155 六月燈の思い出屋
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[『──ふむ、そろそろかな?』
そう、若者の気に止まったのと
同じつぶやきを耳にしたのだ。
頃合いはかる、企みのいろを耳にしたのだ。]
(*0) 2014/07/09(水) 20:12:19
(*1) 2014/07/09(水) 20:13:07
(*2) 2014/07/09(水) 20:13:36
[声に出すと、テキ屋はもちりと笑った。
静かに、店主と客の立場が入れ替わる。]
…お聞きしましょう、ネギヤさん。
ご要望を何なりと。
(*3) 2014/07/09(水) 20:33:43
ことしの "六月燈の思い出屋"は、
なんでも
【本当だったことにします】ので。
(*4) 2014/07/09(水) 20:34:49
[是非に会ってみたかった同業者。
うわさに釣られた自分が"そう"なのだと
のみこめてさえ――願いゆえに惜しむ。]
(*5) 2014/07/09(水) 20:40:49
[テキ屋のネギヤが差し出したのは、
くしゃくしゃの紙幣と仕分けもしない
硬貨で山盛りの、年季が入った売上箱。
文字で過去をえがきだす思い出屋は、
値踏みするでもなく其れを*見つめた*。]
(*6) 2014/07/09(水) 20:56:41
作家 フユキは、噂を見失った雑踏のなかで*立ち止まる*。
2014/07/09(水) 21:10:19
「入れたいものが、見つかるといい」、か。
[手にしたものが冷めぬうちに、と出店の並びの途切れた一角、石灯籠の下に腰をかける。
膝の上には、履いたGパンより少しだけ濃い色をしたデニム地の筆入れ
─作家に“半分こ”してもらった鉛筆が入っている─を乗せて。]
……熱っ
あげるつもりが逆にもらっちゃったなぁ。
(8) 2014/07/09(水) 22:24:31[神社境内]
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/09 22:43)
作家 フユキは、迷い子 バク を能力(捕獲)の対象に選びました。
作家 フユキは、ダイイングメッセージを記入しました。
『置き去りにされた学習帳は罫線のない自由帳』
そうだな、あれも入れとこ……
あ。
[何か思いついたかのように、小さく声を上げた。]
(9) 2014/07/09(水) 22:53:20[神社境内]
[残りのたこ焼きを急いで食べ終わると、ウエストバッグから、折り畳まれた紙を取り出した。]
暗いな。
[立ち上がると、灯籠の並ぶ方へ歩く─途中にゴミ箱があったのは幸いだった─。
明かりの下、紙を開くと、]
──いか焼き屋さん、福引き屋さん、お面屋さん。
[その紙は写真のコピーらしく、図の遠景には出店が三軒並んでいる。
テントの屋根には、なにを取り扱っているかが太い文字で記されていた。]
(10) 2014/07/09(水) 23:25:07[神社境内]
──あれ、福引き屋さんは……?
[先ほど、くじを引いた一角に戻った時、いか焼き屋とお面屋の間にあったのは、ヨーヨー釣りの店だった。**]
(11) 2014/07/09(水) 23:32:36[神社境内]
迷い子 バクが接続メモを更新しました。(07/09 23:33)
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/10 00:36)
迷い子 バクが接続メモを更新しました。(07/10 08:55)
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