人狼物語 執事国


99 白鳥の歌

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視点:


歌い手 オトハ は、墓下から参観することにした。
さあ、自らの姿を鏡に映してみよう。
そこに映るのはただの村人か、それとも血に飢えた人狼か。

例え人狼でも、多人数で立ち向かえば怖くはない。
問題は、だれが人狼なのかという事だ。
占い師の能力を持つ人間ならば、それを見破れるだろう。
どうやらこの中には、村人が9名、人狼が1名いるようだ。

告げ人 アン

……信じられない。

(0) 2012/12/ 6(木) 01時30分位

告げ人 アンが「時間を進める」を選択しました。
歌い手 オトハ記す

この歌が誰かに、届きますように。
現在の生存者は、告げ人 アン、画家 レン、学生 ナオ、おさげ髪 チカノ、人形師 ボタン、内科医 ユウキ、社長 ヘイケ、学生 コハル、警備員 ノギ、学生 タカハル の 10 名。

【独】 歌い手 オトハ

/*
よし死んだ。寝よう。

色々忙しいので、プロで死ねるならそれしかねえなって思った次第でした。
もうちょっと色々絡みたかったんだけど、どうも無理そうだったので急ぎ足すみませんでした。

ここからは適当に幽霊してよう。

(-0) 2012/12/ 6(木) 01時30分位

村民便り(村建て人)

[夕暮れ時。
少し早い夕食に慌しい院内に、どこからか歌が聞こえてきた。それはいつも、中庭で、ラウンジで、談話室で、誰かの病室で。歌われてきた、透明な声。

聞こえても、知らんふりしていた人もいた。
耳をふさいだ人もいた。
聞こえない人も、いた。

けれど、今だけは―――]

(#0) 2012/12/ 6(木) 01時30分位

【独】 人形師 ボタン

/*
オトハちゃん死んじゃった……
最後せつないねえ

(-1) 2012/12/ 6(木) 01時30分位

画家 レン

ああ。
もう夕焼けですね。
緑から、橙へ。クリーム色から、焦げ茶へ。

[変わりゆく空を、それにより共に移ろっていく周囲の様子を、一望して頷いた。冷たさを増した風に、カーディガンの開いた前を少し狭める。
 途中、結城に教え示されて、上階を、其処にいる姿を見上げた。歌い手たる女。日々この病院に通う彼女の歌は、それだけによく耳にした。柔らかな色が重ねられた、良い歌声だと思っていた。
 彼女に向け、男もひらりと手を振って]

有難う御座いました。
また。

[やがて病室まで送り届けられれば、去っていく結城に散歩の礼を言い、その姿を見送った。それから男は病室へと戻り――筆を取って、キャンバスに向かった]

(1) 2012/12/ 6(木) 01時30分位[中庭→531号室]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 01時30分位

人形師 ボタン



えぇ? あーあ、大丈夫だよ

  お願いしてみりゃあ、案外、歌うの許してくれるさね


 ……、……ほら、あの――なんてったかねえ

(2) 2012/12/ 6(木) 01時40分位[ラウンジ]

人形師 ボタン

 優男みたいな、……
 ちょっぴり爺さんの若かったころに似てる先生なら
 きっと良いって言ってくれる  はず


あらやだ
浮気じゃないってば

[一人と一体で今後の話をしながら、散らばってしまった布を集め、抱え直した。]

(3) 2012/12/ 6(木) 01時40分位[ラウンジ]

警備員 ノギ

[救急車のけたたましいサイレンが聞こえてきたのは、男の耳に歌が届いたのとどちらが先だったか。

ああ、まただ。
"また"なんて言葉は本当にろくでもない。

そのうちきっと、息せききって駆け込んでくる人がいるのだろう。そうして記入された名前に男は二度三度、瞬くことになる。
「音羽」―――ああ、またか、と*]

(4) 2012/12/ 6(木) 01時40分位[受付]

警備員 ノギ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 01時40分位

【独】 人形師 ボタン

/*
場所表示のやつって どうやってやってるんだろう

[ラウンジ]
<<自宅>>
<ばあちゃんの部屋>
{ばあちゃんのベッド}

どれかあたるか

(-2) 2012/12/ 6(木) 01時40分位

【独】 人形師 ボタン

/*
あっ 操作方法にあった!

よかったよかった

(-3) 2012/12/ 6(木) 01時40分位

画家 レン

[キャンバスに筆を走らせる]

[緑が駆ける。
 赤が叫ぶ。
 青が引き裂く]

[柔らかな色が、響く]


…… 、

[ふと。先程聞いたばかりの歌声が、また聞こえたような気がした。またその色が見えたような気がした。筆を浮かせ、男は暫し、閉ざされた窓を見つめていた]

(5) 2012/12/ 6(木) 01時50分位[531号室]

学生 ナオ

 こんにちはー
 今度は中庭聞きに行きますね

[届いてなくてもいい。ただ笑顔でオトハに挨拶をした。その後の検査は、まああまり気持ちのいいものではないけれど、もう慣れっこだった。

病室に戻って、パジャマに着替えた。
入院着は嫌いだから、パジャマを数点持ち込んで、元気なうちは洗濯もしていた。今日は真っ青な地に白の水玉がとんでいるものだ]

 さって、本でも…読もうかな

[枕元の電気をつけて行儀悪く寝転がった。夕飯前のざわめきも、心地いいBGMだ。ああ、誰か歌っている。ふ、と笑みを零すと眼鏡を外し枕に顔を埋めた。

入院初日にしては、上々だ。
あまりおいしくないご飯を食べて、二重丸くらいの一日をまたひとつ、やりすごした*]

(6) 2012/12/ 6(木) 01時50分位[夕暮れ時、病室で]

人形師 ボタン


病室


[割り当てられていたのは、個室ではなく4人部屋、その窓際の寝台が老人のスペースだった。
 ゆっくりと身を沈め、セルロイドの古い人形を簡易棚に戻す。その場所には他にも人形が数体、鎮座していた。セルロイドではなく、手作り人形作家の手に掛かったにふさわしい風体をして、座り込んだままでいた。]



 おや、まあ。

(7) 2012/12/ 6(木) 02時00分位[ラウンジ]

人形師 ボタン


[窓の外は橙色が支配し始めていた。それももうじき、藍に変わる。
 微かに見える、煌めく赤い海。日の光を反射して、木々の緑を染め上げ、病院の壁に色を投げる。]

もう こんな時間だったねェ

 潮風が、――……


           ――――……?

(8) 2012/12/ 6(木) 02時00分位[ラウンジ]

学生 ナオ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 02時00分位

人形師 ボタン

  

あたしったら。


  あんまり浮かれすぎてたみたいだねえ。
 でもこれじゃあ、童謡歌おうの会を提案するしかないさね。


[ンン、と鼻歌のできそこないで主旋律を追うように短くハミング零し
 そうして老婆は残りの日常を咀嚼していく。
 日常に一風、潮の香ではなく歌を運ぶであろう微風を脳裏に描きながら*]

(9) 2012/12/ 6(木) 02時00分位[ラウンジ]

【独】 人形師 ボタン

/*
願いが本当になる って入院患者知ってていいんだっけ……

海があらわれる っていうのは、ほかの人からしたらどう感じられるんだろう。
・海? むかしからあったよ大げさだなあ
・海? うわああああ本当だ海だ!!
のどっちかしらん

(-4) 2012/12/ 6(木) 02時00分位

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 02時10分位

警備員 ノギ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 02時20分位

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 02時20分位

学生 タカハルは、ダイイングメッセージを記入しました。
『各々が、誰か一人を。
真心から、想えますように。』

画家 レン




[やがて、その絵は完成した]

[中庭の印象を根本とした、極彩色が溢れる混沌。中央には、両手を空に捧げるように高く掲げた人間の姿が一つ。シルエットのそれには、目はなく、ただ笑った赤い口ばかりがあった。
 シルエットは、青みに寄ったパステルカラーの彩りで描かれ浮かび上がっていた]

[その絵はイーゼルに置かれたまま、部屋の中央、尤も目立つ位置――男は一番新しい作品を此処に配置するのだった――動かされ。
 高く高く、その手を掲げ*続けていた*]

(10) 2012/12/ 6(木) 02時30分位[531号室]

画家 レン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 02時30分位

画家 レンが接続メモを更新しました。(12/06 02時30分位)

人形師 ボタン


朝:中庭

[老人の朝は早い。五時ごろには既に目が冴えていて、頃合と見たら朝食前に散歩に出かけてしまう。とはいっても、その散歩は病院の敷地外まで繰り出す類のものではなく、せいぜい中庭をぐるりと回るぐらいの、病人にふさわしいような散歩だった。
 彼女が他の病人と違う点は一つ、その身はいつもセルロイドの人形と共にあった。今も、セルロイドの人形はウェーブの取れかかった金髪を申し訳程度風にそよがせて]

(11) 2012/12/ 6(木) 02時30分位[ラウンジ]

警備員 ノギ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 02時30分位

人形師 ボタン

 あんた、今度家に帰れたらそのパーマかけ直したげる
  もう。あっという間に癖が取れちゃうんだから。
 

 あたしの癖毛もあんたのを見習ってくれるといいんだけどねェ

(12) 2012/12/ 6(木) 02時30分位[ラウンジ]

【独】 画家 レン

/*
始まったぜ!
落ち先ランダム指定されるのとかもうやりたかったのでわくわくどきどき
いつ死ぬかな! 最後まで残ったら ……まあそれでも死ぬには死ぬよね!

(-5) 2012/12/ 6(木) 02時30分位

学生 ナオ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 02時40分位

学生 ナオが接続メモを更新しました。(12/06 02時40分位)

人形師 ボタン

[中庭のベンチに座り込み、
人形に話しかける行為は続く]

あたしゃ婆になっちまったから、もういいんだけどね。

ああ、そうそう。
今日は看護士さんでも先生でもお話して……
  それから、お許しが出たら海に行きたいねェ――
 子供誘って貝殻拾うのさァ、貝殻やら……わかめやら……
         

       そんで拾ったらァ……また……、……

[途切れ途切れていく会話を拾う相手は、今はまだ、セルロイド**]

(13) 2012/12/ 6(木) 02時40分位[ラウンジ]

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/06 02時40分位)
内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/06 03時30分位)

内科医 ユウキ

院内

[診察室に戻り、幾許かの書類作成を終えてから、検査室へ篭って数人の患者の検査立会いを行った。
長い期間当直医が続いていた。当直室に入ってすぐ、緊急搬送の一報を受けて救急救命室へと急いだ。

顔など、確認する猶予はなかった。『救わねば』その使命で頭は一杯だった。
ただ、看護師が繰り返す『音羽沙良さん、わかりますか、オトハさん』というその名に驚愕する。

患者は元歌手のオトハで、この病院からの帰りに事故に遭ったのだとの説明は、右から左へ流れていった。
先程、ほんの数時間前に見た、あの姿――]

 ――オトハさん、……頑張ってください、
 ……っ!

