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───…。
[脳裏に、白いドレスを当てた彼女の姿がある。
ヒューバートの笑顔。
どれ程、……見たいと願っただろう。
──幸福の姿。]
[祖母と、幾人か。
町へと出て、この小さな村は忘れればいいと思っていた。
─── 逃げてしまえば、いいのだと。]
(──…キャロル)
[幸福を壊したのは自分。
けれど、彼女が幸福を──死後であるにせよ、得たのなら。]
……。
だったら、どうだって言うんだい?隠。
”ただ”も何もないだろ。
食餌は、…食餌だ。
まさか、味に評論しろというわけでもないんだろう?
…きみは、いつも食餌の時には笑うの?隠。
一度くらい、見てみたいけれど。
[そう、笑わない男を揶揄してわらった。]
/*
ちなみに。
5人からエンドもありと考えつつ、2狼生存(というか消滅)もありじゃねえ?とか、思えつつ ある。
みんなはどうなんだろう。
どのみち今日赤吊らなきゃ、連続で吊らない限り終わるよね。
─…ねえ、隠。
死んだ魂が、未練たらしく残っているなんて滑稽だと思わないかい?
…救われたいやつは、救われたらいい。
望みを叶えれば、消えることもあるんだろ。
……きっとさ。
あとは…、纏めて消えてしまえばいい。
過去も、思い出も…ぜーんぶ、さ。
[話し声に、温度のない笑い声が混じる。]
[男に聞き取れるのは、陽の声だけで、
くしゃりと握り潰された髪の音は聞こえない。]
……。そうですか。
[いまさら。と、一言で返された答えに、
それ以上は、問いを重ねず]
…まあ、 味ってよりゃァ。
あんたさんが、喰いモンに対して、
どう思ってるンかの方が…、…気にかかりますよ。
[男は、揶揄には乗らず、黙って顎を引く。]
……… 獣ってのは…、
…もともと、笑わねェもんです。
特に。
…おれは…、獣のうちでも…、
臆病モノですから。
[言いながら、
自分が笑ったところを思い出そうとしてみて、]
……
…それで、不都合も、ありませんでしたしね。
[結局。記憶の中に、自分が笑った顔は、思い当たらなかったようで、陰気な男は、ぱちりと瞬いた。]
……
[滑稽。といわれた、魂だけの手へ視線を落とし、
開いて、握ってみて、]
……
"自分を殺した奴らなんて。
不幸な目にあってしまえばいい。"…とまでは…
…… 仰らないんですね。
[男の声は、淡々と、どこか確認を取るようで]
[握って開いた手は──"見よう"と思えば
透けて、その向こうの床を映し出す。]
……
[コーネリアスや、ステラの姿も。]
…滑稽かはわかりませんがね。
おれは、墓守ですンで。
…あんまり、死者にそのへんをうろつかれると、
気持ちの良いもんには感じませんが……
[>>54の不吉なリストに眉をひそめ]
――じゃあ私は?私はハーヴェイよりも先に死んだはずなのに…――
私の 死体は 見つからなかったの かしら。
――倒れ伏したその体に後から後から降り積もる冷たい雪が、隠してしまったせいかもしれない。喉元を食いやぶった黒い影は、私を見下ろしてにやりと笑ったから、私が死んだ事に間違いはない。――
…時間がないのね。ええ、時間がないわ!
父さん、待っててね?私準備してくるから、ここで待ってて、先に消えてしまわないでね?!
[最後に強くヒューバートを抱きしめると、白いドレスとヴェールを大事に抱え、2階の部屋に駆け上がって行く。ドレス姿を父親に見せる為に]
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