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ウチの学校に来れば見られると思うよ。
もうしばらく先の話かな?
[お腹の虫が活発になってきたルリには、笑いを堪えながら話す。一方フユキの真剣な様子には少し驚きながらも]
ううーん……どうなんだろうな。
単純に絵が下手なだけのような気もするんだけどね。
もっとちゃんと書いてくれれば、何なのか一発なんだけど。
/*
これはやっぱ人によって違うのか。
僕のは、水兵リーベ僕の船
七曲りシップス クラークか
スコッチ バクロマン てこにドアがゲアッセンブルクル
だったな。
てこにドアがのくだりは感動したもんだ。
「ここ覚えやすっ!」みたいな。
*/
ああっ、サヨのせいでこの絵がたいやきにしか
見えなくなってきたじゃないかっ!
……いっそ買ってきたいけど、さすがにここで食べるのは問題だしなあ。
[たいやきとマナーの間で煩悶する]
[カレーと、タカハルのオムライスを一口食べ終え、満足していると皆が自由帳を見てざわざわ、としているので、皆の後ろからノートを覗く]
どしたんだ??自由帳がどうかしたのか??
[ノートに自分の名前を見つける。]
ん・・・俺の・・・名前・・・
書いたっけ???
青い魚・・・。
[じっと見つめると、水音がきこえるようだ。]
/*
ただいま。
何故かたいやきが渦中に(笑)
時間軸が未だ正午前後の気がするのですが、強制早回しするか否か。
一人で夜だったらせつないしなぁ。
[分からないというタカハルとヤスナリの「青い魚」という言葉に、再び唸って]
しっかし、本当に何のつもりで描いたんだろ、これ。
アタシがカバって言ったのも、割と無理やりひねり出した感じだし……。
[自由帳を陽にすかしてみる。だからと言って何が見えるというわけでもなく]
―外―
ふっくらブラウス私に合ってる
リッチな母ちゃんルビーせしめてフランスへ
[相変わらず諳んじながら、アイスの棒をふと見つめて]
当たった。
[---目の前で何かが弾けて、一瞬、水の底へと落ちるような感覚---
ゴボゴボと細かい泡が上昇していく
何だか苦しくなってはっと目を覚ます]
ぶはあっっ!!
[息苦しくなって、鼓動が早くなる。落ち着こうと、何度も深呼吸した。]
な・・・何この絵。何か…気分悪・・・
[絵から目をそらし、元居たソファにぐったりと腰かけた。]
[オムライスの残りを食べながら周囲の反応に耳を傾ける。]
ほんと、十人十色な見え方だな…でも、ちょっと残念だな。
[誰にも、アイツの本当の姿は、見えてない―]
どうしようかな。
[当たりのアイスを手にしたまま、元来た道を辿って喫茶店へ]
ルリちゃんまだいる?
宿題ちゃんとやったらご褒美にこれあげるよ。
[タイヤキが求められていることも知らず、扉を開いた]
え、ちょっと大丈夫?
[突然、体調を崩したヤスナリに驚いて]
マスター、おしぼり1つちょうだい。
[おしぼりを受け取ると、ヤスナリの額に乗せる。効果があるかは微妙だが]
サミシイ・・・ サミシイ・・・
ダレカヲ・・・
ダレカ・・・
ココハサミシイ・・・
ヒトリハ サミシイ・・・
[耳を塞いでも聞こえてくる、甲高いような声に吐き気がした。]
[マスターが「オムライスで良いな?」と頭を撫でてくれるので]
やった!じゃあ、ケチャップ大盛りで!
[勢い良く返事をしたところで、サヨが戻ってくる]
あああ。キョウコちゃん。
えとえと。宿題は……まだ。
[広げたままの、真っ白なノートを背中で庇いながら、おへそを押さえた]
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