[聴覚が弱い事は知っていた。故に、頬を擦って触覚を与える。
救急医療は忙しなく続いていた。けれど、医療機器は無常な結果を音として伝うだけ。
彼女は遂に一度も、意識を取り戻すこと無く還らぬ人となった。]

(14) 2012/12/ 6(木) 03時50分位[中庭→診察室]

内科医 ユウキ

 ――ご臨終、…です。

[形式的に瞳孔を確認し、死亡時刻を音と成す。
紡いだ響きは僅かばかり、震えを帯びていた。
全ての処置を終えて当直室に戻る刹那、あの澄んだ美しい歌声が鼓膜を掠める。

激しくかぶりを振り、聴き馴染んだ歌声から耳を塞いだ。
父の形見の腕時計を、それを付けた左手首を、必死な形相で握り締めて]

 僕の、せいじゃない……、
 壊れたら治せばいいだけじゃないか……、

 ねえ、そうでしょう、父さん……

[壊れた時計を掴みながら、虚ろな瞳を泳がせた。
漂う死のかおりに、息が詰まりそうだった。]

(15) 2012/12/ 6(木) 03時50分位[院内]

【独】 内科医 ユウキ

[大きく見開いた眸には、リノリウムの床も真っ白い壁面も、何も映ってはいない。
薄らと眦に涙を滲ませ、歪んだ微笑を浮かべる医師の姿が其処にあるだけで]

 ……僕の、せいじゃない。
 ……死が、……追ってくるから、いけないんだ……、

 ……治せなかった、けど、……次は、……きっと、……、

[きゅっと掴んだ左手首、大切な腕時計は明日、修理に出そうと決めた。
また動き出すはずだと、そう思うことでまだ、平静を保つことが、できた]

(-6) 2012/12/ 6(木) 04時10分位

学生 タカハル

[そのままぼうっとしていたところ、再び何となく歌が聞こえてきたような気がしてふと我に帰る]

…あれ。気のせいかな?
…確かに、あの声だったのだと思ったのだけど…

[取り敢えず、ずっと此処に居ても仕方ないかと思い、…は一旦自分の病室へ。]

(16) 2012/12/ 6(木) 04時10分位[3階廊下]

学生 タカハル

303号室

[自分の病室へと戻ってきた。
前に入院した時はまだ相方となる人が居たから良かったのだけど。
今回はこの部屋には自分一人しかいない。]

話せる相手が居ないってだけでも、結構暇になっちまうな…

[自分と同年代で入院している様な人もこの病院にはそう多くは無い。
見舞いに行こうか、なんて考えが頭を過ぎるものの、自己満足になるだけだろうと思い直し、ベットに潜り込んだ]

(17) 2012/12/ 6(木) 04時20分位[3階廊下]

内科医 ユウキ

朝:603号室の前

[仮眠は全く取れなかったけれど、朝は静かにやってくる。
朝食も録に喉を通りはしなかったけれど、ビタミン剤と栄養剤の注射を打った。
それから、父の形見の腕時計を一番近くの時計屋へ修理に出した。
古い舶来品故に部品が上手く噛み合わないかもしれないとの返答に眉根を寄せたが、夕刻までに結果が解るとの反応に、ほっと安堵の息をつく。

院に戻ると書類作成や引継ぎを終え、回診へ。

603号室の担当医は公休の為代理だ。
昨日、様子を見に来れなかった事もあり、自ら進んでこの部屋を訪れた。]

 黒枝さーん、入るよー。

[思春期の少女の病室は、特に注意して扉を開くことにしている。
返答が無ければ最後にしようと、今はその手前で*佇んで*]

(18) 2012/12/ 6(木) 04時20分位[院内]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/06 04時20分位)

学生 タカハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 04時30分位

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 04時30分位

おさげ髪 チカノ


 ……。

[どこかで、うたがきこえる。]

(19) 2012/12/ 6(木) 09時40分位[3階・談話室]

おさげ髪 チカノは、ダイイングメッセージを記入しました。
『明日は、晴れるといいな。』

おさげ髪 チカノ

[冬のはじめ、午前6時。風は今日も強い。
ガタゴトと鳴る窓の外には低い雲が垂れ込め、海の色はわずかに深く。

カーテンの中、千夏乃は夢うつつでどこかから聞こえる歌を聞いていた。透き通った、どこか懐かしい歌声。あれは誰の声であったか。思い出せない。

不意にがたん、と一際大きく窓が鳴って、千夏乃の意識は急速に微睡みから引き戻される。

辺りは白、白、白。
ここはどこだっけ、と、一瞬*考えて*]

 …そっか、わたし、入院したんだっけ。

(20) 2012/12/ 6(木) 10時10分位[314号室]

学生 ナオ



[眠りに落ちる刹那、ああ、オトハの声だ、と気づいた。病院で聞いたよりも、CDで聞いたよりも。ずっと美しい妙なる調べ―――]

 ん、………ふぁああ
 おあようございます…

[朝。大きな口をあけて看護師に挨拶をした。何度目でも、入院最初の朝は慣れない。家にいる時の生活リズムが抜けきらない。
熱を測って、血を調べて。今日の検査予定をぼんやりと聞いて。朝食までの空いた時間、ベッドに横になってうとうとしていた、が]

 ………ん?
 結城せんせ…、ちょぉぉっと待って!!

[飛び上がるようにして靴を履き、ベッドを適当に誤魔化した。髪を撫で付けて、入室を促す。さっきは寝ぼけ眼で顔を洗ったから、後ろ髪がハネているが気づいていない]

(21) 2012/12/ 6(木) 10時20分位[603号室]

学生 ナオが接続メモを更新しました。(12/06 10時20分位)

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
00:潮風の描写。
01:歌からの引用。時々、詩からも。

>>20『6時発の 貨物列車が 窓の彼方で ガタゴト』『6時起きのあの人の顔が窓の彼方で チラチラ』(終りの季節/矢野顕子)

(-7) 2012/12/ 6(木) 10時40分位

おさげ髪 チカノ

3階・314号室→談話室へ

[なんだか喉がかわく。辺りはもう、冬の空気だ。

千夏乃はそっとベッドを抜けて、羊を抱えて忙しそうなナースステーションを横目に見ながら談話室へと向かう。見咎めた看護師には、お水飲むだけ、と答え。]

(22) 2012/12/ 6(木) 12時40分位[314号室]

おさげ髪 チカノ

3階・談話室

[誰もいない談話室。誰かが消し忘れたのか、薄暗い部屋の中、テレビだけがチカチカ光っていた。

千夏乃は明かりを点けてマグカップに湯を注ぎ、いつもの窓際の席に座る。]

(23) 2012/12/ 6(木) 12時40分位[3階・談話室]

おさげ髪 チカノ

[ミュートされたテレビの音量を少し上げる。
流れていたのは全国チェーンのスーパーのコマーシャル。もうずっと前に亡くなった歌手の、オーボエの音色のような耳に残る歌声。

夢の中で聞いた歌を思い出そうとしてみたが、なんだか頭にもやがかかったようで、思い出せなかった。冬の朝の空気のような透明度だけが記憶に残っている。]

"ききたいな あなたのうたを"
"冷え切った心 あたためるミルク"

[口ずさむのは、母の大好きな歌の一節。
そうしながら、羊の縫いぐるみを抱きしめて、顔を*うずめた*。]

(24) 2012/12/ 6(木) 12時40分位[3階・談話室]

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
>>24
忌野清志郎『デイドリーム・ビリーバー』
矢野顕子『花のように』

(-8) 2012/12/ 6(木) 12時40分位

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
3年まえか…。14歳にとってはだいぶ前、だよな…。

(-9) 2012/12/ 6(木) 12時40分位

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 13時10分位

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 6(木) 13時10分位

内科医 ユウキ

[午前の院内は人々の活気を肌で感じ取れる。
カルテを手にした左手の手首を一度軽く握り、603号室へノックと挨拶を送った。
聞こえてきた元気な少女の声、慌てふためいた様子は扉を開く前から目に浮かぶようで、沈んだ心に生気を与えてくれるようだった。]

 もういいかな、入るよ。

[促され、静かに扉を開いて「おはよう」と微笑んだ。少女の顔色は悪くない、後ろ髪がはねているなんて、患者ならば常の事、寧ろかわいいアクセントに映った。

もしかすると少女は出迎えてくれたのだろうか。寝台近くに佇んでいるのなら、そっと肩へ触れて寝台を示し]

 横になってて良いんだよ?
 それとも、寝てるのももう、飽きたのかな?

(25) 2012/12/ 6(木) 13時50分位[603号室の前]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/06 13時50分位)

【観】 歌い手 オトハ

病院へと至る道

[その日の午前中。
彼女はいつものように、通いなれた歩道を歩いていた。
少し離れた場所には病院が見える。
この交差点を過ぎれば、建物が影になって見えなくなってしまうだろう。]

(+0) 2012/12/ 6(木) 21時00分位[--]

【観】 歌い手 オトハ

[今日は何を歌おう。
そんな事を考えながら、警備員の男性へすれ違いざまに挨拶をする。]

こんにちは。
いつもお疲れ様です。

[ぺこりと頭を下げて、返事は確認しないまま再び歩いていく。
これはいつもの事。
健常者ならまだしも自分と挨拶を交わすという事は、間違いなく彼の仕事を邪魔する事になってしまうのだから。
だから、その時点では彼女は気付かない。
彼が決して返事を返さないという事には、気付かない。]

(+1) 2012/12/ 6(木) 21時10分位[--]

【観】 歌い手 オトハ

中庭

こんにちは。

[昨日も会った老女の姿を見つけると、挨拶の言葉をかける。
ベンチに座った小さな老女は、更に小さな腕の中の人形に話しかけていてこちらには気付いていないようだった。
けれど、それも気にするそぶりもなく、邪魔をしないようにか少しだけ離れて。
空を見上げた。]

(+2) 2012/12/ 6(木) 21時10分位[--]

学生 コハル

―朝―

[気が付けば朝だ。外から歌が聞こえてきた気がした。
一人の部屋は寂しい。無菌室という場所だから、仕方がないのだけど。]

誰かお見舞いとか来てくれるといいんだけどなあ

[窓の外の海を見ながら、そう呟いた。5階の窓から見える景色はなかなか綺麗なのだけど。]

(26) 2012/12/ 6(木) 21時20分位[病室]

学生 コハルが接続メモを更新しました。(12/06 21時20分位)

【観】 歌い手 オトハ

[今日は何を歌おうか?
こんな空が近く見える日は、あれがいい。
祝福の歌。
アヴェマリア。]

Ave Maria
gratia plena...

