[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[彼と手を繋ぎ歩いていれば、ふいに携帯が鳴る。立ち止まり慌ててポケットからそれを出し、中身を確認すればマシロからで。]
マシロさんから返事きた…。
気が向いたら来るって。
[携帯のメール画面をジュンタへと向けた。]
そうだね、素敵なデートだと思うよ。
戻ったら、自慢しよーねー?
[ぴこん、と携帯のムービーを撮影する。誰もいない街。真っ白に降り積もった雪が天に帰る。その中を歩く二人。これを幻想的だと言わずに、何を言うのだろう。]
今帰ったら、俺緊張して飯食えないかもだけど。
それでも、結構冷えたしさぁ。
風呂くらい、入りたいし?
[なんだか、自分でどんどん恥ずかしい方へ走ってる気がする]
[美夏から見せられたマシロのメールを確認する。]
……best of マイペースだなあいつ……
まぁ、無事ならいいか。
[何処からかくしゃみが聞こえて、俺は振りかえる。]
そうだね!皆に自慢できるよね!
[ムービーを撮るジュンタの様子を隣で見て]
私もご飯食べれそうにないな…。胸がいっぱいで。
[照れたようにそう言い]
あー。うん。ずっと外にいるから体冷えたね。
一回、家に戻って温まった方がいいかな?このままだと風邪ひいちゃう?
[こてり首を傾げる。
そうしてマシロのメールを見せた彼が呟く言葉にくすりと笑う。
くしゃみが聞こえ、ジュンタが振り向いた方へと自分も振り返る。]
あ…!公園でリフティングしてた子!
君も残ってたんだ?
あはは……胸いっぱいとか言われたら、照れるべ。
[困ったように笑って]
そーだねー、暖まりてぇー。
でも、風呂ってわくのかな?
[素朴な疑問。振りかえった先にいた少年には見覚えがあり]
……あ、ズイハラさんの隠し子……
[不用意に近づいても…とさっき教訓を得たのか
様子をうかがうように人影にそっと近づいていたが]
あ!飴くれたねーちゃん!
[人影の片方がこの前公園で飴をくれた人物だと
わかればそちらへ駆け出した]
ねーちゃんも消えてなかったんだな!
[へへへーと少しだけ笑みを見せて]
これでえっと…
[指を折って数え、もう一人の人物を振り返って
また一本指を折った]
6人だ。消えてない奴!
[そう言って、見知った女の子の方を見上げた]
[にこにこと笑いながら近づいてくる少年に]
君も消えてなかったんだ。
ずっと1人でいたの?
[指を折って数える少年の発した6人という言葉に]
君と私達の他に3人の人に会ったんだ?
どんな人達だった?
[少年にそう尋ね、頭をそっと撫でる。]
あ…そう言えば名前聞いてなかったよね?私はミナツよ。君は?
[頭を撫でられながら恥ずかしそうに俯いて
折った指を見ながら]
えっと…あと、イマリとおっさんと…
変な奴。髪が短い、ムカンシン女。
[そう言って見上げれば名前を聞いて]
オレ…デンゴ。
[短く名乗ってもう一人に視線を遣って]
あれ、ミナツねーちゃんの彼氏か?
[もう一人をじいいいと]
おっさん…。
[しばし考えて、コンビニで一緒にいた社会人の彼を思い出し]
ズイハラさんの事かな?
[無関心女で髪が短い…。思い当たるのは1人しかいなくて]
マシロさんかな?
[そうジュンタの方を見てこてり首を傾げる。]
デンゴ君か。よろしくね。デンゴ君。
[その後に続く言葉には顔を赤くして]
………。そうだよね…?
[それでいいのかと顔を赤くしてこてり首を傾げ、ジュンタの方を見る。]
彼氏………?
[しばらく考えてみる。考えてみる。考えてみる。]
俺、彼氏………?
[美夏の方を見て、聞いてみた。]
俺はジュンタだ、少年。よろしくな。
[じぃっと見られているので名乗ってみた]
[二人をかわるがわる見ていたが
何となくはっきりしない様子なのはわかった]
お、おれはデンゴ、だ。
[不意にジュンタに名乗られて
びっくりして名乗り返す]
カレシじゃねーの?
