人狼物語 執事国


155 六月燈の思い出屋

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迷い子 バク を 1人が選択しました。
髪結い ホズミ を 2人が選択しました。

髪結い ホズミ は[ハリセン]を持って走り出しました。
迷い子 バク が[ちゃぶ台をひっくり返した]後にどこかへ消えたようです。
髪結い ホズミ記す

アツタハズノオモヒデ
鬼は残った村人を全て捕まえ、ゴールテープを切りました。

作家 フユキ

[灯籠の淡い灯りが参道の雑踏と
見知るふたりの横顔とを照らす。

作家は、手元へ視線を落とす。

大学ノートと一緒に抱えていたのは、
2等賞のシツジノ学習帳17冊セット。]

(0) 2014/07/10(木) 20:12:41

作家 フユキ

[…二等賞。刀剣好きの福引屋が購入した、
『学芸員の試験に合格した思い出』の対価。

誰かと分け合うには意地悪な冊数の其れ。

半分こしましょう と口にした若者が
どうするつもりだったかは謎のまま。]

 … うん。

[作家はすこし目を細め、ぴっちりした
ラミネートへと爪を立てて引き裂いた。]

(1) 2014/07/10(木) 20:19:36

作家 フユキ、ふたりに声をかけ――

2014/07/10(木) 20:20:36

作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/10 20:21)

作家 フユキ

[過去へ思いを馳せる若者に、
学習帳を8冊分けて手渡す。

共有した思い出の証のように。

そして、
少し垢抜けて見えるかのご婦人に
差し出すのは――

学習帳セットのなかでただ一冊だけ、
罫線の引かれていない"じゆう帳"。]

(2) 2014/07/10(木) 20:32:02

作家 フユキ



[表紙では、煮玉子おにぎりが
おいしそうに*焼けている*。]

(3) 2014/07/10(木) 20:32:21

迷い子 バク

[その写真を見つけたのは、今年の春、進学に伴って一人住まいを始めたすぐの事だった。]

もしもし、母さん?何なのあの荷物?

──んー、そうだけどさあ、あれだけ沢山あったら、カラーボックス一つじゃ足りないよ。

[早くに死別した夫も彼女自身も読書家だった母親は、中高とスポーツ三昧で、ろくすっぽ教科書以外の本を読まなかった息子に、蔵書の一部─ダンボール2箱─を送りつけてきたのである。]

(4) 2014/07/10(木) 21:08:22[回想]

迷い子 バク

──ふう、これで全部入った。

[学校の生協から、本棚代わりのカラーボックスを3つ。
箱の中身を納め終わった頃には日が暮れかけていた。
何気なく書店名の入ったカバーの単行本を手に取る。
ぱらりと開いたページに、少し色の変わりかけた白黒の写真が挟まれていた──]

(5) 2014/07/11(金) 23:57:10[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

これ、……父さん?

[写っていた男性は、自分の記憶にある父親の風貌に─少しだけ若い顔だが─よく似ていた。]

I市って、確か……

[書店名とともに紙のカバーに書かれた地名は、父の郷里である北国のもので、本のタイトルは、そこよりもう少し北、本州最北端の県の別称だ。]

父さんの本、だろうなあ。

(6) 2014/07/12(土) 00:10:04[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

[写真を裏返してみる。]


照国神社……?


[高校の頃の部活動の合宿で、時折聞いた事のある場所の名が書き込まれていた。**]

(7) 2014/07/12(土) 00:30:44[回想と現在の行き来]

迷い子 バク、誰かが近付いてきたのに気がついた。

2014/07/12(土) 00:41:39

迷い子 バク

あ、学習帳セット、当たったんですね。

[先程鉛筆を引き当てた作家の手に、ノート一揃いがあるのを見て、よかった、と笑う。]

福引き屋さん、景品がなくなって、店じまいしたのかもですよね。

[そんな憶測を、傍の女性に向けて。]

(8) 2014/07/12(土) 00:48:19[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

え?ちょっと…待って……。

[差し出されて思わず手にとってしまったのは、学習帳の何冊か。
続けて眼鏡の作家は、傍にいた女性にも一冊ノートを手渡した。

さっきの鉛筆の事もある。いいのか。]

(9) 2014/07/12(土) 01:45:59[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

あの。

お名前伺っていいですか?