[その歌声は、空にとけるように吸い込まれて行く。]

(+3) 2012/12/ 6(木) 21時20分位[--]

【観】 歌い手 オトハ

Amen...

[やがて歌い終わり、結びの祈りを捧げると、それまで気にしていなかった周囲に顔を向ける。
その時に初めて違和感を感じた。]

…?

[誰一人として、こちらを見ては居ない。
拍手とかが欲しかったと言う訳ではないけど。
通り過ぎる人も廊下を歩く人も中庭に居る人も、誰も彼女を見ては居ない。
声が出ていなかったのだろうか?
いや、そんな筈は無い…と思うけれど、自信が無かった。
何せこの耳はポンコツなのだから。]

(+4) 2012/12/ 6(木) 21時30分位[--]

学生 ナオ

 明るいうちに寝ちゃうと後が大変だもん

[肩に触れた手を、まだ目覚めきっていない瞳でぼんやりと見て呟き、慌てたように一歩後ろに下がった。
扉の前まで来ていたから、ベッドに足がぶつかることもなく]

 あ、えぇと…
 座ったほうがいい?

[軽く診察されるのか、と窺うように見上げた]

(27) 2012/12/ 6(木) 21時40分位[603号室]

学生 ナオが接続メモを更新しました。(12/06 21時40分位)

学生 ナオ

[回診が終われば、カーテンの開け放たれた窓の向こうを見やった。中庭は反対側。そこからの音は、きっとあまり届かない]

 オトハ…さん、今日も来るかな?

[結城も確か好きだったはず。世間話のひとつみたいに軽く、口に出した]

(28) 2012/12/ 6(木) 22時20分位[603号室]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/06 22時30分位)

内科医 ユウキ

 そりゃごもっとも、だ。
 昨日はどう、よく眠れたかな?

[そっと寝台へ導き、自分はその前へと立つ。
手許のファイルの内容を確認した。ざっと目で追うが、朝の検温等では別段変化は見受けられなかった、かもしれない。]

 うん、そうだね。
 どうかな、体調は。

[簡単な診察を行うだけなので、緊張しないように会話を続ける。
黒枝が寝台に腰を下ろせば、指先を頬へと滑らせ顎をほんの少し上向かせて喉奥を確認しようと。
心音や脈拍を測り終える頃、何気なく呟いた彼女のひとことに、ぴく、と動きが停止した]

 ―――…、……。

[無垢な瞳を、凝視する。
伝えるべきか、否かを計算していた。少なくともオトハに何かがあった事は、伝わってしまうか。]

(29) 2012/12/ 6(木) 22時40分位[603号室]

学生 ナオ

 なに  …どうしたの、先生?

[とくん、と努めて平静を保っていた鼓動が大きく跳ねた気がした。嫌な予感がする。嫌な、空気が
穏やかだった朝の病室を一瞬にして塗り替えてしまった]

 オトハさん、どうかしたの?

[視線を逸らすように伏せられた睫毛は僅かに震え、問いが終わると同時に持ち上げられ
偽りを許さない、というように結城の瞳をひたと見据える]

(30) 2012/12/ 6(木) 22時50分位[603号室]

【独】 人形師 ボタン

/*
無菌室にいるときは家族の中でも限られた人のみが入室を許可されており
他はドア越しにインターホンで話します。インターホンの場所まで行くのは患者にとって苦痛です。

見舞い客は無菌室の中に入ることはできない。壁の一つが全面ガラス張りになっていて、その外側から室内を見ることができるだけだ。動物園のケモノのような感じである。
会話は「留置場にあるようなガラスに開けられた小さなたくさんの穴」に向かって大声を出すか、直通電話(受話器の付いたインターホン)で話すしかない。しかし身体がきついので大声を出すのは無理である。そのうえ受話器が重いので、直通電話で長時間話すこともできない。

webサイトからコピペ
……  ああああいに行けるかな…!

(-10) 2012/12/ 6(木) 22時50分位

【観】 歌い手 オトハ

[遠い病室の少女の耳に、彼女の歌は届かない。
いや、誰にもその歌声は届いてはいなかった。]

…何か、変。

[いつもと違う。
その不安は、胸の中でもやもやと渦を巻く。
今はまだ不可解さの方が勝っていて、そう大きいものではなかったけど。
丁度手近に居た入院患者の男性に目を向けて。
確認をしようとして、挨拶の言葉を述べる。]

こんにちは。
お散歩ですか?

[会釈をして。
普段ならそのまま歩いていく事の方が多いが、男性の事をじっと見つめる。
しかし、男性の様子は声をかける前と、全く変わらない。
返事を返すどころか、こちらを見てすらも居なかった。]

(+5) 2012/12/ 6(木) 22時50分位[--]

【独】 人形師 ボタン

/*
>>26
海が見えるってことは中庭には面してないよねえ……
せめて中庭に向いてる窓があったら コミュニケーションとれる……微妙だなぁおばあちゃん目えよくないの……
どっしようかな。とりあえず夕飯作ってこよう

(-11) 2012/12/ 6(木) 23時00分位

画家 レン

[追われている。あれらが、追ってくる。追ってくる。追ってくるそれらから、自分はひたすらに逃げる。逃げても、逃げても、距離は変わらず、それらは消えず]

……っ、……
…… あ、

[飛び起きた男の顔には、薄らと汗が滲んでいた。サイドテーブルのサングラスを取ってかけ、深呼吸をして、ようやく落ち着きを得る。
 肩に届くか届かないか程度の白髪混じりの髪を指で梳き]

(31) 2012/12/ 6(木) 23時00分位[531号室]

画家 レンが接続メモを更新しました。(12/06 23時00分位)

【観】 歌い手 オトハ

[その後、何人かに同じ事を試したが、誰からも返事が返ってくる事は無かった。
中庭から受付へ。
受付からラウンジへ。
病棟、病室、ナースセンター。

どこへ行こうと。
結果は同じ。]

(+6) 2012/12/ 6(木) 23時00分位[--]

【観】 歌い手 オトハ

[気が付くと、普段は来ないような奥深くまで入り込んでしまっていた。
彼女は知らなかったけれど、そこは病院の中でももっとも暗くて冷たい場所。
霊安室の、すぐ傍。

そこで彼女は見ることとなる。
目にハンカチを当てている母親の姿と、布をかぶせられ、車へ運ばれようとする――自分の遺体。]

(+7) 2012/12/ 6(木) 23時00分位[--]

【観】 歌い手 オトハ

あ…

[ぞくり。
背中に寒さが伝った。
立っていられない。
目の前がくらくらする。

いくら布がかぶせられていても、直接見ることが出来なくても。
アレが自分である事は、何故か疑いようも無いほどに分かってしまった。
そうだ。
なんで忘れていたんだろう?
昨日、帰り道、急に強い光が向けられて、その後意識が暗転して、そして――]

(+8) 2012/12/ 6(木) 23時00分位[--]

【観】 歌い手 オトハ

私…
死んじゃった…のか…

[口にしてみても、実感は無い。
唇が乾く感覚だって、まるで生きてる時のようなのに。
けれど、彼女の本能が、彼女の記憶が、何より娘に気付かず敷地から離れようとしている母親の姿が、彼女の死を肯定していた。
声をかける。
そんな行動すら出来ず、ただ、母親が遺体と共にどこかへ行くのを呆然と見守るしか出来なかった。]

(+9) 2012/12/ 6(木) 23時10分位[--]

内科医 ユウキ

[身体が凍りついたように動かない。
残像が、フラッシュバックのように視界で跳ねた。
これまで目の当たりにしてきたいくつもの死が、その冷たさが背後から迫ってくるようで]

 ……オトハさんは、……
 オトハさんは、亡くなったよ、昨日。

[無垢な瞳の前で、上手に嘘をつくなんて出来なかった。真実を告げる事で彼女を傷付けることになると、解ってはいたけれど。
責められているような錯覚を覚えてしまい、斜め下方へと緩く視線を落とした姿で、簡潔に告げる]

(32) 2012/12/ 6(木) 23時20分位[603号室]

【観】 歌い手 オトハ

[誰も居なくなった出入り口を見つめながら、ぼんやりと思う。
母は、今頃家に向かう最中なのだろう。
そしてそこで葬式を行うつもりなのだ。
父はきっと、その準備の為に忙しいのだろう。
実家に住んでいる頃、時折見かけた光景が頭に浮かぶ。
幼い頃から見慣れていた十字架。
その前で、悲しげに沈んだ表情の喪服姿。
流れるのは清らかに澄んだ声の賛美歌。
他の人に混じって歌った事だって、何度も何度もある。]

――…慈しみ深き 友なるイエスは

   我らの弱さを 知りて哀れむ…――

[か細い声で口ずさまれるそれは。
昨夜も自ら歌った、聖なる歌。
鎮魂の、あるいは祝福の、祈りを捧げる為の歌。]

(+10) 2012/12/ 6(木) 23時20分位[--]

【独】 歌い手 オトハ

/*
さ、賛美歌だから著作権は多分大丈夫と思うのよ…(どきどき。

死体ヒャッハーしすぎて表の誰より喋ってんだけど、まあ突っ走ろう。

(-12) 2012/12/ 6(木) 23時20分位

学生 ナオ

 ―――――…そ、っか

[なんで、とか。どうして、とか。
ぽつりぽつりと胸にはてなは浮かんできたけれど、結城の表情から予想していたことだったから。驚きはなかった。
昨日は元気だった。
けれど――死はいつだって突然だ。

そしてもう、終わったことなのだ]

 ……先生、ありがと
 教えてくれて

[逸らされた視線に、薄く微笑む。パジャマのボタンを閉じて、ゆっくりと立ち上がった]

