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[ごめんと謝るジュンタにそれ以上何も言わずただにこりと微笑む。]
ズイハラさんって妹いるんだー。
雪がひどくならないといいですね。
[空から落ちてふわりと舞う雪を見る。]
[ズイハラさんの声に小さく頷き]
それで、ですかー。
お仕事お疲れ様でした。
妹さん迎えにいってあげるんだ。
優しいお兄さんだなぁ。
私もおにいちゃん欲しいな!
なんでもいう事聞いてくれちゃう兄貴!
[軽く口にする、理想]
…大丈夫?って…何が?
[ずきりと頭が痛む。けれどもそれだけで。
未だ自覚できていないらしい。
自分の体が、どうなってしまったのかを。]
い、いや……なんでもないっす……
俺、疲れてんのかな?あはは………
[言葉にできるわけ、ないじゃないか。お前はもう死んでるんだなんて。言えるわけないじゃないか。]
ま、そういうこと。
あまり似てないって言われるけどな。
…ほら、これこれ。
[例のピンクマ携帯を開いて、妹からのメールを表示。
眼鏡をかけたミディアムボブの少女が、人差し指立てて映っている。]
[瑞原奈緒という名を聞いても自分にはわからなくて。まぁ、分からなくて当然なのだけど。
ズイハラが見せた写真を見て]
ほんとに似てない…。
[写真よりも彼が持っているピンクマ携帯が気になって仕方がなかった。]
[一個上、と言われ一思案。
多分、あの人かなー?という人は居るものの。
ジュンタがすぐに行き着いた辺り、
恐らくはその人でいいのだろうけれど]
ん?
[ズイハラさんのピンクマ携帯を見て]
ああ、やっぱり
[矢張り、その人と一致]
確かに似てないかも
[ほんのり笑った]
[明日も振り続けるのかというジュンタの声に]
どうかなぁ。
[空を見上げぼんやりと]
どうせ降るなら、少し積もるといいけど。
でも、積もると積もるで大変だよね。
[なんとなしに、苦笑い]
あんまし積もられてもなぁ…
[見上げる空は灰色。]
電車とか飛行機とか止まられちゃ困るさね。
雪自体は嫌いじゃないけどさ。
スノボとか出来るのも、そろそろだし。
ん?
[名を呼ばれて振り返った彼の顔を見る。]
あー。ご飯食べてない。
お腹空いたねー。
[そう聞かれて何も食べてなくてお腹が空き始めたのに気づき、お腹を押さえた。]
そうだな。少し、積もるといいな。
[イマリには、遠くを見ながらそう答えて。ひゅぅと吹き抜けた風は、俺の髪を撫でていって。靡く短めの髪が、少しだけくすぐったかった。]
お、じゃぁ飯一緒に行く?
[同意してくれた美夏ちゃんに、そう聞いてみて]
[ズイハラの声に合わせ]
ですよねぇ
[頷いた]
実際、そういう所考えると喜べなかったり。
でも、スノボは行きたい。
[現実と夢の間の小さな葛藤]
積もるかなー?
でもいつもだとすぐに溶けちゃうよね。
[こんなに雪が早く降るのも珍しいと思いながらぽつり呟く。]
うん。いくー。
おごり?
[こてり首を傾げてくすりと笑ってそう尋ねるもおごりじゃなくても一緒に行くつもりで。]
あぁ、勝ったからおごり。
[クスクス、美夏ちゃんに微笑んで。彼女とは、なんだか一緒にいたいんだ。なんだか、楽しいんだ。麻雀以外で楽しいのって、凄く久しぶりなんだ。]
何くいたい?好きなもんとかある?
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