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[ぶつぶつと呟く]
[血で汚れた自分の手を拭くものはなく、乾いた赤をモニターに塗りつけながら、日記を繰る]
目くらましは、見張られていることを事前に考えなければ、やる意味がない
用心深いか、それも可能にするチート日記なのか…
アンは、即死。
犯人を見ていない。
誰かいると見せかけて超常現象で殺すというのもあるか……
人狼で狩人なしだったら、狙われた瞬間におしまいだものな。
[日記を彼女に抱かせ、ナイフをそばに置いて]
[彼女の体はそのままベンチに寝かせた。
この世界の人はそれにどう反応するだろうか]
/*
確かグリタは出口を塞ぐようにして戦ってたから
そこが見えないという事はなさげ。
ネギヤの姿も同時に見えて構わないかなー。
[屋上にたどり着いた。
ここに来てから、一番距離を長く感じた移動だ。
見えたものは――
ソラの荷物を物色するグリタと、
離れた場所にいるネギヤの姿]
(ど、どういうこと!?)
[ソラだったらグリタが仕掛けてきたら
乗りそうではあるが、ネギヤがいるのが
よく分からない。戦いに気づいてないのだろうか]
[ともあれ階段を下りて、5階まで戻る]
[手帳を見れば勝敗は決まったようで。
グリタが無事な様子にほっと吐息を零した]
勝てたみたいだけど、大丈夫?
こっちは1stとあってた。
分かりあえなかった。
ああ、いちおう。5thとも協力関係っぽいのになったよ。
[そんな書き込みをした]
[書物の形をした日記は上着を捲くれば脇の下、
短剣と共に皮のホルダーに入れられている。
近くで見れば、赤いキャミソールの下
引き攣れたような醜い傷が無数に肌を這う]
…ぅ、
[ぐわんぐわんと頭の中で音が回るよう。
意識を取り戻しかけて、唸り声が漏れた]
― 屋上 階段前 ―
[風船を手に立ち上がる。汚れた手を、どこで洗おうかぼんやりと考えながら、階段前へと移動すれば――]
10th と、11th……?
[倒れている11thとモノ探ししている10th]
彼女をどうするんだな?
[10thへと無表情でただ尋ね]
/*
さてどうするか。
3rdは2ndと二人っきりで話したそうだったからなー。
つか階段に誰がいるんだ?
3rd:2F→3F
2nd:3F付近
1st:3F→屋上
4thと8th:4F→屋上
6th:屋上→5F
こんな感じ?
マシロたちがすぐ移動すんなら、会わないけど。
その場で立ち話なら出くわすよなあ。
うにーん。
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