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[会話の途中、一度ちらと端末に目を遣った。
その示す時計──集合時間を、少し気にする。
クルミとソラはどうしているだろうかと、思った。
2人が共に動いていることは、知らないまま。]
…多いな。
その人数で殺し合いって事は無いだろ。
12thは…ん?
2ndと居て…0thを追っている、らしい?
[見下ろした日記にはまだ屋上とは出ておらず
どういうことだ、と、首をひねった]
[何か名乗る流れになっている。
馴染まない空気に一歩あとずさった]
……8th、セイジ だ。
[下がったついでに菓子棚の下のほうから、瓶に入った原色の飲み物らしきものを拾い上げる。着色料満載の駄菓子飲料だ。浴衣姿には妙に馴染むが、なんだか毒々しい]
……いるか?
いや、水鉄砲の液には使われたら悲惨だな……。
[9thにその駄菓子飲料の瓶など差し出して、中途半端にやめたりしつつ。
一応は糧食も入手した。腹が減ったと言っていた4thはここで何を入手するのだろう、自分よりは勝手がわかっていそうだ]
[一通り自己紹介が終わったと
思われるタイミングで一同に声をかけ]
じゃあ、用事も済んだしそろそろ行くね。
[ありがとねーと最後に挨拶し、
階段で上へと*向かう*]
なあ。
さっきの答え、聞かせて貰えないか?
───少し離れても構わない。
[人数が多いかと、一応気にもしてみた。]
……そっか、そうだよね。
[流石に、人数が多すぎる。
一瞬過ぎった嫌な想像は、>>1 ソラさんの言葉で打ち消して。]
0番さんが死なないように、追ってるんじゃない、かなぁ。
それも狙ってネギヤさんを逃がした、って、おじさんも言ってたし。……行ってみる?
チート日記の力、見られるかもしれないし。
[集合時間までは、もう少し。
でも、大所帯ならカノウくんも動くのに時間がかかるかもしれない。
それに、4番さんと離れない内は、少なくとも動向だけは確認できる。
私は、階段の上の方を指差す。私の世界と同じ構造の建物なら、この階段はきっと、屋上に続いているはずだから。]
なんだか、変な感じだ……。
[この世界は酷く穏やかで、それなのにやるべきことは自分の世界と同じことだ。敵がいてそれを殺す。]
こんな安穏とした世界でもわざわざ敵を作って殺し合いをさせるって、神っていうのはそんなに争いが好きなのかな。
[己の世界で神の遺物だとかよばれていた日記は『9thは噛まずに自己紹介した』などとやっぱりどうでもいいことを伝えてくる]
[ただ、デンゴの曖昧な情報には少し眉を顰めた。
姿の見えぬ相手を追うのは難しい。]
…ううん、そうか。
なあ。俺は出来れば、早くに0thを押さえたい。
が、俺がやっては幾らなんでもバレバレだろう。
だからデンゴに、ゼンジさん。
二人のうちどちらかに、0thの対処を任せたいんだが…
…、どうだ?
[二人へ問いかける、間を置いた。]
そうだな、行ってみるか。
あんまり離れるなよ。
[そして、階段を上がりながら、
少し自信なげにぽつり、零す]
生き残る…事を考えるなら、
考えなきゃなんねぇのが、鬼だ。
単純に考えて、
3人ならそいつらをやるのが一番近道だ。
だが、それは…7人までだ。
7人になった時に鬼が3人いたら、
鬼の側に着くほうがその後が早い。
…計算、 あってるよな 。
[いかにも苦手だ、という風に話を続ける]
…俺はさ、クルミ。
出来るだけ沢山で生き延びたい、って
あんたの考えはいいと思うし、凄いと思う。
貫いて欲しい。
でも俺は頭が良くないから、
そんな方法考えつきそうにねぇ。
あの球をどつくってなら話は早ェんだかな。
この計算が精一杯だ。
…で、今はさ。
お前とカノと、どっちかが鬼でも。
俺は、守る気でいる。
[低い声は、ハッキリと伝えた]
難しい事、苦手だ。
ただ護るモンを決めるのが、
俺は、性に合ってる。
だから。
間違っていたら、言ってくれ。
[少し、恥ずかし気に添えた*]
―少し前―
ヨシアキのことは、まだ見てないからわかんない。
けど、多分オレ様から見たら…
みんなオトナに見える。
[きっぱりとした口調。
それだけ、子供の世界は狭くて、ちいさい]
[でも―――…強い決意なら、こちらも同じで。
ヨシアキのために
抑えなければいけない相手という事実は、変わらない。
だから、]
オレ様にとって脅威になる8thは、
二人がなんとかしようとしてくれてるしっ。
代わりに、あっちはなんとかしてみる。
この中じゃオレ様だけだし…0thと会ったの。
[だから顔も分かるし、と添える。
まあ日記があるので、誤認はしないかもしれないけれど]
[>>11ソラさんの言葉に頷いて、私はソラさんの斜め後ろについて歩く。
真横じゃ武器を振ることになった時に邪魔だし、後ろは隠れるみたいで嫌だから。
人数の計算から、>>13ソラさんの話を全部ちゃんと聞いて、私は考える。]
凄くも、難しくもないよ。ただなるべく、人が死なない方がいいな、って思うだけ。
実際に考えてる通りに出来るかは、また別の話だし。
でも、……守ってくれるって言われるのは、嬉しい。
ありがとう。ソラさん。
[私は、気付いてる。
チート日記の人を探して、なるべく早くゲームを終わらせるっていうのは、チート日記を持っている人を悪者扱いするのと多分、同じ。
ただ持ってる日記が違うだけで、生き延びたい、守りたい、って思ってるのはきっと同じはずなのに、その想いをなるべく多くの人が生き残る為に駄目にする、ってことだ。
みんなが救われる終わりは無い。
だから、私が言ってるのはきっと、綺麗事。]
[でも、もし。
……もし、神様になれたら。
そうしたら、出来るかもしれない。
私の生き残りたい理由に足される、綺麗事が綺麗事でなくなるかもしれない、一縷の望み。]
……ソラさん、これ。
[屋上の扉の前。私の端末が点滅する。新しく増えた私の日記の内容は、
『0番の子が、死んじゃった……』
それが表示された画面をソラさんに見せてから、私たちはそっと、屋上への扉を*開いた。*]
……え?
[真正面から切り込まれた、
幾度か瞬きを重ねて漸く佇まいを正す。
むしろ姿勢を正してしまった]
それは、……、
その、渡したくなったら、勝手に押し付け る。
[なんだか少し焦ったような感じだ、少々挙動不審にみえたかもしれない]
……いや、
お前が信頼出来るとか、
出来ないとかそういうのじゃなく て、
ただ、吃驚した……。
[慌てていいわけめいたことを添える。
それから9thの視線がちらと己の抱える菓子箱にあるのを見れば、ついじりりとあとずさった]
…うん、そうか。ありがとう。
なあ。
俺は確かに腕はあまり大したことがない。
だから利害だけで言えば、お前はこの話を聞かないだろう。
でも利害あるやつは、利害でまた裏切る。
利害でどっちにでもつくんじゃないかとも思う。
だから、お前の答えを聞いて考えた。
鬼役とかそれ以外とかじゃなく。
ただ、個人としての信頼関係が欲しい。
[探しに来たわけじゃない。
そういう彼に、真正面から心を告げた。そして、]
……、…
[気持ちは変わらない。
この”鬼役”の仲間たちと、あと3人。
これで勝ち抜くのがベストだと考えている。
その為に誰かを殺す。
日記を壊す───にしても、結局は同じだ。
だから逃げるつもりはない、
が、デンゴの宣言を聞けば僅かに顔が歪んだ。
世界がどうであれ、彼は子どもだ。]
8thは、何というか…。
…きちんと話をすれば、
手を組めるんじゃないかと思うかな。
実は、3rdと11thにもそう感じている。
だから俺は今のところ、この6人で残ることを考えているんだ。
[裏を返せば、他は切り捨てるということ。
言葉交わした相手も、その世界ごと死なせるということ。]
えっ、12thが?そうか…。
一緒に居るのなら、確かに厄介だな。
しかし俺が動けば0thに筒抜けるよな…。
[そもそもの作戦が壊れる。少し唸った。]
ん?でも、瞬時に移動して帰れるのか?
では見られないうちに帰って来れれば…、…
取りあえず、腹が減ってここに来たんだろ?
何がいいか分からないなら……
[くるりと8thに背を向ける。
4thにも9thにも、ひどく無防備な姿勢になっただろうが]
──…ここら辺でどうだ?
[適当に棚を漁って、
バランス栄養食とやら書かれたクッキーを、
ぽいぽいと彼らへ放った。デンゴにも放る。
味は試してないが、きっとそう悪くないだろう。]
うーん…、
ゼンジのおっちゃんも同じ評価だったよなー。
二人が言うなら、8thは、いけるんじゃねーの?
[二人揃った判断なら信頼すると、暗に告げて]
3rdと11thは、まださっぱりわかんねー。
だからまだ保留だなっ。
[6人、という単語が、確かな重みで心に落ちる。
…――そうだ。
“鬼”の自分たちが全員生き残るには、6人が最大人数]
明るくなったら、上にも行ってみるといい。
丸い食べ物の味は悪くない。
[大真面目にたこ焼きを勧めておく。そして、]
情報も交流のうちだろ?
…信頼するなら、まずは交流しておかないとな。
[振り返って、8thに向け*笑った*]
今もまだ探してるかもしれねーけどっ。
でも、えーと。そう。
キボーテキカンソク で失敗しました、じゃすまねーし!
…そのへん、よくわかんねーんだよなー。
なにせ使うの初めてだし。
[胡乱げな目で、かみさまの絵日記を見下ろした。
表紙のカボチャが面白そうに嗤っている。
軽くムカッとした。
でも、癪だがこれに頼らないと…なのも事実だ]
ああ、そうだったな。
彼は──…8thは引き込めるといい。
デンゴの脅威であるわけなんだし。
[その他にも気に掛けた部分を、今は口にしないが]
ああ、分かっている。
だが一応覚えておいてくれ。
俺は現時点で、3rdと11thに手出しをする気がない。
表立っての危害には止めに入る可能性もある。
…二人と本気で争う気もないけどな。
だから念のために覚えておいて欲しい。
瞬間移動…タイムリープか?
それならば、見られないでやることも可能なんだが…。
……。やはり俺が行こうか?
[心配になって、ちらとデンゴの顔を見て*しまった*]
やっぱり、変な感じだ……、
[ビスケットかじりながら、ぽそりと洩らす。
食糧補給が終われば、とりあえずまだ見ぬ上階へと階段方面へと移す*]
[脅威との言葉に、少し考えるよう黙り込み]
あのさ、…途中だけ手を組んだりするのは別にして。
最後に残す人間の基準は、脅威云々じゃねーと思うんだっ。
だって、ヨシアキの脅威は、
[…続きは言わない。
けれど伝わるだろう。
同じ脅威への対処でも、引き込むと、コロスが…ある。
それを分ける基準は、相手の想いと人柄、のはずだ]
まあ、8thを引き込めるといーのは否定しねーけどっ。
[そこはけろりと言う]
…んーんー、わーった!
オレ様は会ってないからアレだけど、
会ったヨシアキは、いろいろ思うところあんだろ。
3rdと11thね。ふんふん。
覚えとく。
タイムリープ??
[子供には難しすぎる単語だった]
ううう?
よくわかんねー、 けど。
……、…いやいや、だいじょぶだし!
[心配されたらムキになるのは、
ある意味条件反射みたいなもの]
ご飯? そっか。
食べないと力でないしね。
[なる程と頷いて]
ありがとう。
[そして神に感謝の祈りを捧げてご飯を食べる。
うどんの熱さに涙目になったり、慣れないお箸にギブアップしてフォークで食べたり。
おつゆまで飲みきったあと]
おいしかった。
[しみじみと呟いた]
[手帳から顔をあげてネギヤを見る。
頷いて立ち上がった。
そして屋上。
寒さにはなれているが、寒いものは寒いと思いながら、0thが見える位置に陣取っている。
彼女がどうなるのか確認しようと思って手帳に視線を落し。
「うっかり眠ってしまった」
そんな一文を見つけて、実現しないよう気をつけるつもりだが]
[手帳に書き込んだ後、ネギヤと一緒にみはっている。
それから先はあまり手帳を確認していなくて3rdが来ていることには気づかず。
うとうととすることもあった**]
[話しかけてきた女の子の驚きにも頷いた。]
ええ、私の日記には、その五番さんの情報、本当に大雑把にしか浮かびません。
今もどこにいるのか、わからない状態です。
『だれかに会う気もする』
そんな感じでした。
うむ……。
[男は一連、見守る形となった。
そして、最後は一番と八番の信頼、という言葉でつながった関係を眺める。]
――……とりあえず、
この場収まったというわけですな。
[そして、両手を組んで、最後に自己紹介をした。]
一番ヨシアキさん、六番コハルさん、八番セイジさん、九番デンゴさん
私はゼンジです。
そして、ヨシアキさんの話、聞かせてもらいました。
私は貴方のまっすぐさはなかなかに好きですよ。
さてに、
カノウさんに協力する体制が整えられたことは、いい形になったかと思います。
ただ、敵を欺くなら味方から、
ここでの情報、今、零番、三番、五番、七番、には筒抜けと…。
ちなみに五番は本当に誰とも接触していないことを知っています。
[本当は機能している日記、それをそのままコハルに伝えてはいなかった。]
残るは零番、三番、七番、
三番はカノウさんとの共闘関係が成立しているといえども、今現在、誰と接触しているか不明です。
七番の動向はコハルさんにききますか。
あと、零番。やはりここは、どうにかしにといけないでしょう。
とりあえず、情報で、ここが固まったということを知れば、
こちらを崩しにかかるか、仲間として接触するかのいずれかになるでしょう。
なので、それを回避のためにも、私はあえて、ここでは、離脱する構えをとります。
それが、吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、
もちろん、鬼である以上、
貴方やデンゴくんの仲間であることは信頼してください。
ただ、貴方の思惑通りにコトが進むとは限らない。
私はもう少し、考えさせていただきます。
[そして、八番をみやる。]
信頼というもの。
その形のないものに、どれだけ強さがあるかも興味はある。
それにまだ、ゲームは始まったばかりです。
そこのセイジさんが、何かこだわりがあるように、
私もただ、組めばいいと思っているわけではありません。
[そして、扇子を広げ、文字を確認する。
『四番は、その場から離れる』
未来に頷いてから、彼らに黙礼した。]
次に会う時はどうなるかわかりませんが、
いずれ……。
― 3Fへ ―
――……で、はじめまして、というべきですかな?
[コハルに回答したあと、
こまめに扇子を眺めることにした。
そして、コハルが会ってたという人物、
フユキをそこに見つけるだろう。]
――……貴方はあまり動いておられないようです。
大丈夫ですか?
[みつけたフユキに気遣うような態度を見せた。*]
そう、タイムリープ。
何というのかな…時間を操ってとかさ。
デンゴの世界に、そういう概念はなかったか?
[首をかしげ聞いてみるが、]
無理、するなよ…?
[頼んでおいて、案じるような話になった。]
分かった。
[囁き返したのは、先と同じ言葉。
けれど含む意味が少し異なる。]
あなたの言う通りだろう。
3rdとは確かに協力関係を結んだが、鬼とばらしたわけじゃない。
バレたら敵対という可能性だって残ってる。
…そう、ならないように願っているけど。
そういえば、10thはどんな人物だった?
ゼンジさんは彼とも組んだんだろう?
引き込めそうな相手だったか?
[ふと、未だ接触のない人物のことを聞いてみる。]
[それから、ペットボトルを漁って水分補給も行いつつ、
何となく和やかな様子のデンゴなどを振り返るが、]
お前、さっき何をしようとしたんだ?
[先の会話を思い出し、ちらと軽い疑いの目を向けたりもした。
そして、]
───なあ、セイジ。
[8thとの別れ際に声を投げる。]
さっきは話してくれて嬉しかった。
ありがとう。
さっきの言葉、俺は本気だ。
だから、何かあったら思い出してくれ。
そうそう、あと──…
[なんでもないように付け足す。]
俺は3rdと11thと会っている。
ふたりともいい奴らだったぜ。
多分気が合うから、一応伝えておく。
[そこまで告げて、彼と別れた。
ひとまず目指すのは2Fの婦人服売り場。
約束の待ち合わせ場所を目指す*つもりで*]
十番……彼は、強いです。
そして、自らの世界を愛しています。
他に、何か揺るがせるものがないのであれば、
彼はきっと、勝ち残るほうにつくでしょう。
[しばらく考えてからそう述べ…。]
彼に接触する必要性は感じています。
彼をこちら側につけることはキーかもしれませんね。
デンゴくん
本当は、君にはそういうこと、させたくない気もする。
だが、どうやらここで勝つ、ということは、
そういうことらしい。
でも、大丈夫かい?
[それは、子供であるという心配。]
!?
[日記が書き換わる。
「風船があがり、アンの姿が見えなくなる」
「風船があがりきると、アンは死んでいた」
]
アン、起きろーーーーーーーーー!!
[隠れていた場所から出て、ありったけの声で叫んだ]
[風船を書き分けて進もうにも、死の運命を変えるにはあまりにも時間がかかり*すぎた*]
[屋上の扉を開いて、まず目に入ったのが赤色の風船。
空に上って行くのを目で追っていたら、風船は後から後から増えてきて、気付けば視界を埋め尽くすほどになっていた。
そこに重なる>>50ネギヤさんの声。大量の風船で埋もれ、くぐもったように聞こえる声は、ちょっと遠くて。
私達は、風船があがりきるまで待つ。でも、私の日記の表記は、変わらなかった。
風船が空へ消えていった後、開けた視界には倒れている0番さんと、……床に広がる、赤色。
私の目はそこにくぎ付けになってしまう。ネギヤさんの姿も、ネギヤさんと一緒にいた2番の子の姿も、目には入らない。]
…………死んでる、の?
[私の端末が、点滅する。そこには、『0番さんが死んじゃった!カノウくんにも知らせなきゃ!』って書いてあった。
まるで、怖くて近寄れない私の心の内を読んだみたいに。]
私、……知らせてくる!
[言うが早いか、私は屋上に背中を向けて駈け出していた。
急いで階段を幾つも降りて、2階の婦人服売り場に辿り着いた時には、完全に息が上がっていた。]
つまり、私には貴方の動向が思いのほかよくわかってはいません。
出向いたのも、ここに貴方がいるということがわかったからです。
そして、貴方がもし、今の状態をよくお知りでないなら、
ある程度、お教えすることもできます。
[そこで扇子をまた少し広げる。]
ちなみに、貴方が鑿を所持していることは知っています。
[フユキの動向を窺う。]
─ 2F 婦人服売り場 ─
[辿りついたそこは、昼間と違って静かに暗い。
そこで日記を確認した。]
”クルミとソラが来ていない”
来てないのは、分かったけどなあ。
二人は一緒なのか無事なのか、どうなんだ?
”2ndは12thと合流した”
”2ndは5Fでうどんを食べている”
”2ndは屋上へ向かう”
”2ndは12thと一緒に0thを見守っている”
ん?これは…。
平気そうかな。戦っている風でも、ないか。
[日記にぼやき、その記述に少し唸る。]
デンゴ、気をつけろ。
0thを12thと2ndが見張りに行っている。
場所は、屋上だ。
[リスクと、そして最も重要な情報を彼に伝える。
もっとも、神の日記の力は場所をも超越するのかも知れないが]
何かが?
[階段を駆け下りる音はどう考えても異常を示している。
誰かが追われているのか、それとも、追ってるのか、それとも何か別の事態が起きたのか。]
フユキさん、どう思いますか?
