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だよね、巌流島の決闘にでも呼ぶみたいだ。
遅かりし由良之介……は、歌舞伎か何かだったかな?
[独り言のように言いながらフユキの目を見返す。問いかけにはやや思案するよう]
うーん……
まー、いいんじゃないかな? ……多分。
[無責任なような返答。つと、アンに近付く人影らに目を向け]
ねえ、あなた……大じょ
[アンの背中を叩こうとすると、近くに灯りが見えた気がします。
思わず手を止めて]
……誰か、いるの?
[灯りの方を見やり、おそるおそる声を絞り出します。]
[ビセの声にランプを掲げて、応える]
さっきから、いますよ。僕は元この村の住人ですが…貴女は?
ヒトを捧げよ…?
[不思議な言葉の羅列に首を傾げた]
どんな聞き間違いだろう?
大島さんには、なんて聞こえました?
[後ずさると背中が壁に当たる。
キャミソールから伸びた腕が煉瓦に触れ、その冷たさに姿勢を正した]
>>77
え?
……同じ風に聞こえました、けど。
へえ、かなり旧いものみたい。凄いのね。
[祭壇の前に置かれた大窯に、そっと手を伸ばします。
手を触れたら、ばちっと電気が走ったような感触が身を襲います。
慌てて手を引き、そこから飛び退りました。]
あいたた……何?
[灯りを手にしたまま、痛む手を押さえつつ、目を白黒させて大窯を見つめます。]
由良之介は、「仮名手本忠臣蔵」ですね。
あれは切腹の場面でしたか。
[ふ、と、息を吐いて]
先を越されてしまったみたいです。
歳を取るとどうにも腰が重くなっていけませんね。
いるよ。
[ビセの声に大きめの声で返す。暗がりの中でも何か飛び退くような動作がわかれば、首を傾げ。
フユキの声に反応してか、慌てたようなビセの言葉が聞こえると]
元村人?
慌てなくても大丈夫だよ、わたしもそうだから。
[返す声は、地下の空間で微妙に反響し]
ね、アンちゃん上戻ろう?
[何となくの薄気味悪さを覚えていた。
少女の手を引きかけた所で、気を失ったのかアンの身体が傾く]
ちょ……。
[支えるというより共に倒れたと言った方がいいような状態で、アンと床にしゃがみ込んだ]
[カクカクした足取りで、皆の後をついていく。手にはしっかりと、ペロペロキャンディを握っている]
こここ、怖くない。怖くない。
[キャンディをペロペロしつつ、気を落ち着かせている]
そう、それそれ。
確か殉死に遅れたんだったかな。
[先を越されて、というフユキに]
そうらしいねー。
うん、若い人には勝てないよ。
[少々年寄り臭い事を言いながら、袂から星形の棒付き飴を取り出す。
それをくわえつつ、先程から時折出る言葉に、ふと]
……ふぃトを、捧げよ?
ええと…僕たちも貴女と同じで手紙に招かれただけで。
あ、僕は――フユキと言います。
此処には、まあ彼女を追って肝試しをしていただけなんです。
[視線をアンに向けた。
ポルテともに崩れ落ちるのに、眼を円くして近寄る]
だ、大丈夫ですか?
……え、わ!
[目の前で女性と少女が床へと落ちて行きます。
慌てて近くへと駆け寄ります。]
だ、大丈夫ですか?しっかりしてください。
どなたかお医者様はいらっしゃいませんかー?
[叫び声を上げます。]
わー、何!?誰かいる?
[ようやくビセを認識して、アワアワするが]
あれ。お兄さんと、会話してる。
……オバケじゃなかった。良かった。
[最後のは小さく呟く。アンとポルテに声をかける]
どっか痛いんですか?大丈夫?
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