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[同じ姿に気づいた存在。
そちらを認識するのは、ちょっとだけ遅れた]
……あ。
[妙に覚えのある感覚がする。
これもしかして、と思った時には、色々と遅かった。
手にしたふわふわとしたものを覗き込む少女の姿が、ふわりと掻き消える。
何がそれをなしたのかは、嫌というほどによくわかっていた]
……あー……やっぱ、予想通りかぁぁぁ!!!
[する、と自分の中から力が抜けていくような感覚。
抜けた力は、偶然なのか何なのか、意識を向けていた少女の方へと飛んでいく]
……いや、ホント。
せめて、制御させろっつーのに。
[できたらできたで複雑ではあるけれど。
つい、そんな言葉が口を突いたのは赦されろ、という所。*]
[少女の姿が消えた後。
時計兎から力を受け取った者の一部の視界に、違う世界が映りこむ。
同じ場所のようで、違う場所。
同じように海が見えるその丘の上には、いくつもの蕾を付けたトケイソウの蔦が這っている。
大半の蕾は固く閉ざされていたが、幾つかは花を開いていた。
それと、もう一つ。
トケイソウの蔦にぐるぐる巻きにされてちたちたしている時計兎の姿なんかも見えたりしているのだが。**]
[もう数歩も行けば少女の顔が判別できるか、というところで]
…… おぅ?
[不意に両足から力が抜けたように、へた、とその場に座り込んだ。
目の前にいた彼女の姿が掻き消えたのはほとんど同時]
……。
[沈黙数秒]
なんだこれ?
[いやまあ、判ってるよ、多分、あれだ、兎の仕業だろ?まあ、前回とは違うみたいだけどな。]
これは、あれか...あっち側が見えてるってこと、か?
[に、しても、何やってんだよ、あのドジ兎ー!*]
[おっと、思わずウサ公へのツッコミに我を忘れてたぜ。]
いや力貸されても、あんまりいいコトないから、うん。
とりあえず、そのふわふわは持っておくといいと思うけど。どうもトケイソウに色がつくのも意味がありそうだからさ。
あ、そうだ。
[確か、持ってるはずだよなー。]
お、あったあった。この袱紗にでも包んどくといいよ。それと、これ、腹の足しに。
[腹ペコ青年に、袱紗と一緒に出てきた飴ちゃんをプレゼントだ。パッションフルーツ味...らしい。]
さて、じっとしてても埒あかなそうだし、とりあえずは...海の方でも行ってみるかな。銀くんはどうする?**
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