強い…、か。
10thもこちらにつけるなら……
人数が、ひとり多くなるな。
[ゼンジの言葉に返す声は苦い。
ほんの僅か、暗闇に向け顔を歪めて、]
分かった。任せる。
[短く告げた。]
”階段に足音が響く”
”階段からクルミが駆け下りてくる”
なに…、
[階段から足音が響くより前。
日記の記述に目を見開いた。
咄嗟に殺虫スプレーを握り締め、階段へと駆ける。
結局、階段より手前でクルミが駆けて来るのに出会った。]
… クルミ、大丈夫か!!
[追われているのかと、咄嗟に思う。
だから彼女の背後を警戒した。
良く見えない薄闇の向こうを睨みつけ、庇うように動こうとする。]
…出来れば俺は、これ以上を増やしたくない。
接触も、候補も含めてだ。
けれど未来がどう動くかは分からない。
俺やあなたが説得出来るのか。
彼らが生き延びられるのか。
───俺たちが3人残れるのか。
分からない。
だから……任せる。
なるほど
貴方は、ひどく慎重で臆病なのに、
博奕打ちなのですね。
もし、このあとも、
貴方の心を揺るがす誰かができたら…。
貴方はどうするのでしょうか?
[それは答えを返せというわけではない。
ただ、この揺れる男への素直な感想だった。]
え…っ、
[駆けてくるクルミと入れ違うように前に出ようとして、
服の裾を引っ張られた。
彼女が息を整えるのを待つ少しの間、
確かに追っ手の殺気が襲い来ることはない。
少し安堵して、肩の力を抜いた。]
無事で良かった。
二人ともいないから心配して…、
……なに?
[死。という単語に、目を見開く。]
死んでって…なに?殺されたのか?
誰に、どうやって…
屋上で?
[咄嗟に幾つもの疑問が零れ落ちる。
階段の上を見た。鼓動が早くなる。]
[扇子に文字が増える。
『八番が追いかけてくる』
確認し、視線を向ける。]
セイジさん……今の音は貴方ですか?
いえ、違いますね。
あれは駆け下りる、音でした。
博奕打ち…、なのかな。
ただ、どうなるか分からない。
分からない未来を、───怖い 、と、
そう感じているだけだ。
[冷静な男へと返す。
そんな人物が増えてしまったら。
重い問いに、思わず口を噤むが、]
[下に急ぐのか、上になにかあるのか。
まずは糧食をテントに置いてから上へ向かうつもりだった。一度階段を見上げる。
目的地を考えた瞬間、流れてくる電子音声の酷く曖昧すぎる予知、その内容に小さく眉根を寄せていれば>>61 4thの声にそちらを見やる]
今のは3thだ。
僕はこれおいたら上に行く、……なんか日記が嫌なこといった。
[イヤホンをジャックから引き抜く。巻き戻しと再生、どうやらカセットの類と扱いは同じらしい。電子音声は周囲にも聞こえるだろう]
『9thは死体を見る』
[それから菓子しか持って行かなかった4thに、水のペットボトルを投げたのは借りのせいだ*]
血が?そうか……
[右手首の端末が振動を伝える。
”0thが死んだ”
遅れて届いた情報が書き加えられた。
それを見下ろし、首を横に振る。]
いや、ありがとう。
気にはなるけど…、それよりクルミ。
君は大丈夫か?
[血が出ていた。と言った。
駆け下りてきた時の様子からしても、
やはり彼女は、こうしたことには慣れていないのだろう。
───自分と同じく。]
落ち着いたほうが、いいんじゃないかと思って。
[すぐに屋上へ向かうことはせず、傍らを見た。
未だ薄暗い中、クルミの顔色ははっきりとは見えないけれども]
デンゴくん、おつかれさまです。
[こちらはねぎらいの言葉をかける。]
今、どこにいますか?
大丈夫ですか?
[なるべく表情は変えずに。]
……うん、私は大丈夫。ちょっと……驚いた、けど。
心配してくれて、ありがとう。
[ずっと眠っていないのもあって、私の顔色は多分あんまり良くない。
でも、まだ閉まったままの薄暗い店内は、それを隠してくれる。
落ち着いてる、といえば嘘になるけど、まともに死体を見なかった分だけ、きっとまだマシ。
私は、カノウくんに状況を伝える。
風船がいっぱい飛んだこと。その中でネギヤさんの声がしたこと。そして、風船が消えた時には死体があったこと。
2番の子がいたのは、気付いてなかった。]
[日記の予知はこれまでにないほど曖昧で、そういえばwehreやwhoはあったりなかったりする。何か法則でもあるのだろうか]
……とれなかった?
[ボトルのへこむ音にごく不思議そうな顔をして。その顔のまま4thの傍らの男、5thも見やった。
それから糧食は売り物のスポーツバッグに詰め込んで、マネキンに持たせておけば『8thは階段をのぼる』と電子音声が流れた*]
いや。しっかりしているみたいで、安心した。
人が死んでりゃ、それはまあ…
驚くのは当然、だし。
[自らの常識を口にして、クルミの伝える言葉を聞く。
うん。と頷いて、自らも日記を確認した。]
じゃあ、その場に居たのはクルミとソラと、
12thと2ndと……
[彼女が知らなかった2ndの情報を付け加える。
思いついて、手にしていた水のペットボトルをクルミに差し出した]
飲む?
[テントの中、タブレットが振動と電子音が鳴れば浅い眠りから覚める。
数時間も眠れたか解らない程の時間。
もしかしたら誰かが階段を駆け下りる音が聞こえたからかもしれない。
タブレットを開くと、新たな情報が増えていて
寝る前にはなかった11thの行動が書かれてもいた。
店員に起こされる未来も変更になったか消えていた。]
「**前 11th 3rdと屋上に向かう」
屋上、…って
[更に予定が追加され、電子音がテント内に響く。]
4thと 会う、…か
[眼鏡の奥、目が細くなる。
タブレットの液晶を消し、テントから寝癖頭のまま出て伸びをする。]
いいんじゃないか?それで。
まじまじと見たいものでもないしさ。
いや……、どういたしまして。
[返されるペットボトルを受け取る間。
時折挟まる沈黙が、纏まらない思考にありがたい。
言葉遣いが自然と解れていく。日常を、思い出した。]
2ndと話を?
[意外な話に瞬いた。
それから少し眉根を寄せる。]
これは、グリタさん、
ここでお休みでしたか。
[それはもう、セイジは行ったあとだっただろう。
フユキの動向は、扇子にあるとおり。]
どうやら、
上で、死体が出たようです。
[水のボトルは袖にしまいこんだ。]
お早うさん。
寝覚めの悪い話をどうも。
[鞄を斜めに掛け、コートを羽織る。
ポールを手に持ちながら、視線を向けて]
その死体は、0th … で、あってるか?
[>>75カノウくんの言いたいことは分かる。きっと、その気持ちも。
私は少し、首を捻る。どうするのか、考えたって答えは出ないって分かってるのに。]
私もそう思ってた。
けど、知らないままの他人だから殺していい、ってわけじゃない、よね?
ここで誰かを殺すっていうのは、その人の世界を壊すってことでさ、なんていうか……。
そういうのの重みって、ちゃんと分かってなきゃいけないと思う。
今の神様がどう思ってるかは分かんないけど……生き残って、新しく神様になるっていうのは、そういうの全部、背負うことだと思うんだ。
私は、生き残りたい。だから、……ちゃんと全部、受け止めたい。
って、思う。
[言葉を整理しながら話すのって、難しい。
でも、口に出してみれば、それはすとんと落ちてきた。
そう、多分私が求めてるのって、そういうことだ。
私は、カノウくんをじっと見上げる。]
零番かどうかは、わかりません。
私も今から向かおうかと思っていました。
[そして、扇子を開ける。
書かれた文字に、またグリタに視線を向ける。]
でも、どうやらそのようです。
零番らしき遺体を見ると…。
ちなみに先ほど階段を駆ける音をききました。
あれは、三番だそうです。
きっと誰かに報せにいったのでしょう。
[屋上の扉が開閉する音が聞こえた。
手帳には「3rdが死体を見て動転している」と書かれているがそれはまだ確認できないまま。
いつのまにか白々と空け始めた空の下。
顔を出し始めた太陽の代わりというように風船は全部空に上がっていった]
――かわらなかった……
[ネギヤがいっていた、0thの死は変わらなかった。
血を流して倒れているアンの姿に、ほんの少しこげ茶の瞳を細めた。
死を悼みはするけれど、その死を哀しむほどには彼女の事を知らず。
3rdのように動転するには、物騒な事になれて過ぎている。
だから0thから視線をはずして手帳を開く]
[手帳に視線を落し、ようやく3rdが近くまでいたことを知る。
今は「3rdは2Fで1stとあう」とかかれていた]
ネギヤ、さっきまで3rdが屋上に居たらしいよ。
[静かな声でそんなことを伝え。
「死は覆せなかった」と書き込んだ]
そうか…。
俺の目覚ましは、クルミの足音か。
[誰か、――3rdが11rhと屋上で会っていたなら、報告する相手として浮かぶのは、1st。]
…俺は屋上には行くつもりはない。
[扇子を開く4thを一度、眺めてから]
壊れやすそうな日記だな。
[上へ行くという4thの横を通り抜けようと]
……。…クルミは強いな。
[真っ直ぐに見上げてくる視線に、多分少し顔が歪んだ。
少しクルミの瞳から視線を下に逸らす。]
世界を壊す?人を殺して?
…いいわけがないさ。
知ってても知らなくても、いいわけがない。
でもやらなくちゃいけない。
俺は死ぬ気も、自分の世界も壊される気がない。
なら……、
[言葉を切り、視線を上げた。
再びクルミの目を見返す。]
俺は気楽でいたい。
自分の為に仕方なかったんだと思っていたい…んだと、思う。
俺に選ぶ権利なんてないのは、分かりきっているのに。
……だから、こそ。
[苦しげに一度、顔が歪む。結局は目を、逸らした。]
ええ、そうですね。
開けば、
壊れやすいかもしれません。
[横を抜けていく十番に目を細める。]
グリタさん……。
迷いがありますか?
[初見とか印象が変わっていた。
彼に何か変化があったこと、感じ取る。
ただ、そのまま行くなら行かせるまで。引き止めはしない。]
貴方は自身の世界を愛していらっしゃる。
それにお変わりはないですよね。
[振り返らず、そう尋ねた。]
迷い…、って 何の事だ?
[唐突な問いに足を止めるが振り返らず
自分の世界に対しての重ねての問いには]
俺に二言はない。
[背中合わせに近い状態のまま、そう告げた。]
[クルミの考えは知らない。
まだクルミにあってはいない。
ただ、そういうことを言うものがカノウにいるとすれば、
それはカノウを苦しめるだろうと思っていた。
彼はひどく弱く、
そして、流されるまでに
優しい。]
そうですか。
ならば、私とのお約束はお忘れにならずに。
私は、世界とそして、ご自身を愛していらっしゃる貴方が好きですよ。
[彼は振り返らない、それは扇子にある、
そして、自身は振り返った。]
何かありましたら、またお報せいたします。
[そのまま黙礼をした。*]
男に告白されても、勃たねぇよ。
[止まった足を動かし売り場から離れていく。
また報せると聞けば、ポールを持った手を上げて返事にした。衣擦れの音だけが耳に届く。
一度も振り返る事はなく、階段に向かえばそのまま下の階へと下って行く。]
んー……私、後悔はしたくないんだ。
どうなるか分かんないし、負ける試合かも知れないけど、……だからこそ、やれるだけやりたい。
……それだけだよ。
[苦しげな表情を見るのは、辛い。
でも、それも多分、目を逸らしちゃいけないものだと思うから、私は目を逸らさない。]
カノウくんもさ、……したいようにしたら、いいと思う。
なるべく悲しい顔しないで済むように。ね。
[言いながら、カノウくんのほっぺたを軽く抓ろうと、手を伸ばした。
やっぱり、苦しげな顔を見てるのは、嫌だったから。]
[3rdと11thが一緒にきたことをまだしらないまま。
彼女がこちらにやってきて初めて気づくことになる。
だから11thが駆け下りていった3rdをおっかけるのなら、出会うことはなく]
……ネギヤ、どうする?
[知っている人に似た人の死体の傍にいるネギヤに尋ねる。
転寝していたから、どうやって死んだのかはみていない。
0thの日記らしきものが壊れて落ちているのが視界に入る]
世界が一つ壊れた、か。
[小さく呟いた]
……うん。俺も後悔はしたくない。
俺が守れるのは自分の世界だけで、
でも助けられる世界ならば、きっと他にも……
……って!?
[細い指が伸びてきて、頬を抓られた。
慌ててクルミを見返して、その表情に眉を下げる。
悲しんでるのだか笑ってるのか、分からない表情になった。]
俺、多分、クルミの世界にも壊れて欲しくないよ。
[2階のフロアについた頃、開店前の準備か店員がちらほらと姿を見せ始めている事に気付く。
目的の人物を探す為、タブレットへ視線を落とす。]
「**分後 2F 1stと3rdと会う」
ここにいるのか、
…1st。
[相手にも似た未来が更新されるだろう。
どこにいるのだろうと、フロアの売り場と売り場の間の通路を歩き始める。]
…クルミ、ちょっと。
[右手を示してみせる。
袖を捲ってモニターを確認すれば、日記が更新されていた。]
”*分後、2Fフロアで10thと出会う”
10thがこっちに来ているみたいだ。
気をつけて。
[彼女が既に10thと面識あることは知らず、
声を掛けて辺りを見回した。]
[カノウくんが驚いた様子に、私は笑う。
さっき人が死んだばかりなのに、この場に漂う穏やかな空気は、それを忘れようとしてるみたい。
でも、そんなの長く続くわけもない。]
……大丈夫。
簡単には、壊させないよ。
― 屋上 ―
[アンの胸にはナイフが突き刺さっていた]
××××…!!
[意味をなさない叫びを太った男は上げ、彼女の頬を叩く]
[彼女は反応を示さない]
かわらなかった…!
[普段ならば。「お悔やみもうしあげます」の一言で済む。
彼女は不滅だから。
でも、今、彼女の命とともに、彼女の世界もまた失われていった]
[口の中に血の味がにじんだかと思えば乾いていった]
ん……?
[示されるままに見たカノウくんの右手。
そこにあるモニターの文字を確認して、私はちょっとだけ、眉を寄せた。
悪い人だとは思ってない。けど、警戒しちゃうのはやっぱり、ソラさんとの遣り取りのせい。
それと、下ネタも。]
……おじさん。
[私が呟いた声と、カノウくんの視界におじさんが入るのと、どっちが早かっただろう。
私の日記には、『10番さんと1番さんが遭遇したよ!』って、書かれてた。]
ああ。そうだな。
ソラは強いし。
[きっと一緒にいれば大丈夫だろう。
細い指先が頬を離れていく。
ほんの僅かな温もりが、今は何だか随分と大切に思えた。]
[日記は、1日目の供述が変化していた。
あがらなかったはずの風船は上がり、ネギヤはそれを目撃した]
[いなかったはずのマシロもいて、そして]
クルミ……が。
そうか、彼女も、知って、るから
[盗み聞きをしていた内容だから]
[そっと彼女の目を伏せさせ――]
おいらはしばらく、ここにいる。
風船の、出所。
ナイフの存在。
下手人は、いろいろ残していってるから。調べるんだな。
[日記を拾い上げる。こちらもあわせて破壊されていた。
ぎゅうと、自分のオレンジロゴのタブレットを持つ]
[フロア内を見渡すには長身は役立つが、
相手からも見つけやすいだろう。
婦人服売り場へと足を踏み入れてると、]
…逢引中悪いね、ご両人。
クルミは案外、面食いだな。
[ポールを縦に持って肩に掛けるように持つと
左手の指輪にあたり、こつ、と鳴る。
茶のコートと帽子を被った姿で2人を見下し]
俺は、10th。宜しく、1st。
[10thが現れる。
その姿に、クルミと少し離れて立つ。
男の長身に目を眇めて、彼女を庇う位置を占めた。]
逢引中と思うなら、遠慮すれば良かったんじゃないか?10th。
…はじめまして。1stだ。
[名乗らなかったのは何のことはない。
向こうが名乗ってこなかったからだ。]
ここに、用があったとは思わないけど。
[ぐるりと示したのは婦人服売り場。
彼が物を調達しに来たとは思えない。
つまりは、彼はわざわざここに会いに来たのだろう。]
[
2日目。日記の内容は長い。
1500pt分がいきなり放り込まれるから仕方が無い]
[それから、ナイフを引き抜いて、太陽へとかざしてみた。これが現代社会に即したものか確かめるように]
障害があった方が燃えるだろ。
[口髭の奥、口元を緩ませながら1stに言い]
クルミを口説きに、…は 冗談。
話があってきたんだよ、1st。
[一度、眼鏡の奥の瞼を落としてから、
少し息を吐いてから、静かに言う。]
…… 出来たら、2人で話をしたい。
[>>100 逢引でもなければ、私は面食いでもない、けど、いちいち突っ込んでたらキリがない。
自分から名乗るおじさんと、>>101私を庇ってくれるカノウくんとの間に、ぴりぴりした空気はない。
だから、私は大人しくしてた。
けど、>>103 おじさんがカノウくんを誘うのには、少し眉を寄せた。
一人になるのが嫌なんじゃない。ただ、おじさんは武器を持っている。
その気になれば、カノウくんを傷つけることなんて、簡単に出来てしまうだろうから。]
―――……気を、付けて。
[声をひそめて、囁く。カノウくんが行くなら、止めはしない。]
生憎だが、障害じゃなくただのお邪魔虫だ。
[軽口を叩き返して相手の様子を見る。
が、続く言葉には意外とばかり僅かに目を見開いた。]
俺と話が……?
……。…、分かった。
[少し躊躇い頷いたのは、彼の声が静かだったからだ。]
[お邪魔虫と言われれば、く、と笑う。
鞄の内でタブレットが振動し未来が記される。
「**分後 2F 1stと会談」となるのを見るのはまだ後の話だが]
…、…。
[気をつけて、というクルミ。
話を受けてくれる様子の1stを見れば、
浅く頭を下げて]
感謝する。
[ひと言、礼を告げれば頭を上げる。
こっちだ、と足を運びクルミの傍からは離れようと]
いえ、どういたしまして。
[礼と共に頭を下げられれば、反射的に礼を返す。
歩き出す前にクルミを振り返り、安心させるようまた小さく頷いた。
そのまま、10thのあとに従って歩く。
自分より幾分大きく見える背丈に、
体つきはコートのうちに隠れて見えはしない。
けれど、手にしたポールは飾りではないだろう。
そう思わせる、慣れが感じられた。]
…話というのは?