[唐突ではある。

礼を言うにせよ遠慮をするにせよ、相手の名前を知らないままだったので、呼びかけようがないのに気付いたのだ。]

(10) 2014/07/12(土) 01:48:56[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

[それに──と、別の事も思いつく──]

よかったら、本を書かれる時のお名前も教えていただけますか?

[失礼だけれど、自分はこれまで読書と縁がなかったから、と付け加えた。**]

(11) 2014/07/12(土) 01:55:23[回想と現在の行き来]

作家 フユキ

[すぱん、すぱん、すぱん。

ヨーヨー風船を、誰かが
手の中で跳ねさせる音がする。

『福引き屋さん、景品がなくなって、
 店じまいしたのかもですよね。』

作家は若者の憶測を耳にする。]

(12) 2014/07/12(土) 20:28:07

作家 フユキ


[『お名前伺っていいですか?』

若者の唐突さよりは、いつからか耳にする
当世風の言い回しがおかしくてすこし笑う。]

 …そこから尋ねなくとも、
 伺ってしまえばいいのに。

[そこから重ねられる問いにはひとつ頷いた。]

(13) 2014/07/12(土) 20:43:47

作家 フユキ


 ――フユキだ。 どちらも

[探す気になれば、きっとたやすい。

みじかく必要十分な応えする作家は、
相手が名乗り返すまでの間を置く。]

(14) 2014/07/12(土) 21:01:04

作家 フユキ

[ばらけた学習帳を揃えなおしながら
何気なくつけくわえるのは――――]


 … 神社の、宝物殿。
 きょうは まだ開いているらしいよ。

[掠め取った対価に見合う『思い出』の在処。]

(15) 2014/07/12(土) 21:01:27

作家 フユキ

[拝観者の多い今夜は、国宝の刀剣について
熱く語ってくれる中年の学芸員がいるだろう。


調子よく ひと懐こく もちもちと笑う男は、

参道でテキ屋をしていた若い時分の客の面影も
忘れ得ず―― 懐かしむに*違いないのだ*。]

(16) 2014/07/12(土) 21:06:59

迷い子 バク

フユキさん、ですか。

[冬木さんなのか冬樹さんなのか或いは別の字をあてるのか。
まずは明日、ここを離れる前に、書店に行って探してみよう。]

僕は、獏と言います。

[夢を食べる動物の、そう付け加えた。]

(17) 2014/07/12(土) 21:11:06[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

へえ、宝物殿が?

[切れ長な目をぱちりと見開いた。
一瞬脳裏に所謂海賊の宝箱めいた図が浮かんでしまう。]

(18) 2014/07/12(土) 21:47:40[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

[諸々、短い間の好意に礼を言って、教えてもらった所に向かいかけ]

あ、赤べこ。

[フユキの手にある学習帳の表紙に目が止まった。]

僕の実家にもあるんですよ、赤べこ。
父が小さい頃、祖父に買ってもらったらしくて。

[描かれた父の故郷の民芸品は、夜目にも鮮やかな赤。]

失礼します。

(19) 2014/07/12(土) 21:53:32[回想と現在の行き来]

迷い子 バク

[人の行き交う参道を、少し急ぎ足で歩く。

ほどなく、仄かな灯籠の明かりに、それらしい建物が見えてきた。**]

(20) 2014/07/12(土) 23:33:03

作家 フユキ

[作家は、どこか得心のいった響きで
若者と交わしたその名を反芻する。]

 夢を食べる、獏か。

[思い出屋の噂も、文字にした過去も、

みんなみんな喰われて消化され
彼の日常という現実に昇華され――]

 うん。

(21) 2014/07/13(日) 20:04:56

作家 フユキ



[眼鏡のつるに伸ばしかけていた、
作家の指がふと虚空にとどまる。]

(22) 2014/07/13(日) 20:13:36

作家 フユキ

 こちらこそ礼を言うよ、獏。 

[作家が落とした視線の先は、
上にきていた赤べこの表紙。]

 次の旅先が、決まったようだ。

(23) 2014/07/13(日) 20:14:58

作家 フユキ

[作家は、離れ行く若者を見送る。

件のご婦人はどうしていたろうか。
アツタハズノオモヒデを想うまま、
罫線のないノートを渡された彼女は。

肩が触れ合うほどもない緩い雑踏は、しかし
些細な不思議を共有した人々を見失わせる。]

(24) 2014/07/13(日) 20:24:48

作家 フユキ

[前日の降灰は、カバンの底や
眼鏡の蝶番の隙間へ僅かに残る。


書店の片隅には少ない部数ながら
不行 後家(フユキ・ノーチェ)の
旅情サスペンスシリーズが並ぶし、

この現代日本に、思い出屋のうわさも
地方を問わずいまだに*途切れない*。]

(25) 2014/07/13(日) 20:40:40

迷い子 バク

こんばんわ。まだお時間大丈夫ですか?

