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[ノギはアンとミズホの顔を視界に収めていた。手に獲物持つ村民がいればそれも。アンと共に路地裏へ。]
アンちゃん…。
[アンの双肩に手を置く。]
[―――と、視界ジャックの対象が集会場から変わる。
教誨所の裏手に向けて移動する低い姿勢。抑えた呼吸。]
「…かくれるまえに わすれものをとりにいかなきゃ」
[水の中や布団越しに聞こえたような声。
ノギ自身はギンスイの事を然程知りはしない。
旧家から覗く顔。格子窓越しに見えたギンスイの顔は、感情を顕にしない人形のような顔だとノギは感じていた。
―――少年の名は住民簿になく、其れもまた、この村への不安と疑念を深める一つの要素だった。]
(“屍人”がいる)
[長雨を思わせるノイズ音の合間に、声が拾えないかと耳を済ませるが、何も聞こえなかった]
(この村は、もう手遅れかもしれない。
それでも私は――――)
[やがてノイズ音は引いていき――――]
テキトーに振り回せば何とかなるよ
ね、いいこのアンちゃん、それでさ、部外者の乃木さんを、村の
[距離をそのままに置くうち、二人の姿は外へ。集っていた村人達―いつしか異相混じり―が笑声奇声をあげ、うち幾人かは二人を追い始めた]
[集会場外の広場で、誰かの悲鳴が空気を裂く。
古びた排水溝へ流れゆくは赤を増した水。それは排水溝から川へ、川から海へと]
…いいこ、か。ま、一番のいいこは、ギンスイだけどね。
………何か言った?
[無機質な声音で訊きながら、相棒と少年の顔を交互に見やる]
「トカイの料理は美味かったって教えた。」
[確かに昨年二人で欧州方面に旅に出たけど。何故ここでトカイの話が?
首を傾げる視線の先、相棒の表情はどこか陰のあるものだった]
告げ人 アンは、ここまで読んだ。[栞]
[ ざ ざざっ ざー ]
[その主を解さぬ視界へと瞬時、切りかわる。]
[途切れ途切れ、砂嵐の向こうに見え隠れした、村役場の光景]
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テキトーに振り回してホズミの後頭部にクリティカルヒットかますという手もあったんだろうか。
あ、そういえば手紙毎日配ろうと思っていたのにすっかり忘れてた。
村内時間3hで配るのは無理ですね。
「美津保おねえちゃん、…か。」
[少年と別れた後、隣から聞こえた重苦しく呟く声には肩をすくめて]
他人の家庭の事情を暴くのは探偵か三文記者のやること。私達のやることじゃないわよ。
行きましょ、ソラ。
[やがて村役場から、二対の足音が遠ざかっていった**]
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暫定まとめ
・四辻村には“境界”関連の何かが眠っている
・なんかそのせいで屍人が誕生するっぽい
・オトハはそれらの事実を知っている。知っててなお【“境界”関連の何かを見たい】がために(ソラを巻き込んで?)動いている
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