(33) 2012/12/ 6(木) 23時40分位[603号室]

学生 ナオ

 なんでもないよ、って言われたら
 もしかして、って嫌な予感だけ続いちゃうもの
 はっきり、教えてくれたほうが私はずっと嬉しい

 ………もう歌が聞けないのは、悲しいね

[話しながら戸棚を開け、桃色のがま口を金庫から取り出した。そろそろ、朝食の時間だったし、気を落としている結城に、何を言えばいいのかわからなかった。笑顔を向け続けられる自信もなかったから]

 また、楽しいこと …あればいいのに

(34) 2012/12/ 6(木) 23時40分位[603号室]

おさげ髪 チカノ

 昨日のおねえさん、歌、上手だったね。

[ふと、口ずさむのをやめて羊に話しかける。

昨日、この場で出会った不思議な歌い手。いつも中庭で歌っていた人物だ。直接に会ったのは、はじめてだったように思う。

彼女が歌ったのはアヴェ・マリア、聖母マリアへの祈り。どこか物悲しい響きの歌。]

『罪人なるわれらのために』
『今も臨終の時も祈り給え』
『アーメン』

[その詞を、少女はまだ、知らない。]

(35) 2012/12/ 7(金) 00時10分位[3階・談話室]

【独】 人形師 ボタン

/*
うむーん
そもわからなくなってきたから
ちょっと思考を中断して ばあちゃん設定詰めておこう。

もしかしたら絡むの最小限にしたいのかなあとか渦巻いちゃって よい考えがうかばにゃい

(-13) 2012/12/ 7(金) 00時10分位

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 00時10分位

【独】 人形師 ボタン

/*
ぐるぐる。
でも縁故投げかけてないのよねえ……
どうなのかなあ……

(-14) 2012/12/ 7(金) 00時10分位

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/07 00時20分位)

内科医 ユウキ

[静止した時を動かしたのは自分ではなく、まだあどけなさの残る黒枝の方だった。立ち上がる気配を感じて視線を持ち上げると、彼女は微笑んでいた。
静寂に響くその言葉は、一瞬でも真実を詰まらせた相手を気遣う内容だった。]

 うん、すてきな声、だった。

 黒枝さんは、……しっかりしてるね。

[部屋を出る支度を横目に、己もカルテを閉じた。
高校生に気を使われてしまうなんて情けないけれど、その心遣いが今は、ありがたかった。]

 あるさ、……早く学校に戻れるように、がんばろうね。

[彼女を含む患者達を救う事が、自分の使命だ。
気持ちを切り替え、笑みを浮かべて病室を出た。
その微笑はかすかに、歪んでしまっていたかもしれないけれど。]

(36) 2012/12/ 7(金) 00時30分位[603号室]

社長 ヘイケ

[──歌が聞こえる…
あの、澄んだ美しい歌だ…]

誰が歌っているんだろうね…センセイなら知ってるかね。

[一二三は内科医の顔を頭に浮かべる。まだ若い、しかし十分に腕はたつ]

(37) 2012/12/ 7(金) 00時30分位[423号室]

【独】 学生 ナオ

/*
平家さんきた!やった!
あえるかにゃあ

(-15) 2012/12/ 7(金) 00時30分位

内科医 ユウキ

→ラウンジ

[603号室を出て看護師への引継ぎを終えると、ちょうど休憩時刻になっていた。
外に出向く気力もなく、カップの珈琲を買ってラウンジへ。

誰も居ないラウンジは、何処か侘しかった。
窓辺の席で、ぼんやりと海の方向を見つめ時を過ごしている]

(38) 2012/12/ 7(金) 00時30分位[603号室]

【独】 人形師 ボタン

/*
おばあちゃん何考えて生きてるのかさっぱりで
設定詰めるも何もなかったでござる

願い事もまださっぱりでござる

(-16) 2012/12/ 7(金) 00時40分位

【独】 内科医 ユウキ

[ぼんやりと海を見つめながら、思うこと。

それは、入院患者たちのことだった。]

 ……全員と、話をしてみたいんだけどなあ。

 ……僕ちょっと、……要領が悪いみたいで、……。

[『患者に対して必要以上の感情移入をしてはいけない』
生前、父はそう言っていたけれど。
自分はまだ、うまく切り分けることができていない。
だからこそ、患者たちの死に深い絶望を覚えてしまうのかもしれずに]

(-17) 2012/12/ 7(金) 00時40分位

【独】 人形師 ボタン

/*
人形動かしちゃえー って思ったけども
なんだか舞台に合わない気がしてきたのでやめるでござる。

どうしようでござる

(-18) 2012/12/ 7(金) 00時40分位

学生 ナオ

 ……うん

[頑張る、には、どうしたらいいかわからないけれど。
結城の優しさはわかるから、頷いた。うん、がんばろう、がんばりたい。そんな想いを込めて。

一人になった病室。窓を開け、青からは目を逸らし空を仰いだ。冬の空はどこか白っぽく]

 …うん、うん

[白い頬に赤みが差すまで、暫く佇んでいた]

(39) 2012/12/ 7(金) 00時50分位[603号室]

人形師 ボタン


中庭

  
  ――ぃっくしゅ、



[日の上りきる前の中庭は、寒かった。
 力の抜けかけた右手からは半ばほど、人形がずりおちかけていたが、その金髪を地面に投げ出すことにはならずに済んだ。]

(40) 2012/12/ 7(金) 00時50分位[朝の中庭]

人形師 ボタン



 あらやァだ、……うとうとしちゃったのねェ
  寒いってのに……、もう、……
 年取っちまうとどこでも寝れるようになるのかね

 もしかして、朝ごはんの時間じゃない、かしらん
 ぐるってまわりながら帰ろうかいな

(41) 2012/12/ 7(金) 00時50分位[朝の中庭]

人形師 ボタン


[ベンチをたつと病院の周りを大きく回るように歩くつもりであった。
 老婆の歩みは遅い。右足にはもう、ボルトなんてものは入っていなかったが、一度目の入院のきっかけになったそれは、彼女の歩行をわずかに阻害するに十分だった。それでも彼女は、その歩みの遅さに焦ることはなく、ゆっくりと歩いていく。]


   ――……おんやァ……

        
       あの窓ぉ、誰か、……


[>>26彼女は視界も狭く、視力も悪くなっていた。ふと見上げたその先、窓の向こう側に色のついたものが見えた気がして足を止める。
 五階分を見上げるとなれば首への負担も大きく、そうそう長くは見上げ続けることは出来ないけれど――]

(42) 2012/12/ 7(金) 00時50分位[建物外]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 00時50分位

【独】 人形師 ボタン

/*
悩んだ末に。
今確実にいる人に絡みに行ったほうがいい気もするも、
そこはそこ同士でも絡めそうだったからねえ

この機会をなくしちゃコハルと絡めることないかもって思ったのも事実だけども

(-19) 2012/12/ 7(金) 00時50分位

学生 コハル

んん…?

[誰かの目線を感じた気がして下をチラッと見ると。
お婆さんが見上げているみたいだった>>42
誰かのお見舞いで名残惜しいのかな、とも思ったけど、
面白そうだし手を振ってみよう。]

元気でねえ

[なんとなく、そう呟いてみた。]

(43) 2012/12/ 7(金) 01時00分位[5階の病室]

人形師 ボタン



    あァ やっぱりいた

[視界の中でもぞりと動いているらしき色彩の揺れに、そう結論付ける。手を振っているのか、その動きは悪い視力の彼女には定かではない。明暗のはっきりした服でも来ていればもう少し、見えていただろうが、それは詮無いことだった。

 得心したように呟き、しわくちゃの顔に更に皺を刻む。
 彼女に堆積した年月が、そう大きく手を振らせてはくれないのだけれども、手を振りかえし]

おはよオねえ――……多分だけど、あんた見たことない顔してるよ。

(44) 2012/12/ 7(金) 01時10分位[建物外]

人形師 ボタン



……どォれ、
    このばあちゃんに知らない相手が病院にいるなんて
 
       そんなのお天道様が許してもォ
     あっちゃいけないことなのさ

[届くはずはないと知りつつもぶつぶつと声に出してから、振った方の指で窓を数える。
 下から幾つめ、端の部屋から左右に幾つずれるか、そんなことを数え上げ
 それからもう一度、皺を深めた]

 

(45) 2012/12/ 7(金) 01時10分位[建物外]

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
カッチーニのアヴェ・マリアには"Ave Maria"以外の歌詞はありません。

が、ヒントになった言葉遊びです。

(-20) 2012/12/ 7(金) 01時10分位

社長 ヘイケは、ダイイングメッセージを記入しました。
『皆でまた、桜を見たいねぇ…満開の桜の下で…』

学生 ナオ

食堂

[入院棟の食堂は、いつ来ても混みあうことはない。ほとんどの人が病室でとるからだが、歩ける者は基本、此処でとることになっている]

 おはよーございます

[名前を確認してもらい、トレイを受け取った。今日のデザートは大好きなキウイで、空元気が少しだけ本物になった。席についてからきょろり、と見渡す。此処で見るときは大抵一人の、あの人はいるだろうか。
母親よりも少し上に見えるその人の横顔を見るたび、少女の胸に少しだけ、はっきりと悲しみと捉えることの出来る感情が舞い降りるのだった]

(46) 2012/12/ 7(金) 01時10分位[食堂]

人形師 ボタン

[それでも。老婆がその病室までいけるかどうかは、定かではない。血縁関係でもない人間がどこまで許されるかも、また。]

(47) 2012/12/ 7(金) 01時10分位[建物外]

学生 ナオ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 01時10分位

【独】 人形師 ボタン

/*
ばあちゃん おせっかい
かつ 自分勝手  が確定いたしました(V)o¥o(V)

(-21) 2012/12/ 7(金) 01時20分位

おさげ髪 チカノ

『千夏乃ちゃん。そろそろお部屋に戻ってね、朝ごはんと、お薬と、回診』

[若い看護師が顔を出した。
はあい、と答えて、マグカップを手に談話室を後にする。重たい色の空と海をちらりと一瞥して、それらを跳ね返すように、ハミングしながら。

冷たい朝の空気に、少女の細いソプラノが弾んでゆく。]

(48) 2012/12/ 7(金) 01時20分位[3階・談話室]

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
>>48
矢野顕子『ひとつだけ』

(-22) 2012/12/ 7(金) 01時20分位

学生 タカハル

朝、303号室

[ベットに潜りこんだところ、…はそのまま眠ってしまっていたようだった。]

って…歯も磨かないでねてたのかよ。

[などと言いつつ、歯を磨いて。
そうして一段落してから、食堂へと向かうことにした。]

(49) 2012/12/ 7(金) 01時40分位[303号室]

学生 タカハルが接続メモを更新しました。(12/07 01時40分位)

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
うたパート終了

(-23) 2012/12/ 7(金) 01時40分位

学生 タカハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 01時40分位

【独】 内科医 ユウキ

/*
あーーー!!
更新で喉回復するんだー!!

