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[少しだけ気持ちを切り替えて、村瀬の言葉にも耳を向ける。]
そうか…。
村瀬さんが持つのがどんな力なのかはよく分からないし、力の存在を信じることはできそうにないんだけど、
火の玉が言ってた3つの力ってやつの一つ、なのかな。
他に名乗る人が居ないし、村瀬さんが鬼では無いっていうのははっきりしたことになるのかな。
だとしたら、良かった。
[車内で自由に振舞う様子の村瀬を見て、どこか安堵した様な気持になった。考えてほしいと言われた事について、自分なりの答えを紡いでゆく。]
そうだな…近藤先生は、鬼の力で…。
そう考えるとしたら、どうして狙われたのかは、他に言ってる人もいるけど、指揮を執る動きを良くないと鬼に思われたからかな、って思う。
近藤先生の行動は、きっと誰の目にも止まったはずだし。
…先生は、塾でも人気があってさ。いつも生徒に囲まれてたんだ。
真面目で生徒思いのいい先生、だった。
[話していると語尾が過去形になっていることに気付いて、ふと三枝の様子を思い出してしまい、少しの間だけ言葉を紡げなかった。
呼吸を整えてから、もう一つの問題に対して話していく。]
……見る人を別々にするかどうかだけど、同じ人を見てもらう方が考えやすいような気がするんだよな…。
どちらかは嘘をついて名乗ってるというなら、鬼に対して、この人は大丈夫だという結果をだされたら?
鬼じゃない人に対して、この人が鬼だよって言われたとしたら?
…そういう風に想像してみた時に、見てもらった2人を同時に考えなければいけないのは、大変じゃないかなって思って。
村瀬さんの案でも色々分かる事はありそうなんだけど、正しく判断できるかは自信がないな。
これって、シンヤと長澤君がどうしたいのか聞いてもいいのかな?
ん。
[寺崎と村瀬の言葉に顔を上げてこちらも言う。]
どのように見たいか、は欲しいね。
…同じ人を見れば分かりやすいわね。
けれど、いつまで同じ人を見れるか、どうか。次もできるとは、分からない不安もあるわ。
―回想―
[死にたくないと残して隣の車両へ走っていく椎名を、落ち着かせてくると追いかけて行った小鳥遊の背を見送る。
きっとあの先生に任せておけば大丈夫だろう。
しかし何故彼は死にたくないだなんて…そんな疑問がどうしても浮かんでしまう。
そんな時、近藤が倒れ、三枝がそれを抱き起こす。
何が起こったのか理解出来なかったが、三枝の呼びかけに近藤が答える気配は…ない。
さっきまであんなに雄弁に色々喋っていた人が何の前触れもなくいきなり倒れるものなのだろうか?]
こ…近藤…さ……?
[不意に汽車に収容されたばかりの時に鬼火に囲まれて倒れてしまった女生徒の姿と近藤の姿が重なった気がして、手で口を覆う。
バクバクと心臓が煩い。
もしかして、もしかして、もしかして…これが鬼に捕まる、という事?
ちが…違うよね?これは…ゲー…『近藤さんは、もう…亡くなっているよ』須藤の声に思考が止まる]
やだっ…やだやだやだっ……!
[レコーダーを巻き戻していたら、気になっていた事があったのを思い出す。]
ああ、そう言えば。
まだ椎名が車両を移る前の事なんだけど、小鳥遊先生に。
僕が先生を疑う理由を話した後、先生から返事がありましたよね。
「見える目を持つ人間ではないと言外に示しちゃってる人が結構いるように思えた」という部分、あの時点では聞けなかったんで、そう思った人を話してもらってもいいですか?
[歯が噛み合わなくなり、自然と息も荒くなる。
口元を押さえていた手は情けないくらいに震えてしまっている。
見知らぬ女生徒の死よりも、面識のある近藤の死はとても現実的だった。
もうこれはゲームなんだと自分自身を誤魔化せなくなる程に]
これは、現実で……鬼に捕まると、死んじゃ……
[全てを言い終わる前に、先程椎名を追いかけて行った小鳥遊が戻ってきた。
出て行った時と変わらないのんびりとした声音がこの状況の中では凄く違和感があって、でも何故か安心出来て。
救いを求めるように彼女の方へと視線を向けて…そして固まる。
アノ血ハ ナァニ?
