人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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926号室の住人 ロッカ

[傷のにいさまは、知っているような、知らないような、煮えきらない様子でした
きっと、お花のことは詳しくないのでしょう
さわださんが笑いながら、アネモネがどうしたのかと訊いてきます
わたしは答えました

クルミさんが好きだと言っていました、
マフラーのお礼をしたいんです。]

(54) 2013/12/22(日) 00:01:16[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[傷のにいさまはわかったと言って、明日までに必ず用意してくれると約束してくれました
わたしは傷のにいさまにお礼を言って、ぎゅっと抱きしめました
傷のにいさまは大きくて、温かくて、わたしはすきです
かみさまと、ひろくんの、次に好きです

さわださんが、小さく笑いました
わたしも、つられてふふっと笑いました**]

(55) 2013/12/22(日) 00:01:23[屋上]

926号室の住人 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/22(日) 00:02:01

926号室の住人 ロッカが接続メモを更新しました。(12/22 00:02)

【独】 926号室の住人 ロッカ

/*
いちにち、ひとり
ひとりずつです、お喋りできるのは
わたしと時間が合わないから、仕方ありません
わたしがわたしの世界に引きこもっているのも、その一因でしょうけれど

(-6) 2013/12/22(日) 00:04:16

896号室 クルミ

 最期の意識 

[誰かが、私の名前を呼ぶ、声。

 沈んだ闇の縁から。
 とても遠くから。

 暗闇は深く重く
 混濁した意識の浮上を阻む。]


………、   、  。


[それでも応えるように、
 瞼が微かに震え、
 唇の隙間から、声にならない言葉が、
 細く微かに零れた。]

(56) 2013/12/22(日) 00:34:14[???]

896号室 クルミが接続メモを更新しました。(12/22 00:35)

外科医 ユウキ

[彼女の表情に、反応が見られた。
大丈夫、まだ大丈夫。
唇が、微かに動いている。
何かを言っているのかもしれないけれど、聞こえない。
だが、まだ生きている。]

 クルミさん
 聞いているかい

 君を喜ばせる事、探してきた
 喜んでくれるかは、わからないけれど
 外の写真、持ってきた

[彼女の意識を、保たなければならない。
意識を失うと、体温が下がる。]

(57) 2013/12/22(日) 00:46:39[手術室に向かって移動中]

外科医 ユウキ


 外の写真って言ってもさ
 ただの、風景写真なんだ
 桜並木、夏の砂浜、秋の紅葉、冬の雪景色

 私が君を治すから
 そしたら、その目で見に行こう
 君の先も、君の足も、ちゃんと治す
 だから頑張れ、階段程度に負けちゃいけない

[足は、正直絶望的だけれど。
それでも、口から出たのはそんなでまかせ。
できない事を、できないと言うだけなら。
きっと、誰にでもできるから。]

 君にはちゃんと、未来が待っている
 それが今は見えなくても、明日はやってくる
 証明してみせるから、気を強くもって

(58) 2013/12/22(日) 00:49:19[手術室に向かって移動中]

塗装工 ゾウサクが接続メモを更新しました。(12/22 00:49)

塗装工 ゾウサク

休憩室

[うつら、うつら。
暖かな室内で優しい夢の中をたゆたう。

部屋の外で起こっていた悲しい出来事に気づけずに
最後に、思い出したのは若い先生の笑顔だった。

 『十分、価値のある人生ですよ』

そうだ。

俺ちがここに在ることを
誰かが そう言ってくれるだけで――]

(59) 2013/12/22(日) 00:49:57[休憩室]

塗装工 ゾウサク

 ――…ん、むう…、

 おお、おお。…ねてた、よ
 おはよう、お嬢ちゃん

[腰掛けたまま眠っていたらしい。
人の気配に気づいて目を開ければ
正面には、小さな女の子の姿があった。
困惑気味の面持ちへ、にこりと眉尻を落とす]

 起こしてくれたのかい。ありがとうな

(60) 2013/12/22(日) 00:50:20[休憩室]

896号室 クルミ

[触覚は既に失われている。

 体中が、役立たずな両足の仲間になって、
 何の感覚も得ずに屍のように横たわる。

 瞼を伏せているせいというより、
 視覚そのものも、失せていて。

 血の匂いを感じ取る嗅覚も死に。

 それでも鼓膜が震えれば
 言葉は脳の奥に染み入る。

 桜並木、砂浜、紅葉、雪景色、未来。

 見たいな…と、思った。]

(61) 2013/12/22(日) 00:53:32[???]