やったーよかったー…(←喉配分考えすぎて苦悩してたひと

(-24) 2012/12/ 7(金) 01時40分位

内科医 ユウキ

[半分ほど残った珈琲を流しへと捨て、仕事へ戻る。
途中、小児病棟近くの談話室の傍を通り掛ると、何処かで見掛けたお下げの少女の姿>>48を捉えた。

何処で逢っただろうか……、記憶を手繰り寄せつつ、少女の後ろをついて歩く。

か細くも澄んだソプラノが聞こえたその時、昨日、中庭で逢った子だと、思い出した。]

 こんにちは、……その子は、友だち?

[病室へ戻るその足を、阻害する気はなく。
代わりに病室に掛かった名札を確認するはずで]

(50) 2012/12/ 7(金) 02時00分位[廊下]

画家 レン

[帽子とマフラーはまだ傍らに置き。男はベッドの足元近くに位置している、昨日描いた絵に顔を向けた。パステルカラー。聞こえた響きに誘われた、柔らかな色彩。
 その響きの主が、シルエットの元ともなった女が、もう亡き者となっているという事など、男は知る由もなく]

……

[程無くして、朝食の時間が訪れた。
 慣れた病院食を、美味いとも不味いとも言わず、美味そうでも不味そうでもなく食す。食事が終わってから、男はベッドの上で暫しぼんやりと*していて*]

(51) 2012/12/ 7(金) 02時00分位[531号室]

おさげ髪 チカノ

 ごちそうさま、でした。

[一人で過ごす日は、一日中病室にいるか、談話室にいるかのどちらかだ。体調の良い日は、大抵談話室で過ごしている。

食器をまとめてから薬を飲み、布のバッグに数冊の教科書とノートを詰めて、再び談話室に向かうことにした。赤いオーバーを着て、タータンチェックのひざ掛けもバッグに詰め。

荷物が多かったので、縫いぐるみは置いていくことにした。]

 ちょっと、お勉強してくるね。

[バッグは肩に掛け、食器のトレイを手に、千夏乃は再び部屋の外へ。]

(52) 2012/12/ 7(金) 02時00分位[3階・談話室]

画家 レンが接続メモを更新しました。(12/07 02時00分位)

画家 レン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 02時00分位

学生 ナオ

[今朝のメニューはパンが2つにソーセージ、スクランブルエッグ。そして何故か……味噌汁。メニューはある程度、人によって違うはずだ。しかしこの組み合わせはよく見るものだった]

 んむー

[少しずつ、よく噛んで食べる。パジャマでご飯なんて休日みたいだ、とか。最初は思ったものだった]

 午後まで暇、か

[結城にはああ言ったけれど、部屋に戻ったら少し寝よう。寝癖の直った頭は度々揺らぎ、如何にも眠そうに見えるだろう]

(53) 2012/12/ 7(金) 02時10分位[食堂]

おさげ髪 チカノ

朝・3階

 まだおはようございます、ですよう。先生。

[声を掛けられて、振り返る。
昨日中庭で会った、結城医師だった。

子供らしい笑顔を浮かべて、千夏乃は答え]

 誕生日にもらったんです。両親から。
 わたしの、一番のともだち…あっ、弟がいるから、二番目、かな。

[千夏乃はどちらかというとおとなしい、目立たないタイプだったから、学校ではそんなに友達の多い方ではない。休み時間も一人で静かに本を読んでいるような、そんな子供だ。]

(54) 2012/12/ 7(金) 02時10分位[朝・3階廊下]

内科医 ユウキ

 ああ、そうだったそうだった。
 えーと、おはようございます。

[視線が重なったのは丁度、沢渡の病室の前だっただろう。
ちらり、沢渡千夏乃、という病室の名札を確認する。物静かそうな、けれど屈託のない笑顔につられて、こちらも頬を綻ばせた。]

 そうか、弟と仲が良いんだね。
 ……今から、勉強? 先生も少しお邪魔しようかな。

[彼女の肩にかかるバッグを指し示し、首を傾げた。]

(55) 2012/12/ 7(金) 02時20分位[廊下]

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 02時20分位

学生 タカハル

食堂

…今、この清き食を終わりて。
心豊かに。
力身に満つ。ご馳走様でした。

[小さい頃こういうように教わっていたので、今でも食べ終わったときはそういってしまう。

…が来た時には、今までに数回は会った、いや恐らく話したことのあるであろう同年代くらいの少女が>>53いたが、どうも考え事をしているようなので自分から話をすることはやめておいた。

…は入院しているが殆ど検査も無いので、今日も暇だ。]

…談話室とか、行くか。

[少なくとも誰か知った顔は居るのではないだろうか、なんて考える。
勿論、…の場合は勉強に使うこともしばしばあるが。そんな気分ではあまり無い。]

(56) 2012/12/ 7(金) 02時20分位[食堂]

人形師 ボタン

[しっかり数え上げた後、もう一度窓の向こうの人影に手を振った。
 老婆はまた、足を少しく引きずる歩行を再開する。
 建物内に入り、まっすぐエレベーターへ――けれど鈍い速度で向かった彼女を引きとめたのは看護婦の声だった。]


「あら、田中さん。
 朝ごはん食べましたか? 今日はスクランブルエッグですよ。」

   ああ、はァい、はい。

(57) 2012/12/ 7(金) 02時30分位[建物外]

人形師 ボタン

 まだ食べてなかったですよォ
 老いぼれちまうとヤですねえ、ご飯のことも忘れっちまって。

 ……ン、ン――……まァねえ
 さっきの窓の子も、朝ごはん食べに来てるかも、知れないしねェ

[それでも視線はちらりと上に向かい、ため息を吐いた。]

     そんでもォ、先に五階行っちまっても……
          バレないかねぇ

(58) 2012/12/ 7(金) 02時30分位[建物外]

おさげ髪 チカノ

 はい。自習しておかないと、学校に戻った時についていけなくなっちゃうから。

[千夏乃はバッグの中から、数学の教科書を取り出して見せた。]

 一人で勉強してると、やらなきゃいけないプリントもないし、好きなだけかさが増えていくお風呂が想像できるから、わたし、けっこう好きなんです。

 教室に戻っても、授業中にあふれるお風呂で溺れちゃいそう。

[章末の文章題を思い出して、くすくすと笑った。お風呂、というのはy=ax+b、というあれのことだ。

文章を読んで、あるいは音楽を聴いて、そこからイメージを起こすのは好きだ。一人遊びの好きな子供らしい、ある種の特技のようなもの、なのだろう。]

(59) 2012/12/ 7(金) 02時30分位[朝食後・3階廊下]

人形師 ボタン



あらァやだ。
  

 あんたにまでそう言われるたァ思ってなかったよ

  なんだい、ハクジョウめ。
 一食抜いたぐらいでオッチヌ婆さんじゃねェってのさ。

[眉間に皺を寄せ、一人で騒がしくしながらも、
 それでも彼女は食堂へ向かい始める]

(60) 2012/12/ 7(金) 02時40分位[建物外]

【独】 内科医 ユウキ

/*
みんな、次の一手を悩んでますね。
わかりますわかります。

僕、一番動き易い職業なのに上手く動けなくてごめんなさい…
在席してそうな所から突撃してます。

夜明け前までに柏木さんの部屋にも行きたい。

(-25) 2012/12/ 7(金) 02時40分位

【独】 人形師 ボタン

/*
タカハルくん巻き込んで
そのままナオちゃんと話を広げる感じで

そのままヘイケさんのところに突撃できないもんだろうか。
(よくばり)

(-26) 2012/12/ 7(金) 02時40分位

【独】 人形師 ボタン

/*
やあでも ナオちゃん話しかけるかもなあ
そしたらヘイケさんとこ一直線で行っちゃってもアリよな
たぶん。

五階詮索時に レンスケさんの部屋もこっそり覗けたらよいけども。
ちょっと一人で動き過ぎではないかね 不安

(-27) 2012/12/ 7(金) 02時40分位

【独】 人形師 ボタン

/*
んー でも参加可能時間やら何やら考えて、
あんまり広げ過ぎると きちんと回収というか、回すことができなくなるよなあ
どうかなどうすっかな

(-28) 2012/12/ 7(金) 02時40分位

学生 タカハル

三階廊下

[取り敢えずじゃあなんか取りに行くか、と思い自室に戻っている最中に、何回か自分も見てもらったことがある記憶のある…確か結城先生と、もう一人。
前に居た時は見なかった顔で、きちんと話したことは無かった少女の姿を捉えた。]

おはようございます。あと…初めまして。

[前半は結城先生に、後半は彼女に向けて。]

(61) 2012/12/ 7(金) 02時40分位[三階廊下]

【独】 人形師 ボタン

/*
タカハルくん動いた。

またナオちゃんに話しかけるのは申し訳ないなあ 申し訳ないなあ……

(-29) 2012/12/ 7(金) 02時50分位

学生 ナオが接続メモを更新しました。(12/07 02時50分位)

【独】 人形師 ボタン

/*
ふむん そったらヘイケさんところに突撃すっか

(-30) 2012/12/ 7(金) 02時50分位

【独】 内科医 ユウキ

/*
人形師 ボタン:田中ぼたん
社長 ヘイケ:平家 一二三
画家 レン:柏木 蓮介

学生 タカハル:後藤孝治(15)
おさげ髪 チカノ:沢渡千夏乃(中学生)
学生 ナオ:黒枝奈緒(16)
学生 コハル:鎌田 小春(高校生、バレー部)

(-31) 2012/12/ 7(金) 02時50分位

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 02時50分位

人形師 ボタン


食堂

[足を引きずり、持ち上げては引きずり、老婆の歩みは遅い。
 その場についた時には食べ終えた面々が食堂を離れていく頃合だった。
 小さな眼を左右に動かし、窓の向こうで動いた色彩と、似ているものはないかと探す。
 その途中知った影があれば皺を深くして微笑みかけることだろう。]


 こちら、失礼しますよォ

(62) 2012/12/ 7(金) 02時50分位[食堂向かい中]

人形師 ボタン

[老婆の娘と近い年齢――のようにも、老婆には思えたが、彼女は長いこと娘にも孫にもあっていなかった。いくつほどであったかも、遠い記憶の中、笑い声のこだまする家族風景で途切れてしまっているから、彼女の中には何一つ娘の現在を想像できるものは無く。幾度か声を交わしたことのある相手の、蓮向かいに腰を下ろす。]


   ああやっと着いた。
 一日、一日、なんだか食堂が遠くなっていく気がしますよ


[皺に紛れてしまうように眼を細くさせて、朝の挨拶を向けた**]

(63) 2012/12/ 7(金) 03時00分位[食堂向かい中]

おさげ髪 チカノ

 おはようございます。…もしかして、中学生ですか?

