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[服の中に潜り込んだ客人を招き寄せて手のひらへ。
ぼんやりと見つめては呟きは続く。]
言葉を持たぬこの子達のほうが、
ずっとストレートなのにね。
それは操られている方も同じでしょうけど。
…センセーに聞いてみようかしら? 狼の特性。
アプローチを変えたら少し見えてきそうな気がするのよね。
"こっち"の方では探れないし。
[がばりと起き上がると、森の住人に別れを。
大きなスノーエンジェルを残してひと気のある方へ。]
―自宅へと続く道―
[雪景色の村の中。
じゃらり、じゃらりと杖を鳴らしながら歩く。
イェンニやラウリと分かれてからしばらく村の中をうろつき、村人に声を掛けられれば応えていたために、意外と時間がかかってしまっていた。
この雪の世界になれているとはいえ、冷えから逃げれるわけでもなく。
凍えた体を温めるために、一度自宅へと戻る。]
…いや、邪魔ではない。
むしろ、いろいろと持て余していたところでな……気がついたらこんな所に来てしまった。
[首を傾げる彼に、頷いて答える]
君こそ、何かしている最中ではないのかね?
しかし寒い! 寒すぎるわ!
ひととも話したいけど、何より寒いのよ!
[ずぼずぼと近道をしたのだろう。
積雪に大穴を空けて立ち去った姿に、森付近の人影は見えず。
いや、見てないだけかもしれないが。
そんな視界の先に一つの影。]
――ん? あれって…ビャルネ?
捕獲…できるかしら…?
[寒さに背を丸め、杖を鳴らし歩く姿を発見。
あわよくば暖と会話、二つの利を得ることが出来る。
此処からだと明らかに自宅に戻るより早い。
ごくり。喉が鳴る。
驚かさないように足音を沈めて近付き――]
いや、俺は、別に…
[何も、と。
語尾を飲み込みつつ、相手の様子を窺うように顔を向けた]
…お前は、何か…
――考えて、いる、か…?
[策を、それとも。
また語尾を臓腑に落とし、問いをひとつ置いた]
―自宅前―
[じゃらり、じゃらり、杖を鳴らしながら歩く。
雪を踏みしめる足音は聞こえず。
背後から近づいてくる人影には気づかないまま、自宅にたどり着いてほっと息をひとつつき。]
――やれ、さむいのぅ……
[ぽつりと呟きながら扉に手をかける。]
よっしゃぁ! 暖ゲットっ!!
おやっさん寒いから!
もたもたしない! 早く入って火をつけて!!
[扉に手をかけた瞬間を見計らって、
両手をぶんぶん振りながら背後から急かすように声をかけた。]
何を考えるべきかを考えている。
……答えになっていないな。
[肩をすくめて、笑う。
語尾を飲み込んだ相手の様子には、特に頓着する様子を見せずに]
三人、対抗するまじないを扱える者がいると、長老は言ったな。
力を、うまく動かし利用できなければ――狼を操る者も、つまりはまじないを扱うのだろう。
[自身に言い聞かせるように、呟き始める]
人間の腕だけでは、あの大群には勝てんよ。
[その言葉だけは、妙に確信じみていた]
―自宅前→自宅―
[不意に背後から掛けられる声に驚いたように振り向き。
見えた相手にやれやれと肩をすくめた。]
お主……まぁよいわ……
[せかす様子に僅かに苦笑を浮かべ。
小屋の中へと足を踏み入れ、入り口で雪を落としてから、暖炉に入っていた炎を更に大きくする。
火が消えてなかった小屋の中は寒さで凍えていた体には暖かく感じられて。
暖炉にかけていた薬缶に雪を足して湯を沸かしなおした。]
そこらに適当に座るといい。
……お主、何をしておったんじゃ……雪だらけじゃないかのぅ……
[改めて目にした相手が、スノーエンジェルを作っていたとは知らぬまま、雪まみれなのを呆れたように見やった。]
[驚いた顔が呆れ顔に成る様を、見ては笑いを堪え]
お邪魔…ったか〜い! さすが持つべきものはおやっさんね!
[招き入れられるや否や感じる暖かさに、感激。
呆れた儘雪塗れを指摘されると、
思い出したかのように間延びした声をあげ]
ちょっと考え事をしてて。
気付いたら大地との融合してたのよ。
ねえ、おやっさん。
奴らは…狼使って、この村に何を施したいんだろうね。
そうだな。
…そう、だろうな。
でなければ、長老があんな事を、
[言うわけが、ない。
想いは生贄にされた少女へとつかのま 飛び]
…考えることを、かんがえる…
――信じるか疑うか。
ということ…じゃない、だろうか…?
―自宅―
[ヘイノの言葉にはしょうがないのぅと言わんばかりの笑みを浮かべ。
じゃらり、と音が鳴る杖は壁に立てかけて、茶の用意をする。]
――この時期にそのようなことをすると自殺行為じゃのぅ……
いくらお主が暖かい格好をしておるからといっても、ほどほどにしておくのじゃな。
[ことり、茶葉の入った缶をテーブルに置いて、
問いかけにはゆるりと瞳を伏せた。]
さてのぅ……
村をなくしたいのかも知れぬし。
この地で暮らせないようにしたいのかも知れぬし。
誰かに恨みがあるのかも知れぬし……
わしにはわからんのぅ……
[重い吐息をひとつこぼし、シュンシュンと音を立て始めた薬缶をつかんで熱い茶をいれる。
薬缶にはまた雪を足しておいた。]
――ほれ、とりあえず、凍え死ぬ前に暖まるとよかろうて。
…ああ、まあ。そんな所だろうな。
[信じるか疑うか。
男の言葉に、ようやく答えを得たとばかりに]
己が誰を信じ、誰を疑うか。
そして、どう――疑いを晴らすか。
[ふと思いついたように言葉を切り、すうと息を吸い込む]
『私は狼など呼んではいない。信じてくれ』
――言葉なぞ弱いものだ。皆、そう言うに決まっているのだから。
[ちらりと、口元を掠めるのは挑発的な笑み]
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