彼女自身が怪我をした様子はない。状況が全く理解出来なくて、ただ唖然と小鳥遊を見ていると、のんびりとした口調とは酷く似合わない不穏な言葉が紡がれ]
こ、ころ…殺、す…?
[もう限界だった。皆と一緒にいて安心なはずなのに何故か怖くて、でも一人になるのは怖くて。
無言で立ち上がると誰の顔も見ずに一番奥の優先席の隅を陣取ると、そこで膝を抱えてたまごのように蹲りカタカタと震える。
本当は土足で座席に足なんて乗せてはいけないが、そんな事に構ってる余裕はなかった]
―回想終了―
[そう答えたのち、扉に凭れ掛かっている弓槻へ向かう。]
…隣、いい?
ん、邪魔でなければ、だけど。
[いいのなら隣、そうでなければ距離を置いて近くに居るつもりだ。**]
―回想―
[櫻木の結果を伝えた後に向き直ると、視界には椎名を追う小鳥遊の後ろ姿。
そして―倒れゆく近藤の体…]
…………!?
近藤さん!?
[咄嗟に駆け寄ろうとしたものの、そばで取り乱す三枝と、対処する須藤を見て、歩を止める。
近藤さんは亡くなっている―須藤の言葉を聞き、深いため息を一つ付く。]
なんだよマジで……
[そのとき、ただいまぁと気の抜けた声が聞こえる。
――小鳥遊が血まみれで立っていた。]
バクさん……
[小鳥遊を茫然と見つめたまま声を押し出す]
そうか…村瀬さんが言った、バクさんは鬼じゃないって…
村瀬さんは、死者の声が聞こえる力…
そうか……
[椎名も死んだのだ。
―どうして死んだのかは知らない。
椎名も近藤も死んだ。
悪夢であってほしい―そう願いたかった]
―回想―
[呼びかけられたリウの声に、リウに向き直る]
ああ…黙っててごめんな。
俺さ、鬼を見る力があんだとさ
[言いながら、安心させようとリウの頬に手を伸ばす―が、小刻みに震えるリウに気付き手を止める。]
こんな力あるとか言って、怖ぇー?気味悪りぃ?
ははっ無理ねーか。
俺、自分でも気味悪りぃーもん
[自嘲気味に言うと、リウに向けた手を、だらりと下に下げ、ぎゅっと拳を握った]
[皆から離れた優先座席を陣取っていたが、聴覚がやけに鋭敏になっていて、皆が話している事はしっかりと聞き取れていた。
長澤も見える人だという事、二人の見える人が櫻木を視て、彼女は鬼ではないと言った事、そして自分が視て貰いたいと思っていた村瀬が聞こえる人だという事]
鬼…鬼…鬼を探さなきゃ。
じゃないとまた近藤さん達、みたいに…。
[顔を上げると、気合を入れる為にピシャリと頬を叩く。
成瀬と長澤にだけはどうしても死んで欲しくない。3人で帰りたい。
なら、自分達に手が及ぶ前に鬼を見つけなくては。
そう決意すると、勇気を出して皆の輪の中に戻る。
この中の誰かが鬼だ…そう思うとまた足が震えそうになったが、それを無視して適当に空いていた席に座り込んだ]
長い間隅っこで現実逃避してて、すみませんでした。
えっと……ロッカ先輩が聞こえるとかいう人だったんですね。
昨日は視て貰いたいだなんて言ってすみませんでした。
力の内容はよく分からないですけど…先輩一人しかいないって事は先輩はきっと信じていい人な気がします。先輩が信じていい人じゃなかったら怖かったので嬉しいです。
見える人はシンヤ先輩…とヨシアキですか。
……シンヤ先輩は神秘的なイメージですので何となくそれっぽい気がしますがヨシアキは……ふふっ。
ごめん、笑ったりして。
いやなんかヨシアキが見える人だなんて普段と比べるとギャップが凄いって言うか。
[恐怖のあまり感覚が麻痺しているのだろうか。
何だか簡単に軽口がきけてしまった]
[ボイスレコーダーを操作し、弓槻の見た人が櫻木であること、また、鬼ではないと言ったことを知る]
同じ人見たんだな…
俺、手強そうっすかーお褒めに預かり光栄っす
[レコーダーを最後まで聞き終わると、質問に答えようと小鳥遊に視線を向けると簡潔に答える]
あんま考えてなかったっすね。
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