 よかった。近くの部屋、ちっちゃい子ばっかりで。中学生になっても小児科に通ってるのってわたしだけなのかな、って思ってた。

[通りがかった少年に、ぱっと顔をほころばせ。]

(64) 2012/12/ 7(金) 03時00分位[朝食後・3階廊下]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時00分位

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時00分位

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/07 03時00分位)

内科医 ユウキ

[廊下で立ち話をしていた矢先、横切る少年へと意識が映る。
小さな頃から幾度か見たことのある顔だ。軽く手を上げ挨拶を送る。]

 おはよう、後藤君。
 ……ああ、『初めまして』なんだね。

[…と、そこで沢渡の様子を見守る。
嬉しそうな様子に気づいて双方を見つめた。]

 立ち話もなんだし、談話室に行こうか。
 何か飲むかい、二人とも。

(65) 2012/12/ 7(金) 03時00分位[廊下]

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時10分位

おさげ髪 チカノ

 あ、わたし、白湯のみます。
 お茶も持ってたりするんですけど、お茶よりお水のほうが、好きです。

[バッグの中には、ちゃんとお気に入りのマグカップも入っている。
談話室ではいつも、給湯器の湯をさまして飲んでいた。紅茶は渋いし、緑茶は苦いし、まして、コーヒーなど。

ココアやジュースのような甘いもの嫌いではないのだが、そこはまあ、思春期の少女のことだ。いろいろと気になる年頃なのである。]

(66) 2012/12/ 7(金) 03時10分位[朝食後・3階廊下]

学生 タカハル

[中学生ですか?と言われると、此方も顔を綻ばせ>>64]

ああ、中3…だな、一応。
確かに中学生になってこっちに居ることはあんまり無いよな…俺はまぁ、行ったりきたりみたいな感じだったし。

[そして結城先生が談話室に行こうか、と声をかけてくれたので>>65]

そうですね、体を冷やしてしまったらいけないですし。
冷えは溜まってしまうから。気をつけておかないと。

あ、じゃあ荷物とってくるんで、先に行っててもらえますか?

(67) 2012/12/ 7(金) 03時10分位[三階廊下]

学生 タカハル


先生がコーヒーなら同じで。ブラックでいいんで。
違うのだったら…お茶、かなぁ。

[といいつつちょっと早歩きで自分の部屋に向かう]

(68) 2012/12/ 7(金) 03時10分位[三階廊下]

おさげ髪 チカノ、「あ、じゃあ先輩なんですね!」

2012/12/ 7(金) 03時20分位

学生 タカハル、「年は、な。」

2012/12/ 7(金) 03時20分位

内科医 ユウキ

[自販機で適当に見繕おうと思ったのだけれど、少女から告げられた以外な言葉に一瞬目を丸くしてしまったのは、気が抜けていたからだろう。
飲料制限を受けている可能性も有る。尤も、思春期特有の思考でジュース類を避けているとまで読み取れるほど、此方も成熟した医師ではなかったのが残念なところで]

 ……、なるほどね、了解。
 後藤君は――、…ブラック飲めるんだ。オトナだねえ。

[珈琲にするつもりだった己。沢渡の病状は詳しくは無いが、後藤は確か飲み物に制限は無かった記憶があった。
部屋へと去っていく後藤に手を振り]

 ん、待ってるよ。

[談話室に到着すると沢渡からカップを受け取り、飲み物を用意し始める]

(69) 2012/12/ 7(金) 03時20分位[廊下]

学生 タカハル

303号室

[二人と会話してから自分の部屋に戻り、荷物を持つ。
普段から準備してあったので持つのは早いのだった]

…誰かと一緒に、って言うのは初めてだな。

[教えていることはあったけれど、此処まで年の近い人といっしょなのは初めてで。
少し、楽しみには思っていた。]

(70) 2012/12/ 7(金) 03時20分位[303号室]

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時30分位

【独】 学生 タカハル

/*
一応家族性突然死症候群を考えていたのですけど…
治療しちゃうと死亡率下がるので…これであることは病院は理解してなく、原因不明にしてることにしよう。

http://www.nanbyou.or.jp/entry/66

このあたりが分かりやすいかな?

(-32) 2012/12/ 7(金) 03時30分位

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時30分位

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
千夏乃の病状:
病巣が深く手術が難しい場所にあり、手術しなければ半年、しても三年、と両親には告知が済んでいる。

…とここまで書いて、グリオブラストーマの発症年齢は中年以上が多い、などという記述を発見するなど。まあしかしだいたいそんな感じ。

(-33) 2012/12/ 7(金) 03時30分位

学生 タカハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時40分位

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
うむ…。学生時代真面目に勉強してなかったのがばれるのである。

(-34) 2012/12/ 7(金) 03時40分位

学生 タカハルが接続メモを更新しました。(12/07 03時40分位)

【独】 おさげ髪 チカノ

/*
表に記述がないのは基本的に千夏乃本人が知らないから、なのである。

(-35) 2012/12/ 7(金) 03時40分位

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時40分位

学生 タカハル

談話室

[自分の部屋に戻ってから直ぐに此方に来たので、結城先生は飲み物の準備をしている最中だった>>69]

ありがとうございます。
そういえば珈琲って、苦い味も良いとは思っていたのですけど、あのネガティブフレーバーって高級豆だと無いって聞いたんですけど、本当ですか?

…流石に僕にそんな高いものは飲む機会は無かったですし、なさそうですから。

[といいながら荷物を置く。]

(71) 2012/12/ 7(金) 03時40分位[談話室]

学生 タカハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 03時50分位

内科医 ユウキ

[沢渡は席に着いた頃か。其々の飲み物を用意する。己と後藤の珈琲は自販機カップのものだ。砂糖もミルクも入っていない。
それを手に、談話室の席へと戻り]

 え、……ネガティブフレーバーって、なに…?

[きょとんとした眼を後藤へ向ける]

 高い珈琲は、なんだろ……、酸味が強いのが多い?
 ……くらいしか、知らないや。

[其々の前にお望みのカップを置き終えると、あはは、と笑った。
彼らが勉強を始めるにしろ、雑談を始めるにしろ、己は頬杖の姿勢でそれを*眺めているのだろう*]

(72) 2012/12/ 7(金) 04時00分位[談話室]

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 04時00分位

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/07 04時00分位)

おさげ髪 チカノ

 ありがとうございます。

[結城医師からカップを受け取って、椅子に掛けた。
いつもの窓辺のテーブル。相変わらずの曇り空だが、昼に近くなり日が高くなった気配はある。海の群青も、わずかばかり彩度を増しているようだ。

千夏乃は布のバッグから教科書とノートを取り出して、テーブルの上に並べ、山ほどのカラーペンと鉛筆が入った大きなペンケースをその上に乗せた。それから、タータンチェックのブランケットを膝にかける。これで準備は完璧だ。]

 わたしは、カフェオレやミルクティーなら、飲めるんですけど。
 でもいつも、ついミルクを入れすぎちゃう。

[コーヒーの香りは好きだが、味はまだ好きになれないらしい。
いつか、自分もブラックのコーヒーを飲めるようになる日がくるのだろうか。そんなことを思いながら、カラフルなペンで数式やメモが書き込まれた教科書のページを*めくった*。]

(73) 2012/12/ 7(金) 10時50分位[朝食後・3階廊下]

おさげ髪 チカノ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 10時50分位

おさげ髪 チカノ:3階・談話室

学生 コハル

[お婆さんが手を振ってくれたので、満足してベッドに戻る。
まさかあのお婆さんがこちらまで来るとは思っていない。]

今日のご飯はなんだろーなー

[隔離された病室なので一人だけご飯は別物なのだ。
食堂に行きたいと思っても行けないし、
外なんてもってのほかだ。

誰かが来る時は恥ずかしいのでニットの帽子を被っている。
これなら今の悲惨な頭を隠せる。
ご飯が来たので、手を合わせて、食べる事にする。]

(74) 2012/12/ 7(金) 11時10分位[5階の病室]

学生 コハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 11時10分位

社長 ヘイケ

さてと…日課の一服でもしにいこうかね…

[一二三は愛用の煙草入れをポケットに押し込み、いつもの屋上へと向かう事にした。
本来ならラウンジの喫煙室を使うように言われているのだが、何とも監視されているようで嫌だ…との理由から一二三は利用したことがなかった。屋上でひっそりと、潮風にさらされながらの一服が何よりの御馳走だった]

(丁度屋上からは中庭が見えるしね…。あの歌声が誰のものか、耳を澄ますのも悪くはないさ)

(75) 2012/12/ 7(金) 13時20分位[423号室]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/07 13時50分位)

内科医 ユウキ

[後藤と沢渡の間に椅子を置き、勉強する様子を眺めている。
沢渡の教科書を拝借してページを捲り、自分が学生の頃にも習った内容を見つけると微かに目許を細めたり。懐かしかった。
沢渡の言葉に、珈琲を啜ってから答えた。]

 先生も、学生の頃はブラックなんて飲めなかったよ。
 ミルクたっぷりのココア派だったけど。……味覚なんて成長と共に変化するものさ。

 ―――…っと、ちょっとごめん。

[何時もは切っているプライベートの電話が震え、メールの内容を確認する。案の定時計屋からだった。
簡素なその内容を見つめると、表情から微笑の色の一切が、消える。]

 時計屋に、行かないと。……勉強の邪魔して、ごめんね。

[カップを手にして立ち上がり、じゃあね、と談話室の二人へ手を振り、去っていった。]

(76) 2012/12/ 7(金) 13時50分位[談話室]

内科医 ユウキ

[結局、直らなかった時計を引き取りに行った後、足は無意識に人気のない場所を選んで動いていた。

壊れたら、治せばいい。

治らなかったら……?

