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あらぁ……
綺麗にお化粧したのね、坊や
[薄暗がりのなか、赤く染まった眼鏡の男。
路地の影から声をかけ、一歩踏み出で視線を向けるは、祝福の言葉が待つ方へ]
何を言ったかしら
[死ぬ人は何を最後に思うのだろう。
がり、と手首を掻きながら、それでも微笑みは婀娜めいて]
あ、お姉さんだ。
[相変わらず綺麗な人だ。血化粧なんて女の美しさには叶いっこない。]
いいでしょう。夢が叶ったんだ。
お姉さんは、何かあった?
夢?
夢、ねぇ
それはなあに?どんな夢?
[何かあったかしら。そう首を傾げて、血を流し始めた手首を掲げ、唇を寄せた]
あまり、面白くはないの
[ぺろり。舌を伸ばす。
じわ、と唾液がにじみ出てくる]
ボクは、昔から何でもやったことないことをやってみたいんだ。
こうしたらどうなる、だとか、そもそもただ単に体験してみたいだとか。
[夢を訊かれれば嬉々として語る。誰かに話しかけるのも好きだが、話しかけてもらえるのはより好きだ。]
でもさ、それで捕まったら最低だろ?
そんなのいい体験とは言えない。
だけど今日はいい日だ。
だって誰も、咎め立てはしない。
だから一番やってみたかったことをやってみたんだ。
楽しかったよ!
[いつもの張り付いたような笑顔ではない、それこそ心からの、心底の笑顔。]
ボクの手で、人が死んだんだ!
それは、そう
とても ……とても楽しそう
[赤く濡れた指で少女のように己の頬を包む。
とても、うらやましかった。
確かに楽しかったのに、女を手にかけるのは楽しかった、けれど。あれは一瞬の――否、一瞬ですらなかった。時の狭間に快楽と共に消えてしまった]
ううん? ボクに?
そうだな、"殺す"はできたけど、"死ぬ"のはまだやったことがないからな。
悪くない提案だよ。
[近寄る女の、肉欲煽る肢体。
瞳同士が合わさる。彼女の帽子を濡らした赤が、よりリアリティを呼び起こした。]
いいわよ?
私が何か、払えばいいのね
なぁに?
[瞳を大きくして、そのまま近づけた。
唇をほとんど触れさせるようにして]
身体、とか?
[囁いた]
身体は、なあ。
どっちでもいいや、そこまでは。
死ぬ間際に女抱きたいとか、そういう下世話なこと考えるほど、飢えてないし。
でも。
[触れそうな唇同士の間、一本人差し指を差し入れてから。]
キスしてよ。
最高のやつ。
[赤い、赤い舌を出して、人差し指をゆっくり舐めあげる。
関節のあたりを食んで、甘く歯をたてた]
随分安く売るのね
……嫌いじゃ、ないわ
[音を立て人差し指から唇を離す。そのまま唇を捉えようと舌を伸ばして――]
だって、最後のキスが死人とじゃ、悲しいでしょ。
[ああ、そうだ。あの時またねって言ったんだった。
今度は幽霊同士でキスすることになるんだろうか。]
好きって言ってよ。
[伸びてくる舌を、迎えるように唇が開く。
自然と、眼鏡の奥の色が細まった。]
[舌を差し入れ、焦れったいほどゆっくりと歯列をなぞった]
やだ、貴方
あの子とキス、したの
[眼鏡に手をかけ、もう一度唇を重ねる。取り去ることが出来たなら、瞼を閉じ深く重ねようと]
[唇とその奥で繋がっている間は、言葉を発そうとしない。
問いかけには肯定の意で頷いただけだ。
眼鏡が取られることに抵抗はしない。
どうせあと何時も見えちゃいない視界なのだろうから、割れてしまったっていい。
詰めた息を吐く。口吻をする女は、ひどく焦れったく感じて、そのまま噛み付いてしまいたくなったけれど、耐えた。
深く重なるなら、熱い舌同士で交わることを求めた。]
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全然気にしてなかったんだけどレーティングってどうなってんのん
しかし1年もキリングしていないとキリングの腕って落ちるのだな……
でもすげえやりたいことやった……
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