[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[オコサマ、に一瞬ムッとした顔をして]
なぁ、オマエ、誰だ?
オレはデンゴ。
街のみんなが、どっかいっちまったんだ。
オマエなんか知ってるか?
[3人目の消えていない人物に問い掛ける。
手には携帯電話をぎゅううと握りしめたまま]
[安心させるようにかける言葉と、心の中は裏腹で。]
…終わりなんか、来てたまるか。
[本当はわかってる。
ずっと続くはずが無い事を。]
うん。マシロさんにメール送ってみるね。
[隣でイマリへと電話をする彼の横顔を見ながら携帯をポケットから取り出す。ふと掛けられた言葉に顔を真赤にしながら]
え…?
[肩を抱かれても拒みはしないだろう。]
[美夏の肩を抱いたら、出来るだけ顔を見ないようにしていて。だって、顔が赤くなっているはずだから。それでも]
………あったかい?
[と、聞いてみたり。]
うん…。あったかいよ…。
[こくりと頷き、恥ずかしさで彼の顔は見れないまま視線はマシロへどんなメールを送ればいいのかと携帯の画面へと。]
[顔を真っ赤にしながらイマリに電話をしている。]
………でねぇなぁあいつ………
なんかに巻き込まれて………ねぇよな?
[少しだけ、心配で]
宛先 マシロさん
件名 美夏です。
内容
突然メールしてごめんなさい。
マシロさん、あれから他に残ってる人に会いましたか?
もし、今も1人なら一度会いませんか?
[簡単に文面を作成して送信。イマリが出ないと心配する彼に]
イマリ先輩…誰かと一緒にいるのかな?
それで出られないとか?
[こてり首を傾げ心配そうに顔をしかめる。]
町の皆のことなんて知らない。
[空を見上げれば。
降る雪は全てを隠してしまいたい、そんな風に見えて。
まぁ、間違っているわけではないだろうけど。]
でも…あの黒髪の女が言っていたよう、死者を空に還せばいいんじゃないかしら。
そうすれば、あんたのお父さんもお母さんも戻ってくるわ。
[携帯電話を握りしめたまま呟く。]
誰かって誰よ?
電話に出られないくらい、その人となんかしてんのかな?
彼氏とか?イマリちゃん最大のぴんち?
[適当な事を美夏にいいつつも、やはり心配なのだが。状況が状況だけに、手放しで忘れるわけにもいかず。]
まぁ、後から連絡あるかな?
[と思う事にした]
うーん…。誰だろ…。
わかんない…。
それとも携帯が手元にないとか…。
[どんな状況が考えられるのかと悩めばその後に続く言葉に]
うん…。たぶん、連絡ある…と思う…。
マシロさんにもメール送ってみたから気付けばそのうち返信あるかな?
[そう言って彼の顔を見上げた。]
[街の人々に無関心な様子に唸って]
オマエ、冷たい奴だな。
街のみんなはいい奴なのに。
[ぐっと手を握ってその顔から視線をはずした
内心ではムカンシン女だ、などと思いながら。
黒髪の女が妙なことを言っていたアンだと気付き
また懸命に小難しい顔をする]
オレのとーちゃんとかーちゃん?
[なんだか見透かされたように感じたのか]
オマエ、知った風な口聞くんじゃねー!
オレのとーちゃんなんか帰って来るもんか!!
[ぐぐっと手を握り締めて睨みあげる。
父親の顔なんて、生まれてから一度も見ていない]
そうだね、連絡あるよね。
[そんなの、何処にも保証がないんだけど。それでも、俺の手はそんなに長くないから。俺が守れるものなんて、何一つないんだから。今腕の中にある人さえも、守れるかわからない。それでも俺は、助けたいと思うから。美夏も、イマリも、マシロも、ズイハラさんだって。もう一人いた子供の事は、よく見えなかったからわからないけど。それでも、偶然に同じ世界に取り残されるなんてありえないから。きっと何処かで関係があるんだろうなと。]
俺達、何してよっか?
うん。きっとあるよ!
[アンが消えてからずっと何かを考えている風なジュンタの様子を心配しながらも、明るく答え]
うーん…。何しようか?
メールって…また新しく11月1日が始まるまでに送らないとダメなのかな?
もし、その送ったメールに書いた名前が死者じゃなかったらその人はどうなっちゃうんだろ?
[こてり首を傾げながら、いつの間にか再び降り積もった雪が天へと戻って行くのを指さす。]
さぁ、どうなんだろう?
でも、やっぱり1日一人なんだろうなぁ。
危ないかもだし、軽率に送るのはやめとこうな?
[そう言って、少し考える。]
美夏ちゃん、あのさ。
異常な状況下で芽生えた愛は長続きしないって知ってる?
[少しだけ悲しそうに]
冷たいね…。
心配して町の皆が帰ってくるわけないじゃない。
[少年の様子に呆れたように溜め息をついた。
そうしているうちに、手の中の携帯電話が震えた。
その送信主を確認したあと、そのまま携帯を閉じる。]
…………………で?
[気付けば目の前の少年が激昂している。
言わんとしていることは分かるが。]
あんたはどうしたいの、これから。
[淡々と尋ねる。]
1日1人かぁ…。
[手の中にある携帯を見つめ]
うん。試しに送ってみようとかそんなこと考えるのやめとく。
[こくこくと頷き]
……………?
異常な状況下…。
[悲しそうに言う彼の言葉にちくりと胸が痛む。]
うーん…。でも好きって気持ちはどんな時でも一緒だよね?
長続きしない…か…。
でも、その人の事が本当に好きならどんな状況でも変わらないと思うし、変わったとしたらそれほど好きじゃなかったってことなのかな?って思うよ?
ほら、映画とかでよくあるじゃん?
すげー事に巻き込まれて。
二人で頑張ってるうちに、恋してるって奴。
あれってさ、種としての生存本能って奴なんだって。
だから、日常に戻ったら、冷めちゃうんだってさー。
[彼女の肩を抱く手に、少し力がこもったかも知れない。]
………そんなんだったら、戻りたくないなぁ。
ずっと好きでいたいしさぁ。
そんなこと、わかってるさ
[心配したところで帰ってくるわけじゃないのは
わかっていた。けれど、それでもそんなふうに
冷静にはなれなくて]
オレは。
[ずっと消えない不安で揺らいでいた気持ちが
もう限界だと悲鳴を上げる]
オレはあっちのコンビニに行く。
イマリも…おっさんもいるし。
[一人よりも二人、二人よりも三人…の方がいい。
それはいつも仲間といて実感していたから。
それに、走ったおかげで喉がカラカラだった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