人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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【独】 926号室の住人 ロッカ

とある見舞客の話

……有り得んやろ。

[男は二つの博打の結果に、眉を顰めた。
ナインと言う、9種18枚の麻雀牌を用いて行うゲーム。
博打には多少自信のあった男であったが、結果は彼女の勝ちであった。

その次に、もう一人の男が勝負を挑んだ。
賭けるものは、一回目との男とは違っていたが。]

(-0) 2013/12/21(土) 09:53:37

【独】 926号室の住人 ロッカ

[二人目の男は、命を賭けた。
自分が勝てば女は生きる。自分が負ければ自分が死ぬ。

彼女は、二度目の勝負を引き分けにした。
引き分けは勝負無し。
これで、男たちは彼女の願いを受け入れざるを得なくなった。]

……おどれもバケモンやないか。
成程、あいつと似合いやわ。

[男はついに苦笑して、約束は守ったる―――そうはっきり言った。
女は、ありがとうございますと礼を述べて、嬉しそうに笑った。

その顔は、まるでめかしこんで恋人に会いに行く娘の様だと、男は思った。
とても、自ら死にゆく女の顔ではなかった。*]

(-1) 2013/12/21(土) 09:54:35

926号室の住人 ロッカ

[今日は、しあわせな気分です

ゆめを見ました

かみさまと、傷のにいさまと、ねえさまふたり
それからひろくんと、さわださん
みんなでお鍋を囲んでいるのです
暖かそうなゆげがゆらゆらと立ち上ります
みんな、みんな楽しそうです

この時間がずっと続けばいいのに、そう思いました]

(8) 2013/12/21(土) 09:58:39[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[目を開けると、ひろくんがいました
隣で眠っています
そういえば、昨日も泊まってくれたのでした

ひろくんはぐっすり眠っているようで、静かな寝息が聞こえます
わたしもまた眠たくなってきたので、ゆっくり目を閉じました

あったかい。]

(9) 2013/12/21(土) 09:59:14[屋上]

926号室の住人 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/21(土) 10:01:05

896号室 クルミ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/21(土) 11:16:26

896号室 クルミ

[あれは真夏の土曜日だった。
 陽射しの強い午後、兄と一緒に、
 乗用車で海水浴場を目指した。]

 二年前・夏の午後 

[兄が運転する車の後部座席に沈み、窓に作った隙間から吹き込む風に煽られた髪を押さえる。兄は助手席に座った恋人と談笑していて、私の方を見る事は無い。風に掻き消えて何を話しているのかは知れないが、二人が笑っているから幸せな話なのだろう。

海に着いたら、私も大学の友達と合流する予定になっている。学生最後の夏休み。子供で居られるモラトリアムを惜しんで、就職活動の隙間を縫って、忙しく遊びまわっていた。]

(10) 2013/12/21(土) 11:52:14[896号室]

896号室 クルミ

[すぐ後ろに、大きなトラックが着いてきていた。長距離運転の疲労からか、たまにふらりと車体が揺らぐのがバックミラーに映っていて、不安は感じていた。けれど、兄は恋人との会話に夢中で。]

 お兄ちゃん…ちょっと休んでいこうよ。
 喉、乾いたし。ねえ。

[サービスエリアの看板が見えたから、声をかけてはみたが。風が邪魔をして聞こえなかったようで。看板を過ぎ、後方のトラックとの位置関係もそのままに、私たちを乗せた車は真っ直ぐに進んだ。]

(11) 2013/12/21(土) 11:53:10[896号室]

896号室 クルミ

[そのすぐ後だった。
いよいよ運転手の意識から解放されたトラックが、車間距離を詰めて私たちに躙り寄ったのは。酷く乱暴な音を聞いて、後ろを振り返る間さえなく、私は、未来を失った…――*]