[実物大なのだろうか、日本刀らしい大きな写真が額の中に納められている。
蛍光灯の白い明かりに、笑みを含んだ顔の男性がその脇あたりに立っていた。]

「ええ、大丈夫です」

[答えた男は、おや、という表情でこちらを見返している。]

(26) 2014/07/13(日) 21:03:49

迷い子 バク

あの、何か?

[腕章を巻いている、職員らしき小父さんの顔には、こちらも何となく見覚えがあるのだが。]

「今日は一人でここにおいでですか?」

はい?
ええ、僕一人です が ……。
[異な事を言う。]

(27) 2014/07/13(日) 21:14:17

迷い子 バク

「はあはあ、なるほど確かに、あなたまだお若いですからなあ。」

[張りのある声─例えば夜店の呼び込みあたりにうってつけな─は、言葉を続ける。]

「──二十年くらい前から何年か、テキ屋をやってましてな。
毎年この日に店を出してたんですが、

──いたんですよ」

……いた、って

誰が?何が?いたんですか?

(28) 2014/07/13(日) 21:26:39

迷い子 バク

「いたんです、きれいな奥さんとかわいらしい坊やを連れたお客さんが。

──あなたによく似た方でね」


…………。

(29) 2014/07/13(日) 21:30:15

迷い子 バク

……変な事を聞きますけど、

そのお客さん、写真なんかとってませんでしたか?

[赤ん坊を抱いて、白黒の写真を]

「……ううん。」

[福々しい顔の眉間に、微かに皺を寄せ──]

いやあ、確かもう夜だったんですよ。


──ああ、でも持ってきてはいたかな、写真。

(30) 2014/07/13(日) 21:38:33

迷い子 バク

  持ってきてた?写真をですか?


「ええ、奥さんが、『よく似てる親子よねえ』って、写真と旦那さんや坊やとを見比べて感心してましたよ。あと、──」

[しばし記憶をたどるように、言葉がとぎれ]

「──『親父さんと一緒に、この祭りを見てるんだな、僕は。思い出せたら、懐かしいだろうなぁ』

確かそんな風におっしゃってましたよ」

(31) 2014/07/13(日) 21:51:20

迷い子 バク

[入り口の方から、人の話し声─新しく来た入場者であろう─が聞こえてきた。]

じゃあ、僕はこれで。

[4〜5人の年配の見物客が入ってきたのを潮時に、一礼して立ち去る。]

(32) 2014/07/13(日) 22:01:30

迷い子 バク

──『思い出せたら、懐かしい』か。


[父の父─つまり祖父─も早くに亡くなったと聞いている。
父と自分、同じよう事を考えて同じ事をしていたのだなあ

そんな感慨を覚えた。]

(33) 2014/07/13(日) 22:11:08

迷い子 バク

[宿に戻ったなら、もう一度あの写真を見直してみよう
そして、(恐らく、だが)父を抱いた四十数年前の祖父に、はじめましてと言ってみようか─そんな事を思う。]

でも、もう少しだけ──

[射的にお面、風車にリンゴ飴
アセチレンランプの明かりの集まる方へ、灯籠に薄く照らされた参道を*歩いていった*]

(34) 2014/07/13(日) 22:21:20

迷い子 バク、列車の中、トラベルミステリーを開く。

2014/07/13(日) 23:00:00

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生存者 (1)

作家 フユキ
28回 残21449pt

犠牲者 (2)

餅肌 ネギヤ(2d)
1回 残22200pt
迷い子 バク(3d)
29回 残21371pt

処刑者 (1)

髪結い ホズミ(3d)
0回 残22220pt

突然死者 (0)

参観者 (0)

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