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雪だよ。雪でも良いの。
ぜったいぼくはスノウです。
ほら、花なのになぜかオオイヌノフグリという名前がついてたりすることもある。そんな感じです。
[自分の呼び名を受け入れてもらおうと鼠に力説する熊]
マキだ。マキ。
[君たちと言われたことで思い出し、自分の名をはっきりと二度繰り返した。]
怒っているのなら狩ればいい。
逃げ延びてやるぞ?
[しんごうの説明には、城の守衛の姿が浮かぶ。]
恐れることは何もない。
私が保証してやる。
[依然として不安げな少女にはそう言った。]
[ぱちくり]
[鼠も名乗るのを聞いて]
[瞳を瞬かせる]
マキ。
私は、ニーナ。
[ぽつり]
[自分だけ名乗らないのもと思い口に出す]
怖がる必要は、無いの?
[こてり]
[マキの言葉に不思議そうに首を傾げた]
[少女の視線を受けて、わずかに目を細めた。
しっぽを揺らし、一枚の絵画を示す。]
彼女らは、すべての生き物の声を聞き分けていた。
[黒衣の三人の少女の絵。
隅にいたはずのネズミの姿は消えている。]
白いから。そうかも。しょっくな指摘だね。
[少女の言葉にちょっぴり悲しげ]
前からいたのか。じゃあもう慣れたもんだね。
まあ、自分探しものんびりいこう。人生は長い。
たまには回り道も良いもんだ。
何かあったら相談に乗ろう。警備員だし。
ニーナ。
[確認するように少女の名を唱える。]
それでは逆に問おう。
何故ここにいる?
恐れるものがあるのなら、この建物から飛び出していけばいい。
私には、この外の方が怖くて仕方が無い。
[楽しげな響きを含ませてそう言うと、一度目を伏せて耳を澄ました。]
マキとニーナ。
良い名前だ。よろしく。
[各々の自己紹介にぺこっと一礼して]
ぼく鼠は食べないよ。…ぼくのことも食べないでね。
じゃあ、あとは若い二人に任せる!
[熊はとてとてとファラオのところへ*歩いていった*]
[ゆるり]
[首を巡らし示された絵に視線をやる]
全ての生き物の?
そうなんだぁ…。
[ぽつり]
[感心したような声を漏らす]
[絵に違和感を感じたが、それが何なのかまでは分からず]
[少し考えたが、後はあまり気にしないで]
[こてり]
[悲しげなスノウに首を傾げて]
慣れてるのかな?
よく分からない。
うん、よろしくね警備員さん。
[にこり]
[小さく笑みを浮かべた]
[きょとり]
[マキの言葉に目を瞬かせ]
何故?
…分からない。
でも。
外に行こうとも思わない。
だから、ここに居る。
マキは。
外が怖いの?
[こてり]
[楽しげなマキの声に首を傾げて返した]
[彫像セクションホール中央。
昨晩と同じように男は天使像の前に立っいた。そしてゆっくりと像に手を伸ばす。
その動作は録画した映像を流しているかのように寸分の狂いもなく昨晩の軌跡を辿る]
………。
[しかし、今度は男の手は引き戻されることなく、そのまま像の左足に触れた。
しばらく男は何かを確かめるようにじっと指先を押し当てていたが、やがて撫でるように指を動かし始める。
踝から踵、そして爪先へ、男が手を滑らせた端から石像がゆっくりと赤みを帯びていく。
やがて左足のくるぶしから下が完全に朱に染まるのを見届けると、男は口の端をゆがめて笑い、踵を返して廊下の奥の闇に*歩き去った*]
白熊など食べぬ。
[むっとした声を出した。]
私はそれほど若くないのだがな。
「ユキ」でいいのか。「スノウ」に誇りはないのか。
[添い寝へ向かうスノウの姿が見えなくなるまで見守った。]
[ニーナに返された問いに、ひげを細かく揺らす。]
見知らぬ土地は怖いものだ。
私は保守的でな。
[返答は、一般論のようなものだった。]
また、縁があれば合うこともあろう。
[挨拶とばかりにしっぽを振り、しばし考えてから、ここではないどこかへ*向かった。*]
[ぱちくり]
[返って来た答えに目を瞬かせ]
見知らぬ土地は、怖い。
怖くない場所は、知ってる場所?
[ぽつり]
[自問するように呟いて]
うん、ばいばい。
[ひらり]
[立ち去るマキに手を振った]
[ゆるり]
[辺りを見回す]
[ここは絵画のブース]
ここは、怖くない。
私の知っている場所?
[こてり]
[首を傾げる]
[他はどうなんだろう]
[興味がまた頭を擡げて]
…行ってみよう、かな?
[ふらり]
[どこか別の場所へと*歩いて行った*]
あれ??いつの間にか寝ちゃってた。また。
こんなことだからみんなに置いてかれちゃうのかなぁ。
[ひんやりとした館内の空気に首をすくめて]
何だかちょっと寒くなってきたんだけど。
ん?何これ。
[ファラオに気付く]
わ、わー。ミイラだ。ミイラだぁー。
……??で。何だろ、この白いの。
く……くく、くま!?
何故にくま?……動かない。ぬいぐるみかなぁ?
あったかい。
……ぐぅ。
[熊の毛並みをなでているうちに*眠くなった*]
[メイは立ち上がり、中庭から美術館の中へと足を進めた]
うわぁ・・・・・・なんか怖いし。
彫像なんてほとんど怖いし。
[美術館の中は真っ暗ではなく、作品が一つ一つ確認できるくらいの薄暗さだった。
それらはどれも昼間と違う顔をしていて、脈打つような生命を持っているように感じられた]
ん?何か動い、た・・・・・・?
[恐る恐る、そっと近づいてみるとそれは天使の像。
左のくるぶしから下にかけてだけ朱色をしている。その部分が、やけに浮き上がって見えた。
しかし周りに人影は無く。]
やっぱり誰もいないか・・・・・・。朝になるのを待つしかないかな。
あーあ、まったく。居眠りなんて、恥ずかしいなぁもう。
[そう呟いて、向かう先は一枚の絵の元。]
はぁ・・・・・・。馬鹿みたい。
[大きなため息を吐いて、暗い中でも馴れたように、絵画のブースへ足を進める。
絵にも彫像にも、特に興味があるわけじゃない。
なのに最近、殆ど毎日通い続けているこの美術館。]
ほんと馬鹿みたいあたし・・・・・・。
[ぽつりと呟いて、足を止めて*俯いた* ]
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