ったら読んでみようと思いつつ、眼の前の者と話を再開した]**
(=8) 2014/07/28(月) 22:47:07
/*
こころはまだ読破していませんが、先生と妻の会話はニヤニヤしながら読みました。なんとなく
(-16) 2014/07/28(月) 22:47:49
[眠りは、甲高い蹴り音にも覚まされることはなく]
……ぱすた
[寝言を漏らして、夢の中。
鞄につけた不細工な兎のぬいぐるみが
電車の動きに合わせて揺れた**]
(21) 2014/07/28(月) 22:49:47
あら、残念。
[慣れているのだろう。
素っ気なく拒絶されて気を悪くしたふうでもない。
そして再び活字を追い始めたズイハラを見て、すこし肩をすくめるような動作をした後、目線を車内に巡らせた。己とは別の意味で場違いな少女と目が合ったような気がして、ぱちこーんと、音がしそうなウィンクをひとつ贈る。]
あたしのお店、ここにあるの。
気が向いたらいらして?うんとサービスするわ。
[どちらまで。そう訊かれてズイハラに向き直る。
悪戯っぽい笑顔で胸元から桃色の名刺を取り出せば、ズイハラの膝に置いた。そこには数駅先の街の住所と、源氏名ポルテ、ドラァグ・クイーンの肩書。**]
(22) 2014/07/28(月) 23:07:56
『八朔。剥けたら一房、いただけるかしら?』>>13
[やたらと色っぽい声で「イケメンさん」に話しかける女の人。「お色気さん」と心の中であだ名をつける。
なにやら見てはいけない物を見ているような気持ちになって。ドギマギしながら文庫本の隙間から、2人の様子を見つめた]
(これが大人の恋の駆け引きってやつかしら)
[んなわけはない]
(女は積極性が命、と。メモメモ)
[学生手帳を取り出し、なにやらメモを取る。
恋に恋するお年頃である**]
(23) 2014/07/28(月) 23:11:37
[クマたちの微振動はまだ止まりそうにもなかったが
男子学生はスマートフォンをポケットに突っ込んだ。
座りながらいれたせいか、携帯は浅い場所に引っかかり、
外に投げ出されたクマたちは身を寄せ合う。]
ぁー……、
[立ち上がり、振りかえり、口を半ば開いた。
目線の先には機嫌の悪そうな、「柄わぁりぃ」男がいる。]
……、 サーセン
[限りなく、それに近い発音の「すみません」、だった。]
(24) 2014/07/28(月) 23:14:17[ホーム側ドア]
[暑さに苦しんだ先ほどとは違う意味で、顔が赤い。
堪えた笑いは発熱と涙目に昇華され
腹の筋肉に痙攣を残し、消えていった。
馬鹿笑いの衝動が少し引けば
車内にふさわしくない行動も省みることができる。
けれど それはそれ。これはこれ。
さっき蹴ってた奴が文句付ける気か、と納得いかない感情は
メガネのレンズの奥にある。]
(25) 2014/07/28(月) 23:15:50[ホーム側ドア]
[それは店の客にもらった八朔。
それほど食べたかった訳でもないが、涼やかな香りが、まだ少し暑い車内漂えば良いのにとは思った。何よりこの目の前のイケメンが、分厚い八朔の皮を剥くのに四苦八苦する様を見てみたかった。]
(残念。)
[心の中でもう一度呟いて、くすりと笑う。**]
(=9) 2014/07/28(月) 23:19:18
学生 ケンが接続メモを更新しました。(07/28 23:19)
/*
>>=9
あぁ良いな。この齟齬具合が、ニヤッとくるな
(-17) 2014/07/28(月) 23:21:59
[さらさらと、学生手帳に筆を走らせる>>23。
書いているのは、自分のメールアドレス。
ここに連絡下さい、と]
(……って、なにをやっているの私は!)
[積極的にも程があるだろう。「お色気さん」を見習いすぎた。電車の中で始まる恋だなんて、少女漫画の世界だけだろう]
(あー、なしなし)
[ビリリ、と学生手帳のそのページを破って。
そっと鞄の中にしまう]
(=10) 2014/07/28(月) 23:25:23
(お色気さん、すごいな)
[さりげなく連絡先を渡して>>22しまう、「お色気さん」のテクニック。見習いたいです。
ほふう、とナオはため息をつく]
(私も、頑張れば……)
[どう考えても、無理です。「イケメンさん」に連絡先を渡す自分、想像できません。がっくりと項垂れながら。
ナオは読書を再開するのだった**]
(=11) 2014/07/28(月) 23:25:52
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 23:26:40
/*
まあ、年頃だからな。ナオちゃんが実年齢知ったらどんな感じになるか。
(-18) 2014/07/28(月) 23:29:37
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/28(月) 23:34:04
(-19) 2014/07/28(月) 23:35:01
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/29 00:30)
/*
中の人、こころも坊っちゃんも読んだことないんですけど。どうしましょうかね。
キャラ設定失敗の予感!