 二年前・秋の夜 

[身体に、正常なところはひとつも無かった。潰れかけた内臓も、破れた皮膚も、千切れた神経も、なんとか縫繋げて修復されたものの。痛みと熱に苛まれる悪夢のような日々。

 傷は至る所に残ったし、複雑に砕けた骨が刻んだ神経の復活は望めない両足が冷たく思い。

 誰にも会いたくなくて、私はすべての見舞いを断っていた。こんな姿、死んでも見られたくない。友達にも、家族にも、誰にも。私自身の目でだって見たくない。元より両親との折り合いは悪かったし、兄は罪悪感からか私を直視はしなかったから、断る機会もそう多くは無かった。]

(12) 2013/12/21(土) 11:53:29[896号室]

896号室 クルミ

 一年前・春の朝 

[気付くと、ひとりになっていた。
 顔や腕の目立つ箇所の傷は綺麗に塞がり、
 見るに堪えない姿では無くなった。

 でも、その頃には、
 会いたいと思う人は居なくなっていて。
 友達は皆、大学を卒業して社会人になった。
 家族はそれぞれに忙しくしている。

 私はこの白い病室を与えられて。
 あるはずだった未来に縋り、
 死にきれなかった事を悔いて生きる
 今に続く日々がはじまった。*]

(13) 2013/12/21(土) 11:54:18[896号室]

外科医 ユウキ

[勤務を終えた若者は、家でアルバムを開いていた。
あの男性の言うとおり、好きな場所の写真を探すためにだ。
絵心というものは、若者にはまったくない。
描いた数だけ上手になると、絵を生業にしている友人は語っていたけれど、ならばこそ若者には絵心がないのだろうと思う。

若者は、親が医者であるから医者になる、といったタイプではない。
小さな頃に命を救われて、などというタイプでもない。
知的好奇心を追って行った結果、医者にたどり着いたという者である。
学はあったかもしれないが、暖かい思い出や楽しかった記憶という物がまるで欠如している。
こうして振り返ると、なんと色のない人生であることか。]

 だめだな、こりゃ

[だから、もともと写真などという物が少ない。
知的好奇心を満たすために旅行にはよく行ったものだが、どれも遺跡や世界遺産の類である。
どうも、年頃の女性が喜びそうだとは思えなかった。]

(14) 2013/12/21(土) 14:32:08[自動販売機→中庭→ロビー]

【独】 896号室 クルミ

/*
遺跡も世界遺産も
神社仏閣も、大好きです。

(-2) 2013/12/21(土) 14:35:12

外科医 ユウキ

[ベットに転がり、横になる。

咥えた煙草は、貰い物の煙草。
小さな部屋に、雑音にしか聞こえないテレビ番組が流れている。
妙に寒い一日で、部屋では暖房器具が必死に熱を作っている。
冷蔵庫の中身は、ドリンクくらい。
調味料も、ほとんどありはしない。

医師という肩書きを取り除いてしまえば、同年代の若者達よりも、ずっと質素な生活をしている気がする。
外を見れば、まだ雪が降っていた。]

 夏に雪の写真を見ると、あんなに綺麗なのに
 冬に見ると、それが当たり前になっているのだな

[小さく呟くと、何か思い立ったようで。
アルバムからいくつかの写真を抜き取って、手帳に挟んだ。]

(15) 2013/12/21(土) 14:40:24[自動販売機→中庭→ロビー]

外科医 ユウキ

[そして、若者は眠りに落ちる。

何か、とてもいい夢を見た気がするけれど。
内容は、もうほとんど覚えていない。
確か、子供の頃の夢の話だった気がする。

若者が目覚めたのは、また着信音だった。]

 なんだよ、いい夢だったのに

[夢は気がつくと泡と消えて。
誰かに話そうと覚えていたはずの事も、顔を洗うと頭から消えた。
だけど、今日はいつもより。
ほんの少しだけ、元気になれた気がした。]

 さて、急ごうか
 出番があるかわからない、私の舞台へ

[変な気分に浸っていたのは、夢のせいだろうか。]

(16) 2013/12/21(土) 14:45:27[自動販売機→中庭→ロビー]

外科医 ユウキ

[病院にたどり着くと、やはり今日も出番はなかったらしい。
内科の患者が、息を引き取ったとの連絡を受けた。
仕事をよこせ、とは言わないけれど。
救うチャンスももらえないとは、悲しいものだ。]

