36 終幕への村
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【独】 長身 ライデン
「縁起でもない事を……」
［本当にそうだ。縁起でもない。それではまるで。まるで殺し合いをしろとでも、言っているようで。眩暈がする。見える赤が、目に痛い］
【独】 箱入り娘 プレーチェ
/*
シスメが何か変な気がする。
襲撃と溶けまで手向けられるのか…？
レンさんお疲れ様ッス！
そして絆もない純粋村人なのであたし何しましょうね。
【墓】 緑帽子 レン
[感じることがひどく鈍くて。それでも少しずつ。少しずつ。]
声が……聞こえる。
みんな…？
…花？
[鈍い感覚の中。つい先ほどと違う、そんな違和感。何もかもが]
【独】 眠り姫 ペケレ
/*
投票先と襲撃先は仮置き。
美味しそうなのはルリだけど（顔グラ的な意味で）。
さて、どうしようかなぁ。
今日吊られに行けばいいのかな？
というか、レンどうしよう。喰った？
もし食べたことになってるなら、ごちそうさまでした。とても美味しかったです。
（ふかぶか）
箱入り娘 プレーチェ
テンマ、向こう。
［羽織った背広の袖口をつまみ上げ、ペケレに掲げる。
絞り出した声はそれ以上の音を出さず、娘の顔は微かに歪んだ］
長身 ライデン
アン……
レン？
アン、という人には会った事がないが。
レンは……今まで、此処にいたのではないのかね。
［先程ルリが呼んでいた声を、遠くも確かに視界の端に映った姿を思い出す。二つの赤い花を見据えながら］
……プレートに。
名前が書かれている、のかね？
［誰にともなく問うような、確認するような言葉は、空気に溶けるように語尾が掠れ］
長身 ライデン
墓碑に……
［ペケレの呟きに返すような呟き。
赤い花や扉より少し離れた位置、それ以上進みもひきもせずに、立ち尽くし］
鍵っ子 ルリ
あかいはな。
墓碑名に。そう――。
[ペケレの言葉にぼんやり頷くだけ。
それしかできない様]
レンの瞬間、そこに…あるですね。
それに意味があるかはわからないけれど。
呟いて、いちどだけカメラに触れた。
[アンというひとの写真がないのは、
少しだけ、残念な心持がしたかもしれない]
【墓】 緑帽子 レン
[会釈をしながら目の前を通り過ぎた男。ぼうっとする中、それを無意識に目で追って]
男…背の高い……30過ぎ……
[口から紡がれるは、いつかペケレに聞いた特徴。結びつける言葉、名前は。]
テンマ。
[呟いた名前だけが、まるで当たり前のことであるかのようなはっきりとした響き。
こつ、こつと聴こえてきた足音に。誘われるように歩き出す。]
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