心臓病 ルリ

きゃ。

[声をかける前に目を覚ました事に驚いてしまい。
おそるおそると見つめた後、安心したように笑顔を浮かべた]

えっと、おはようございます、なの。
おじい…おじちゃん、ここでねるとかぜひいちゃうかもなのよ?
るりね、まえにねむっちゃったとき、すごくおこられたの。
かぜひいて、しゅじゅつがえんきすると、いけないのよって。

(62) 2013/12/22(日) 00:57:04[休憩室]

896号室 クルミ

[空想の世界が私を手招く。

 四季折々の美しい光景の中を、
 健全に機能する両足で歩く空想。

 けれど、私はそこへ飛び込むのを拒む。

 車椅子での不自由なままでも、
 明日は来ると、未来があると、
 語りかけてくれる声が在るから。]


…、    ぁ 、
 り  が、   と ぅ 。     、


[最期に、未来を見せてくれて。]

(63) 2013/12/22(日) 00:59:13[???]

塗装工 ゾウサク

[寝惚け眼を、ごしごし擦る。
寒い自室よりも暖かくて熟睡出来てしまい。
おずおずと此方を見遣る少女へと、
少し背筋を丸めて視線を合わせ]

 そうか、そうか
 こんなところで寝たらだめだなァ
 おじいちゃん、ここがあったかいから
 つい、寝ちまったよ

[気を使ってくれたのか、わざわざ「おじちゃん」と言い直してくれたので、「おじいちゃん」で良いのだと強調を。

孫達の中にもきっと、彼女と同じくらいの子がいるはずだから]

 おお、るりちゃんはしゅづつをするのかい
 えらいなあ

(64) 2013/12/22(日) 01:08:04[休憩室]

外科医 ユウキ

[体温が下がっていく。
止血しても追いつかない出血。
このままだと、ショック症状が起こる。
短時間の出血、大動脈からの出血だろう。
圧迫止血では間に合わないけれど。
凍結止血するにも、電気凝固させるにも、まだ手術室は遠い。]

 どこへだって、連れて行くよ

 平家蛍を見た事はある?
 夏の低くて大きな空と
 地上に舞う蛍の光が合わさって
 まるで、天の川が二つあるようなんだ

 一面の花畑、なんて見たことあるかい?
 カラフルな絨毯のようで、綺麗なものだよ
 春になったら、見に行こう

(65) 2013/12/22(日) 01:08:14[手術室に向かって移動中]

305号 ボタン

― 昨日 休憩室 ―

[どこかで聞いた、懐かしい歌がテレビから流れている。
あの歌は誰の歌だろう。テレビ画面をじっと見ようとすると、子供たちがその前を楽しそうに駆けていった。

ふふ、と笑うと、そのままぼんやりと歌を背景に、子供たちを眺め続ける。
と、隣の男性が、感慨深げにこちらに話しかけてきた。]

ええ、孫はわたしにもおりますよう
何人かいたけれども、みんなそれぞれ大きくなりましたねぇ
昔はよくみんな家に遊びに来たものだけど
でも、孫はそういうものでしょうねぇ
みんな立派になって、嬉しいですよ

(66) 2013/12/22(日) 01:08:28[自室]

305号 ボタン

[ちなみに同居していた長男の子供も、大学生となり、朝はご飯も食べずに部屋から直接出かけていき、夜は自分が起きているうちは帰ってこなかった。
ここに入った時、一度だけ家族で見舞いにきた。
他の孫も含め、もう、孫の顔を本当に見ていない]

子供は、いいねぇ…
私もそう思いますよ

[子供たちを通り越すように、ぼんやりと遠くを見て少し微笑んだ。
孫が14歳、という話には]

あらあらまあまあ
じゃあまだまだ小さいねぇ
可愛がってやりなさいな 
可愛がってやれるのも今だけですよう

[今度は男性の顔に視線を向けて、微笑んだ。
しばらくすると、彼はこちらに軽く頭を下げると、立ち上がって去っていく。
こちらも彼に頭を下げた]

(67) 2013/12/22(日) 01:10:15[自室]

896号室 クルミ

[手術室へと辿り着く前に。

 私の身体からは
 生命が抜け落ちてしまう。

 手紙のお返事や、お手玉の約束、
 写真もこの目で見たかった。
 叶わなかった事は幾つかあるけれど。
 そういった生への未練が在ることが、
 この上なく嬉しかった。

 未来は、あったのね。近くに。
 私にも。

 それを教えてくれた、
 とても素敵で嬉しい言葉を贈ってくれた
 先生への感謝の言葉が最期の言葉。

 脱力して緩んだ口元は
 ほんの微かに笑った時と同じ形に成り。]

(68) 2013/12/22(日) 01:11:08[???]

896号室 クルミ

[私は、
 とても穏やかな心地で、
 世界に、命に、
 
 *幕を下ろした。*]

(69) 2013/12/22(日) 01:12:15[???]

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