門番 ノギは、作家 フユキとの会話は徐々に夢と混ざり、いつしか寝息を*立てていた*。

髪結い ホズミは、学生 ナオの額に手を当て熱を計った。

作家 フユキは、門番 ノギに毛布をかけると、火の番をしながら構想を練っている*

髪結い ホズミは、外の信じられない光景に唖然としている。

作家 フユキは、居間に近づいてくる足音に気づき、其方へうつろな瞳を向ける。

家政婦 エビコは、隊商 ロッカの手を握り返して「一緒に行く？」

隊商 ロッカは、家政婦 エビコにこくりと頷いた。

薬屋 ライデンは、白い息を吐きながら軽く現実逃避してる。

作家 フユキは、風の音にかき消された鈴木の声が聞こえなかったようだ。

薬屋 ライデンは、次いで出てくるエビコと緑花にそっと会釈する。

家政婦 エビコは、薬屋 ライデンに、ぎこちなく頷き返した。

作家 フユキは、家政婦 エビコが鈴木を促して管理棟に戻っていくのを見送った。

門番 ノギは、戸口で慌しくしているエビコに、どうされましたか？

隊商 ロッカは、現れたヌイを見上げる。

隊商 ロッカは、移民 ヌイによく分からないといった風に首を横にふった。

家政婦 エビコは、部屋、片付けてきます。

門番 ノギは、隊商 ロッカの肩を慰めるように軽く叩くと、エビコを手伝いに奥へと向かった

学生 ナオは、ふと入り口付近の騒がしさに視線を上げた。

薬屋 ライデンは、考えを纏めるかのように外で桜を*見つめている。*

髪結い ホズミは、管理棟に帰って頭を抱えている。

作家 フユキは、移民 ヌイに近寄るヨシアキの姿に気づき、視線を向ける

学生 ナオは、学生 ヨシアキとヌイが居間を立ち去る姿に首を傾げつつ部屋へ。

作家 フユキは、学生 ナオ>>108に、本当かい？助かるよ。

学生 ナオは、作家 フユキうん、いつも持ち歩いているから…。ちょっとまってて。

髪結い ホズミは、薬を飲み少し落ち着いた。

髪結い ホズミは、荷物から着替えを取り出し浴場へ向かった。

作家 フユキは、髪結い ホズミに、行ってらっしゃいと見送った。

門番 ノギは、髪結い ホズミに、気をつけて、と言って見送った。

門番 ノギは、学生 ナオの視線に、ん？と振り返ってじっと見詰めた。どうなさいました？

門番 ノギは、奥からガタンという音がするのを聞いてちらりと目を向けた。

作家 フユキは、奥でした物音に、ノギとナオに倣うようにそちらへ目を向ける。

作家 フユキは、ナオ>>133に、僕は風邪を引かない人種みたいだからと笑う

髪結い ホズミは、お風呂から上がり着替えると居間へ帰ってきた。

作家 フユキは、お風呂あがりのホズミに思わず目を奪われた。

髪結い ホズミは、話の意図が掴めていない様だ。

移民 ヌイは、学生 ヨシアキの額に濡れタオルを置いて、はぁ、と*ため息*

髪結い ホズミは、作家 フユキの視線に気づき笑顔を見せた。

作家 フユキは、ヌイがヨシアキを引きずって入ってくるのに驚いた。

作家 フユキは、髪結い ホズミの笑顔にちょっぴり赤くなって視線をそらした。

学生 ナオは、居間に入ってくるヌイとホズミ、そしてヨシアキに気付き

学生 ナオは、移民 ヌイから返事が返ってきたならとりあえずは納得をして

学生 ナオは、ふらつく身体で寝床へと*帰っていくのだろう*

作家 フユキは、移民 ヌイは嘘が嫌いらしいので、彼の言葉を信じることにした。

作家 フユキは、門番 ノギの話と唄を黙って聴いている

門番 ノギは、作家 フユキに、こんな唄くらいですね。

作家 フユキは、門番 ノギに、その化け桜は伐られたりせず今もどこかにあるのかな？

門番 ノギは、髪結い ホズミ、傷のことはご自分の目で確かめられると良いでしょう。

髪結い ホズミは、管理人の死体を恐る恐る確認し傷を確かめた。

作家 フユキは、髪結い ホズミに付き添って、管理人アンのいる部屋へ向かった