[足が止まれば、距離を保ったまま話を促す。
番号で呼び合うのが滑稽なほど、丁寧な対面になった。]
[男2人が婦人服売り場というのもアレかと思って、向かった先は紳士服売り場。そこまで歩けば、足を止めて間合いを取って向かい合う。]
状況からしてさ、…お前が今
一番有利そうな位置だよな。
[本題には入らず、そんな言葉から切り出す。]
[ひとつフロアを昇れば、
目の前にはたくさんの書物の山があった。
思わずそちらに足を踏み出してしまった]
わ、……すごい。
[文学など発達した世界ではなかったが、8thにとっては本は好ましいものだった。手近な本を手に取る、表紙がカラーの写真の随分大きな本。]
…かも知れないな。
そもそも、0thがどれほど動いていたかも知らないけど。
行動を把握されないという点では有利。
───そのように注目を浴びる点では不利。
ってとこかな。
[返し、何を考えているのかと10thへ目を向ける。]
[店頭のマネキンからコートを2枚、拝借して試着室に入る。
1枚は床に敷いてその上に寝転がって、もう一枚は毛布代わりに自分の身体の上に。狭い試着室の中で、丸まって仮眠を取る体勢。
決して寝心地が良いとは言えないけど、床に直で寝るよりはよっぽどマシだと思うし、ここなら少なくとも多分、男の人に見つかる可能性は、低いはず。
深い眠りは取れないけど、それでも疲れてたみたいで、目を閉じれば眠気が襲ってくる。
私はそのまま、少しだけ眠ることにした。]
[表紙の写真は一面の青、雲が流れているから空の写真かと思ったら、空の色が水面に映った海の景色のようだった]
この世界の風景なのか……、
[海といえば軍港しか知らない、
そして海原は鉄が浮かび砲弾の飛び交う水上の戦地だ。こんな穏やかな海はしらない]
………、
[ページを捲る度に、穏やかで美しい世界の風景が切り取られたそのままに現れる]
ま、そこまで考えて動いてる奴が
どれほどいるかは知らないがな。
[口元を緩めると口髭が揺れる。
視線を斜め下に落してから、]
世界まるっとひとつ背負ってるって状況で
誰かと手を組むって事は、
そいつの世界の分も背負う。
それをお前らは選んだ。
[瞼を眺めに落してから、1stへ視線を戻し]
だから、どんな奴らなんだろうな、って思ってさ。
11thが勝気な女なのは解ってたが
女2人と手を組むなんて、
どんだけ1stはイケメンなのか 興味があってな。
[緩く首を傾げながら、1stの顔色を窺うように見る。]
グリタさんが下に向かいました。
一応ご報告までに。
私との協定は破られたわけでもありませんが、
さて、何を思うかはわかりかねます。
[カノウにつげ]
デンゴくんは、どこにいますか?
― 4F書店コーナー ―
[夜は開けていた。
そこにはワンフロアがすべて書店のようだ。
そのまままた上にあがろうとして、
『八番をみかけ話しかける』
その扇子の記述に立ち止まる。]
――……羽衣の君があそこか。
[みれば、朝焼けの光が指す中、浴衣姿はフォトグラフのコーナーにあった。]
[その本の頁を捲る度に、眉間にしわ寄せ難しい表情になっていく。やがて裏表紙を閉じた時には、口唇さえかみ締めていた。]
……なんで、
[何故、こんなにも、自分の世界と違うのだろう。映る風景は妬ましい、というよりも――もっと、心を落ち込ませるようなものだ]
別に女だからって選んだわけじゃない。
ただの偶然だ。
そういう風じゃないのは、見れば分かるだろ。
[最後、余計なことまで言って肩を竦めた。]
今、10thと2Fで二人で会話している。
今は大丈夫だ。
[ゼンジの報告を受け、囁き返す。
グリタ。と、未だ聞かぬ目前の男の名を頭に刻んだ。
声の調子に、先にクルミと言葉交わした時の名残は今はない。]
手を組んでも、鬼にそれを崩される、恐怖
ってのは 付き纏う…だろ。
クルミ曰く、チート日記らしいからな。
[笑う事はせず、眉を寄せて嶮しい顔を隠さない。]
俺は、どうしても死んで欲しくない奴がいる。
[ポールを握る手に力が籠り、指先が白くなる。]
チート日記、か。そうだな。
[クルミの言いようを思い出す。
黙って、男の手指が白くなるまでポールを握るのを見た。
それを見る目に浮かぶ表情は僅かに苦く、後悔に近い。]
……。それでもやるしかないんだろう。
出来るかなんて、分からなくても、
…これが博奕なのかな。
[零した言葉は、目前の男への問いというには弱い。]
……。
俺の名前は、誰に聞いた?
クルミでも聞いたのか?10th。
あなたが誰を守ろうとしているのか、俺は知らない。
聞きたいとも、思っていない。
…さっきあなたは言っただろう。
頼みを聞くことは、結局、その先の世界も背負うことだ。
俺には、そんなことは出来はしない。
───すまない。
[言葉の限界とは人の思考の限界だ。
事象としてはもちろん概念としてさえも、その言葉は9thの世界に存在しない。]
ないと思う。
あったとしても多分誰も知らない……。
お前の世界では、一般的な言葉?
[問い返されたので、やはり少し不安そうに答えて、小さく呟きを零す]
……僕の世界は、やっぱり少しおかしいのかな。
─ 回想 ─
[明確に何処へ行こうと目的がある訳でも無く、エレベータ入り口横に配布されてあったフロアマップを手にいれれば、順番に上のフロアへと探索を続ける。
途中軽く食事を済ませたり、物珍しい物があればそれに目を奪われ、時折覗く日記を見れば6thの行動を知り。
幸か不幸かはわからないが、ゲームの参加者に誰一人会う事も無く屋上へ辿り着いた]
ここまで来て誰にも会わないとか運がいいのかな。
どうせならこのまま誰にも会わない方がラッキーだけど…無理だよねぇ。
[そう呟いた直後に屋上のライトが消え始め]
うわ
[慌てて下の階に降りる事にした]
>>129
私の世界は平和であることが前提みたいなものだった。
だが、私が生まれるずうっと前には戦争もあった。
[そして、心細そうに返す様には僅か眉を寄せた。]
世界を比べるものではない、と言うべきだろう。
しかし、それを君を感じるということは、
君の世界は、私たちよりも、悲しい世界なんだろう。
[おかしい、という表現はしない。]
だけれども、
それでもそこで君は生きて、
そして、選ばれてここにいる。
[そこまで言ってから、次に自分が言おうとした言葉を、ふと、飲み込んだ。
戸惑った表情がもしかすれば見えたかもしれない。]
[下の階に降りると辺りは薄暗く、微かな灯りを頼りに再び日記を捲れば、『6th:1st、4th、8th、9thと接触する』と表記されていて]
うっわ…大人数じゃん。
相手の行動がわかっても、大人数だとこれやばくない?
[接触している人物像をと、柱に居た時のビジョンを思い出してみる。
自身は5thと呼ばれ、隣のコハルのが6th。
なら反対側の着物姿の男性が4th。
それだけは即座に思い出せた。
さて、どうしたものかと少しの間頭を悩ましていれば、次に表記される『6thが皆と離れた』と言う文字に胸を撫で下ろし、自分も場所移動をと行動をとった]
ん、つまりその言い方は、
平和っていうのは、休戦のこと……?
[4thの世界は人間しかいない世界なのに何故戦争があったのだろう、それもよくわからないが続く言葉に押し黙る]
………、
[“悲しい”というのは、多分的確な言葉だった。それを表現する術はなかったし、口にしたくはなかったけれど]
知ってる、僕の世界はそこだって。
その為に死んだら駄目だって、でも……。
[言葉の続きを紡がなかったのは、それは胸の内にある疑問でしかなかったからだ。
少し、眉尻の下がったまま顔を上げれば戸惑うように見えたのは、相手の方の顔だった。どうかした?と首を傾ぐ]
お前の命をかけてまで
組める仲間の数は…、 何人だよ。
[謝罪の言葉を受ければ、頭だけ垂れる。
帽子が落ちないよう右手で押さえながら]
ったく、
[奥歯を噛む顔を隠しながら悪態をつく。
徐々に手に力が籠れば、帽子に皺が寄り、
そのまま 帽子を床にばしりと落とす。]
[帽子でぺたりとした頭を上げないまま、
床に言葉も投げつける。]
… ッくそが。
[――― ガシャ、ン。
展示されている紳士服を1stとの間に蹴り倒すと
その隙に、その場から駆け去った。**]
─ 3F・スポーツ用品売り場 ─
[無意識に下に降りれば、何処か落ち着いて身を隠せる場所はないかと無意識に探してたのか。
3階をうろうろとしてキャンプ用品コーナーのテント前に差し掛かろうかとした時、背中から聞こえる声>>44に息をのむ。
ゆっくりと後ろを振り返り、その姿を確認すれば
そこには着物姿の男が居る]
そうだね。
はじめまして、なんだろうね。
[改めて姿勢を彼の方に向け、警戒しながらも彼の言葉を聞く。気遣われる様な問いには少し不服そうに]
僕だってそれなりに色々探索してたけど…けど。
[成果は微塵も無かったかも、と肩を落とし言い訳気味に]
だけど一人以外誰とも会う事なかっただけで。
[するとゼンジが何かに気が付き>>55、自身も階段から聞こえる音は確認できた。初めて彼から呼ばれる自身の名前に]
あ、やっぱり僕の名前は知ってるんだ。
[聞こえるかどうかで呟いた瞬間、新たに見える人影。
その人影と会話するゼンジを見つめ>>61・>>66、漏れる会話から死人が出た事実を理解する。
ゼンジの問いには戸惑いながらも素直に頷き、一緒にその場を後にする。
不安になる気持ちを抑えきれないまま、彼の名前を聞けないままだったなと移動の際にゼンジから自身と、もう一人の奇妙な声の人物の名前を教えてもらっただろうか]
[階段を下りていく途中、非常灯のあかりで手帳を見る。
「3rdは見送った」
「3rdは眠っている」
3rdの行動が増えている]
今迄寝てなかったのか……
[寝ているところを起こすのもなんだし、と呟くが。
どこで寝ているかぬけているところがなんとも役に立たない加減である。
それからぱらりとページをめくれば自分の未来]
「4Fで話し声をきく」?
んー……まあ、いってみるか。
[屋上から階段を下りて4Fへと向かう]
[神の遺物を手に入れたから、選ばれたのだと思う。銃を撃ったあの敵の少年が手にする可能性もあったのだ、だから]
別に、選ばれたとか思ってないし……。
その理由に気付いたって言われても、わからない。
……お前は訊いてばっかりだ。
素性は話してるけど、もっと肝心なところを見せない……。
[続きを促されて黙る。
相手が何考えてるのかわからないまま、喋らされるのは嫌だったし、自分の不安定な疑問まで口に出す気はなかった]
[階段を下りているときは流石に手帳は見れない。
踊り場につくと新しい文字がないか確認して。
4Fなのがかわらないままなのをみて、階数表示を見上げる]
ここか。
[そして4F通路にすすんでいった]
[ゼンジと向かう際、数時間前に見た10thが現れた。
去る10thを見つめ、名前はグリタと理解しその名を頭に刻み込む。]
>>146
――……わかりました。私の考えをもう少し、述べましょう。
[男はセイジの言葉に襟元を正す。]
私は、先ほど、ヨシアキさんに言ったように、
ただ、組めばいいとは思ってはいません。
きっと、いくつもの世界。私たちはそれを映し出す鏡として選ばれた、そんな気がしているのです。
それは強さだったり、悲しさだったり、
そのほかの何かだったり。
その中でも特異に異質なものを君に感じています。
[そして、一度言葉を止め、]
だから、それぞれの世界のことをできるだけ理解し、
残すべき世界、を選択すること。
それは、幸せだけに満ちたものではないかもしれない。
[そこまで告げて、人の気配をまた感じ、階段のほうを振り返った。]
[4人と別れた後
1人でいろいろ考えていた。
携帯に会った各人の感想を書き込む。
マイナスの印象を持つ者はほとんどいない]
……変なの。
同じ世界にいた人よりも
殺し合いをさせられてる人の方が
よほど真っ当に見えるなんて。
私はあの世界に向いてなかったのかな。
[聞こえていた話し声は二人分。
だから三人いるとは思わなくて。
手帳にも三人目が書かれていないとか、いつものこととはいえ……
適当にメモを取る癖をなくせ、とか言われていた事を、思い返す]
柱のところに居たときいらい、かな、おにーさん。
[それから獣人だという男と、もう一人、なんか本を読んでいた人だ。
三人がいる場所から数歩離れた位置で立ち止まり]
そ、2ndのマシロ。
おにーさんたちは、いまから争うの?
それとも誰を蹴落とすか悪巧み?
[ゆるりと首をかしげて、当たり前のように問いかけた]
[タブレットを手に持ったまま、階段まで走る。
画面に視線を落とせば、上を目指して駆け上がる。
3階についても予定が変更されないのを見、更に上の階へと足を掛けると、予定が更新される。]
「**分後 4F 2th 4th 5th 8thと会う 」
[その数字を見れば、そこで足を止める。]
─ 4F書店コーナー ─
[セイジと彼から聞くもう一人の人物の名はセイジ。
二人の会話を黙って聞いていた。
自身の事の重要さを思い出す。
先程3階で諭された>>145自身の考えの甘さ。
それも含めて自身に嫌気がさしそうになる。
かと言えど誰と手を組めばよいものかと悩みだけが増える中、階段の方を振り返るセイジに気が付けば自身も同じく階段に目をやった。
見ればそこには新たな少女の姿があり、ゼンジの問いかけと彼女の口から2thである事を理解した。]
え?いや僕はその悪巧みとかそんな。
[慌ててマシロと名乗る少女に返事をする]
[片耳に届く未来の記録は、2ndとの遭遇を告げる。少しだけ声を潜めた]
……殺す気無いっていうのは、
僕の世界に存続するだけの価値があると思って、そう言ったってこと?
[揺らいでいた心の内を思わず口に出して問うてしまった。世界は比べるものじゃない、4thは先ほどそういったけどどうしたって比べてしまう]
なんか、傲慢っていうか……。
神ってそういうのなんだろうけど、でも、残さなくていいとか、他所の世界の人に決められたくない気がする。……神になったら変えられるかも、しれないのに。
[そして4thの振り返った先を視線で追う、更に小さくなった声は少し不満そうだ]
大体特異で異質って、なに……。
[ストレートに言われる言葉に見透かされてるなーと落胆し]
き、君はもう誰かと手を組んでるのかい?
[相変わらず応える言葉は呑気と言うか間抜けと言うか。自身すらやってしまってるなと自覚し頭を掻けば、そう言えばと自身が持つ日記には何かあるだろうかとページを捲る。
『6th、4階に向かう』と書かれていた。]
[うどんを食べる。温かくて美味しくて
自分の世界のものと同じ味がした]
ここはどんな世界なんだろ。
[今、戦いの場となっている
この世界のことはほとんど知らない。
見る限りでは自分の世界と
大差ないように見える。
だけど細かいところ――
例えば住む人間の性格とか
価値観とか――は違うのかもしれない]
[そんな事を考えながらうどんをたいらげ
もうひとつ下の階へと向かう]
[2ndの問いかける声に、慌てて返す声に瞬いてそちらを見た。5thの姿にびく、とあとずさった。ずっと沈黙してたから、きづかなったのか。
周囲は既に結構明るかったから、自分の性能が落ちてるのかもしれないが]
高度なステルスか……
[無駄に勘ぐった**]
[その未来を避けるように、4階で止まらず5階を目指して階段に足を掛ける。上のフードコートから漂う香りに、空腹が刺激される。そういえば、梨しか口にしていない。
けれど、5階へ向かおうとすると、また、予定が追加されて、その内容に眉を寄せた。]
6thと 会う …か。
[アンの生命の燈火が掻き消えてから
各々の日記が、各々のタイミングで。
ただひとつの事実だけを伝える。]
0thアンが 脱落しました。
12thの日記はこののち 1stへと繋がります。
[途中で携帯を覗くと
4階に人が集まってるよ、という
未来を見た]
思うよりも固まって動いてるんだね。
そういうもんなのかな
[書店となっているフロアの一画に
「それ」を発見する]
――――……っひゃあ!!
[思わず、素っ頓狂な声をあげてしまったのは、何か音がしたと思ったら……試着室のカーテンが開いてたからだった。
どうやら、開店の準備を始めていたお姉さんらしい。目が合っても、相手はあんまり驚かなくて、声を出した私がちょっと、恥ずかしい。
二枚のコートをお姉さんに渡して、頭を下げて、私は店を出る。
まだ少し寝ぼけた頭で、何も考えずに歩いていたら、がこん、と何か機械の動く音がした。]
……ん、もう、そんな時間?
[きょろきょろと周りを見回せば、さっきの機械音はエスカレーターが稼働し始めた音だと分かった。
きっともう、開店が近いんだ。]
あ。
[その人の輪と
同時に見つけたのは10th――グリタ]
会いたくなかったけど、また会っちゃったか。
私はすぐ行くけど、
ひとつだけ聞きたいことがあるんだ。
[いやならいいけど、と言い添えて尋ねる]
……どうして不意打ちしなかったの?
[再びストレートなマシロからの返事に]
うん
恥ずかしながら、さっきそこのお兄さんに諭されて…ね。
[苦笑いしながら、目線はゼンジの方を指した]
だけど、誰を信じて手を組めばいいのかって葛藤もあったりで。
僕こんなんだからさ、この人だって思う人が手を組んでくれるかどうかもだし。
自分の世界を守るとか荷が重過ぎるけど、僕の居た世界はそりゃ苦しい事もあるけど、居心地は良くて…大事な人だって居る。
[半ば独り言のように彼女に告げる。
その姿は真剣に悩んでるように目に映るか]
俺だって会いたくなかったよ。
[階段の途中足を止めて、横を通り過ぎて
降りて行った6thを上から見おろしながら、]
知るか。
[問いにはひと言で片付けて、行け、と右手で
しっし、と合図する。]
ということは自分でも分からないってことか。
……それって、迷ってるんじゃないの?
ま、いいや。ありがとう。
[わざと振り返らずに歩き出す。
改めて書店コーナーへ]
[振り返らず4階へと向かう6thを無言で見送る。]
ったく、
[階段途中で、タブレットを見て確認をするのは11thの動き。屋上から動いた形跡がなければ、上を目指して屋上へ向かう。]
…―――、
[これで、彼女の世界は壊れたのか。
そこに存在する命全てが消えたのか。
広がる赤の色に、自分の世界の顔が浮かぶ。
更に眉を険しく寄せて。
どれくらいの時間、死体とその側の12thを見つめていたかわからない。
ソラは、不意にくるりと背を向けて。
屋上から降りる階段へと足を向け
上がってきた顔に立ち止まった]
誰が鬼かわかんないのは、たしかに。
こうやって手を組もうとか言ってて、それが裏切るためだったりするかもしれないし?
[けろっとそんなことを言う。
自己防衛しかできないというのに、そちらの二人はどうだろうと、4thと8thへと視線を向け。
真剣な目で尋ねてくる5thに視線を戻す]
んー……
[真剣に聞かれたから、まじめに考える。
手を組むメリットはありそうななさそうな。
裏切りの可能性も考慮しつつ]
まあ、いいよ。
とはいえ、私もそこまで腕が立つわけじゃないし。
自分の身は自分で守れるなら、だけど。
[どうかな、と答え。
他の二人がどう反応するのか、ちらちらうかがっている]
[来てみれば、主にフユキとマシロが
何か話をしているようで。
隠れるのは時には画策ではないと
理解したクルミは、声をかけてみる]
みんな固まってどうしたの?
…あ、あぁ。
そうだな、眩しい。
[空の色の変化にすら気づかずにいたのか、と
自分に対して、心の中で舌打ちする。
それから 10thの方へと歩み寄り―――]
…丁度良い。
聞きたい…というか。
聞いて欲しい事がある。
[声を潜めた]
……!?
ほんと?あ、ありがとう
そりゃ自分の命は守るつもりだよ。うん。
[慌てながらも、真面目に考え返事をくれたマシロに礼を返す。
彼女に交渉したのが正解なのかはわからない。マシロが考えると同様に互いに裏切りの可能性もある訳で。不安な部分もあるが今は一人よりはと言う気持ちが大きくて。
素直に接する彼女に賭けてみた。それが正解であって欲しいと願いながら。]
だとしたら、君の現在手を組んでる人達の事も知っておかないとかな。
これが、この世界の 普通…か。
[徐々に目は慣れ、手は下すが皮膚が、じり、と熱い気がした。"太陽"なんて生まれて一度も、見た事などないのだから。]
何だ…?
