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[非常灯のあかりが、薄く闇を照らす。
目が慣れれば、人の姿の判別くらいはつくだろう。]
今ここに何人いるかだけを、
聞いたつもりじゃなかったけど。
日記が遭遇するって言ってるのは、1stだけだし……、
[それからふと思い出す、
神の声が告げた日記の種類と性能]
……瞬間移動でも出来るお仲間がいる?
[己の日記はといえば現在『9thの、かしこさが1あがった』などと役にも立たないことを片耳に垂れ流している]
そうだったんだなー。可能性はあるんだな。
[小さく首を振って、頭を叩く]
おいらも死にたくないなぁ。
妖精やら精霊やら魔法やら幽霊やらがいない世界って、味気ない…。
だから、もしマシロが勝って、おいらが死んでたら、神になるやつに、世界をよみがえらせてくれるようにお願いして欲しいんだな。
ダメ?
ネギヤは、なんか彼女がそうじゃないって思える根拠でもあったの?
[意外そうな様子に、それが意外で尋ねてみた]
自分の世界がなくなるのが嫌なのは普通だよ、うん。
え? んー、まあ、そんなお願いが通じるかどうか……
生き残れて勝ったのだとしたら、試してみるのはありだけど……
[世界が増えすぎてとかなんかよくわかんない説明をしていた神の声を思い。
壊れた世界の復活が許されるとは思えない]
だめもとでいいなら、いいよ。
[言うだけなら、タダだ]
[―――ぱちり。
昼も夜もない空間に、駒が盤上を移動する音が響く。
ルールもへったくれもなく、
自分の手の内で思うがままに動くのは白のポーン。
ただし駒が立つ盤は、白と黒の格子模様に彩られた8×8ではなく、
木目も鮮やかな9×9――いわゆる将棋盤だった。
参加者の一人にあやかってひとり将棋でもやるつもりが、
間違えてチェス盤に将棋の駒を出現させてしまった。
自分の能力の気まぐれさに我が事ながら溜め息が出る。
それもこれも世界がやばいせいだ。
サバイバルゲームが終われば。
つつがなく安定するようになる――といいが]
そういえば。
あんた、口説かれた経験は?
[飽きたのか盤から手を離し、
使い魔を振り返って問う。
と思ったらすぐに視線を外し、
机代わりに広げた青いストールの端が揺れるのを眺めたり、
ショッピングモールのどこかの非常灯の明かりに瞬きしたりと、
何かとせわしない]
うー、よく知ってる人にそっくりだったから。10年来の付き合いで、それでおいらと同じく、必ず一番最初に死ぬ人で、同じように数千回死んでる妖精友達。
[何となく親近感、を説明するのは難しい]
よし、じゃあ、おいらが勝者になって神様になることがあったら、マシロの世界の復活ができるかためしてみるんだな。
[いいこと思いついたと子供のような顔で頷く]
/*
墓下メモ貼れないのは多弁落ち時に地味にきつくないか……と思ったけれど、
メモact使用不可RP村もある国だからにゃー……それにメモが簡素でも上手く回ってるし、
いらん心配、か
口説かれるって、いいよね……
妖精仲間か。
世界が違うからそっくりさんってわけだ……ていうか、一番最初に死ぬって、死んでも蘇るんだ?
[さすがに妖精の生死がどうだったかなんて覚えていない。
だから不思議そうに瞬きを一つ]
それはうれしいな。
まあ、負けないようがんばるつもりだけど。
[子供のような顔に、そう云えば年下、とどう見ても同年代かそれより上な風貌の相手を見やり]
じゃー、ネギヤと協力関係、と。
まあ、積極的に協力しなくても、お互い干渉しないって感じでもいいかもしれないね。
[手帳にそんな書き込みをしておいた]
ネギヤと協力関係。
0thが鬼な可能性はネギヤはまったく考えていなかった
[いつもの癖で取るメモは、グリタへも伝わるページにかいている]
―2F階段 閉店前―
[10thに逃げられた後。
覗き込んでいた絵日記に、新たな吹き出しが加わった]
『10thは、3Fで12thと会う。』
12thって、あのふとったおっちゃんか…。
[少し考えて、やっぱり当初の予定通り、
1Fの食品売り場を目指すことにする]
だってオレ様、ぜんっぜん他のやつら見かけてねーし!
もうちっと、こう、 えーと、 なんだっけ。
…敵を知れ?
味方になるかもしんないけど!
―1F・日用品売り場 閉店前―
[階段を下りて1Fに着いたのは、
4th&8th組や1stよりも、少し早くの出来事。
まだ彼らの存在には気付いておらず、
ゆえに未来日記は何も語らない。代わりに、]
『9thは、食品売り場でコショウではっくしょん!』
……?? なんか、あんのか?
[ちょっと嫌な予感がしたので、
先に日用品売り場に寄ることにした。
欲しいものがあったのだ]
えーと、…あった、あった!
[文房具売り場を覗き込み、
カラフルなペンがいくつも立ててあるケースから
シャープペンシルを1本ゲットする]
うん、おいらたちは何だろうな、ゲームの登場人物みたいなもので、一番最初に死んで、「ここに悪い魔物がいます」っていうのを皆に教える役なんだな。
おいらたちが死ななければゲームが始まらないんだ。
[と、簡単に人狼ゲームのダミーの説明をマシロにし]
うん、お互いをお互い狙わないってだけでありがたいんだな。12人全員といがみ合うのも大変なんだ。
[ため息をついて]
[タブレットを手に持ち、ディスプレイの明かりで目当てのものを探す。
それは登山用のヘッドライト。陳列品の棚から箱を出し、スイッチを入れれば]
ついた。
[それをマシロに差し出し、自らはもう1本箱から出し、頭につけ、明かりを消した]
これがあれば、両手がふさがらずに明かりが工面できるんだな。
― 5F フードコート ―
す〜いませ〜〜ん!
クレープおひとつくださいな〜、なの!!
どろどろチョコレートに輪切りのバナナ。
トッピングにプリンがあると幸せなの!!
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