もう、治すことなんてできないのでは……?


父の形見の時計が治らなかったことで、なにかが歪んでいく。
かすかな焦燥を滲ませるまま、屋上へと続く扉を開いて、柵へと近づいた。
若しかすると先客>>75が到着しているか。顔見知りの女性患者の姿に気づけば少しばかり日常を取り戻し、会釈を送るはずで]

(77) 2012/12/ 7(金) 14時00分位[屋上]

内科医 ユウキ

[仄かな潮風が冬の冴を運び、白衣の裾を薄く浚っていく。
不意に鼓膜へ伝う歌声に惹かれて、中庭へ視線を落とした。人の姿は捉えられないけれど、きっと誰かがオトハの死を悼んでCD音源を流しているのだろうと、合理的な解釈を行った。]

 『オトハ』さん……、まだ若いのに、残念な事でしたね。

 人生で二度も交通事故に遭い、亡くなるなんて。

[黒枝に見せた時のような翳りはもう、見受けられないだろう。平家へ淡々とオトハの死を語り、白衣のポケットから腕時計を取り出した。]

 これももう、直らないなら要らないな。

[屋上の柵へ時計を差し出し、そのまま手放す。僅かな空白を縫うように、中庭のコンクリートに腕時計が落ちた事を示す軽い衝撃音が響く。

薄く微笑んだまま、再びポケットへ両手を忍ばせる。「余り、本数吸ってはだめですよ」と、煙草を咎めることなく屋上を去っていった。]

(78) 2012/12/ 7(金) 15時40分位[屋上]

内科医 ユウキ

[屋上から検査室に戻り、幾つかの検査を行っていった。いつもと変わらぬ業務を、淡々とこなしていく。

誰かが死のうが、産まれようが、所詮自分には関係のないこと、と。

『患者に対し、必要以上の感情移入をしてはならない』という父の言葉がなんとなく、解ったような気もした。]

(79) 2012/12/ 7(金) 15時50分位[屋上→検査室]

内科医 ユウキ

夕刻:531号室前


 灰色の中で、過ごせばいい……

[ぽつり、ひとりごちた言葉で思い出すのは、極彩色の中に生きる青年の事だった。
職員へ、何かあったら院内PHSで呼び出してくれと残し、その足は5階へ進む。]



 柏木さん、……居ますか?

訪問するには些か妙な時間ではあったものの、気に留めることなくその部屋の前に佇み、扉を*ノックした*]

(80) 2012/12/ 7(金) 15時50分位[531号室前]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/07 16時00分位)

内科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 16時00分位

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 17時00分位

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/07 17時00分位)

人形師 ボタン



 おいしかったねェ

[箸を降ろした老婆の食器には、まだ食事が残っていた。
 眉を下げ、職員に明日からもっと減らしてくれなどと声を掛けながら食堂を辞する。
 知った顔があれば皺に塗れた顔をくしゃりと歪ませて、そうして挨拶しながら出て行った。]

(81) 2012/12/ 7(金) 18時10分位[食堂]

【独】 人形師 ボタン

/*
うむん。参加して思ったのは、
私はなにやらとても独善的な考えに従って行動していた気がする だな…。
さまざまな方面に謝りつつ
今後の行動の方針を立てます。

(-36) 2012/12/ 7(金) 18時10分位

【独】 人形師 ボタン

/*
無菌室のお見舞いの仕方 わかんない……
受話越しに話せるみたいだけど
それをこんな婆ちゃんがやっちゃってもいいのかねえ

(-37) 2012/12/ 7(金) 18時20分位

人形師 ボタン

五階 廊下

   さァて。

 あの窓ォは、どおこの、部屋かね。


[金髪の人形を携え、一歩、一歩と歩いていく。
 時折部屋をのぞきこみ、そこに見知った顔があれば皺を深めて話しかけた。老婆にとっては、この病院内ですべてが終わっていた。彼女を見舞う人間はいなかった。家族と呼べた相手は、はやばやと次の世界へ旅立った。娘も、孫も義息子も、彼女の入院以来一度たりとも訪れたことはない。だからこそ、彼女は病院内にいる人間に向けて笑いかけた。]

(82) 2012/12/ 7(金) 18時20分位[食堂]

人形師 ボタン



    おンや。
 

      ――……もォしかすると、これかしらんねェ……
 

 でもよぅ、これってェのは……
   

(83) 2012/12/ 7(金) 18時20分位[食堂]

人形師 ボタン


  あっ……ちょいと すいませんけども。


[廊下を歩んでくる看護師に、声を掛ける。
 金髪の人形を持つ手が忙しなく、上から下へと梳いた。]


  あたし、このお部屋の人のお見舞いしたいンです

    そのォ……いいでしょうか、ねェ
 何分あたし、こんなお部屋ァ初めてで……

(84) 2012/12/ 7(金) 18時30分位[五階 廊下]

人形師 ボタン

いえね、外から見上げた時に、
はて……あの子ァ誰だろうな、見たことがないぞって思っちまいましてねェ

 なんだかね、サミシイんじゃないだろかって勝手に、えェ勝手に考えちまって。
   いやねあたしだったらァ、そうだろうなって思ったんですよぅ。
 で、どうでしょう看護師さん。
 
 勝手にお見舞いしていいもんでしょうか。


[その看護師の言葉を待つように、
 小さな黒い眼がうろちょろ、壁越しの病室へと投げかけられた**]

(85) 2012/12/ 7(金) 18時30分位[五階 廊下]

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 18時40分位

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/07 18時40分位)

画家 レン

[ベッドの上でぼんやりとして――いつの間にか、眠りに落ちていた。男の眠りは基本的に浅い。幾分深くとも、精神は度々疲労を強いられる。
 故に男は日中にも眠りを挟む事が多かった。
 男が再び目覚めたのは昼食の時間だった。朝食と同様の按配でそれを食べ、男はイーゼルに向かった]

……、

[いつものように、キャンバスを色で染めていく]

……

[ただ目の前のキャンバスのみに集中して、ひたすら筆を走らせて、男は午後を過ごしていった]

(86) 2012/12/ 7(金) 19時10分位[531号室]

画家 レン

[男が作業の手を止めたのは、夕刻になっての事だった。不意に聞こえてきたノックの音と呼び声に、男は扉の方へ顔を向けた。
 前日の中庭での約束を、幾つかの会話の断片と共に思い出しながら、男は筆とパレットを傍らの台の上に置いた。かた、と僅かに水入れの中の混沌が揺れ]

――どうぞ。

[帽子を深く被り直しつつ、訪問者に*返した*]

(87) 2012/12/ 7(金) 19時20分位[531号室]

画家 レン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 19時20分位

学生 コハル

『鎌田さーん、お見舞いにきたいって方が来られてますけどー?』
あっ、はーい。分かりましたー

[帽子だけ被って準備万端。無菌室の前に紫外線を当てて殺菌をする部屋があるので、
そこに決められた時間いてからようやく部屋に入れるようになっている。
さらには時間が無いけどお見舞いがしたいと言う人向けに、窓から中を覗くことも出来るようになっているのだ。]

うーん、誰だろう?
学校は授業中だし…親戚の人かな?

(88) 2012/12/ 7(金) 21時50分位[5階の病室]

学生 コハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 7(金) 21時50分位

【独】 人形師 ボタン

/*
あっ 別に身分がきちんとしてなくてもよかったんか
あらあ 申し訳ないない

(-38) 2012/12/ 7(金) 22時10分位

人形師 ボタン


「はい、お見舞い良いですよ。」

   はァ、ありがとうねえ。

[看護士が部屋の中に尋ねる間も、廊下では老婆がずっと、金髪を撫で続けていた。
 ようやっと帰ってきた声に安堵したような吐息を交えながら返答した。]


 じゃァ、――……失礼しますよう。

(89) 2012/12/ 7(金) 22時20分位[五階 廊下]

人形師 ボタン



五階 病室


[そこで目にしたのは、老婆にとってはそれこそTVですらも見たことのない内装だった。
 簡単な説明を受け、窓越しの対話を選んだ彼女は、すぐに話し口に向かわずに
 窓の向こうの女の子へと笑みを向けた]


あらァ、やっぱり見たことない子だ。
    こんにちはァ、お邪魔しますよ。
[皺を深め、その波に眼まで埋めてしまうのかという具合に老婆は笑んでみせる。そこには初対面だから、などといった躊躇もなく、長らく合わなかった親類に対してのような、そんな気さくさが皺のうちからにじんでいる]

(90) 2012/12/ 7(金) 22時20分位[五階 廊下]

学生 コハル

[わくわくしながら待っていると、窓の方から声がする。
良く見ると、さっき手を振ったお婆さんだった。]

あれ?さっきのおばあちゃんだ。
こんにちは。えーっと、初めましてですよね?
わたし、鎌田小春って言います。おばあちゃんは?

[久々のお見舞いで凄く嬉しい。こういうのも病気を治すためのモチベーションとなるのだ。]

そのお人形可愛いですね。
お孫さんのですか?

(91) 2012/12/ 7(金) 22時30分位[5階の病室]

人形師 ボタン



そうそ、 初めましてねェ。
あたしゃァ……田中ぼたんって名前なんだけどねェ、
   ただの婆さんで十分だよ。

  小春ちゃんってェ、いうのかい。
  
    奈緒ちゃんと同じくらい、の年じゃないかな。
    小春ちゃんは高校生?