(-20) 2014/07/29(火) 00:38:00
/*
水の女をぐぐってみて「中上健次……?」となりつつ
このナオすげぇにやにやできるぞ
(メモに可愛いとかの感想を書くのが苦手なので灰でひっそりとにやる)
(-21) 2014/07/29(火) 00:59:04
[外の景色なんて見慣れたものだ。
特に感慨も抱かずそっと視線を外す。
後方へ振り返れば学生服姿の少年が、
何やら変な表情で後方座席の男の人を見ていた。>>25
顔が赤いのは暑さのせいなのか――ともかく、
燻るような感情を眼鏡のレンズの向こうから感じた。
ずっと音楽を聴いていたのだから直前の状況など分からず、
首を傾げていると。
イヤフォンの向こうで女の人が、
「ちょっとそこまでお行きませんか」――と誘い文句を唄った]
(26) 2014/07/29(火) 02:04:13[ホーム側のボックス席]
…………。
[今の歌詞と少年の表情とがどう考えてもあっていない。
思わず一時停止ボタンを押した。
それでも変な笑いがこみあげてきそうになるのは、
止まりようもない]
(27) 2014/07/29(火) 02:12:17[ホーム側のボックス席]
[誘い文句はとある歌のはじめの部分]
(ちょっとランダム再生さんそれは反則じゃない!?)
[携帯音楽プレーヤーに入っている曲のジャンルは様々で実に節操がない。
どうせならもっと雰囲気に合った曲を選び出してほしいとちら、と思いつつ。
笑った顔を見られたくないが状況がどうなってるのか知りたい、という、
悩ましすぎる状況に陥り始めていた]
(=12) 2014/07/29(火) 02:35:41
[彼女は学生と二足のわらじを履く探偵でもなければ、
ただの推理小説マニアでもない。
そういう取り柄になりうるものをあげるとすれば、
アルトサックスが吹けるということくらい。
ゆえに。
状況を知りたくば誰かに訊くしかないが、
誰かに訊いたら今の顔を見られてしまいかねない]
(=13) 2014/07/29(火) 02:46:36
[だが―――
赤いリュックサックを傍に置き、
いかにも「ついていけてない」といった風な顔をした少女を視界に置いたとたん。>>20
物怖じも何もせず少女に向けて笑みをみせた**]
(28) 2014/07/29(火) 02:55:09[ホーム側のボックス席]
(あ、この子仲間だ)
[そんな、親近感から来る笑みを]
(=14) 2014/07/29(火) 02:58:27
学生 ハツネは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 03:03:02
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/29 03:03)
/*
とりあえず三人きょうだいの真ん中って想定でいる
兄:21歳前後/音楽陣営(多分サックス吹いてた)
妹:そこそこ歳が離れている 外見いめーじが壱番街のサイコ
上ふたりと違い妹はわりと放任的に育てられた
(-22) 2014/07/29(火) 03:12:54
/*
兄の名前を考えてみて「虎徹」とか浮かんでしまったので寝た方がいいのかもしれない(真顔
ハツネはやっぱ高2かなー
(-23) 2014/07/29(火) 03:19:14
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 07:05:47
(-24) 2014/07/29(火) 14:05:08
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 18:52:39
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 19:23:06
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 19:23:48
←後 __ __ 前→
□□□| |□□|□ □|□ □|□□| |□□□
|□ □|□ □|
|□ □|□ □|
□□□|__|■□|□_□|□_□|□□|__|□□□
■:ルリ
(-25) 2014/07/29(火) 19:24:11
/*
これ どうあがいたら直せるのかもわからんからやっぱりアナログで頑張るしかないんや…
ペイントさん使えるかな…うまくできるかな…
(-26) 2014/07/29(火) 19:25:00
鍵っ子 ルリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 19:55:27
/*
この場を借りて、
オンラインメモ帳という便利なものを教えてくださった冬鵺さんに感謝と飴ちゃんをささげたいと思います……
いたらぬところばかりで申し訳ない
(-27) 2014/07/29(火) 20:00:51
[あらあら、あらまあ。ルリの目は閉じることも忘れてしまったみたいです。
ルリの知ってる場所から離れてしまったからでしょうか、ここにはルリのはじめてばかり。考えてみればお兄さんお姉さんたちの、こんなに傍にいるのも初めての事です。ルリはほんの少し、体を縮こませかけ、
動きをとめました]
(29) 2014/07/29(火) 21:00:44[扉脇の座席]
[お姉さんが、ルリの方を向いて笑っているんです!
