71 喫茶店『イヴの時間』〜春メニュー〜
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【独】 フリーライター ペケレ
いやね、黒引いて対決してみてーとか
思ったんですがこういう時に限って
黒って出ないのですよね（他人事）
ていうかグリタって村側能力者だった？
【墓】 もやしっ子 ギンスイ
― 倫理委員会 事務局 ―
[今日は風が強い。ボサボサ髪で朝早くから呼び出された少年は見るからに不機嫌だ。やがて奥から現れた男性に問う。]
メール見ました。･･･「イヴの時間」にはもう行かなくていいって･･･何故です？俺の見解ではあの店は放っておくべきではないと判断しますが･･･。
･･･勘違いしないでくださいよ。俺はあの店が居心地がいいなんて、思ったことはないですから。
学生 ナオ
いつもの時間より少し遅れたかな…
［呟きながら店の扉を慌てて開けて店内へ。］
こんにちは
今日はなんだか、また肌寒いですね
こういうのを花冷えっていうのかな
［店内にいるのはすでに顔見知りばかり、にこやかに挨拶を交わす］
【墓】 もやしっ子 ギンスイ
あ･･･俺の他にも居るんだっけ？
[先日「イヴの時間」店内で届いたメールを確認する。]
『アンドロイドは嫌い？』
こいつか。
翻訳家 モミジ
アイスレモンティーと、ナポリタンひとつずつ。
[注文をして、腰掛けるテーブル席。
置かれている新聞に踊るのは、アイスピックコンクールの続報。
それから、日に日に大きさを増す、倫理委員会の記事]
他のことに金使いなさいよ。
[ひとりごち、鞄から取り出した粉薬を冷水で飲み込んだ]
学生 ナオ
［きょろきょろとあたりを見渡して］
---あれ
マスター、ギンスイ君は？
［時計を見直して］
今日は、まだ来てないのかな
［空いたカウンター席を見つめてその隣の席にストン座る］
【独】 翻訳家 モミジ
/*
「眉根を寄せる」をぐぐる先生に訊いたら
http://plaza.rakuten.co.jp/milocat/diary/201011080000/
にゃんこを紹介されました。（4枚目）
学生 ナオ
［カウンターにうつ伏せる。
モミジが薬を飲みながらため息をついている姿が目に入ると］
モミジさんどうしたの？風邪？
そういえば、おじ様も来てないし
春風邪が流行ってるとか…
学生 ナオ
ねぇ、マスター
ギンスイ君…いつもならもうここに来てる時間だよね。
風邪とか病気とかかな？それとも 昨日、ナオがギンスイ君のパスタ食べすぎちゃったから
怒ってるとか…あるかな
［空の席を恨めしそうに眺めながら］
…なんだか今日は寒いな
ココアのみたい気分
［マスターに注文］
【墓】 もやしっ子 ギンスイ
（こんな、ぬるそーな奴に任せるのか･･･
納得がいかないな。）
･･･で、俺の次の仕事は？
取調べの手伝いですか。解りました。
別に不満なんてないですよ。
あの店と違ってここは人間とアンドロイドの区別がつきますからね。俺にとってはやりやすいです。
･･･ただ、「イヴの時間」が危険因子の巣窟だってことは忘れないでくださいね。
【墓】 もやしっ子 ギンスイ
[倫理委員会本部の一室。コーヒーを入れていると、よく見たことのある人物が調査員に連れられて来た。]
ふぅん、今日はあんたなんだ。
･･･インスタントコーヒー飲む？
イブレンドと比べると、不味いけどね。
グリタさん、だっけ。あんた人間？
それとも･･･
[頭の上を確認した。]
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