[11thが距離を縮めるのに眉を寄せる。]
[マシロの目線の先の二人。
4階まで行動を一緒にして互いの会話を聞くだけだった。
ゼンジの言葉には非常に感謝はすれど、先程の会話口調でこの二人は手を組んでるのかも知れない、先程のゼンジの対応であるなら自身とは組むと言う案も出そうになさそうかなぁとよぎった。
と、ふいにコハルの声が階段方面から聞こえ振り返る]
移動中だったんだけどね。
[軽く手をあげて返事を返した]
…普通?
お前の所には太陽は眩しくねぇのか?
[不思議そうに言ってから、少し言葉を探す。
正しい言葉を選ぶ作業は、苦手だ]
まぁ…俺なりに考えた事があってな。
あんたが、クルミに頼んでいた話だ。
あんたが死なせたくない相手、ってのはさ、
同じようにあんたを死なせたくないって
言っている、のか?
[相手を問う言葉は出さない。]
はーーないちもんめ。
あの子が欲しいっ。この子が欲しいっ。
相談しましょ そうしましょ。
き〜〜まらない!
[自分の世界に伝わる遊びを、
戯れのように口ずさんだ]
大丈夫じゃなかったら、どーすんの。
[けらっと笑い声が語尾に乗る。
心配してくれるのは、 たぶん、 …嬉しい。
でも心配してくれる理由は、 たぶん、嬉しくない。]
俺の世界で太陽は、…高嶺の花。
[かな、と口髭を揺らしながら伝えて
続いた言葉には、何かを思い出すよう
視線を斜めに上げ、思考した後に]
直接そういった言葉は言われてないが
ま、遠回しでなら 言われたな。
そうかい……。
それは、デンゴくんの言うことが最もだ。
[それからは、何も言葉が出ない。
きっと、今、彼より、自分は臆病だ。]
すまない……。
頼むよ。
[それは、子供も大人も関係ない、頼みとする。]
にしても、飲みもの持ってくとなると、
手がいっぱいだよなーあ。
[片手に絵日記。片手にペットボトル装備の
自分を姿を見下ろして、むむむと悩む。
すると、計ったかのように
絵日記のカボチャがガタガタ鳴った]
『9thの、ふろしきマントはふろしき手提げ袋になる』
[ご丁寧なことに、畳み方の図解入りだった]
お? ……おお、すげー!!
[無邪気に喜んで、マントだった唐草模様のふろしきを解いて、角っこを縛って手提げにする。
中に、絵日記やペットボトルやクッキーの袋を入れた]
うし! これでかんぺーーき!
[空になった右手でVサイン]
ふぅん。
俺の所と真逆だな。
[太陽の力を借りて生活をしている。
遠いなんて想像できねェな、と呟き
続く言葉には、首を傾けて頷いた]
そうか。ならいい。
[眉を険しく歪めて。
それだけだ、と 低い声で呟いた]
でも見張りかあー……
[困ったように呟くと、
絵日記カボチャが、ぐわり。と突然大きな口を開いた。
そのまま日用品の棚から何かを吸い込む。…風船の袋、のようだ。
…風船が日用品かどうかは怪しいが、
その辺は神の力なんだろう。多分。
ともあれ、ごっくんと飲み込み、
任せろという顔をしている]
――…うし、行くか…っ!
[梨を切った果物ナイフを手にして、
絵日記を片手に掴み。
他の荷物は放り出したまま、
…意識を集中させるように、目を瞑った。
かみさまのにっきの使い方は。
分からないけど分かる――そんな変な気分だった]
>>158
[セイジの言葉に目を伏せた。]
最初の、あの時に言ったのは、君と私の不可侵を約束させたいがための言葉だ。
だけど、今、同じ言葉をかけるよ。君の世界が存続する価値があるように思えた。それを感じている人が幾人かいる。
[だが、それに対する感想、傲慢と告げられると、それもまた男は否定しない。できない。
ただ、じっと続きを聞いて…。]
だが、今の事態、世界を判断するのは、他の世界のものだということになる。
これは、
自分の世界を自分で冷静には判断できることがないということだ。
そういう舞台に今、いるということだ。
君のことを私が異質と思うのも、君がその写真集に複雑なものを抱くのも、そういうことだろう。
[そして、腕を組む。]
―屋上 襲撃の時―
[次の瞬間。
デンゴは屋上の上空に浮いていた。
12thたちは0thを見張っていたから、
空には気付いていない。
絵日記カボチャが強く息を吹き出す。
高速の勢いで地上に落下した“種”は瞬時に膨らみ、
たくさんの――色取り取りの風船が、その場に出現した。
…屋上を多い尽くす程の、賑やかなバルーン]
[ゆっくりと。
…わざとらしい程に、ゆっくりと。
見張りの視界を覆ったそれは、
のんびり上空へと舞い上がる。
その隙に――…デンゴは、降りた。
心に描けば、次の瞬間はもう、0thの目の前。
随分と便利な力だ。片隅でちらっと思う]
[果物ナイフを強く、掴んで]
お菓子の代わりに、
…アンタの世界と命を、くれ。
[振りかぶり――… 0thの心臓に、突き刺した*]
俺は、…、 取り戻したいんだ。
[言った言葉、僅かに間が開くのは
目の前にいたのが11thだからで、]
…?
話、それだけか?
[片眉上げて、近い距離で11thの顔を見つめる。]
―襲撃後 1F・日常品売り場―
[あの後日記も壊してから、元の場所に戻った。
絵日記カボチャの口は、もう元のように黒い。
身体に満ちていた力も残っていない。
寧ろ、けだるい虚脱感だけがある]
……あー… つかれた。
[なんだ、ひたすらに眠かった。
蹲ってそのままうとうとしてしまう]
確かに情報は大事だよね。
……SSランク?
[マシロの何気ない一言に首をかしげる。
ゲームの世界ならかなり強そう、と
いうことではあるが
恐らくマシロはそのSSランクではないのだろう]
だからこそ、ってことか。
こういう殺伐とした事に慣れてる妖精ってのも
なかなか想定外だけどね。
狙う人は……分からないよね。
弱そうな人、そうでなくても厄介な人とか?
─ 2F紳士服売り場:少し前 ─
名前は誰でも知っている……?
、ああ。
[首を傾げられて記憶を辿る。
そういえば、聞いた気がした。
それを記録していなかったのは、ミスといえばミスだろう。
柱の順序と顔を一致させることに気をとられ、
結局、日記所有者の名前はろくに覚えていなかった。]
そうか、だからか。
[納得して頷いた。
それでも強いて名を知りたいとは、今もやはり思っていない。
多分それは、10thがこちらの名を呼ぶのを躊躇ったと同じ理由。]
命を賭けて…、は、どうかな。
俺が死んで、仲間が残ればいいとは思っていない。
俺も残って、仲間も残るのが大前提だ。
……?ひょっとして、あなたは違うのか。
[可能性に思い至り、疑問を口にするのだが、]
…取り戻したい?
何を…なくしたんだ?
[言葉に開く間には 息を止めた。
紡がれる言葉の先を、低く促す。
聞かれた問いには、少し考える素振りの後
こくりと、その距離のまま頷いた。]
既に見た、よなーあ…
もいちど見るってこと…?
[ぱらりと絵日記をめくり、
うたた寝していた間の、赤い吹き出しを確認する。
ゼンジに居場所を聞かれていた。二度も。
…心配、してくれたんだ。 なんて、ちょっぴり思う]
あ、あー。えーと、
…今、1Fの日用品売り場〜。
[現れた二番は、出現早々、こちらを煽ってくるような言葉をかける。
それには黙ったまま、彼女を見たが、
フユキが答え始めたので、そのまま、見守る形になる。
のとき、天からか聞こえた声。]
ああ、亡くなったのは、零番さんですか。
[そして、十二番が一番を見えるようになるというルールを頭に入れた。]
なるほど……。
…人数は、
[返さなかったこたえを、10thの駆け去った背に低く呟く。
先にクルミと言葉を交わした時のような顔になった。
視線が下がり、眉根が寄せられる。]
…──決められているんだ。
[最初から。とまでは音にしなかった。
ひどく、自分が汚いものになったような気がした*]
[誰かと会話をしていると、なかなか手帳が確認できない。
「3rdが起きた」とか。
読み飛ばした「11thとすれ違う」とか、「5thと協力関係になる」とか。
確定した情報も見逃していた。
そしてまだ確認できていない未来で。
「誰かに狙われている感じがする」という一文でていたが、それはまだ見れていない]
でも場所書いてねーとか、割と不親切じゃね? これ。
[ぺちぺち、と絵日記の表紙のカボチャを叩くと、
なんだか不機嫌そうな顔をした、気がする。
段々生意気になってんじゃないかと思う。
気のせいだといい]
まあ、…歩けば棒にあたる?だっけー。
[階段に向かい、上へあがってゆく]
ゼンジさん、デンゴ。
10thと接触したよ。
…彼には殺されたくない誰かがいるらしい。
誰かは聞かなかったけれど。
彼を引き込むなら、ここが鍵なのかも知れないな。
[自分には聞く気がない。
そう言葉で示した上で、会談の結果を二人に知らせる。]
[言わなかったがもうひとつだけ
思いついていたことがあった。
鬼の狙い先――
『疑いを他人に向けさせるための攻撃』
マシロはそこに気づいてなさそうだった。
何となく安心する一方で
思いついた上に黙っている自分が
嫌になった]
…そうか。
あんたの世界では、見えないのか。
俺には空がない世界は想像出来ねぇから、
分かる、とかは言えねぇけど…
…そんな顔するような願いじゃ
無ェんじゃねぇか?
[バツが悪そうな顔は、子供じみているとでも
思っているのだろうか、と 不思議そうに
レンズの奥を怪訝な顔をして見遣った]
何人……?
さあ、ギルドは各地にあるし。
まあ一つのギルドに最低30人〜100人ぐらいな割合、らしい?
とにかく沢山ってことしか知らないや。
[コハル>>213の思いがけない問いにきょとんと瞬いた。
ギルドの会員数なんてギルド幹部ぐらいしかおぼえてないんじゃなかろうか。
なのであやふやな答えしかできず。
妖精が空想だというのに、コハルの世界はそうなのかと頷いた]
そりゃねー。
自分の行動知る人狙っても、その前の番号の人に知られるなら、あんまり狙う利点はないよね。
どっちかってーと、自分が知りたい番号の間にいる人、消していくかも?
んー……どっちを選ぶかな。
そっちの二人はどう思う?
[考え込みながら呟き。
ゼンジとセイジへも、問いかけてみた]
お前の、名前と同じだろうが。
[帽子を感情任せに叩きつけた事を悔やみながら、顎を僅かに引く。それから、はぁ、と気持ちを落ち着かせるよう息を吐く。]
11th。
[名を呼ばず、番号で彼女を呼びながら視線を向ける。]
お前の足止めに来た。
その「たくさん×30〜100人」の中での
3人だとすると相当強いんだろうなあ。
[数が想像よりはるかに多いことに驚く。
そこを選ばなかったという事は
一応、ある程度選ぶ基準はあるように
思えた]
ああ、知りたい人の情報を、ね。
そっか、その発想はなかったな。
でも……ああ、確かに鬼にとって
厄介な人いるかも。
[これは隠すこともない真実だった]
2ndと会話をしてみる…、か。
[どこに行くとも思い定めず、歩き始める。
脳裏には、先のクルミの言葉があった。
会ってどうなるだろう。やはり後悔しないか。
迷うまま日記を確認すると、2ndの動きが追加されていた。]
”2ndは4Fで、4th、5th、6thと会談する”…?
[足を止め、その内容に顔を顰める。
クルミに知らせようか。
そうまで思ってから、彼女も知れるのだと気がついた。]
…何だ?
散々勝手な事を言っていて、
名前と同じものを褒めるのは照れるのか?
―――可笑しな奴だぜ。
[あんな下ネタも言うのに、と、
不思議そうにまた言ってから。
続く数字と言葉に、すっと目を細めた]
…殺しに来た、の間違いじゃねぇのか。
[ポールを構える様子に半歩下がる]
[コハル>>214が思いついたことは考え付かなかった。
あまり人を討伐する系統の依頼を受けなかったし。
そういった策謀が苦手なこともある。
相当強い>>219という感想にはこっくりと頷いた]
そりゃあ、ギルドの一番強い人たちだし。
きっと皆一撃で終っちゃうよ。
あー、そういう人もいるってルールにあったね。
[そんな風に応えて手帳に視線を落す。
読んでいなかった未来の文字>>211は「1stと会う」という文字に変化していた]
……だから、どこで。
[そんなツッコミを小さくいれて、周囲にいる人たちを見る]
とりあえず、移動することにする。
[とにかく、動かなきゃ始まらない。
いや、始まってはいるけど。
少しずつ増えている客の数人とすれ違いながら、私は特に目的も定めずに歩く。
途中、私の端末は『9番の子と会ったよ!』って、出た。]
……ん?
[私は、きょろきょろとあたりを見回す。]
[4番さんの動向が日記に見えた時、2番の子が一緒にいるのも見えていた。
けど、会いに行く、という選択肢は選べなかった。
大人数ではなく、話がしたかったし……
それに、私が提案したことへの、後ろめたさもあったのかもしれない。]
好きに言え。
[否定も肯定もしないはぐらかしをし、
左手でポールを構えれば、11thの視線に合わせる。
ポールの長さは解らず、ただの小さな円にしか見えなくなるだろう。獲物の長さを消し、間合いを狂わせる。]
相変わらず、強気だな。
[階段を登ると、右手首の端末が振動した。
日記を見下ろす表情が、僅かに困惑の色を帯びる。]
”キャンプ用品売り場で、懐中電灯を入手”
”3Fフロア廊下で2ndと遭遇する”
[少し考え、それでも歩を進める。
懐中電灯の類は、手に入れる必要がありそうだった。]
>>180
[鬼のこともさらりとわからないと言った意見に同意したように頷く。]
そういうことをいう君は鬼ではなさそうだと思うな。
だが、現時点で、鬼が自分のことを鬼だとは宣言はしないだろうとは思う。
[こちらをちらちら窺う二番に、一応それだけ返すが…。
そうこうするうちに二番とフユキの交渉はまとまったらしい。
そして、コハルの姿も見えれば、軽やかにフユキが手をあげる。
そう、今までの遅れを取り戻すかのように…。]
ネギヤ?
[>>188とりあえず、聞こえてくる話には耳を傾けるのはしごく当たり前のことだろう。]
これでも仲間内では弱気な方だぜ?
[棒の先、小さな円。
こちらの杖は先に紅い石が嵌っているから
間合いを狂わせるなんて芸当はできない。
また、半歩下がる。
長杖を自分の前、ななめに構える。
階段を9thが上がって来ても、今は気付かない]
[動かない動く階段に向かって、うっかり下り側に足を載せてしまい]
あ。
[間違えた気がする、と思った瞬間、エスカレーターが動き出した。
びっくりして戻る事もできずに、そのまま3Fへと下っていった]
[手帳に視線を落してため息をつく。
未来に変化はなかったから、この階のどこかにいるのだろう。
動く階段から離れて周囲を見た]
[進まれる足をチラと視界に入れて
もう一歩、後ろへ下がろうと腰を落とした時]
…はぁ!?
関係無ェだろ、っつ、
[言われた言葉にテンポ崩し
ポールの先が ガリ、と顎の肌を削る。
咄嗟に地面を蹴り後ろへ飛びつつ
手にした杖で、ポールを横から強く叩こうと
ブンと空気を切った]
>>216
[やがて、問われる。
その前までの話が男にとっては半分宇宙語だったので、何を問われたのか一瞬わからなかったが、
要するに、行動を知る人を狙うか否かということか。]
どこに逃げても、情報が筒抜けは困るだろう。
しかし、知りたい番号というのが少し、私にはわからない。
知りたい番号というのは、狙う番号ということだろうか。
[すっかり混乱しきっている。]
もしくは、掌握して、駒として動かしたい人?でしょうか?
おそらく、やる気な人がいれば、その情報は握っておきたいのが常だとは思います。
逆に、握られたくないならば、狙う。でも、狙っても一緒なら、さて、それはよく考えてみないとわかりませんね。
[そんなことを答えているうちに、解散ムードになってきていた。]
[懐中電灯を無事手にして、廊下へと出る。
そして辺りを見渡した。]
…、やあ。2nd。
[初めて、もっとも近くにいた彼女と対面した。]
うん。そう。
君が、9番の子、だよね?
[表紙のかぼちゃを叩くのが何だか可愛らしくて、ちょっと笑ってしまう。
彼は何だか、殺し合いをするとか、そういう風には見えなくて、気が緩むのが自分でも分かる。
掲げられた表紙を見るけど、文句を言う点は分からない。
……何故だかちょっと、生意気そうな顔には、見えたけど。]
文句って、何で?
ちゃんと動いてはいるんだよね?
うむー、そう。
オレ様、デンゴ!
[名乗ってから、空いた方の人差し指で
絵日記のカボチャを指差して]
だってよー。
こいつ、アンタと会うとは教えてくれたけど。
場所についてはサボってんだもん。
どーせなら、それも教えてくれたっていいと思わね?
[そこまで言って、自分の言葉の内容に、
はたと何かに気付いた顔をして、少し黙った]
……あー、これ。駄目じゃん。
まだ1日しか経ってねーのに、慣らされてる。
[子供ながらに、苦い顔を浮かべた]
[明かりを手にした1stの姿を見つけ。
隣にいる人と、ここに飛ばされてから相対するのは初めてだと思う]
や、1st。
今まであえなかったのに、君とあう未来が表示されて驚いたよ。
[軽く肩をすくめる。
何せ予想では避けられているのだと思っていたから]
どうして、会う気になったの?
[そんな風に軽く問いかけた]
いい女だから 気になって…
[鉄のポールから手応えを感じるが、
そのまま、カァン、と言い音を立てて
杖に弾かれた鉄のポールは弧を描く。
ポールは、それを持つ左手を円の中心のように動く。
そのまま遠心力を利用し、力を加速させる。]
ね!
[地面をこちらも蹴って、間合いを取りながら
ポールは半円描いた先 ―――11thの右足を狙う。
何があろうが、彼女を屋上から下には
行かせないつもりで*抗うだろう。*]
殺し合い……、かな。
”神”というのは、
是が非でも殺し合いが見たいんだろう。
常に追われる者のいる、サバイバルレースがね。
[そんなところかと、苦く推測をする。
ため息が零れた。]
前の番号を狙って落とす。
それだけじゃダメということか。
なら味方につけるのが、やはり早いのかな…。
俺は12thに狙われるかも知れないけど。
[何となく、聞いた彼の様子から推測をした。]
厄介なルールだな。
…またそそんな事を。
適当ばっかり言ってんじゃねえよ。
[ポールに遠心力が乗りスピードを増す。
右足に打ち下ろされるそれに杖を当て、
力で止められぬだろうから方向を変えるように流して、右へと避ける。
同時に、太い足で手元目掛けて蹴りを放った。
ガン、と鈍い音がて、ポールに防がれる]
…ッチ…!
[顎先から滲んだ血が、宙を舞った]
別に不思議なことじゃない。
機会がなかった、それだけの話だ。
一々大所帯に顔を突っ込むつもりもなかったしな。
[既に先の動きを把握していることを、言葉で示す。
確かに2ndを探しに行ったことはない。
避けたこともないのはまた、事実であるが。]
…、別に。避けるまでもないと思っただけだ。
2ndは、俺に会いたいと思っていたのか?
