人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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896号室 クルミ

 896号室の朝 

[海に雪が落ちる様子が見たくて。
 髪に櫛を通す間は、目を閉じて、
 頭の内に冬の海岸を思い描いた。]

…手紙は来るかな?
 お手玉は出来るかな?

[看護師に検温してもらいながら、
 少し細めた目で足の先を見つめる。

 昨日塗ったばかりのペディキュアは
 今日もそのままに鮮やかな林檎色。

 この部屋での生活が始まってから
 化粧をする習慣は無くなっていたけど、
 たまの気分転換に色を得るのは好き。]

(33) 2013/12/20(金) 21:14:25[廊下]

926号室の住人 ロッカ

[お医者さまと一緒に、小さな中庭へ出ます
降りてきた白が、わたしの頬に触れて溶けていきました

手を受けざらにするように差し出せば、そこにも白が降りてきます
まるで、空からのプレゼントのようだと思いました

吐く息も白くて、たばこを吸っていないのにたばこを吸っているみたいです
ちょっぴり寒かったけれど、わたしは雪を手に受けることに夢中で、そんな事はどうでもいいのでした]

(34) 2013/12/20(金) 21:14:37[自動販売機前]

896号室 クルミが接続メモを更新しました。(12/20 21:14)

【独】 926号室の住人 ロッカ

[>>29]

私が覚えているなかで、一番ふるい記憶はかみさまに見つけてもらった時の事です。
雪の降る、寒い冬の事でした。

私は親に捨てられたのでしょう。
薄い、白のワンピースを一枚だけ着せられて、裸足で道を歩きました。
お腹が空いて、足もすっかりかじかんで、動きたくなくなって。
道の端に座り込んでいた時に、ちらりちらりと白いものが降ってきたのです。

頬に触れたそれが冷たくて、私は嫌だなぁと思いました。
だって、ただでさえ寒いのに、もっと寒くなるなんて。嫌に決まっています。
凍えてしまいそうだと、幼いながらに思いました。

(-12) 2013/12/20(金) 21:20:05

【独】 926号室の住人 ロッカ

そうしていると、私はだんだん眠くなってきました。うとうと、瞼が降りてきます。
そんな時、誰かが私を抱き上げました。

「嬢ちゃん、こんな所で何してんだ?」

少し擦れたような、けれど優しい、落ち着く低い声でした。
私は薄く目を開けて、暖かい手に触れました。
この人の髪の毛は、まるで雪が積もったみたいに綺麗な白でした。

「おい、寝るなよ。死んじまうぞ」

おなかがすいた。

私はやっとの事で、それだけの言葉を紡ぎ出して、目を閉じました。
だって、この人の手は暖かくて、とても安心したのです。

(-13) 2013/12/20(金) 21:20:15

【独】 926号室の住人 ロッカ

[>>31]

雪が降ると、かみさまは寒がる事の方が多かったと思います。
そうして、寒いと言って、私を抱き寄せるのです。

かみさまにとって、私は湯たんぽか何かなのでしょうか。
そう思った時もありましたが、抱きしめて貰えるのが嬉しいので、私は喜んでその腕の中に納まるのです。

ねえ、かみさま。
抱きしめてください。
あの時みたいに。

ほら、雪が降っていますよ。
湯たんぽ代わりでもいいから。

(-14) 2013/12/20(金) 21:21:13

外科医 ユウキ

[雪を手に受けている彼女は、何やらそれに夢中のようで。
若者は、とても楽しそうだと思った。

白い息が、ゆっくりと拡散して行く。
白い粉が、ゆっくりと降り注ぐ。

触れれば溶けて、触れれば消える。
繰り返していく内に、積み重なって。
気がつけば、世界を白に変えて行く。

何もかも、ゆっくりと、真っ白に。
認知症も同じだと思ってしまえば、少し悲しくはなったけれど。
それは、考えないようにと首を振った。]

 寒くないかい、大丈夫?

[温かい珈琲を握り、そう問う。]

(35) 2013/12/20(金) 21:21:32[廊下 自動販売機前]

926号室の住人 ロッカ

「寒くないかい、大丈夫?」

[ユウキさんの言葉に、わたしは首を振ります
寒くない訳ではないけれど、そんなのはどうでもいいのです
だから、それは寒くないのと同じだと思いました
それに、]

わたし、嫌いじゃありません。
寒いの。

[かみさまが、抱きしめてくれた事を思いだせるから。]

(36) 2013/12/20(金) 21:32:25[自動販売機前]

【独】 305号 ボタン

最初から投票があっていた!

(-15) 2013/12/20(金) 21:35:00

896号室 クルミ

[日記帳を開いて、私は綴る。

 一昨日の海辺の散歩の次の頁には、
 友達と買い物に出掛けた事を記す。

    芥子色のコートの下には
    灰桜色のニットワンピースを着て。
    ブーツの踵を鳴らして雪の街を歩く。
    クリスマスの贈り物を考えながら。

   目に止まった雑貨店で
   白磁色に銀線が走る便箋を見つけて。

  揃いの封筒と一緒に…――

 そこまで書いて、ペンを置く。
 本当の未来を書いているはずの日記に、
 偽物の毎日が混じるのは駄目。]

(37) 2013/12/20(金) 21:36:09[896号室]

305号 ボタン

― 昨日 ―

はぁー

[先生の説明をわかったようなわからないような気持ちで聞く。

今の貴方はしっかりしている… 
やっぱり自分はぼけてもいないのにここに来てしまったのか。いや、でもお医者先生の前ではぼけは出てこないとも言った。

ふむむ…
と悩んでいる間に「立派な淑女」と言われて目を丸くして顔を上げる。
すぐに継がれるレディという言葉に顔が赤くなった]