 ご遺族にお悔やみを、よろしくね
 私はまた、ふらついてくるよ
 食事もとっていないんだ

[そして、今日は微糖と一緒に。
昨日買い忘れた、サンドイッチを買った。

男性から受けたアドバイスを元に、写真を持ってきてはみたけれど。
これで本当に喜んでもらえるのか、わからない。
変な緊張感があるものだな。
若者はそう思いながら、サンドイッチを頬張る。]

 食べ終わったら見せに行こう

[緊張に押されて、ほんの少し*先延ばし*]

(17) 2013/12/21(土) 14:52:05[自動販売機→中庭→ロビー]

外科医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/21(土) 14:53:59

警備員 ノギ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/21(土) 14:58:33

896号室 クルミは、警備員 ノギ を投票先に選びました。

塗装工 ゾウサク

朝の夢

[薄く積もった雪をさくり、さくりと踏みながら
男は今日も病院へ、母を見舞う。

今朝の病院は、スーツ姿の男性が多い気がして
「お偉いさんでも亡くなったのだろうか?」
なんて、ぼんやりと馳せた。
気のせいかもしれないけれど。

母は、ゆっくりと、ゆっくりと話してくれた。]

 そうかァ、正月の夢、見たのかァ……

[嬉しそうな母の横顔にそうか、そうかと頷いた。]

(18) 2013/12/21(土) 15:18:31[院内]

塗装工 ゾウサク

[正月。
独り暮らしを始めた養女も戻り、
皆で新年を祝う。毎年の恒例行事だ。

この時ばかりは金がなくとも豪勢に。
朝風呂を終えたら、娘達の待ちに待っていた
お年玉を渡す。

そうしているうちに、母が我が家へやってくる。

迎えにいってやればいいものを
俺は既に飲んでいるから、母は徒歩で来るのだ。]

(19) 2013/12/21(土) 15:19:57[幸福な夢の中]

塗装工 ゾウサク


 『あけまして おめでとうございます』



[新しい年の始まりを、家族皆で祝う喜び。

 おせち料理。
 雑煮。
 母の炊いた赤飯。

母の笑顔。女房の笑顔。娘達の、笑顔。]

(20) 2013/12/21(土) 15:20:51[幸福な夢の中]

塗装工 ゾウサク

[あたたかい記憶の中
過ぎ去っていった過去は夢となり
時折、男の心を癒してくれる。

うつら、うつら。

病室を後にした男は

休憩室で微睡の中に*居た*]

(21) 2013/12/21(土) 15:23:10[休憩室]

塗装工 ゾウサク、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/21(土) 15:24:55

896号室 クルミ

 896号室から、屋上へ 

[屋上へ出るには部屋着じゃ寒すぎるから
 コートを羽織ってマフラーを巻いた。
 
 海と空が混じる所まで
 ちゃんと見渡せると良いのだけど。
 どうかしら?と
 窓硝子の私と首を傾げて顔を見合わせて。

 私は静かに部屋を出た。


 エレベーターを使って登った屋上では、
 控えめな量の洗濯物たちが風に揺れていて。
 冷たい風が、海の匂いを運んできた。

 海の歌も少し明瞭に聴こえる。**]

(22) 2013/12/21(土) 15:57:54[896号室]

926号室の住人 ロッカ

[あのあと、起きたひろくんはお仕事に行きました
別れぎわには、優しく頭をなでてくれました
また来るよ、そう言って。

わたしはしばらく自分の書いた日記を読んでいました
覚えていること、いないこと、たくさん書いてありました

やがてわたしは日記を閉じました
そうして、いつものように屋上へ向かいました
煙草を吸うために

夢の中のかみさまも、たばこを吸っていました。]

(23) 2013/12/21(土) 19:13:13[926号室]

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33回 残7812pt
外科医 ユウキ(5d)
50回 残7471pt
926号室の住人 ロッカ(6d)
28回 残8155pt

処刑者 (4)

会社員 テンマ(3d)
17回 残8527pt
896号室 クルミ(4d)
30回 残8062pt
心臓病 ルリ(5d)
3回 残8940pt
塗装工 ゾウサク(6d)
45回 残7432pt

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