[軽い問いには首を横に振り、逆に問い返す。]
えっ。ねーちゃんのもそうなの?
Σ しかも…持ち主の性格!?
[がーん。と妙なショックを受けた。
そうか、このカボチャめが生意気なのは、
自分のせい、なのか…??]
おう、クルミねーちゃん、よっしくー。
[飴は喜んで受け取った。
さっそく舐める。
ころころ、舌の上で転がる甘味に、にんまりする。
…こっちの飴も交換であげようかと一瞬考えたが、
口の中が真っ赤になるから、嫌がるかな…と流石にやめた]
[やがて二番が消え、その場には四人が残る。]
――……屋上にいかずとも、
誰が死んだかは判明しました。
どうしますか?
[八番に尋ねる。
といっても、彼との不可侵は結局は成立していない。説いたことも聞き流されてしまった。
それもまた仕方ないと思う。]
んーとさ…
自分の未来なんて知らないのが当たり前だったのに。
そんなのに頼って動くなんてしてこなかったのに。
今は、日記をついチェックしちまってる。
日記は何でも教えてくれる道具じゃねーのにさっ?
[誰と会うか…だけでなく。
何処で会うか…も教えて欲しいというのは、
結局のところ依存で甘えだ。
日記の記述には、従うかもしれないし、
従わないかもしれないけれど。
その選択肢はあるけれど]
未来を、自ら狭めているような――…
なんかそんな気がして、ちっと怖くね?
[目の前の、同じく未来日記を持つ相手へ、
自分が今感じたことを言語化しながら答える]
そんなに大人数のところにいたかなあ……?
まあ、さっきは、あれだったけど。
[把握されてるのは分かっているから、示されることにはやっぱりね程度の頷きで。
続く言葉にそうか、とゆるりと瞬いた]
じゃあ機会がなかっただけ、と。
んー、まあ、3rdとなにやってんのかな、って気にはなったし。
[間に挟まれれば気になるのも当然。
そう云えば、ネギヤが1stの行動を知ることができるようになったのなら、同じ状況かもしれないとちらりと思う]
3rdがさ、1stと11thに日記を見せたらしいから。
どうやってそこまで信用とったのかなーっていう疑問もあったし。
[端末に文字を打ち込んでやり取りしていたこと>>1:209をただ見せただけだと思っていた]
…、
[打ち合う。
距離を取っては、詰める。
繰り返す内に、常に相手が階段を背にし
本当に「足止め」のつもりだと判る。]
…くそ、どけよ!
[杖を回し、相手の手元目掛けて打ち下ろす。
弾かれると同時に軌跡残して襲うポールに
杖引き戻すのが間に合わず思わず逆の手を向け
不思議な発音の言葉を叫ぶ、が]
ふぐッ…!
[手の平から光の盾は現れず。
開いた手ごとポールに叩かれて
空中を勢い良くふっ飛んだ。]
どのタイミングで繋ぎ変わったのか、も気になるよなーあ…
ほら、12thのおっちゃんは0thの日記見れてただろ。
…、…あの時、0thは寝てたっぽいから、
オレ様のこと気づいてないと思うけど。
日記にどこまで書かれてるかは、わかんねー。
だから、もしかすっと……
すでにバレてるかもしれないし。
[最後は小声で溜息混じりに呟いた]
や、可能性だよ?可能性!
でも日記とかって本来、自分が書くものでしょ?
だから、やっぱり性格って出るんじゃないかなぁ、って。
[ショックを受けてる様子にフォローしようとしたけど、途中でフォローから追い討ちになったような、気がした。
ねーちゃん、って呼ばれるのは、ちょっとむず痒いけど何か嬉しい。
つられて笑顔になりながら、私はデンゴくんの言葉>>262>>263 を聞いてた。]
……それは、そうかもしれない、ね。
日記に書かれてることだけが、未来じゃないはずなのに……ってこと、だよね。
[身を守る為には、日記に頼らざるをえない状況だとは思う。
けど、確かに、未来を狭めているというのは、分かる気がした。
子供なのに、か、子供だから、なのか、そこら辺は分からないけど、鋭いなぁ、って感心の眼差しでデンゴくんをじっと見つめて……。]
――― あっ。ていうかデンゴくん、どっか行くところじゃないの?
[何かを思いついた時の癖で、つい声を上げてしまう。
デンゴくんが何処かに行こうとしてたかどうかは分からないけど、階段にいるってことは、そういうことかなぁ、と思って。
じっと見つめたまま、*聞いてみた*]
3rdと?
ああ…、そうか。そうだな。
そっちは12thと動いていたんだったか。
俺の方も、なかなか手が空かなくてさ。
[軽い口調で、ひょいと肩を上げて返す。
挟まれたのはこちらも同じ。
そして12thの行動は11thに見えている。
何とも意地悪く良く出来たシステムだと、内心に思う。]
信用?それは…、会話だとか。
2ndはそんな風に、人を見ることはしないか?
[相談の内容を口にすることはしない。
ただ、あのメモの内容までは伝わってないらしきを心に留めた。]
ところで、デンゴくん
十番さんは今どうなっているかわかりますか?
[さきほどの様子、カノウと話したこと、
気にして問うてみる。]
ああ
だが、バレているのなら、
走ってくるのは、それこそ、そのネギヤさんだと思う。
彼がアクションを起こしていないということは
彼にもわからないんじゃないだろうか。
[デンゴの心配にそう返した。]
…っア、
[壁に叩きつけられ、地面に落ちる。
一度、背を反らすようにしてから、
くると瞳が上を向いて気を失った。
打ったらしき頭から血が流れ、
叩かれた指は明後日の方向を向いていた*]
ああ。みんなは生き残れない。
[結局のところ、グリタの願いを蹴ったのはその為だ。
彼の願う通りにしてしまえば、今度は誰かの身が危うい。
───恐らくは、自分やこの仲間たちの身が。]
…しかし、妙案はあるか?
俺には、ひとまず決めたもの以外を排除するしか思いつけない。
ネギヤが0thが死ぬ未来を知っていたから、
変えることができるかなーって思って。
まあ、無理だったけど。
[把握されている事を否定する無駄はしない。
11thとも組んでいるのは分かっている。
それでも、あまり脅威には感じていないような様子で]
会話である程度知ることはできるけど。
日記、壊されたら死ぬのに、顔をあわせてから短い時間で見せるのはどうかなあ……
命預けられるほど信用するには、弱いかな。
[そういう相手がいると心強いのはわからなくもない。
それでも、3rdほど無防備に曝け出すには、今まで培ってきた警戒心やらが邪魔をする]
未来を変えるために?
そうだったのか。それは…残念だったな。
[0thは死んでしまった。
それを止める為と言われれば、流石に神妙な顔になる。]
…。あの場で騙まし討ちはしない。
俺は3rdと11thと、そういう話をした。
確かにあの場でなら、容易に3rdを日記ごと消せただろう。
けれど、その先は?
俺がそんな真似をすると分かったら、
危険人物として真っ先に排除されるんじゃないのか。
11thや、他の誰かに。
うよ。アイツ、なんもアクション起こしてないんだ?
[12thの情報は見えないし、
さっきまで寝ていたので事態もよく把握していない。
ただ、ゼンジがそう判断するからには、
恐らくそれが正解なのだろう]
そっか、ならその点は安心かー。
[絵日記を一度閉じて、表紙を見る。
カボチャは意外とがんばるらしい]
11thはオレ様知らないからよくわかんねーけど。
10thは、やるきまんまん。らしいからなー。
[以前、日記でそんな記述を見た覚えがある]
…やっぱ10th?
まー、できるかどうか、わかんない試みではあったけれど。
[ゆるく肩をすくめて応えた。
そして、1stの話になるほど、と頷いた。
何を話していたのかなんて知らなかったから、内容をきけば納得できるものだった]
そういう話をした後なら、まあ……見せるかも。
そんな話をした直後にだまし討ちするのなら、確実に狙うね。
11thはどうかわかんないけど、あっさり裏切る相手だとわかっているのなら、警戒するしだろうしなあ……
[その後も3rdと1stが会っている様子から、彼女にとって信用できる相手なのだろうと思った。
こちらを見る1stの目を見返して]
ま、信用するのはいいけど、裏切られないようにね。
[そんなことを返した]
[マシロの世界は平和に見せて物騒だから。
あまり簡単に人を信頼したりはしない。
信用することはあっても、どこかで警戒している。
そんな視点から見れば、3rdと1stの行動は警戒心がないようにも見えた]
そゆことみたいだね。
周囲が動いても、本人が動かなきゃ無理なのかもしれないし。
未来の予定がどこまで決定されてるのかは、よくわかんないね。
[小さくため息をついた]
んー、まあ、そんなとこ。
隣にいたのに、君はあんまり記憶に残ってなかったから。
どれくらい警戒するべきかわかんなかったし。
とりあえず、知りたかったことは知れたから。
――それじゃ、いくね。
なるべく、会わないよう祈っとく。
[ひらひらと手を振って歩き出す。
なんとなく、こちらとはネギヤみたいな不干渉的協力関係も無理だろうと思った。
こちらの名を呼ばない相手の名前をよぶこともしない。
そのまま、階段へと向かった**]
そうかも知れないな。
このルールとやらは、時折ひどく掴み難い。
[2ndのため息には同意を告げた。]
……、なあ。
[立ち去る背に声を投げる。
振り返らずとも良いほどの軽さで]
君は、これから殺すかも知れない相手のことを知りたいか?
知って、殺して生き延びて───
…──”神”になる心地はどんなものなんだろう。
[口にするのは、どこか苦味を帯びた表情。
少し、視線を斜めに落として、]
まあでも。
こいつに頼らなきゃーっていうのも事実なんだけどさっ。
[ぽふぽふ、と絵日記を軽く叩く]
だから、こう、悩ましいよなー。
…って、オレ様になんかついてる??
[じっと見られていたので、きょとんと首を傾げた]
[マシロとの会談を終えれば、ひとつ、大きな欠伸が落ちる。
そういえば昨日は寝ていない。
乾いた目を押さえて、エスカレーターへと向かった。]
一応、どうなっているかくらい…、
[屋上へと向かってみる。
途中、やはり大きな欠伸が*零れた*]
えっ。あー…と、
0thのねーちゃんのを… 見る って日記にあったから。
[正確には、死体、だったが。
あんまり口に出したくない単語だったので避ける]
何がどうなってんだーっと思ってさ。
よくわかんねーから、
誰かに会ったら聞いてみようと思って
ひとまず階段上ってみた感じ。
そんで、クルミのねーちゃんに会った。
てことで、えーとクルミのねーちゃんは、
…それについて、なんか知ってる?
[まさか現場に居合わせていたとは知らずに*問いかけた*]
おかしくても、
そうじゃなくても。
でも、世界は大事だ……。
だから、
[その為に誰かの世界ごと誰かを殺さなくてはいけない、のだろう。そんなことまでは口に出せないまま]
……日記の情報、7thが動いたのか?
[6thの零した言葉に、動向を気にすべきではある相手のことを思い出した]
そう、ならさ……、
6thは自分の世界に存続する価値、あると思う? 他の世界を壊しても、存続するだけの価値。
[別に答えなくてもいいけど。
と、小さくぽそりと添えたのは自分がそう問われてもまだうまく答えを出せないからだ]
そうか……、引きとめてすまない。
一応言うと、やっぱりあれから7thは見てない。
…うん、頼んだっ。
オレ様、あんまり屋上には行きたくねーし。
[そこで気付く。
絵日記の棒人間の頭あたりに、
ZZZと書き込まれているのを]
んと、もしかしてヨシアキ、眠い?
あんま無理すんなよーっ。
[6thの言葉にはゆっくりと瞬いた。
その思考は大体は理解出来るものだ。
同時に6thの世界と己の世界は違うのだ、ということもわかる]
世界を作り変える。
……神の座で聞いてたな、その話。
[その話には興味を持っていたことまで伝わるかはわからないが、相槌のように口にした。いいとこある、なんて言葉には 別に と少し詰まりながら返して手を振る6thを見送った]
[それから4thの袖をまたついと引いた、
情が移るとかそれ以前に、人の名前を呼ぶのは苦手だ]
僕自身は僕の世界に……本当に存続するだけの価値があるのか、って悩んだりしてるけど……、決めることは自分で決めたいって思う。
でも考えが違うからってそれでお前と敵対するとかは今のところ考えてない……。
お前の考え、いいとは思わない けど。
そもそも、お前が僕をどう思ってるのかもよくわかんない けど……。
[多分わからない、と思う根本的なところはそこなのだろう。なんとなくそう思いながら、猫のような欠伸をひとつ]
あと、上行くつもりだけど、……ねむい。
[訴えられても困るだろうことを口にしつつ、とりあえずその場からふらりと足を動かした*]
んー……やっぱり、身を守る以上には使わない方がいいのかも、知れないねぇ。
ってごめん、何かついてる、とかじゃないよ。
[デンゴくんの言いたいこと、言葉にし辛いところも何となくは理解できた。
私の日記があんまり更新されないのは、そういうのもあるのかも知れない。自分の未来は、自分で選びたいから、とか。
勿論、日記の表記が行動次第で変わるのも、分かってるけど。]
……0番の子。なら、屋上、だよ。
って、知ってるか。刺されて、死んじゃってた。
…………見に行く?
[言い淀む様子に、多分デンゴくんの日記にも彼女の死を知らせるメッセージが流れたんだな、っていうのは予想できた。
子供が死体なんて、って思うけど、子供でも彼は参加者なんだから、ちゃんと見て、考える選択肢はきっと必要。
……私も、ちゃんと見ておかないといけないのかも知れない。人が死ぬ、ってこと。
デンゴくんが行く、っていうなら、私も一緒に屋上に向かうつもりで、私は階段の上を見上げた。]
棒で俺とやり合うってのは、
分が悪いぜ…、11th。
[床に落ちて意識を失う11thの傍まで歩み寄れば
血が流れる頭部目掛けてポールを構え、振り下ろすが]
寝てる女を襲う真似なんて
出来るか、 …くそったれ。
[ガァン、と彼女の横に派手な音を立てるだけ。
そのまま振動が手に伝わる。]
…、…。
[膝を曲げて11thの傍らに寄れば、ポールは
身体の左に置いて11thの持ち物を探る。
目当ては、彼女の持つ *未来日記*]
[階段へと向かって、上に昇る。
向かうのは屋上でネギヤがまだいるか、と考えながらあるく。
4Fについた時にちらりと通路に視線を向けてから、手帳に視線を落とした*]
[デンゴくんの返事を待つ間に、私の端末が点滅した。
知らせる未来は、『2番の子と、やっと話せた!』。
私は、目を見開く。]
……っごめん、デンゴくん!
ちょっと、先に行くね!
[場所も何も書いてないけど、私は上に向かおうとしてた。
ということはきっと、2番の子は上にいるはず。
私は慌てて、階段を上る。]
…ああ。戦うために、君は知るのか。
[各々の理由。
クルミとはまた違う2ndの答えに、僅か目を見開く。]
……。もう、会わないといいな。
[逃げていればいいと、それには何も返さない。
ただ少し前の彼女の言葉に同意のような言葉を返し、立ち去る背を*見送った*]
「セイジたちと話している間に
入ってきたメールは
0th死亡を告げるメールだった」
やっぱり、いるんだ。
[事実は事実なんだろうが
自分の目で確認がしたかった。
訳も分からずに上へと向かうとまたメールが入る]
「屋上に人がいるよ。気をつけて!」
……気をつけて?
[今までにないメッセージに違和感を覚え
屋上へと向かう]
危険なのかな……鬼がいるとか。
[いざとなったら逃げよう。
そう思いながら]
眠いですか。
私もですが……どうやら日は高くなってくるようですね。
[空腹、睡魔、それらは良い事を及ぼさない。
男は本来、そういうことをきちんと計算するほうだった。
だが、さすがにここではペースが崩れ始めた。]
ともかく上へ。
[そして、扇子に『屋上で死体をみる』の文字を確かめた。]
まあ使い方は、そいつの自由だとは思うけどなっ。
…んー、ただ、ちっと、
そういうこと。意識した方がいいのかなって。
…だってなんか、
全部かみさまに踊らされてるみたいじゃん。
[今度は子供らしく、唇を尖らせて不満げに言う。
この事態からして、既にそのようなものなのだけど。
上から全部頭ごなしのような気がしたから。
…ほら、子供は反発する生き物なのだ]
うにゃ、オレ様の日記、場所は書かれてなかったから。
怠慢だから、さー。
[とほりと肩を竦めてから。
…見に行くかと問われて、少し悩む仕草をする。
気持ちの半分は、見ようと思っていた。
でも気持ちの半分は、…見たくないとも思っていた。
正反対のきもちを持て余していたら――
カボチャが気を利かせてか自己主張。
あんな大口叩いた後で、ちょっと癪だったけど。
それでも情報という意味では
見ておいた方がいいだろうと、絵日記を開く]
『10thは、11thと屋上でオトナの喧嘩。』
『10thは、11thの未来日記に熱い視線。』
[ぶつぶつと呟く]
[血で汚れた自分の手を拭くものはなく、乾いた赤をモニターに塗りつけながら、日記を繰る]
目くらましは、見張られていることを事前に考えなければ、やる意味がない
用心深いか、それも可能にするチート日記なのか…
アンは、即死。
犯人を見ていない。
誰かいると見せかけて超常現象で殺すというのもあるか……
人狼で狩人なしだったら、狙われた瞬間におしまいだものな。
[日記を彼女に抱かせ、ナイフをそばに置いて]
[彼女の体はそのままベンチに寝かせた。
この世界の人はそれにどう反応するだろうか]
[屋上にたどり着いた。
ここに来てから、一番距離を長く感じた移動だ。
見えたものは――
ソラの荷物を物色するグリタと、
離れた場所にいるネギヤの姿]
(ど、どういうこと!?)
[ソラだったらグリタが仕掛けてきたら
乗りそうではあるが、ネギヤがいるのが
よく分からない。戦いに気づいてないのだろうか]
[ともあれ階段を下りて、5階まで戻る]
[書物の形をした日記は上着を捲くれば脇の下、
短剣と共に皮のホルダーに入れられている。
近くで見れば、赤いキャミソールの下
引き攣れたような醜い傷が無数に肌を這う]
…ぅ、
[ぐわんぐわんと頭の中で音が回るよう。
意識を取り戻しかけて、唸り声が漏れた]
― 屋上 階段前 ―
[風船を手に立ち上がる。汚れた手を、どこで洗おうかぼんやりと考えながら、階段前へと移動すれば――]
10th と、11th……?
[倒れている11thとモノ探ししている10th]
彼女をどうするんだな?
[10thへと無表情でただ尋ね]
[自分はどうしようか迷って、
ひとまずゆっくりと階段を上っていく。
もしクルミやマシロが階段の傍で
立ち話していたなら出くわすだろうし。
もし移動していたら、会わないまま
階段を更に上へ進んでいくだろう]
[薄く、紅い目が開く。
すぐ近くに口髭の男の顔が見えると
さっと顔に血の気が上がり。
脇を咄嗟に、力いっぱい閉じた。
伸ばされた手ごと挟む形だったが、
すぐに引けば巻きこまれる事も無いだろうが]
…、触ンな…ッ!
