44 魔女の楼台村
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私立探偵 ゾウサク
[うまうまとオムレツを食べながら、交わされている会話を適当につまみ聞き]
夜が明けなかったり人さらったりラプンツェルに納豆の糸を垂らさせたり［家族が増えた］り［嘘がつけなくなった］り、
黒魔法使いやりたい放題だな。
しかしこんなんじゃ分化とかどころじゃなかったりなのかねえ。
[どーなんでしょう、と楼台のほうを眺めて帽子を被りなおす。今のところ何も落ちる様子はない。]
学生 ムカイ
ほい、おしまいっと。
血に栄養が回ったところでどうするかな。
[手を拭いて腕組み。半眼から段々瞼が。]
おおっと！
危うく立ち寝するところだった。ちゃんと寝るべきか。
学生 リウ
そもそも、分化会って、アンさん居なくても進行してくもんなんだろうか。
そんな素朴な疑問。
まぁ、とりあえず、お菓子食べたりオムレツ食べたりしかしてない訳ですが。
[満腹になったお腹をさすさす撫でた]
養護教諭 小鳥 ヒナ
な、納豆の糸……！？
[痛む頭を押さえていたが、魔法使いというコンセプトから逸脱していると思える単語>>82に顔を上げた]
ヒヨ次………
短い鳥生だったね。
[目の前に鎮座するチキンをぼんやりと見つめている]
みどりのゆび ギンスイ
…、
[リウの言葉に、しばらく考えてから。
ペンを手に取った]
『黒の魔法使い＝分化済、なら。
個人差はあっても、進行するのかもしれない』
[と、考え事をしていたせいか、新たなチキンには気づいていなかった。
思わず茶羽かとびくり。しかし元気な姿を発見して、ほっ]
学生 ムカイ
あれ？さっき？なかったぞ？
オレ厨房にいたけど誰も来なかったよな。
なんで増えてるんだ。…嬉しいけど。
[元ニワトリと知らず手を伸ばす。
食べようと口をあーんと開けた。]
養護教諭 小鳥 ヒナ
美味しく食べるから成仏してね。
[なーむー、と手を合わせてから、ナイフとフォークを構える]
切れないわっ！！！
[1mmも切れないことに苛立って、ナイフとフォークを投げ捨てた。
こんがりきつね色で鎮座しつづけるローストチキン]
【観】 紫の魔女 ヘイケ
…ほう。あのニワトリは使い魔系の力とばかり思っていたが。あの先生の不安定さはなかなかに面白い不安定さだねぇ。
全てが魔法でできたものは儚し。
カボチャの馬車は時が来れば元のカボチャに戻ってしまう。さて。持続するものか、消えてしまうものか。
…元は冷蔵庫の卵か…微妙なセンだねぇ。
手作りの料理に勝るものはないさね。
[もてなしの心を込めて丁寧に料理された白身魚の野菜あんかけを味わっている。]
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