門番 ノギは、……そうして翌年の春、何故先人がそうしなかったか知りました。

門番 ノギは、村に戻ってみると元は１本だった化け桜のあった場所に、

門番 ノギは、立派な桜並木が出来上がっていたのです。

門番 ノギは、ホズミとフユキの後について奥へ向かった。

家政婦 エビコは、髪結い ホズミ大丈夫ですか？

門番 ノギは、部屋には入らず、入り口の柱に寄りかかって見守っている。

作家 フユキは、門番 ノギから聞いた話に、背筋が寒くなった。

髪結い ホズミは、状況を理解した。

作家 フユキは、もし犯人がいるなら、増える前に捕えるか、

作家 フユキは、これ以上犠牲者が増えないよう対策を練るしかないでしょうね。

門番 ノギは、作家 フユキに頷いた。捕まえるならやはり餌、でしょうね。

移民 ヌイは、それをポケットに戻し、再びヨシアキを扇ぐ。

門番 ノギは、家政婦 エビコに、下との連絡は人を遣るか、鳩しかありません。

門番 ノギは、家政婦 エビコに、どちらも今は無理と言わなければなりません。

作家 フユキは、門番 ノギに、餌ですか……と思案顔

作家 フユキは、家政婦 エビコ>>167にうなずき、一人は危険、と管理人に視線を落とす

門番 ノギは、髪結い ホズミに、無理も無い、ゆっくり休んでください。

髪結い ホズミは、家政婦 エビコに虚ろな目で反応した。

作家 フユキは、髪結い ホズミ>>169 に、ゆっくりお休みください。

門番 ノギは、家政婦 エビコ>>168、例えばですね。皆は戸締りをしっかりして管理棟

作家 フユキは、家政婦 エビコに、すみませんがナオさんと鈴木さんのこともお願いします

門番 ノギは、家政婦 エビコ私が納屋で番をしていれば、外のものには餌になりますね。

作家 フユキは、おやすみなさいの挨拶をして、居間へと*向かった*

門番 ノギは、作家 フユキの気の周り方に感心した。おやすみなさい。

門番 ノギは、家政婦 エビコに、私はもう少しここに居ます。後のことはお願いしますね。

門番 ノギは、家政婦 エビコ、私の方はくいついて貰いたいですね。ずいぶん待ちましたから。

門番 ノギは、家政婦 エビコが口を噤んだのを見ると、大丈夫ですよ、と肩を叩いた。

薬屋 ライデンは、いつのまにか戻ってきていたようだ。くしゃみが聞こえる。

移民 ヌイは、くしゃみに反応して顔をあげた。

門番 ノギは、家政婦 エビコを見送ると、椅子に腰を降ろし横たわるアンを*見降ろした*。

家政婦 エビコは、薬屋 ライデンと移民ヌイに頭を下げて挨拶した。

移民 ヌイは、家政婦 エビコに会釈を返した。

家政婦 エビコは、薬屋 ライデンの書いた地図を覗き込む。

薬屋 ライデンは、聡いものが探せば何かあったかもしれないな。確証もないが。

移民 ヌイは、>>188「それは内緒です」と目を細めた。

薬屋 ライデンは、（若者のエロスの本を探求する心は凄いな、みたいな顔）

移民 ヌイは、薬屋 ライデンに感心された気がした。

家政婦 エビコは、薬屋 ライデンとヌイの表情を見比べて、怪訝。

移民 ヌイは、地図のページを破り、コルクボードに貼り付けた。

移民 ヌイは、学生 ヨシアキに一度冷ややかな視線を送り

移民 ヌイは、やがて部屋の隅で眠りに*落ちるだろう*

薬屋 ライデンは、「それに犯人探しをするべきかどうかは難しい」と呟く。

薬屋 ライデンは、ヌイのヨシアキを見る目に少し違和を感じるも、今は黙した。

薬屋 ライデンは、ああ。寒かっただろうな。そうヌイに応えた。

家政婦 エビコは、私も、休ませて頂きますね。すみません。

薬屋 ライデンは、エビコにこくり頷いた。わかった。ありがとう。……おやすみ。

家政婦 エビコは、薬屋 ライデンに微笑んだ。

家政婦 エビコは、奥の部屋で*眠りについた*