[まだ、相手が二重に見える。
出来うる限りの力を目に込めて、睨んだ]
まぁ、野暮は承知なのだが――
[ぼやき]
0thが死んだ。
ずっと0thの様子を2ndと一緒に物陰から伺っていたんだが、風船がぶわー、っと上がって、風船が無くなる頃には彼女は絶命してた
直接的にその場で、誰かが彼女のそばに歩いていって、殺したわけじゃない
チート日記の仕業なんだな、きっと。
[そう淡々と10thへ告げて]
[3rdの姿が見えれば、4F通路へと足を向ける。
話がしたければ追いかけてくるだろう。
ゼンジやセイジたちは、また違う手段でうえに向かったのか。
それとも階段を利用するのならすれ違うことになり、ちらりと視線を向けるだけ。
通路に立ち止まって、手帳を開く]
…たださ。
[絵本の上で、
オレオレ棒人間が、ヨシアキ棒人間の方を向く]
ヨシアキは、考えておいた方がいいとオレ様は思う。
…、――優先順位。
[声も文字も、恐らく堅い]
ゼンジのおっちゃんの好みもあるだろーに。
独り占め?
[揶揄する声は、冗談めいていて。
そのくせ――無邪気に残酷に、真っ直ぐ抉る]
全部なんて選べない――…
オレ様は、そう思ってる。
未来は選択の上で成り立ってる。
いざ、そーゆー時になってさ。
悩める時間は、 おそらく少ないだろうから。
だから、さ。
[そんだけ。と、けらっと笑って口を噤んだ]
それは、俺も、見た。
[12thの言葉には、低い声が添えた。
ぐ、と少し身を起こすが杖は壁際に落ちていて手が届かない。
閉めた脇に挟んだ拳が、ゴリ、と腕に痛みを伝えて眉を顰め、近くの10thを睨む。
頭と顎から血が、ぽたりと落ちた]
何がここまでだ。
嘘つき。
[奥歯を噛んで、また、唸る。]
現場にいたのは、おいら、2nd、3rd, そして彼女なんだな。
[目だけは諦めずに抵抗しようとるす11thに]
で、10thは、おいらが話した――0thが死ぬ話、ここに出てきた以外の誰かにした?
目くらましをした、ということは、見張られていることを知っていたか、それとも非常に慎重な性格をしているやつがしそうなことだと思ったんだな。
[壁際に転がっている杖。
そういえば水の流れる柱で彼女が持っていたものだろうか。
そんなことを思いながら、それを拾い上げる]
少なくとも、確実に知っているのは
その日記でおいらの行動を筒抜けで知っている11th。
[逃げるように階段を降りる。
『恐い』と『見つかったらまずい』は
後者の方がやや強くて]
どこまでも本気か……「お父さん」は。
[味方につけることは無理だろう。
向こうは覚悟を決めているのだ。
彼が『成した』後にどう思うかは
また別の話だが]
とりあえずは逃げるしかないか。
でも……いざというときのために
対策は*考えないと*
[手帳を見ていれば3rdの行動がかわる。
「3rdは9thと合流した」
「3rdは屋上にむかった」
ちらり、とうえに視線を向ける。
そして自身の未来もまた、かわっていた。
「7thをみかける」]
……7th?
[誰だったろう、と首をかしげ。
屋上にいくか、それとも7thを探すか。
どうするか考え込んだ]
[11thの脇に挟んだ拳は隙あらば指を開き
日記を奪う機会を探る。
血の匂いが鼻に届いても顔色は変えないように努め]
あんまり喋るな。
その口、塞ぐぞ。
[唸る声を聞いても、こちらの口調は崩さない。]
[杖を振ってみる。軽いとはとてもいえない重さであり]
クルミちゃんに、さっきの……
[子供が9thだ、というのは日記を見て把握していてた]
おいら、止められなかったよ。アンは死んじまった。
[子供にそう告げて]
[7thがどこにいるのかと探してみるも良く分からない。
見かけた、と言うことはきっとどこかにいたのだろうけれど。
この世界の人が増えてうろうろしているから、誰なのかきちんと把握していない相手を判断する事は難しく。
ため息をついて、歩き出した]
[手帳を見ていれば、「3rdが剛球を投げた」
「3rdが11thを助けた」
「3rdが10thに怪我をさせた」
そんな文字が見える]
急展開……、なんだ、屋上、なにがあるの。
[気になるから、やっぱり上を目指す事にした。
動く階段を使って、屋上へと昇る]
ッ、
[10thの身体が傾いた隙に足を引き寄せて
拳ごと相手の体から離れようと、
その肩胸辺りを目掛けて、足裏で蹴りを放った]
[どれだけ時間が経ったのか解らないが、
太陽は傾き始め空を橙色に染めはじめていた。]
いい 肩してん、じゃ …ん
[てん、と頭に当ったボールが地面に落ちるのが見えた。
まだ、頭がくらりとしていて判断が遅れ、11thの蹴りは避ける事は出来ず、身体は離れるだろう。
右の肩の少し下辺りに鈍痛が走る。
身体が蹴られた反動で後に傾ききらないよう地面を蹴り、ポールの傍まで駆け寄ろうとする。]
― 屋上 ―
これは…何が?
[屋上に上がれば、遺体の確認よりも、
その場で行われている、実戦……に目は奪われる。
男はさすがに驚いたような顔で、
十番と、その相手、十一番であることは日記で確認ができた。]
グリタさんと、あの女性、
確か……。
[水の柱では、話をしていたような記憶がある。
しかし、実際は、そこで交戦が行われていることは事実で…。
男は、眉を寄せた。
そう、どちらの味方につくかは明白であるが、それを口や行動にはまだ出さない。]
[10thの肩胸を蹴った勢いのままに後ろへと転がり
地面に片手を着いて身を起こす]
ッ、クルミ、離れろって、
[駆け寄ってくる様子を見て、目を見開き。
クルミに抱きつくように両手を伸ばして地を蹴った]
[動く階段で屋上へと上がる。
透明な硝子に覆われた出口からは、階段側のやり取りは遠い。
上がってくる場所を間違えたかと思いながら階段のほうに近づけば、ネギヤの後ろに出ることになる]
……大変そうだね。
[ぼろぼろな11thと10thの様子や、玉をふみつけてるネギヤや、階段側にいる沢山の人たちとか。
3rdの様子とかを見ながら呟いた]
まぁ、どこかが戦うと集まってしまうのもこの日記の特製上、仕方がないことかもしれないんだな。
[後ろからかかる声に、そう応えて]
とくに目新しいことはわからなかったんだな。アンは自分が死んだ時に、犯人を"目撃"していないから、誰に殺されたのかもわからない。
――強いていうなら、おいらの日記が1stの行動を把握できるようになったくらい。
なぁ、10th
おいらはひとまず、10thも11thも「鬼」には見えないからここらへんでよしておいてもらいたいんだな。
11thの日記を狙ったのは、殺す為ではなく、11thのことを押さえる為じゃなかった? それとも。
[ポールにかかる力は増えるが、男もまた重かった。そのまま殴る蹴るなどされるやもしれないが、10thに日記を持ったまま両腕を伸ばす。落ち着け、と肩を叩くように]
[2ndから視線を11thの杖を持ったままの12thへ戻し、]
俺は、俺の守るものの為に11thと戦ってる
そこには鬼とか、そうじゃないは、関係ない
[ポールは、ず、と少しは動いたが完璧に引ききれなかった。12thが伸ばしてくる両腕が見える。]
11thの足止めができりゃ良かったんだが
何せ…相手が相手だからな。
解ったら、その足、どけろ。
鬼には見えない?
[ふと、そんな声を出した男をみる。
日記の情報からそれがネギヤ…という人物であることはしれた。]
例のいい人か……。
[二番が言ったことを思い出す。]
十二番を確認。
どうやら、零番殺害の情報は知り得てないと見たが、
想像以上に落ち着いた人物だな。
しかも、鬼かそうじゃないかを的確に判断しているようだ。
[そのネギヤという人物を扇子越しに見ながら。]
[雑貨コーナーでひざ掛けを手にする。
現状、遭遇して戦闘になる可能性が己にとって最も高いのは11thだ。それに臆しているわけではないけれど]
――……、
[1stは11thをいい奴だと思っている、と言っていたから、少し 困るような気がした]
俺が、万全で無い以上は
離さない。
[クルミを抱きしめた手に力が篭る。
逆の方向に曲がったままの指の痛みに
上げかけた悲鳴は、なんとか飲み込んだ。
鋭い眼光は、10thから12th、そして
やってきた2ndへも向けられた後
4thと9thとの距離も、測る]
だったらますます、わからないからどけられないんだな。
[ポールにかける体重を重くして]
今、12人生きている。鬼は3人。
鬼が勝利条件を満たすために、最大3人の裏切り者を抱きこむことができる。
もしもこれが10人になれば、鬼は抱きこみを理由につけて味方を増やし、鬼以外を駆逐するワンサイドゲームの卓につける。
だからおいらは、おいらの目にうつる無駄な戦いはとめなきゃなんねえ。
[だが、目的が足止めというなら]
[その足をのけた]
にしても、
困りました。
どうやら、グリタさんと十一番さんは、諍いあっているようです。
さて……。
十一番さん、グリタさん、両方を受け入れるのはむつかしいかと……。
[グリタとソラの関係性は知らない。]
[手帳をみれば「3rdは11thに抱きしめられている」と書かれている。
あまり現状と即していない様子に、この日記の精度がよーくわかった。
鋭い眼光を向けてくる11thには一度視線を向けたあと、気にする様子も見せずに視線をはずし。
ネギヤが10thと語りかけるのを聞いて]
……まあ、とりあえず、この場で日記がどうこうなる様子は無さそうだし。
私は下にいく。
[階段側で立ち止まっている人たちにも視線を向けるが、乱闘が始まる様子もないし。
4Fで現れた表示も気になるから、また、下へと戻ろうと、動く階段のほうへともどる]
守るべき世界を担っている人物を
別世界の視点から守ろうとする。
彼にはこれはわからないのでしょうね。
[ふと、零す。
それは、愚痴のように小さく、誰も聞き取れないだろう。]
ん……、
[手を伸ばした傍らに花がある、
触れてみたらそれは布で贋物の花だった。
自分の知らない花、7thの髪飾りと似てる花だ。7thの世界はこんな綺麗な花が咲くのだから、きっと綺麗な世界なのだろう。]
……でも、
綺麗な世界も壊れないと、
ゲームは終わらないの か……。
[贋物の花をくしゃりと握り潰す、生花のように散ることは無い。そしてフロアの隅に少しでも仮眠をとろうと座り込んだ。
近寄る者があれば目は醒めるだろう。時分の世界は人の気配に寝入っていられるほど、緊張感の無い世界ではなかったから]
抱え込むとは 物騒な話だ
[けれど、12thが言う事は解らんでもなくて。
重みがなくなればポールを引き寄せ、
それを杖のように使い立ち上がる。
クルミが投げた球の影響で、まだ、頭は痛い。
4thの呟きは聞こえないまま、視線を向けるだけ。
それから、11thに取り押さえられた形になっている
3rdへ視線を動かして、]
邪魔するって 言ったろ
[忠告が本気だと、彼女には解るように伝えて
そのまま、2ndの横をすり抜けて
下りのエスカレーターへ飛び込もうと]
…おい、10th!
[エスカレーターに飛び込もうとすは背に
腹からの大声を、投げる]
足止めって言ってたけど、
俺はそんな手加減知らねぇ!
分かってんだろうが!
[お互い当てどころが良ければ、死ぬ。
それが判っての行動なのか、確認したくて]
[>>369 ここで逢うのは初めての人物ではあるが――、]
[日記に目を落とせば、誰かわかる]
4th、か。
冷静にならなきゃ、守りたいものも守れねえ。
そういう知り合いが多かったからな。
[最も、全ては「人狼ゲーム」上での話であったが。――太った男はお世辞にも気が強いとはいえない。
今も冷静さを保っていられるのは。
これを思考する限りは「ゲーム」と客観的に捕らえられるようにしているだけである]
[10th へと]
物騒だが、「鬼」が手駒を増やす常套手段なんだな。
「鬼」は表面上数が少ない。早くゲームを終わらせる為には「鬼陣営」を作ろうとするのがベストな手では、とおいらは思う。
[こと、ゲームと捕らえる上での考えに出し惜しみはしない。
言わずして口封じられるものの無念さもまた、知っている]
[そして、戦端が一端は閉じられたと、10thの背中を見送って、ゆるゆると息をはいた]
いい女とヤりあうって時に、
本気ださなきゃ…満足させられない。
って事なら、わかってるよ。
[相変わらず、下世話な比喩を使って11thに返事を返して、12thの話を背で聞きながら]
そうやって、簡単に 鬼だから、とか
割り切れる頭が 少し羨ましいぜ。
[12thにそう告げてから、下りのエスカレーターで一気に4階まで、左手でポールを握ったまま、飛ぶように降りていった。]
[10th の捨てセリフには眉をハの字にして]
きっとおいらは、ニンゲンが抱く感情を理解するに至っていないと思うんだな。
老いも消滅もない、ゲームの絵の妖精だから。
[アンが死んだ時に悲しくなかったといえば嘘になる。同じ顔の彼女が消滅してしまったことも。
でも。
ああ、ダミーだったんだ、と、ゲームに置き換えて理解してしまった]
…あぁ。
すまねぇな、ヘマった。
助かった、ありがとうクルミ。
[クルミの力が弱まるのを感じて、手を解く。
それから鬼の数や陣営がどうの、と聞こえて
見るとフロアガイドの所で8thと共に居た男。
会話に混ざることはせず耳に残し
10thの相変わらずの言葉にはまた眉を立てて。
クルミと共に、階段を降りようと足を向けた。
自身の長杖は、取り返しに戻る事なく]
>>378
ゲームをゲームとして行う世界…。
私には想像ができかねる世界ですが、それもひとつの世界なのですね。
そして、貴方自身は、その登場人物であると…。
[ひどく、それはやはり不可思議めいて]
その世界のことももっとお聞きしたいが、
そうですね。鬼の話が今は大切でしょう。
慣れ親しんだものでなくても、鬼となれば自然とそういう行動をとりやすい、と、解釈します。
それが心理というものだとも思っているからです。
心につけこみ、
無条件の信頼を与え、その信頼を返させる。
ふむ…。
確かに、その行動を間近で見た気はします。
[それは、ヨシアキとセイジのやりとりを彷彿とさせたか。]
理解が早くて助かるんだな。おいらの役は、「鬼」が村の中にいることを知らしめる為に、一番最初に「鬼」に食い殺されること。
[そうない首をすくめた。
11thと3rdが去るのを見守る。杖を返すことはなかった]
うむ、誰が敵かわからないことで、信頼されると気持ちがいいからな。自分が「鬼」でないと理解された、というのはなかなか気持ちがいいものらしい。
「鬼」でないものは、誰が敵ではないかと疑心暗鬼に陥りやすいんだな。だから、「鬼」でもないのに信頼を与えるものは、よっぽどの何も考えていないやつか、考えぬいた挙句に、自らの思考を肯定して信じるやつなんだな。
[動く階段で下に下りる。
ネギヤとご飯を食べた場所から美味しそうな匂いが漂っている。
手帳に視線を落しても、どこで7thと会うのかは書かれていない]
んー、やっぱり、下なのかなあ。
[そんな呟きを落して、動く階段の傍らで階下を見下ろした**]
あの顔と図体で、妖精って…
面白い世界もあるもんだな。
[12thの言葉を思い出し、口元を緩める。
どいつもこいつも悪い奴じゃないと思っていて。
空腹だったから5階で降りたかったが屋上からすぐなのもあり、もうひとつ下に降りる。]
っと、
[ぐら、とふらつく足元。左手に持ったポールで床をついて転倒を防ぐ。
鞄から取り出したタブレットには、未来…今となっては過去だが、ずらっと書かれていた。
戦いとなれば、すぐに確認が出来ないのは自分の日記の弱点なのだろう。]
[9thが居れば、視線も向ける。
それからクルミを見て、情けなく眉を下げた]
薬草なんか置いてる場所無ぇかな。
冷やせるとありがてぇ。
あと、腹が減った。
[一睡もしていない事も思い出した]
あと、
「 誰が敵かわからないことで、信頼されると気持ちがいいからな。自分が「鬼」でないと理解された、というのはなかなか気持ちがいいものらしい。」
と貴方はおっしゃってましたが…。
[そこでしばし、声を止める。]
貴方は、さきほど、グリタさんと十一番さんに向かい、鬼じゃないと言ってましたね。
それこそは、その行動にも近しい?
[多少怪訝な表情になる。]
鬼かどうかは、鬼にしかわからないのでは?
[冷静になって、周囲の会話に耳を傾けるけど、どれもこれも難しいことばっかりで。]
薬草……かは、わかんないけど、んー……ご飯、かなぁ。
[行き先はとりあえず、1階だろう。
迷う間に、ちらりとデンゴくんがいるようなら、そちらを見て。]
一緒に、行く?
[問いかけてから、ソラさんの身体を支えつつ、エレベーターを探す。]
そして11thのほうなんだけれど――
柱の上でもそう思ってたし、今の10thとのやり取りを見てても思ったけれど。
すごく単純な女の人なんだな。
そんな彼女が0thを殺すと決めているときに、わざわざ屋上に、殺害現場に殺害時刻に来て、腹芸をこなすとはおいらには考えられない。
そんな陰湿さと、彼女は無縁のように思う。
女性経験多い人なら別の意見も出そうなんだけれど。
と、まぁ少ない材料からの消去法なんだな。遊びに来てくれるニンゲンたちのする推理の真似事だけれど
[首をすくませた]
あー、おいらのわるいくせなんだな。
[ぼうっとしている4thに頭をがりがりとなでて]
おいらがはじめて10thとであった時、10thが3rdにいっていたんだよ。
3rdが、2ndか4thかのどちらかを攻撃するなら、全力で邪魔するって。
でも、「鬼」だったら、こんなところから、仲間をバラスようなことはまずしないと思うんだな。
そして、3rdみたいな、普通の女の子…うん、だよね? たぶん、 にわざわざそんなことをお願いしない。
ただ殺せばすむ話なんだ。
この手間のかけ具合は、すごい日記、で安易に人を殺せるものがすることじゃないと思うんだな。
ええと、こんなかんじでいいかな?
[クルミに支えて貰い、肩に手を回す。
スポーツはしているらしいが自分より細く
眉を、きゅ、と寄せた。
共にエレベーターに乗り込むときは
怪訝な顔をしたが、
ランプの点った数字が変わるのに
そういう魔法か、と納得した]
痛みを薄らげる薬草なんかが
あればいいんだが。
…さすがに医者はいねぇだろ。
[程なくして一階へと着く]
そうだ、クルミ、カノとは会ったか?
俺結局一度も待ち合わせた場所に行けてねぇ。
心配かけてないかと、
あいつが無事かも心配だ。
[閉店前のタイムセールで人がごった返す中
パンを沢山入手してから、話す]
んー……医者、は厳しいけど……怪我の手当なら多分、私も出来るよ。
[辿り着いた一階、ソラさんの身体を支えながらまず向かうのは、果物売り場。
ああいうところってよく、籠のまま並んでたりするから。
辿り着けばそこにはやっぱり、剥き出しのフルーツが多い。]
……えっと、冷やすもの、だよね。
[多分、氷が売ってるはず。
私はきょろきょろと辺りを見回し、大きな冷凍庫を探す。]
手当て出来るのか?
助かる、お前すごいな。
[突き指を越した指の痛みがひどい。
それでもクルミと、共に9thが居れば彼にも
に、と、無駄に笑って見せた*]
うん、カノウくんには会ったよ。
……おじさんが、話がある、って連れてっちゃって、また別れたけど。
[おじさん、って言う時、私はたぶん、明らかに眉を寄せちゃったと思う。
そういえば、投げたボールも置きっ放しにしてきちゃったから、後で調達しないといけない。
ソラさんの、杖の代わりも。]
……ソラさん、私、冷やすものとって来る。
これでも、スポーツマンだからね!