いやですよう先生、レディなんて
そこの小さいお嬢ちゃんならともかくねぇ
わたしはしわくちゃのおばあちゃんですよう

(38) 2013/12/20(金) 21:36:24[廊下]

305号 ボタン

[照れるやらなにやらで手を顔の前でぶんぶん振り]
ねぇ、小さいお嬢ちゃん

[と照れ隠しするように、先生と自動販売機の前にいた少女に同意を求めた。と、首をかしげた少女がひつじを数えるといいよと教えてくれた]

そうだねぇ、おばあちゃん、もう年をとっちゃったから、ずーっと眠たいみたいだねぇ
うん、数えるさぁ 
教えてくれてありがとねぇ
お嬢ちゃんは物知りの子だよ

[にこにこしながら少女の頭を撫でるようにした]

(39) 2013/12/20(金) 21:37:34[廊下]

外科医 ユウキ


 そうかい、それは羨ましい

[寒いのは、嫌いじゃない。
そう言う彼女に、若者は笑った。
若者は、寒いのが苦手だ。
貧血で冷え性な若者は、寒いとどうしても指が痛くて嫌なのだ。]

 楽しんでくれているようで、よかったよ

[何故彼女が、寒いのが好きなのか。
そんな事を聞くのは、野暮のような気もして。
楽しそうなのだから、それでいいかと。
自分で納得していた。]

 私は寒いのが苦手でね
 珈琲、買っておいて良かった

(40) 2013/12/20(金) 21:38:02[廊下 自動販売機前]

305号 ボタン

[そのまま会話を始める医師と少女の話を静かに聞く。
少女は、手術を控えているようだ。こんなに小さいのに。
思わず小さなため息をついた。

彼女に比べたら自分は幸せなのだろうか。
老いて疎まれてずっと住んだ土地を出て、ここが最後の場所となる自分の方が。
もう一度自分と比べるように彼女を見た。
病気にかかっていても、なお、少女がきらきらして見えた。

最後に彼女は医師に礼を言うと、ジュースを持って笑いながら去っていった。
しばらく小さく手を振って少女を見送ったあと、隣の医師に呟いた]

(41) 2013/12/20(金) 21:39:26[廊下]

305号 ボタン

先生、わたしは、小さいお嬢ちゃんが手術を控えて大変だって話をしていても、お嬢ちゃんがきらきらして見えたよ
若い小さなお嬢ちゃんを羨んでいるのかねぇ
お嬢ちゃんは、にこにこしてても本当は辛いのがわかっているのにねぇ
浅ましいねぇ…

[こんなに小さくてにこにこしている少女が死ぬ、ということは全く現実感がなく、考えられなかった。 
やはりただ、この後、沢山の希望にあふれた未来があると思える子供が羨ましかった。

珈琲は好きですか、という声に小さく頷く。
静かに珈琲を一緒に飲んだ後、一礼し、部屋に戻った。

はぎれを探し出し、早速袋を作り始める。
いつもぞうきんを縫うより、縫い目が細かくなるよう、黙々と縫っていた**]

(42) 2013/12/20(金) 21:40:25[廊下]

305号 ボタンが接続メモを更新しました。(12/20 21:40)

896号室 クルミ

…便箋と封筒が必要なのは、
 キミでしょう?

[窓に映る私に話しかける。

  日記の中の私は携帯電話を介して
  たくさんの人と繋がっていて寂しくない。
  大学を卒業して
  雑誌を編集する仕事をはじめて、
  文芸誌への憧れを捨て切れないまま
  編み物の雑誌を作っている。

 手紙を書く時間も、待つ時間も、
 持っているのはこの部屋の居る私。
 お手玉で手慰みをしたいのも私。]

(43) 2013/12/20(金) 21:43:25[896号室]

926号室の住人 ロッカ

寒い時は、ぎゅーってすればいいんです
かみさまは、よくそうしてました

[寒いのが苦手だと言ったお医者さまに、わたしは笑いかけます
かみさまも、傷のにいさまも、寒いときはぎゅーってしてました
あたたかくて、安心します
ひろくんは、恥ずかしがってあんまりしてくれなかったけれど。]

(44) 2013/12/20(金) 21:45:11[自動販売機前]

926号室の住人 ロッカ

戻りましょう、ユウキさん
連れてきてくれて、ありがとうございました

[わたしは十分たのしみました。
そう言って、笑ってわたしはうながします
寒いひとに、無理に一緒にいてもらうのは悪いと思うからです

ふわりと白いものがわたしの鼻のあたまに降りてきたと思ったら、すぐに溶けていきました]

(45) 2013/12/20(金) 21:46:07[自動販売機前]

外科医 ユウキ


 そうだね、ぎゅっとすればいいのかもね
 でもそれは、自分を想う人がいて
 初めて成り立つ温かさなんだよ

 ロッカさんには、そうしてくれる人がいる
 それは、とても羨ましい事だよ

[戻ろう、と促されれば頷いて。
満足したなら、それでいいと思うから。
認知症は、過去の記憶を蝕んでいくから。
今を幸せに生きる事が、一番良い事だと若者は想う。
失う物の価値に比べれば、まったく足りないものなのだろうけれど。
ほんの一欠片でも、何かを残す事が出来たなら。]

 私は医者だから
 患者の為になるのなら、何でもするよ
 その為に、私はいるのだから

[そうして、小さく笑ってみせた。]

(46) 2013/12/20(金) 21:55:59[廊下 自動販売機前]

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