[それを認めるということはどういうことなのか、
さっぱりわかっていない]
なんかはっきりしねー奴ー
もてねーぞ?
[へっへへーと笑う]
[彼氏?と聞き返されて]
考えないとわかんないの?
彼氏だよね?
[ぷぅっと頬を膨らませる。目の前にいるデンゴには]
そだそだ。イマリ先輩とかそのおじさんとか髪の短いお姉ちゃん、何か言ってなかった?
[目線を少年の高さに合わせるように屈み、そう尋ねた。**]
おう、俺はもてねーぞ?
[何故かデンゴに胸をはってみた。]
難しい話をするとだな、彼氏ってのはどこから彼氏なんだ?
好き同士なら恋人か?
手を繋いだら恋人か?
恋人になってくださいなんて、大人は言わねぇんだよ。
いずれわかるさ、少年。
[ぽふり、頭をなでようとしてみた]
[彼氏だよね?と美夏に言われたから]
……うん、彼氏だと思う。
[何をもってそう呼ぶのか、俺にはわからないけど。自分達は結ばれるのか、この世界には問題が多すぎて]
へ?なんか言ってたか?
[ジュンタにぐりぐりと撫でられたところへ
ミナツに問われて首をひねる。
いろいろ聞いた話はあるが、話す順番がわからない]
えっと…イマリやおっさんはメール送ってた。
宛先入れねーで送るらしい。
オレもやってみたんだ。
そしたらこんなんが返って来た。
[自分でも試したところ、返って来た名簿付きメール。
見せようと思って文面を出したとき、
載っていた名前が6人分だと気付いて凍りつく]
ろくにん…ってこのろくにんか、まさか。
[ミナツとジュンタに見えるように
携帯電話の画面を向けた]
[メールの文面には6人の名前。
ズイハラシゲユキ、ササキデンゴ、
クニモトジュンタ、イノウエマシロ、
アサクラミナツ、ウエハライマリ。
そこから選べといわんばかりに]
死んでる奴を見つけて、そいつの名前を…
えっと、件名に入れて…えっと。
メールに書くのは、雪に願いを。
[だったかなぁ、と首をまたひねる]
ムカンシン女はオレのこと死んでる奴じゃないって。
よくわかんねーんだけど。
[自分でもまだ混乱しているのか、
話す順番はぐちゃぐちゃで]
お………名簿か。お手柄だな少年。
[だとしたら、既に全員会った事になる。この中に死者がいる。確実に、一人は。辛い。身を切るように辛い。]
少年、腹へってないか?
この姉ちゃんが、うまい飯作ってくれるぞ?
食いに来るか?
[考える事を、やめてしまいたい。元の世界に戻ったら。一人、確実に、いなくなるのだ。俺の世界から。]
めし?
[聞き返した途端にぐう、と腹の虫が鳴いた。
照れ隠しにへへへへ、と笑って
ミナツとジュンタの顔を交互に見て]
オレ、邪魔じゃねーの?
[その辺の感覚は割とマセているようで。
それでも空腹には逆らえない。
構わないと言われればついて行くだろうし、
邪魔そうならばコンビニで*菓子を漁るつもり*]
構わねぇよ。一緒に食おうぜ。
[いいよな?と美夏に聞いてみて。二人きりだと、どうもまともにいられそうもないし。第一………]
美夏ちゃんが、死者じゃない保証なんて何処にもない………
[俺は、怖いんだと思う。大切な人が、また一人いなくなる。マシロもデンゴも、俺は大切だと思っているし。美夏はもちろん。ズイハラさんだって大切な友人だ。イマリだって……大切な人には違いない。嫌なんだ。いなくなるのは。]
………あぁ、この世界が永遠なら………
死者などいなくて、全てが元に戻るなら………俺は………
[イマリからの電話はいまだない。]
―コンビニ―
[財布から五千札をとりだしてレジに置き、ホットケースから缶コーヒーを二本。
カフェオレの方をイマリに渡して、ブラックの缶をあける。]
そうだな…
大切な人に逢いたい…か。
会えたら終わってしまうなら、会える前の楽しみな気持ちがずっと続く方が個人的にゃ好きかな。
あれだよ、遠足の前の日とか好きだったさ。
…変な状況下だけど、こんな日でも…
案外悪くは無いかな…なんて。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