人狼物語 執事国


98 収穫祭の村

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絵描きの子 レイヨ

― 早朝 ―

[イェンニの悲鳴に、彼は目をこすって、扉を開ける。
ドロテアの部屋の扉が壊れているのは、見て取れた。
部屋の中までは見えないけれど、そのにおいは、彼のところまで届いていた]

――…

[まだ少し眠そうにしていた目が、細まる。
ドロテアが、妹が。
そんな叫び声に理解する。
つまり、供儀が殺されたのだ、と]

(25) 2012/11/16(金) 13:55:37[居間]

絵描きの子 レイヨ、少しの間、俯いて

2012/11/16(金) 13:56:51

漂泊民 イェンニ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/11/16(金) 13:56:53

遊牧民 ヴァルテリ

[イェンニの叫びが響く。
 ゆるりと瞳を瞬かせて、身体を起こした]

   ……供えられた娘は、いったか。

[ちいさな呟きを落し。
 しわの寄った服を着替えて廊下へと出る。

 血の匂いが、ただよっていた]

(26) 2012/11/16(金) 13:57:26[個室]

絵描きの子 レイヨ:2階個室前・廊下

絵描きの子 レイヨ

[顔を上げたのは、扉の開く音が聞こえた後。
廊下に出てきたヴァルテリの姿が見えた。
小さく頭を下げて、壊れた扉の、ドロテアの部屋の前へと歩いてゆく。

――近づくにつれ、血の匂いが酷くなって、
廊下の床に視線を落とした]

(27) 2012/11/16(金) 14:01:25[2階個室前・廊下]

絵描きの子 レイヨ、それから、覚悟したように、扉の向こう側を覗いて。

2012/11/16(金) 14:14:29

遊牧民 ヴァルテリ

 レイヨ……

[レイヨが出てきたのを見て名前を呼び。

 廊下から壊れた扉のほうへと視線を向ける。

 壊れた扉をゆっくりと開けば、血の匂いはさらにつよくなり]

   ……ああ。

    イェンニ。

[血に濡れた二人の姿に、小さく声をかけた]

(28) 2012/11/16(金) 14:15:06[個室]

声を失った男 クレストが接続メモを更新しました。(11/16 14:20)

漂泊民 イェンニ

[骸に顔を埋め血に汚れるも気にせず
その頬へと頬寄せて震えていた
後から後から溢れる涙が落ち流れる]


 、ヴァルテリ、さま……!

[聞こえた声にゆると向ける顔は
クシャリと歪んだままに。

合わぬ歯の音を噛み締めて
縋るような声を漏らした]

(29) 2012/11/16(金) 14:23:40[ドロテアの部屋]

絵描きの子 レイヨ

ヴァルテリさん…

[呼ばれ、少し沈んだような、静かな声で返す名。
それから視線を、扉の方へと向ける。
彼が戸を開く先をのぞく。

部屋の中は、血の海のようだ。、
イェンニがその赤の中、赤くそまったものを抱きしめていた。

供儀の少女が流した血からも、
彼女が死んでいるのは、明らかだ]

(30) 2012/11/16(金) 14:24:30[2階個室前・廊下]

遊牧民 ヴァルテリ

[イェンニの顔を見て、部屋の中に足を踏み入れる。
 宥めるように肩を叩き。

 他にも誰か来るのなら、現状はすぐに見て取れるだろう]

(31) 2012/11/16(金) 14:39:37[個室]

絵描きの子 レイヨ

[イェンニがヴァルテリの名を呼ぶ。
呼ばれた彼は入ってゆく。

自分は、少し扉の前で立ち止まった。
赤い血の中、むせかえるようなにおい。
部屋の扉の前に佇む形]

(32) 2012/11/16(金) 14:47:26[2階個室前・廊下]

漂泊民 イェンニ

[叩かれる肩に向ける顔はぐしゃぐしゃで
ぼろぼろと落ちる泪は止めどなく服を濡らす]


 どうして…ドロテアだったのでしょう。
 何も悪い事なんてしていないのに…

[震える声は掠れて高さを上下させる]

(33) 2012/11/16(金) 14:48:53[ドロテアの部屋]

声を失った男 クレスト

……っ。

[ベッドの中から漏れる、音の無いうめき声]

(34) 2012/11/16(金) 14:55:52[屋敷・自室]

声を失った男 クレスト

[彼は、夢を見ていた]

[それは、彼が故郷にいた頃の――まだ口が利けた頃の夢]

父上。

[目の見えない老婆が籠に乗せられるのを見て、少年時代のクレストは父親に尋ねた]

あの方は、どこへ行かれるのですか?

[父は答える。“災いを鎮めに行くのだよ”と]

(35) 2012/11/16(金) 14:56:19[屋敷・自室]

声を失った男 クレスト

[その頃の少年はまだ知らない事だったが、彼の生まれ育った地域には、ある伝承があった]

[『身体の一部に欠損がありながらも生き永らえている人は、神の加護を受けている証であり、災いを退ける力がある』――…。
すなわち。
彼らは大切に扱われる一方で、その地に災いが降りかかった際には、生きたまま供物となる運命を背負っているのだ――]

(36) 2012/11/16(金) 14:57:21[屋敷・自室]

声を失った男 クレスト

[“だけどお前は鎮めてはくれなかった”]

[“お前が逃げたから、町は滅びてしまった”]

 ちがう。
 僕は。

 逃げてなんて。

[しかし、その叫びは音にはならず、ひゅうひゅうと喉が鳴るばかり]

(37) 2012/11/16(金) 14:57:45[屋敷・自室]

声を失った男 クレスト

[“身を捧げろ”]

[“今度こそ”]


[“村の為に死ね”]

   [“死ね”]

        [“死ね”]

(38) 2012/11/16(金) 14:59:22[屋敷・自室]

声を失った男 クレスト

……ッ!!

[彼は飛び起きた。全身が、汗でぐっしょりと濡れている]

[……夢だ、という事は分かっている。父も母も、自分を死なせないために、この村に逃がしたという事も、知っている]

[そして、そのせいで故郷が――]


…………。

[彼は首を振った。じくじくと手術痕が鈍く痛む。手をやると、少しばかり腫れているようだった]

[風呂でも浴びてこよう、とベッドを出て、ようやく外が騒がしい事に気づいた]

(39) 2012/11/16(金) 14:59:50[屋敷・自室]

声を失った男 クレスト

[簡単に身支度を整えて廊下に出る、と、むせかえるような酷い血の匂いに、思わず顔をしかめた]

[そして聞こえてくる、イェンニの叫びと嗚咽]


………。

[ドロテアの身に、何か大変な事が起こったのだ、と理解して、彼は彼女の部屋に足を向けた]

(40) 2012/11/16(金) 15:09:14[屋敷・廊下]

遊牧民 ヴァルテリ


 ……ドロテアが選ばれた理由はわからぬよ……

[供儀をえらぶ基準はきっと長老だけがしっている。

 嘆く娘を慰める言葉を持たぬまま、ただその肩を宥めるように叩き。

 廊下を歩く足音にレイヨがいる扉のほうへと視線を向けた]

(41) 2012/11/16(金) 15:16:32[ドロテアの部屋]

絵描きの子 レイヨ

[歩いてくるクレストに、視線を向ける。
扉の前、見せない方がいいだろうか、と。
立ち尽くしたまま、彼に言葉を投げる]

……見ない方が、良いと思、います。

[一応、控えめな静止の言葉]

(42) 2012/11/16(金) 15:20:38[2階個室前・廊下]

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