ルリはきゅうに頬が熱くなったのを感じました。お姉さんです。クラスのユミちゃんとも違う、ミユキちゃんとも違う、大人のお姉さんです。伸びた髪の毛の、その間から見える目つきが優しいお姉さんです。そんなお姉さんがルリの方を見て笑っているんです。ルリはなんだか急に恥ずかしくなって、小さくなって融けてしまいたい気になりました。
けれど、これはチャンスかもしれません。あのお姉さんなら、とルリは思いました。]
(30) 2014/07/29(火) 21:01:12[扉脇の座席]
[そして徐に立ち上がります。
リュックをおいて
手をぎゅっと握って、ルリは、唇をつよく結んで、
ルリは、そのお姉さんの所へ、一息に足を運んで、]
(31) 2014/07/29(火) 21:02:21[お姉さんに向かって]
[ハイ、とも、ドウゾ、とも言いませんでした。
ただ、ルリは手の中の飴玉をぐいっと、お姉さんへと差し出しました。
おかしなことです。あんなに『お行儀のよい』ルリちゃんと褒められたルリはいませんでした。お家を離れてしまったからでしょうか。お家に『お行儀のいいルリ』を置いてきてしまったのでしょうか。そうかもしれません。お行儀のいい子なら、きっと一人で飛び出す事なんて、しないでしょうから。]
(32) 2014/07/29(火) 21:02:52[お姉さんに向かって]
/*
目的の駅が近付いてきたらナオちゃんに何かしら仕掛けるのも良いかもな
近くに立って待つとか。
(-28) 2014/07/29(火) 21:06:49
[残念、と返された返事は慣れた調子を含んでいた>>22
活字を追う視界の端で、相手が肩をすくめる様な気配を感じ取る。その後に何処かしらを向いたようだが、それには特別気をはらわなかった]
…………。
[差し出された名刺を受け取る。
紙が全体的に桃色の、蠱惑的な文字の踊るそこには数駅先の住所と、隣に座る者の店での名前。所謂源氏名だろう]
……サービス……。
[それだけ呟いて、手に持ったそれをじっと眺める]
(33) 2014/07/29(火) 21:13:37[ボックス席の窓際]
会社員 ズイハラが接続メモを更新しました。(07/29 21:13)
/*
>>ポルテさんへ
どうでもよいのですが、あるロボットアニメの「サービスサービスぅ」を思い出します。(座席表)
(-29) 2014/07/29(火) 21:16:30
(こういう所のサービスって、どんなだ)
[ズイハラは社会人になってからというもの夜遊びというものをした事が殆どない
故に渡された名刺への視線は困惑の色が濃い]
(どうすっかな)
[そういった店に入る趣味はない。だが無下にするのも憚られた
そのうちに、隣の差出人がくすりと笑う気配を感じ取る]
(=15) 2014/07/29(火) 21:48:49
………。
[フゥと溜息をついて、ワイシャツのポケットに名刺を仕舞う]
(34) 2014/07/29(火) 21:49:36[ボックス席の窓際]
(-30) 2014/07/29(火) 22:03:29
学生 ケンが接続メモを更新しました。(07/29 22:03)
/*
ごめんなさい、
ばれないかなって思ってメモの簡易車内図に
*の代わりに「米」って書いたのは俺です
(-31) 2014/07/29(火) 22:06:26
(まぁ数値は良くなっていたけどな)
[現在の時刻はサラリーマンが出勤するには幾らか遅い時間。理由は病院で診察を受けてからの出社であった
数年前の健康診断より、内臓の数値について医者から指摘を受けている
だがそれ以降暫くは仕事の量が減らないことと同じように、酒の量も減らせないでいた]
(今の感じが続けば良いけどな…。忙しい方が会社にとっては良いんだろうが)
[幸い、ここ数ヶ月はある程度の余裕が産まれてきている
だが対象の店が、ただの朴念仁が来店すべき場所かは決めあぐねていた
それとも、これも何かの縁とやらだろうか]
(=16) 2014/07/29(火) 22:09:07
/*
あと 薄々理解してたけど
ルリちゃんと対象が被りつつあるから だめだぜ
最初からもうちょっと離れてればよかったねえ
(-32) 2014/07/29(火) 22:10:37
……フゥ
[文庫本に眼を戻すにも興がそがれ、再度溜息をつく。
徐に頬杖をついて窓の外の景色に眼をやった]
……どんな客が来るんだ。店には
[景色に眼をやったまま、呟く様に尋ねた]**
(35) 2014/07/29(火) 22:13:34[ボックス席の窓際]
会社員 ズイハラが接続メモを更新しました。(07/29 22:13)
会社員 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 22:18:18
[注意した相手の男子学生は納得のいかない顔で>>25、
少々申し訳ない気持ちにもなったのだが
大人げなかった悪い、と頭を下げられるほど
男は人間ができていない。
その近くに座っていた少女が立ち上がる>>31のを目にする。
こんな子がいたか、とやっと意識の下にその情報は置かれた。]
……もう夏休みだっけ?