[スポーツには怪我はつきものだから、簡単な手当は嗜みとして覚えてる。
すごい、と褒められるのに悪い気はせずに、笑顔を浮かべて。
デンゴくんがいれば、ソラさんと一緒にいるように伝えて、ロックアイスの売ってる方へ向かう。
それを何袋か抱えてソラさんの元に戻り、自分の鞄を探ってタオルと救急キッドを取り出して、手当を始める。**]
[いいにおいに、食べ物を売っているほうをみる。
足を向ければ閉店するせいか、最後のたこ焼きやヤキソバのはいったパックを、たこ焼き屋の人から渡された]
……え? あー、うん。
もらっとく、ありがと。
[手帳を見れば「食べ物をもらう」とちゃんとかかれていた。
今食べても良いがなんとなく、持ち歩き]
[たこ焼きとヤキソバのパックをがさがさいう袋にいれてもらって歩く。
まあ、一人で食べてもいいけれど。
それも味気ないし。
誰かとあうか、もしくはこれで7thがつれるかもしれないとか思いつつ、動く階段で下へと向かう]
[そして、屋上から下りながら、扇子を広げた。]
十二番、ネギヤさんですが、
狼役を見つけ出す意欲が高いですね。
彼の世界は摩訶不思議です。
戦術、そして、推理を披露してくれました。
きっと、今後も、情などには流されない人でしょう。
[特に、カノウに告げるように。]
彼の日記にはカノウさん、
貴方が映し出されている。
彼はきっと、貴方の行動が怪しければ、すぐに疑いをかけるでしょう。
[そして、しばらく沈黙を落としてから。]
そういうことです。
[つぶやいた。]
[屋上には9thもいた事から、こちらの事も多少は知られていたかと思いながら]
解散したかは、解らないな
何だ、…寝起きか?
[ポールを縦に持ち、肩をぽんと叩きながら
目を擦る仕草を眺めつつ、そんな問いを落とす。
フロア内は、ホタルノヒカリが流れ始め、客は徐々にその姿を消し始めていた。]
そうなんだな、おいらの世界にそっくりだけれど、どこか違う。
[こちらも礼には礼を返し、下へと向かった。
1回も休んでいないのだ。そろそろ休息を取らねば、限界だった]
― 5F・フードコート ―
[閉店まえにフードコートに下りる。
うどん屋に入ると、そのメニューを見つめ、ごぼ天うどんがないことには肩を落としたが、普通に月見うどんを注文し、隅っこで丁寧に手を合わせながら食し始めた。
そのとき、ふと、フードコート、駆け回る何か。それが、悪酔いした酔っ払いを抑えようとする警官と認識するのは簡単だった。その制服などは違ったが…。]
――……ええと、
[その酔っ払いがこちらに来る時、足をひょいと出す。すると、それは転んだ。そして、わらわらと、必要以上に群がる警官。少し大げさにも感じる。]
はい?いや、警察に市民が協力するのは、当たり前のことですから。
[丁寧に頭を下げられれば、笑みで答える。でも、何かお礼を、と言われ、目を開いた。]
ここは、そういうルールなのですか?
[敬礼する警官に、では、と普段は手に入れられないものを欲しいといってみることにした。]
本当にくれるものなのですね。
[きっと三番の日記には、警察からお礼をもらった、と表示されるだろう。]
[4Fに降りれば、まただんだん人が減っていくところだった。
まあ、上の食べ物くれるところも大半店終いしていたから、そういう時間なんだろうと思う。
ただ、ときおり、黒っぽい服着た人を見かけるようにはなった。
4Fでみかけた表示がまた出るかな、と通路をうろうろしていれば。
手帳には「8thと10thに食べ物を分ける」なんて文字が現れた]
……釣れるのは7thじゃない、ということか。
[空腹のまま弱らせるか、それともご飯をあげて一時の安全を確保するか。
さて、どっちにしようかな、とおもいつつ、通路を歩けばフロアの隅に二人の姿がみえる]
― 1F 食料品売り場 ―
[屋上からエレベーターに乗って1Fへと。途中トイレで手を洗ってから、売り場へと。
蛍の光が流れ、人の数も疎らになる店内で、お惣菜コーナーへと向かう]
これが半額になった弁当か…
[実際日記でも知っていたし、自分の世界でもこういうものがあるとは知ってはいたが、実際手に取るのははじめてである。
これと飲み物と栄養剤をいくらかを駆け込みで購入した]
[マシロが移動を始め、ゼンジはセイジに声をかけ、彼はそれに応える]
えと…
じゃぁ僕もちょっと心落ち着けてから上に行くんで。
同行させてもらえてありがとうでした。
[自身は後で向かうと告げた]
[タブレットに時折視線を落としていれば
浮かび上がる文字を読んで、8thを見ながら]
飯が来る。
[食うか?と視線は問う。]
11thは、今は屋上にはいないぜ。
あれ、お前、11thと会ってたか?
[ふと疑問に思いタブレットで11thの行動を遡りながら問う。
今は、3rdと1Fにいるとあれば、治療かと予想する。]
不意打ちとか、弱い奴がやる手段だろ。
男なら正々堂々正面から勝負を挑むぜ。
[タブレットを茶のコートの内の鞄にしまって
ポールを一度構えてから、すぐにそれを解いてみせる。]
安全性…?難しい事言うな。
食って腹壊すなら日記が教えてくれてないか?
[自分はしまったので確認が面倒だと、8thへ尋ねた。]
[現場を見た驚きと、走ったせいでのどが渇く。
自動販売機もあったが、購入しようとしても
買えない。そもそも硬貨が入らなかった
フードコートもあったが、食べる気になれず
食料品売り場へと足をのばす。
まずペットボトルを1本飲み干したところで
さっき屋上で会ったネギヤの姿を見つけた]
それ、今日の晩ご飯?
妖精もお腹が減るんだね。
[そういえば水の柱でも
何か食べてたな、と思い出し]
[三人を見送ると、本棚にもたれて小さく溜息をつく。
既に死人は出ている。
その姿を自身の目で確認するのは怖い。
いつか自身もそうなるかもと思えば震える。]
ほんと…誰なんだよもう。
[行くとは言ったがその場でどれ程躊躇っていただろうか。]
や、さっきぶり。
[軽く手をあげて10thや8thに声をかける。
袋の中、3人分ぐらいは余裕である食べ物ががさりとゆれた。
一人で食べなかったのは食べきれないからと言う理由もあった。
さて、どうしようかな、と考えるように二人を見やり。
考えるのが面倒になって]
上で食べ物もらったけど、いる?
[がさりと透明な袋にはいったたこ焼きとヤキソバを二人に見えるように持ち上げた]
まぁ、ここだと妖精も普通も人間も対してかわらないみたいなんだな。
しかし豪快なのみっぷりなんだな。
[商品に手をつけても怒られないとはいえ、何だか複雑なものを見るまなざしだった]
まー、ずっと殺伐としてるのも疲れるし。
なんかこれから、そういう予定もあるから今ぐらいいいんじゃない。
[そんなことをさらりと答え。
手にした食べ物に視線を落す]
くれた人いわく、たこ焼きとヤキソバ、だって。
実はどういう食べ物か、私もよくわかってない。
[真顔で答えた]
あ、情報…
[情報収集せねばと日記を捲ると
『屋上に多数の人物が居る』とだけ書かれていて]
うわー、凄いアバウト…。
って、そんなに居るんだ?
[向かうべきかとどうか随分悩んだが、何か情報もつかめるだろうし、一人で遺体を見る事もなさそうだと腰をあげて稼動を始めたエレベーターで屋上に向かう事にした。
が、到着時、既に色々な事は終わり
集まってた人物達はそれぞれの思いの場所に移動していて]
会って無いけど……
なんか追いはぎする気みたいだから、面倒だ。
[>>418 日記で確認する姿に、そういえば11thの情報を見れるのだな、と今気付く。正々堂々と、という言葉には小さく眉根がよった。11thの世界も殺し合いが常にあるような世界ではないのだろう、と思ったからだ]
出来るだけ味方の損傷なしに敵を倒すのが、強い奴だよ……。
[ぼそぼそと小声で告げながらも、構える仕草に反応して一瞬視線は鋭くなったが、またすぐ伏し目がちになる]
死ぬくらいの腹痛なら、予知されるかもしれないな。そうだ……丸い食べ物は、おいしいと 聞いた。
[10thから2ndの持ち上げた袋に、視線を移す]
[]
確かにいろいろあったんだな。
0th の姿を、コハルは見たかな?
[見られていたことに気付いていない太った男はそんなことをいって]
この店の人がくれたやつだから、毒とかはいってないと思うよ。
なんせ、ゲームの邪魔はしないみたいだからね。
[今も、三人いるのにみんなかまいもせずにさっていったし。
なんか時折みかける黒っぽい服もこっちを気にすることはないし。
そんな周囲をみながら8th>>427に答え]
ん、じゃあ、8thこっちね。
[まるいの、と言われてたこ焼きだと教えられた食べ物のパックを伸ばされた手の上に置いた。
白い不思議な手触りの皿の上に18個ぐらいのたこ焼きと、爪楊枝が四本。
残りはヤキソバ二人分]
そっちにも、はい。
[のこったほうの1パックをを遠慮なく押し付けた]
不思議なんだ。
彼女は今も、屋上のベンチに寝転がっているだろうに、事件にならないんだ。
おいらたちは本当に、この世界にとっては異常なんだな、って思い知らされる。
0thは――アンは、死んだのにな。
[日記を読めば知っているだろうことを、そう零す。言葉を選びながら]
――コハルは、このゲームのこと、どう思ってる?
まぁ、この世界の人らは、おいらたちのことを気にもとめないのだろうな。
おいらたちの世界が消えていったとしても。
[遠慮のない言葉にもっともだと頷いて
]
それもまた極端な話なんだな。まぁ、死んでなくなれば、それまでなのは確かぽいからなぁ。
[無用心なのか、未だにコハルと話をしていても自分の日記――懐からタブレットを引き出そうとはしない]
おいらは、できれば神になりたい。
神になってやりてえことができたから。
[可笑しな方向に曲がった指は割り箸を当て木に
包帯をまかれた上から氷が宛てられた。
冷たい感覚に目を眇めて、眩しげにクルミを見る]
…冷た。
[だが少し、嬉しそうに。
痛み止めの薬もドラッグストアから見つけて貰い
飲んでから2階へと向かった。
婦人服売り場で、1stの彼を待つため。
9thが共にいても、そのままに]
…なぁ。
6thって、会ったか?
[不意に、問いを置く]
だって、どうせ誰かには伝わってる予定だし。
隠したところで無駄って気がするー。
[あっけらかんと言うから、殺伐対象が二人でないことはわかりやすいだろう。
たこ焼きはあいにく1パックだけだった。
素直に受け取る10thにそれでよしと頷いて。
棒二つでどうやって食べるのかと思えば、10thはつかえるらしい。
とりあえず、二本握りこんですくい上げて食べる事にした]
なんか、ぴりっとした刺激が強いね。
しかし毒ではなさそう。
[食べなれない味の感想を言いつつ、食べにくそうに食べる]
ここの人は他の世界のこと知らないと思うよ。
私たちも知らなかったし。
仮に知ってたとしても……
ここまで「いないもの」扱いされると、ね。
状況が極端すぎるもの。いろいろ考えちゃうよ。
……私も、できることならなりたいけどね。
それが、本当なら。
[最初は心の底からそう思っていた。
世界を変える僅かな希望が欲しかった。
だけどその気持ちは揺らぎ始めている。
ただ、希望があるかもしれないなら
死にたくはなかった]
[いないもの。確かにそうだった。
蛍の光の音楽が消え、閉店用意が始まる。時期に明かりもおちるだろう]
神は、寿命の為に世界の数を減らそうとしているだろ?
なら、おいらは神になったら、減った世界を蘇らせようと思うんだ。0thのも、これからこぼれ落ちるものも。
寿命が原因で世界が壊れるんだったら、新しい神様ができればしばらく持つだろ?
なぁんて考えてる。
これがおいらのやりたいこと。
[ソラさんの怪我の手当をしながら、私の頭の中には、さっき日記で見た>>409 4番さんが警察からお礼を貰った、っていう文章がぐるぐる回っていた。
ネギヤさんと話をしているのを少し聞いていた限りでも、4番さんは何となく、読めないひとだと思ったから。
それに、警察から何かをもらう、なんて、穏便なものの感じはしないし……万が一、拳銃とかなら、常人には防ぎようがない。]
…………やな感じ。
[ぼそ、と落ちた呟きはソラさんにも聞こえないほど、微か。
包帯を巻いていた為に、眉をしかめる表情も見られることはなかっただろう。
頭の傷は、氷を使って濡らしたタオルで拭いてから、申し訳程度に消毒しておいた。頭は、傷の割に血が出やすい部位だから、今のところはその程度で足りるだろう、と思って。]
[焼きそばを食べつつも、8thへたこ焼きが美味いかを訊ねもした。2ndが箸の使い方が解らないようなら、箸を持つ手を見せて持ち方を見せた。]
ごちそうさま。
[食べ終えれば、手を合わせる仕草をした。]
うん、本音。
でも、おいらが死んで神になれなかったら、誰かに代わりにやって欲しい、という話だったりもするんだな。
おいらのへまで、妖精仲間も皆死んでしまうというのはさすがにしのびない。
[そうひらひらと手を振っておどけてみせるも、コハルの続く言葉にはびっくりして]
まぁ、叶うかかなわないかは二の次として、だな。
どうして?
たこやき……、
そういう名称なのか、把握した……
[刺すものは4つ入っているし、個数も結構多いので2人にもわけた。うまいか尋ねてくる10thの圧力を感じたし]
っ、………あつい、罠か。
[重度の猫舌だった]
………、冷めれば悪くない。
[柔らかな食感の中にいぼのついたゴムの欠片のようなものが入っていたのは、少し不気味だったが、味は結構美味しかった]
殺伐……、
2ndはその日記の通りに……、
日記の未来になるように行動するのか?
[視線が水分を探す、まだ少し舌がひりひりしてた]
…あの胸糞悪い奴が言ってたから、
じゃなくてか?
[クルミの言葉に、問う。
取ってきたカツサンドを頬張って、
なんだこれ、美味いな、と目を見張り
マジマジと手元を見たりもしつつ]
…そうか。
気になってるんだよな、俺。
生きてる意味がわからないとか言ってたから。
…―――気になってる。
[物陰に座り、落ち着いたところで日記を開く。
見ていなかった分は数ページに渡り苦笑した]
[8thからもらったたこ焼きは確かに熱かったけど美味しかった。
日記どおりに動くのかと言う問いに、手帳を顎にあててちょっと考える]
ま、会いにいって日記どおりになるともかぎらないし。
[誰かに水をさされるかもしれないし、最悪やり返されることだってあるだろう。
それでも、回避してばかりではきっと何も動かない]
でもまあ、そういう未来が表示されるってことは、あの人となにかしら接点があるってことだし。
それを確かめてみようかな、って。
[緩く肩をすくめて応えた]
さてに……。
[食事が終われば、そのまま、窓際で暮れて暗くなる空を眺めている。
閉店の音楽は昨日と変わりはない。]
ん?
[ふと、袖が揺れた気がして扇子を取り出す。
見れば、
『七番を見かける』
そうあったので、つい、とみやった。
だが、考えてみれば七番がどういう人なのかもわからない。]
うん、多分、それより前。
それ以降だとしても、名前を呼ばれる意味が無いしそれはそれで……不思議だよね。
[私のパンはカスタードと生クリームが挟まったフランスパン。
一口サイズにちぎりながら、口に放り込めば、甘さが広がって疲れが癒えるような気がしていた。]
生きてる意味、……難しい、ね。
ソラさんは、自分の生きてる意味、分かる?
[>>445 たこ焼きを何個か貰えば、嬉しそうに礼を告げたが、罠、と耳にすれば、一瞬どきっとして2ndを見てしまった。
何ともないと解れば、口にするが、何度か噛んだ後、
ぐにゅ、といった感触が歯に伝わった時は、怪訝な顔をした。
味は、悪くない。 と、8thと似た感想を持った。]
…、…。
[軽い口調で、7thと戦いに行くらしき2ndの様子へ視線だけ流す。8thの問いに>>448答えるのを、口髭に青海苔をつけながら聞く。]
本来、知るはずもなかった未来を知って
それを受け入れるも拒むも、本人次第、だろ。
─ 屋上 ─
[辿り着けばそこには日記に書かれていた顔を知る多数の人間の姿は一つも無く、一歩一歩ゆっくりと進み辺りを見渡せば
目に飛び込む
ベンチに横たわる女性の遺体
生々しい光景に怯み、一瞬後ずさりするが
目を逸らさずにじっと彼女を見つめ、何か手がかりになる物は無いかと勇気を出して遺体を調べてみたが]
…やっぱわかんない。仕方ないか。
一体誰が…。
[遺体に手を合わせ、さて他の階にで何か情報が入らないかと下の階に降りる事にした]
まぁ…そうだな。
歳は近そうに見えたけど。
関係無ぇよな。
[カツサンドとやらの旨さに感動したので
クルミと、いるなら9thにも差し出した。
勿論カノの分も一切置いておく]
生きる意味なんて。
俺が生きてるから意味があると思ってる。
前後が逆じゃねぇ?
[無いなら生きてないだろ?と
次のフルーツサンドに手を伸ばし
これにも おお、と、唸り声をあげた]
[ふと、また、振動を感じ、扇子を広げる。
『二番と七番をみかける』
表記が変わっていたので、瞬いた。
でも、二番の子ならわかる。
なので、そのままフードコートの端に座っている。]
*******NOTICE!*******
ザクロさんは体調不良との事ですので
どうか、無理されないようお願いします。
本人からの昨日のお話も踏まえ
▼ザクロさんのバファリンを行ないたいと思います。
▲に関しましては流れもありますので
パスという選択肢も無しではないとして
赤に一任という形で行きたいと思います。
よろしくお願い致します。
*******NOTICE!*******
[頑張ってくる、と言う2ndの言葉に口元を緩めかける。追う事はしない、ではなく、出来ない。
壁に背をつけて、ポールを抱える形を取りながら]
8th、ちょっと 頼みあんだけど。
[動く階段を使って5Fにあがる。
フロアマップを見れば目的の場所は一番端らしい。
位置的には動く階段から食べ物もらった場所を横切って、突き当たりというところ。
とりあえず、そちらに向かって歩く。
手帳に4thのことはかかれていなかったから、フードコートのほうへは視線を向けぬまま、シックな内装でまとめられたカフェバーにたどり着いた]
うん。
……あの子の世界に、同じ名前の子がいたのかなぁ。
[ソラさんとは違う視点で、私もずっと6番の子は気になっていた。
でも結局まだ2番の子とも話せていないし、……おじさんを止めてくれたネギヤさんとも、もっとちゃんと話してみたい。
そんなことを考えながらパンをちぎっていたら、細い一本が気付いたら全部一口サイズになっていて。
カツサンドのお礼に、ソラさんに一切れと、いるならデンゴくんにも。]
こういうのって、人それぞれで、色んな答えがあるんだと思う。
若い時はいっぱい悩めばいいよ、っておばあちゃんが言ってた。それが若さの特権なんだ、って。
……いっぱい悩む為にも、生きていないと、ね。
そ。
[聞きたくないと返されれば、一文字で返事とし
困った顔をして肩を落としながら]
…、残念。
[視線は8thに向けたままだけど、こちらは沈黙を守る。ポールは床につけたままそれを握る左手は離さない。]
同じ名前か、そうだな。
同じ世界じゃ無いなら同じ人物、は、無ェしな…
[貰ったパンの味にも唸る。
続く言葉にも頷きつつ、
随分と和らいできたが未だ痛む指に
たまに、眉を、顰める]
生きてないと、か。
杖置いてきちまったから、
何か武器探さねぇとな。
クルミは投げるモンまだあるのか?