[話し口の前に据えられていた椅子に億劫そうに腰を下ろしたけれど、
 その顔面を彩るのは間違いなく喜色だった。
 円らな瞳は窓越しの、楽しそうにも見える女学生の顔を観察し、満足げに一人頷いた。
 ――それでも、そのニット帽にどことなく病気の影を見出しては小さな瞳に影を映した。
 にこりと弓を描いた細目から掬い取れるかは知らないけれど。]

(92) 2012/12/ 7(金) 22時50分位[五階 病室]

人形師 ボタン


[人形へ向けられた褒め言葉に、ただにっこりと笑みを深めて
 セルロイド人形を赤子のようにゆすりあげる。]

   ああ、この子はあたしンなのさ。
     笑っちゃヤだよ、婆ちゃんになっても病院が怖くて 
       そいで、連れてきちまったの。


[けらりと笑いだしそうな程声を震わせ。]

(93) 2012/12/ 7(金) 22時50分位[五階 病室]

【独】 人形師 ボタン

/*
ばあちゃんが 弱音をこぼせないので
どうやって拾おうか 少し考え込んだ。
孫に言及してもらったから きっともっと素敵な拾い方できたろうけど  なあ 申し訳ない

(-39) 2012/12/ 7(金) 23時10分位

学生 コハル

あ、田中さんですね…うん、じゃあおばあちゃんって呼びます。
はい、高校生です。バレーボールやってるんですよ。

[優しそうなおばあちゃんがお見舞いに来てくれて本当に嬉しい。
…少し陰りが見えた気がするけど、気のせいに違いない。
独りだったからきっとネガティブ思考が占めているんだ。]

へえ、そうなんですか。
おばあちゃんの大事なお人形なんですね。

[おばあちゃんは、入院が怖くてお人形を持ってきたようだ。
私も寂しいし、家族にクマのぬいぐるみでも持ってきてもらおうか。]

(94) 2012/12/ 7(金) 23時20分位[5階の病室]

人形師 ボタン


バレーってあれかい。
   ひょいって飛んで、バシっと球ァ打つやつかい。
  
[言葉のとおり手真似して、飛んできたボールを打つような仕草を見せる。
 切れのない緩慢な動きを見せてから緩く首をかしげ、それから得心したように]


  はぁあ、嬢ちゃんは かンなり、元気な子だったんだねェ……
 ぴょんって高ぁく飛ぶんだろうねェ。


  あァ実ぁね、この子ァ、あたしの爺さんが
     初めてくれたもんでねェ。ついつい何処にでも持ってっちゃうのさ。

(95) 2012/12/ 7(金) 23時40分位[五階 病室]

人形師 ボタン


[そういいながら部屋の中を見渡す。
 老婆にとっての人形のようなものは、一見しただけでは部屋の中にないような気がして]


    小春ちゃんは、お人形よりも
       もしかしたらバレーボールかねえ。
      このお部屋から出れたらよ、
        病院の、同じくらいの年ごろの子とバレーしてみたら
      楽しいリハビリかもねえ。
        
    このお部屋からじゃア見えないかもしンないけど、
        病院の中庭ならァ、できるし――……
    よく歌い手さんがねぇ、そこで 歌ってるのさ
      行ってみるといいよう。

(96) 2012/12/ 7(金) 23時40分位[五階 病室]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/08 00時30分位)
学生 ナオが接続メモを更新しました。(12/08 00時30分位)

内科医 ユウキ

 お邪魔しますね。

[室内からの反応を受けて静かに扉を開く。
先日と同じように目深く帽子を被る柏木の姿よりも先に伝うは絵の具の香か。消毒薬に慣れすぎた身にとってそれは酷く新鮮でもあり、違和感でもあった。]

 ―――…あ、……、

[最初に目に飛び込んで来たものは、キャンバスいっぱいの、色、色、色。
抽象的に描かれたその絵画の前に佇み、暫し圧倒されるように見つめていた。

じっと見つめていると、何となくこれが空、これが人の姿、口、と、理解出来た気がした。]

 何というか、……迫力ありますね。凄く。

 ……女神、みたいな感じ、ですか?

[解釈、間違っているかもしれないけれど。確かめるように柏木へと視軸を凪いで]

(97) 2012/12/ 8(土) 00時40分位[531号室]

【独】 内科医 ユウキ

/*
ぼたんおばあちゃん、可愛いですね。
もふもふしたくなるっていうか。

(-40) 2012/12/ 8(土) 00時40分位

学生 コハル

バレーボール…うーん、なるほど。

[確かに置いてみるのは良いかもしれない。色々と励みになるかも。]

そうですね、出来たらやってみたいですね。
頑張って、この部屋から出たら、リハビリで…うん。

[希望がわいてきたと思う。歌い手さんと言うのは今日聞こえた気がするアレの事だろうか。]

そっかあ、中庭あるんですね。
知らなかった。即入院、って感じだったので。

[これも、元気になるモチベーションだろうか。
おばあちゃんの話は聞いてて楽しい。

色々と話したと思うけど、しばらくした後に検査とか何やらで面会が終わりと言う事になってしまった。]

気が向いたら、また来てください。大変かもしれないですけど。

[寂しそうに笑って、見送った。**]

(98) 2012/12/ 8(土) 00時40分位[5階の病室]

学生 コハルが接続メモを更新しました。(12/08 00時40分位)

学生 コハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 8(土) 00時50分位

学生 コハル、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 8(土) 00時50分位

内科医 ユウキは、ダイイングメッセージを記入しました。
『院内の天井が 血のような赤に 染まればいい』

学生 ナオ

[孝治の姿には気づかずに――気づけばまたよろしく、なんて言葉をかけただろうが、それはまたいつか――キウイを食べて病室へ戻った。
午後早くに検査を終え、また夕飯まで暇になった少女は、濃紺のカーディガンを羽織って入院棟を出、夕暮れの中庭を目指した]

(99) 2012/12/ 8(土) 01時00分位[午後]

画家 レンが接続メモを更新しました。(12/08 01時00分位)

人形師 ボタン

 ンフフフ

   婆ちゃんは長いことここに居るからね
  なんでも知ってンのさ――

[面会の終わりを告げられ、腰を浮かす。
 抱きかかえたままの人形の、きしきしとした金髪が垂れ下がった。]

 
  もう こんな時間かい
   悪かったねェ長居しちまって。
 
    こんな萎びれたババアで良かったら、
      また来るよォ
    今度ァ、出来りゃあ同じくらいの年の子も
        連れてくるよ

[その表情に思わず付け足された言葉。
 老婆の黒い眼は弓なりに細められたまま、ゆっくりと言葉を紡いで病室を後にする。]

(100) 2012/12/ 8(土) 01時10分位[五階 病室]

【独】 内科医 ユウキ

/*
あ、しまった

今日死ぬのはアンちゃんだけか←どんだけ素人なの…

死ぬかもという気満々で動いてた。
いつ死んでもいいように軽く狂ってきたというのに、一日早かったな…orz

くっそ、駆け足でエンカしすぎたなもったいない…

(-41) 2012/12/ 8(土) 01時10分位

画家 レン

結城先生。今日は。
来て頂けて嬉しいです。

[病室に入ってきた結城の姿を見ると、まずそう挨拶をした。それから、置いていたカンバスの上の絵を見つめる様を、サングラスの下から見つめて]

女神。
そうですね、それは……
そうなのかもしれません。

[訊ねられれば、少々迷った風に言葉を発した]

昨日、中庭で見た景色をイメージしたんです。
それで、描いていたら……
……なんだか、歌が聞こえた気がしたんです。
あの……オトハさん、の歌が。

だから、その歌の色になったんです。
だから。
女神に見えるのなら、きっと彼女が理由でしょう。

(101) 2012/12/ 8(土) 01時20分位[531号室]

画家 レン、その死は未だ知らず。

2012/12/ 8(土) 01時20分位

【独】 内科医 ユウキ

[色の洪水、極彩色の乱れ舞うこのキャンバスこそが、柏木に見えている世界、なのだろうか。

確かに、人の心はこんな感じなのかもしれない。

生と負がひしめき合い、時に青く、時に赤く……『感情』に色をつけたらきっと、このような感じなのかもしれないと。


  けれど、僕の世界は―――…


いつからだろう。色を感じられなくなったのは。
海の青さえも、侘しい灰色に感じるようになった気がした。


  あたたかな赤に、包まれていたい。

  鮮血の赤に包まれたら、僕の世界ももっと、色鮮やかなものになるかも、しれない。]

(-42) 2012/12/ 8(土) 01時20分位

人形師 ボタン

病室

[その場を去った老人の姿は、割り当てられた病室に向かった。
 寝台に腰掛け足をさする。下から上、上から下、見様見真似の手つきで繰り返し。
 
 脇に置いた金髪のセルロイド。
 横たえようが、その眼を閉じることはない。]


   孫……ねえ、あの子ァ
  今幾つだろうねェ

        大きくなっちまったら、もう、
         お人形はいらないだろうねェ

[足のだるさを訴えて、昼飯は病室で食べたいと声をかけた。
 その声音は看護士に対するものというよりか、少し甘えたような声音だった。] 

(102) 2012/12/ 8(土) 01時20分位[五階 病室]

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/08 01時20分位)

人形師 ボタン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/12/ 8(土) 01時20分位

学生 ナオ

中庭

[音楽のない、ただの庭。
少し前までは、空も見え、歌が世界を広げていたけれど]

 狭い、なぁ

[ベンチに腰掛け、中庭を取り囲む壁や窓を見渡した。屋上の柵から、地面へ――何か、落ちている。駈けていき、きらりと夕暮れを反射した何かの前にしゃがみこむ]

(103) 2012/12/ 8(土) 01時20分位[中庭]

警備員 ノギが接続メモを更新しました。(12/08 01時20分位)

人形師 ボタン


[それから、老婆は眠った。
 長らく歩いたからだろうか、エレベーターを使わない という無駄な努力を、鎌田小春に会った後に試みたせいだろうか。とにかく老人は昼飯を食べた後に昏々と眠り、その際もセルロイド人形を離さなかった。
 目をつむり、眼さえも顔に刻まれた皺のような風体をしながら、その胸に抱いた人形は決して目をつむらず、真白の天井をずっと見つめていた。]

(104) 2012/12/ 8(土) 01時20分位[病室]

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生存者 (1)

警備員 ノギ
4回 残11896pt

犠牲者 (4)

告げ人 アン(2d)
0回 残12000pt
学生 ナオ(4d)
56回 残10361pt
人形師 ボタン(5d)
34回 残10947pt
内科医 ユウキ(6d)
37回 残10721pt

処刑者 (4)

画家 レン(3d)
9回 残11758pt
学生 タカハル(4d)
5回 残11842pt
学生 コハル(5d)
2回 残11954pt
おさげ髪 チカノ(6d)
19回 残11493pt

突然死者 (1)

社長 ヘイケ(3d)
1回 残11972pt

参観者 (1)

歌い手 オトハ(1d)
18回 残11589pt

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話
死者のうめき

一括操作




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