[小学生だろうか。年齢がよく分からない。
身なりのきちんとした様子には似つかわしくもなく、
強引に女子学生になにかを手渡す>>32のを見て
男ははてなと思った。]
(36) 2014/07/29(火) 22:43:24[窓辺の席(後方座席)]
(脈ありかしら?)
[窓の外。そっぽを向いたままのズイハラの言葉に、少し意外そうな表情。が、それも半瞬の間。むしろ先刻から感じていた視線の先、ナオを見遣って、不敵な笑み。]
(あら。そういうことなの。でも、お生憎様。)
(=17) 2014/07/29(火) 23:02:22
千客万来よ?でも。あなたは…
あたしと飲んで、あたしとお話して、あたしの歌を聴くの。
飽きさせたりしないわ?
[と、図太い声。
合席、隙間と言える隙間もないような空間を更に埋めるように身を寄せて。]
だから。その先は、あなた次第よ。
(37) 2014/07/29(火) 23:03:59
/*
返事メモ。
>>37
何処に目をつけたんだ。(または厄介なものに目をつけられた
(-33) 2014/07/29(火) 23:07:24
/*
ズイハラは訊くんじゃなかったって思ってるかもな。割と
(-34) 2014/07/29(火) 23:09:36
(あなた次第。)
[心の中で繰り返して。
挑発するような流し目を送るその先は…。**]
(=18) 2014/07/29(火) 23:09:49
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/29(火) 23:11:50
(-35) 2014/07/29(火) 23:17:00
[少々の気恥ずかしさは八つ当たりじみて発散された。
唇ヘの字。憮然な目つきは眼鏡の奥。
車内床へ置き去りのままだった鞄へ注がれる視線は、
どこかのボックス席で生まれた忍び笑いを見ることは出来ないが。
見えたら見えたで、
羞恥にいっそう唇がひん曲がるだろうから
良い方向に物事が転がった、そういうことだ。
一方的とはいえ、見知ってる相手であれば、なおさらのこと。]
(38) 2014/07/29(火) 23:48:07[ホーム側ドア]
[男子学生の所属する弓道部で、いつだったか、
他校で練習試合が行われた。
何を隠そう、試合に遅刻していったのがこの学生である。
家業手伝ってたら遅れました。
集合時間も集合場所もすっ飛ばして、
顧問に入れた連絡がそれだった。
今からでもいい、来い との言葉に一も二もなく頷いた。]
(=19) 2014/07/29(火) 23:48:34
[とは言え他校での開催、
辿りついたはいいが肝心の場所が分からずに
たまたま通りかかった女子生徒に聞いた。
他にも数人いたというのに
わざわざ、その女子学生の袖を引いてしまったのは、]
『あの、 サー、すいません
弓道場ってどこですか!』
[その持ち運んだ楽器ケースと、
側面に綴られた英字に、どことなく見覚えがあったからだ。]
(=20) 2014/07/29(火) 23:49:07
[全力疾走に上気し、眼鏡が曇るからと外していた彼は
その時流れる文字を読むことは出来なかった。
後日電車内で彼女を見、道理で見覚えがあるはずだと得心した。
それからは
時々、ほんとうに時々、
通学の電車で見かける度に
視線で文字をなぞって、今では
「あの時オセワになったハツネさん」の認識でいる。]
(=21) 2014/07/29(火) 23:49:27
[もっとも、話しかけたことはない。
タイミングというものは難しいし、
大抵友人とつるみながら彼は帰るし、
「ハツネさん」は楽譜らしきと向き合っている様子だった。
なので遠くから、お世話になりました、と
見かける度に念を送るくらいだ。
貴方のおかげで試合にはでれました。負けたけど。]
(=22) 2014/07/29(火) 23:51:08
(-36) 2014/07/29(火) 23:51:31
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