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え? うん、そうだけど……
[少し驚いたように目を見開く。
それは、少し前の居場所を当てられたからというよりは]
匂いでわかるの?
[思わず自分も袖の匂いを嗅いだ]
[適当に言ってみただけとは言わず、にやりと笑う]
うん、わかるの。
…あ、ってことは、今日はもうごはん食べた?
[……裏切り者だな…と、聞こえるか聞こえないかわからないくらいの声で呟くと]
また家にも食べにおいでよ。
明日なら、いちじくがあるかも。
じゃ、またね。
[手を振って*自宅へ*]
―診療所付近―
[診療所へと向かって歩いていくと、清治たちの姿を見つけて]
おや、清治君。万代ちゃん。こんにちは。
[二人に声を掛けた。]
そ、そうなんだ。
[万代の不敵な笑みに、気圧されたように頷く]
うん。集会所でおにぎりが配られたからね。
……まだ残ってるかどうかわからないけど。
[呟かれた内容まではわからなかったが、なんとなく非難されたような気がした]
うん。じゃあ、また明日。
いちじく楽しみにしているよ。
[万代に手を振った所で、ダンケが現れる]
あ、ダンケさんこんにちは。
畑仕事はもう終わり?
[桶に詰められた野菜に目をやった]
――民家→――
またね。
[髪を結ってあげた少女が照れくさそうに玄関から手を振り見送ってくれていた。
商売道具が詰まった鞄を抱えて、下り坂を進んで行く]
おっと、邪魔しちゃったかな?
[その場を去る万代を見送りながら、ふざけた調子で清治に声を掛ける]
うん、ちょっと早いけどワカバさんに野菜を届けにね。今日晩御飯をご馳走になる予定だから。
[清治の言葉に頷くと、木桶を掲げて見せる]
[母が待つ自宅へ戻る途中、道端に人影が見えた。
セイジと話し込むダンケの後ろから近づく]
お二人さん、こんなところでどうしたの?
おや、ほずみさん。こんにちは。
僕はちょっと診療所まで野菜を届けに行く所。
[ほずみに声をかけられると、挨拶を返して、木桶に入った野菜を掲げて見せる]
……どういう意味だよ。
[ダンケの言葉に、思わず唇を尖らせる]
ああ、若葉さんの所か。いいなあ。
僕はどうしよう。ポルテさんがお休みとなると……。
[思案している所に掛けられる声]
あ、ホズミさんこんにちは。
いや、ちょっと雑談してただけだよ。
[大した事ではない、と両手を振る]
本当に、今日もいい天気で。
[木陰の下、今日何度目かの言葉を紡ぐ。日光に恵まれた村は暑い。会話の相手である中年の女性も汗ばむ肌を絶えず手拭いで拭いていた]
ええ、儀式がそろそろで。
勿論、気を付けさせて頂きますよ。
ご心配下さって、有難う御座います。
[体調を心配されれば、頷いてそう答えた。それから去っていく姿を見送り]
……暑いですね。
[やはり今日何度目かの呟きを漏らす。その場を離れると、村の外れの方にある自宅に*向かった*]
あー、うん。
よく考えたら、こんな炎天下で話す事もないか。
[ホズミに指摘されて初めて気付いたかのような口振り]
ぽっくり、ね。
……儀式の前に死なれると大変だよね、色々と。
[通常の葬儀にだって、それなりの人手は割かれる事になる]
はー、若葉さんが過労にならなきゃいいけど。
[服の中に空気を送り込むようにばさばさとやりながら、彼もその場を*離れた*]
ははは、まあ、清治君もいい歳だしね。
[唇を尖らせる清治の様子に笑みをみせ]
ああ、もう、ポルテさんの事聞いてたか。
良い機会だから万代ちゃんの所でご馳走になったらどうだい?
[清治に答えつつも、ほずみの野菜への感想を聞けば]
でしょう。欲しかったら何時でも言って。持って行くからさ。
確かにこんな暑い所で雑談するてのもなぁ。今更だけど。
じゃあ、僕はそろそろ。野菜が悪くなる前に持って行かないとね。
[二人に別れを告げると、診療所へ**]
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