今、フードコートにいます。
日記には、二番七番をみかける、と出たのですが、七番さんの顔を覚えてはいませんね。
カノウさんとデンゴくんも、どこにいますか?
[今日も事務所は人がいないようで、
安心して眠りにつけそうだ。
それは日記で確認している]
ネギヤさんの世界も……
私のとこと同じなのかな。
[でもそれを受け入れてるのは
信じるに足りる者が多いのか、それとも]
妖精の世界って、もっと
明るくてふわふわしてると思ってたけど。
[もう1本持ってきたペットボトルの水と
賞味期限が近いおにぎりを食べながら*独り言*]
[カフェバーの中は明かりもなくて薄暗い。
窓の外も暗くなっている。
そんな中に7thはいるようで。
顔をあわせて手をあげた]
や、来た理由は、わかるよね?
[互いにかかわることなのだから日記に表示されてるだろう。
さて、彼女が戦いになれているかどうか。
そんなことは知らないままに、こちらの世界で手にいれたアイスピックを、握りこんだ**]
[屋上へ向かおうとした、その動きは少し遅かったらしい。
右手首の端末が振動し、再び日記が更新される。]
”2ndは屋上で、3rd、4th、9th、10th、11th、12thと遭遇”
”2ndは、3rdが11thに抱えられているのを目撃した”
”2ndは5Fへ移動した”
肝心なところが……!
[苛立って足を踏み出すと同時、日記が更新される。]
”屋上へ辿りつく。誰とも遭遇はしない”
…、このまま行っても居るのは0thだけ、か。
[正確にはその死体だ。
確認しようか少し迷った後に、首を振る。
先のソラとクルミの記述が気に掛かっていた。]
……いや、一応、
聞くだけなら、聞いてもいいけど。
なんか今また、日記が不審なこといったからさ……。
[困った顔した10thをちら見して、
それから何かに気付いてじっと口元に目を止めた]
あと、髭にさっきのたこやきにかかってた、緑のちっちゃい奴ついてる……。
─ 5F・降るエスカレーター ─
[手がかりになればと日記を開く
そこにある文章『6th・食品売り場』『6th・12thと一緒に居る』と]
12th…確かマシロが言ってたネギヤって人か。
[一目見ておくのも悪くないかなと
1階へとエスカレーターを1つ1つ降りてゆく
4階に差し掛かった時、何やら会話をする8thと10thを見かけた
10thとは会話した事が無かったので、声をかけるべきか迷ったのだが、ふとコハルが言った「ラスボスになるかもとね」と言う冗談を思い出し]
強いんだろうなぁ
[そう思えば無意識に足は下の階へ行こうとしていた]
二人の考えがあるのは分かっている。
ゼンジさんの考えも───デンゴの考えも。
だから、
[───だから?
どうしようと考えていたのだろう。
未だ答えを持たないままに、眉を寄せた。]
……だから、考え続けている。
ずっと、ずっと。
…。俺は少なくとも、ゼンジさんとデンゴを裏切らない。
そして今は、3rdと8thと11thも裏切りたくはない。
だから、危害は排除しようと思う。
…けど、やっぱりあなたたち2人に
危害を加えるつもりもない。
──…何があっても、だ。
[たとえ、意に沿わないとしても。
考えた挙句の基準を、ひとつだけ示す。]
10thとも話をしたよ。2dとも。
…ゼンジさん。
俺は10thから頼みごとをされた。
どうしても死なせたくない人を、助けたいと言われた。
ゼンジさんはこの頼みを聞いたんだろうか。
あなたは、10thと10thの助けたい人も助けたいのだろうか。
───それだけの世界を、背負うつもりですか。
[グリタとしたと同じ話を、ゼンジへと問う。]
何だ、優しいな。
さっきのたこ焼きといい。
[何かを見た気配がないのに、日記から未来を知ったと解れば、彼の日記は「見る」タイプではないのだろうかと推測しながら]
で、日記に何て言われたの?
[言うより問うを選んで、8thを見たが、
口許に向けられた視線に、?、と頭の上に浮かぶ。]
! な、なにっ!?
[言われれば慌てて、右手で、ぱぱっと口髭を払って]
取れたか?
あっちか…。
[そのままいると、二番が現れたのが見えた。
気配を隠していると、向かう先は、カフェバーのようだ。
薄暗いそちら、入っていくのを遠く見る。]
――……やる気か?
[そう、感じたのは、二番の足が全く迷いがないように見えたからだ。
そして、席か立つと、カフェバーの入口が見える場所にかけなおす。]
どう探す…、そうか。
[エスカレーターで5Fに向かい、
2人を探すつもりで順に足を踏み出す。
すぐさま日記は更新された。]
”5Fを探索。ソラとクルミは居ない”
…よし。
[この要領で、二人を探し始める。]
”4Fを探索。ソラとクルミは居ない”
”3Fを探索。ソラとクルミは居ない”
”2Fを探索。ソラとクルミと集合場所で出会う”
[日記を一々チェックし、更新される未来を頼りに歩く。
こうした使い方が出来るのだと、初めて思った。]
頼みごとですか。
私はグリタさんから頼みごとは受けていないですね。
[その話をきけば、多少落胆を覚える。
グリタにとっては己はそんなに重要な者ではないのかもしれない。]
[カノウの希望、については静聴している。
彼が助けたいと思う三番、八番、十一番。
そのひとりひとりを思う。]
――……さきほどのグリタさんと、十一番、ソラさんの屋上での戦闘をみました。
彼らは、片方は、消えねばならないでしょう。
グリタさんからの頼みの件ですが、
私は受けていないので、なんとも…。
受けていないということは、
グリタさんは少なくとも、その守りたい方の世界を私に背負ってほしいとは思っていないということですから。
あと、
私は、背負うという表現は好きではありません。
…その為に。
クルミや俺に、頭を下げて回っているのだと言っていた。
彼と彼の望みの、どちらが優先されるのかは分からない。
けれども、それ程に重いものとして俺は聞いた。
その望みを、あなたに告げていない……?
そう、か。
[意外だとの心情は、声に滲む。
見えぬだろうまま、僅か首を傾げた。]
ここに来た方々はそれぞれの世界の鏡です。
それぞれの世界をそれぞれの方が映し出している。
神は、その鏡を割れば、もう、その世界に光はなくなると言いたいのでしょう。
だから、割れた世界にはもう光はありません。
背負うものなどもないと思います。
なくなるのですから。
私の友達には、6番の子みたいな子は、いないしね。
[ソラさんが逐一パンに唸るのが面白くて、口元が緩む。食文化も、建物の構造も、この世界は私の世界と変わらない。
ただ、私の世界では警官や警備員はあんまり見かけない。
それだけが唯一で、最大の差だった。]
んー……投げられるのはフォークとナイフ、ぐらいかなぁ。
じゃあ、スポーツ用品のフロアに行こうよ。
長くて硬いもの、いっぱいあるよ。
……それならきっと、おじさんにも……って、んー……。
[自分で自分の発想が、戦うことを前提にしたものになっていることに気付いて。
私は眉を寄せて、唸った。]
しかし、グリタさんが
己の世界以外のために、貴方や三番…に頭を下げているというのははじめて知りました。
そうですか。
[それは文字だけでは伝わらないだろうが、やや失望している。]
彼は、彼の世界を愛して、生き残る人だと思ったのですが…。
どうやら見込み違いのようです。
やさしい……、
[一瞬だけ難しい顔をして、問われた言葉に渋々といったように答える。
『 8thは死体を見る 』
またも誰のとも何処でとも示されていない不吉な予測。今、このタイミングで言われたことに意味はあるのか、少し気になってはいたが]
で、お前の頼みって……、ん……
[それどころではなかったらしい。指摘にやたら慌てた10thの口元には、まだあれが残っている、結構しつこいものらしい]
……これでふけば。
[包まってたひざ掛けで、念のため自分も口元ごしごし拭いてから、それを10thに放った]
─2F婦人服売り場─
───ソラ、クルミ。
[既に彼女たちの未来日記も更新されているだろう。
集合場所とした婦人服売り場で、二人の名を呼ぶ。
ひとまず無事な二人の様子に、ほっと息を落とした。
他人の日記越しでは、なんとももどかしい。
足早に近づく。
次第にソラの怪我が見えてきた。足が早まる。]
な……っ、襲われたのか?誰に、
[咄嗟に頭の怪我に手を伸ばしかけ、
痛むだろうかとすんでで止めた。]
――……わたしは、グリタさんとソラさん、
どちらかの世界を選ばなくてはならないと思っていました。
ならば、グリタさんはいらないですね。
[扇子を広げ、口はし、あげる。]
彼は、強いことは変わりません。
残せば、脅威。
おじさん…10thな。
…。
[少しの間、俯いて沈黙する。
考えている事を伝える言葉を、探す。
顔を上げた時、歩いてくる姿が目に入り]
…カノ、か?!
[無事を知り、少し音程の上がった声を上げた。
頭に伸ばされた手を取り、ぎゅ、と握る]
ちょっとヘマっただけだ。
クルミに治療してもらったし、大丈夫。
[にかっと 笑みを見せる]
―少し前:屋上―
[屋上での攻防には、口も行動も挟むことは出来ず…ただ目の前で起きた出来事を、そのままの形で視界と意識の中に受け取った。
隣の、おとなしそうだった3rdが硬球を振りかぶるのも。
11thと3rdがお互いを守ろうとしている様子も。
強そうな10thが、感情を露に激昂したのも。
12thの冷静な態度も。
…色々なものを、みんな]
[足早に1階を目指す
2階に到着した時に、左程遠くない場所から少し大きく男性の声が聞こえる。
目をやるとそこは婦人服売り場で。
女性二人に駆け寄る男性の姿が見えた。]
…柱に居た人達だな。
[聞こえる声には「襲われたのか」などと聞こえるもので、気になり1階に降りる前だがどんな人物達なのかと警戒をしながらも彼らに近寄る事にした。]
あの…やりあったんですか?
[その言葉は相変わらずと言うか]
[続くゼンジの言葉を、黙して受け取る。
彼の心のうちのすべては伝わらずとも、
その言葉の端に、落胆が見える気がした。
そして、]
─────…、
[示されたごくシンプルな言葉に、思わず息を詰める。]
そんなの言われたこと無いし……。
ん、上の階はまだ見てないから行く気だったけど。10thはなんか僕に無茶なことを言う気じゃなくて……?
[勘ぐるように見やりつつも、
やたら例の緑のを気にする様子が少し面白かったので、問いかけには首を横にふろうとして――その仕草は眉ね寄せて首を傾げるものになった]
……何のために?
そういえば、11thと戦ったってさっき言ってたけどなんで?
[9thの行動は現在から少し遅れて届いている]
うん。5thって付けられてる。
名前はフユキってんだけど。
…誰とやりあったの?
[そう聞きながら、目線を日記に移せばその場に居る者達の番号を確認する]
[ゼンジがグリタと、どんな会話をしたのか知らない。
どんな心で信を交わしたのかも知らない。
けれど、すれ違ったのだろう。
見込み違い。という言葉が、重く冷たく沈みこむ。]
…、
[いいのか。とは問わない。
一度瞳を伏せ、彼の選択を聞き、]
ああ。俺の方は大丈夫。
あれから10thとも2ndとも会ったけど、
会話をして終わったし……お?
[手が解けた。と思えば、
サンドイッチがぐいと押し付けられた。
何だか、小さいのから恨まれた気がする。
が、ソラのお勧めに従って遠慮なくカツサンドを口にした。]
……あ、美味いな。これ。
[寝不足で喉の奥が、ツンとしている。
少し沁みる気もしたけれど、それを上回る味だった。
思えば、腹も空いていたのだ。]
ま、俺も殆どないな。
うるさいエロ親父、とかならよく娘に言われるけど。
[上の階、屋上と明言されなければ死体が0thか
どうかは判断できないまま。
青海苔は結局、取れたか解らず、後でトイレで確認するか、という結論に至る。]
毛の生えてないガキに、言いたい事があんだよ。
[何のため、と言われればそう返して、
11thとの事を問われれば、言うか迷ったような間をあけてから]
足止めのためだよ。
11thは1stと3rdと早々に手を組んだ。
その3人の中で、一番戦力になりそうな所を狙った。
あいつがどこにいるかは、だいたい俺なら解るしな。
ま、11thがいい女だからだろ、って言われりゃ
否定はしないけどな。
ぐ……っ
[これはデンゴの視線を無視した罰か。
いや。などと自問自答しながら、振り返る。
何だか平和そうな声の男だった。]
───5th、か。
[サンドの塊を飲み下して、口を開く。]
[足止めをしてでも、守りたいものが、ある。
タブレットが鞄の内で震える。
それはきっと、新しい未来の更新ではなくて
あいつからの、メッセージだ。
8thが上の階へ向かうなら、たこ焼きの礼に
少しの間護衛させろと、彼について行く*つもりで。*]
えろおやじ……、なのか。
[まじまじ見つつ、続いた言葉に微妙な表情をした。それはこの言いようではそういわれるだろうこのおっさん、という視線である]
……その9thだけど、
ずっと3rdと行動してるし、
今行ったらまた11thともあうことにあるけど……。
[日記には『5th、1st・3rd・9th・11thと会うと表記がされていて
自分が居た柱から見えた光景から順番で誰がどの数字かと言うのは理解できるか。
人物から名乗りがあれば素直に受け取り。]
10th…あの渋いおじさんね。
やっぱり腕っ節は強いんだあの人。
[言葉を一度きり、再び話を続けたソラの言葉には興味を示し]
そう言われたらそうだな…。
気を失ったのは周りには誰も居なくて、だよね?
[それは11thの行動がわかれば自ずとわかるだろうことだ。つまり、今後の9thの行動について、ということだろうか]
しかし……足止め、というのは、つまり、
11thたちは何かしようとしてたのか?
もう少し詳しく聞きたい。
[誰かが減らねばゲームは終わらない。
仮に11thたちが誰かを殺す計画を立てていたとしても、それを留める合理的な理由は無いのに、足止めしたのは何故なのk]
あと後者には同意しかねる……。
[さらっと11thに失礼なことをつけくわえた]
[10thのことを話す、二人の吹き出しを読みながら。
自分は、彼の行動は見えるけれど、
彼とは殆ど話したことがなくて
さっぱり何も知らないなあ、と頭の淵で思う。
…知ろうとも――していない、けれど。]
カノウさん、
貴方も、ご無理はなさらず…。
[少し思いつめたようにも聞こえたので、そう返しながら]
デンゴくん、
鏡の表現はわかりやすかったですか?
[そう続けて]
足止めだと?
…──何のためだ。
クルミ、誰かに襲われたか?
10thは俺たちが組んでいることを知っていた。
ならばソラを足止めして、個別に襲うつもりだったか。
[けれど口にしながら違和感がある。
自分には何もなかった。
ならばとクルミを見遣るのだが]
…。怪我、してて。勝てるわけないだろう。
[悔しげなソラへと声を掛けて、]
[護衛を申し出られれば怪訝な目を向けた、
自分に護衛が必要に見える、わけはないだろう多分]
……、む、
[10thの背後はピンクや赤のかわいらしい雑貨が山積みだったが、その中のマスコットに目を止めた。デフォルメされた猫が耳にリボンをつけて洋服を着て2本足で立っている]
……この世界には、
獣人はいないんじゃなかったのか?
これはなんだ、獣人専用の目印なのか……
[白猫獣人のぬいぐるみだとか、ノーとだとか雑貨を見やっていれば、その白猫獣人の顔のついたイヤホンを発見した、一つ頷けば袖にしまいこむ]
んお。
次から次へと来んな。
あ、でももうカツサンドはねーぞっ。
[現れたフユキにずれた台詞を返しながら]
オレ様はデンゴっ。9th!
[自己紹介を返しつつ、
ひとまずオトナたちの会話を見上げている]
― 5F・カフェバー近く ―
[彼女らが入っていって、時間が経つが、何やら異変はない。
何かが起こるかと思ってみていたが。]
気のせいだったでしょうか?
[そして、静かに袖から音楽端末を出して、
そして、イヤホンがなかったのを思いだし、またしまう。]
[10thが護衛だとか言ってついてくるのには、
やっぱり怪訝な視線を向けながらも上階へと向かう。
『8thは4thに5階でイアホンを渡す』
自分に渡してしまって、不自由なのではないかというあたりは少し気にしていたのだ]
[だが、カフェバーに乗り込むようなことはしない。
また窓をみて、すっかり日は暮れ、空を見た。]
星は、ない、ですね。
[それは男には見えないだけなのか、それとも本当にないのか。
ともかく漆黒の空に星はない。
だから、また電気が落ち、非常灯だけになった。
カフェバーの中も薄闇だ。]
情報が無い…そうだな。
だが、相手のことを知れば知るほど
殺しにくくなるぜ。
[既に少し、足を踏み入れかけている自覚がある罠。
フユキに、困ったような笑みを向けて言った]
…食うか?
[ガサリと 袋から新品の卵サンドを差し出してみる]
10thは2ndか4thを守りたい───…?
[クルミの言葉に、目を思わず大きく見開く。
困惑したような顔で、少し考え込んだ。]
[うん、とゼンジへ頷きを返し]
特に、それぞれの世界の鏡ってところがなー。
オレ様たちが選ばれたのには理由がある――ってことだろ。
無作為じゃなくてさ。
なんとなく、わかるもん。
[拳をぎゅっと……強く、握って]
選ばれた理由。
…オレ様なら、やるだろうって思われたんだろーさっ。
かみさまに!
[眠ろうして布団に入る
眠れなかった。
今日のうちにいろんなことがありすぎた。
アンが死んだ。
グリタとソラが戦っていた。
ネギヤとの価値観の違いも
他にも、他にもたくさんある]
これはもう、無理かもね。
[時計を見て眠ることを諦め、
再び『戦場』へと向かう]
食事を取る階層なのか。
たくさん食べ物が飾ってあるな……。
[食品サンプルに目を向けながら、5階を歩む。階層の隅に位置するカフェバーに近くまで進んだ頃合で、照明が落ちる]
[そこまで言ってから。
はっと、ある事実に気がついて]
…、そうだ、デンゴ。
お前、9番目だよな。
お前、誰かから10thを襲うな、とか、
そういうこと、言われているか?
[小さな肩を掴んで、早口で問うた]
あれ?
でも2nd…マシロちゃんは僕と交渉してくれて、協定結んでる?のは12thだと行ってたけど。
10thの事は一言も無かったような…。
[少し引っかかった部分をおぼろげに皆の前で口にする]
[デンゴの挨拶には少し笑みが浮かび、そう言えば暫く何も口にして無い事を思い出す。]
困ったような笑みで差し出される卵サンドに]
あ…いいの?
じゃあ遠慮なく
[素直に受け取り早速袋を開けだした。]
確かに相手を知ればそうなって行くよね。
鬼も実は優しいのかもなーとか。
[優しいと言えばマシロの言うネギヤ思い出し、その場を足早に移動しようと考えればクルミの言葉>>519が聞こえ、10thが守ろうとしているのではないかと思える相手の番号を記憶した。一通りサンドを頬張れば]
ご馳走様。
じゃあ僕ちょっと移動するよ。
ソラさん、ありがとう。
お大事に。
[コハルは屋上に来ていた。
そこで死んでいるというアンが
いるのかどうか確認したかった。
しばらくすればベンチに横たえられた
少女の姿を見つける]
……。
確かに、嘘だとは思ってなかったけど……。
[改めて、感じていた]
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