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[ずかずかと近づいてくる足音。
お菓子の家のすぐ近くでそれは止まり]
壁が欠けてやがる。
このやろう、誰の仕業だ。
[男は、扉を開いて入ってくると、広間を見渡した。
しかしそこには人影がなく、物音一つしない。
窓の外には、空飛ぶ魚が何匹も浮遊していた]
ちっ…。
[舌打ちと共に、家を出て行くと*どこまでも魚を追っていった*]
[不穏な物音にキッチンの隅に身を隠していたウェンディが、気配が消えたことを察知すると、ひょっこり顔を出した]
ウエハース食べたの怒られちゃう?
[静かに部屋に戻り、*毛布に潜り込んで丸まった*]
[キィ…と僅かに音を立てて窓を開き、
数匹の魚が自由に出入りを繰り替えすのを
ソファーに寝そべってぼんやりと眺める]
そういえば。
僕のうちって何処だったんだろう。
僕は何時からここにいたの?
[宙に問いかけるが、答えはどこからも返ってこない]
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