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[ウルスラとの応対を終えると
街に数か所ある隠れ家の一つへと向かう。
武器庫の鍵を開けて手にしたのは馬鹿デカイライフル。
ウェザビー・マグナム…アフリカ象やサイを一撃で屠れる程の破壊力を持つ銃で、
クジラの密漁等にも使われ話題になったか。]
……化け物には化け物用のライフルネ。
木端微塵にして報酬がぽり貰うですヨ。
[馬鹿デカイライフルを肩に背負い、
腰には愛用している2本の小太刀。
苦内数本と手榴弾、etc…
軽装が常の女がいつになく重装備なのは、
獲物に対する恐れもあってか。
それでも、持ち前の機動力を損なわないように
気をつけてはいるのだが]
……ホントは待ち伏せして、クレイモア畑に誘導して
影も残らないくらい爆殺するの一番けど
行動見えない化け物にそれ、無理ネ。
[カウコに囮にでもなってもらえばよかった
そう思いながら、異形を探し街を彷徨い歩いた]
[最初に浮かんだのは、身を潜めやり過ごす事。
だが、真実はどう在れ、ベルンハードを「完成品」だと感じていた。その為に、動かぬ思考の中で緩やかな逡巡をしている。]
……―――……、
[身体に凭れ掛けさせながら、弓型のような槍を持ち、その上でもう片方の手で拳を作ると、ぐぅっと開くようにする。
槍はばらばらに解け、砂塵は零れ落ち、硝子や金属片は渦巻くように漂う。
ゆら、ゆら、と指先を上下させ、
この先如何するか定まらぬ侭、瓦礫に背を預け、]
[壊れゆく世界の端は、何処にあるか知らず]
[夜盗よけのバリケードが築かれたアリーナ
瓦礫の裡に歪んだ鉄扉閉ざす地下駐車場跡
乱雑に積まれた廃コンテナのうちのどれか
囁かれる噂、突き合わせられる額、目配せ。
ざわめきを感じ取る頃合より――時は戻る。]
― 回想・砂塵の街 ―
[砂塵に足元取られる、静寂の廃墟。
岩塊に凭れ、漸うに立つ軽業師の姿。
深呼吸。サンテリの剣を疵ある胸に受け、
深くひしゃげていた気管が僅かだけ戻る。
ヒュウヒュウと吹子(ふいご)になっていた
呼気の荒さも苦しさも次第治まっていく。]
は、ッ…
[完全燃焼状態を脱した体内の「炉」が、
また僅かに燻り始め溜息が煤煙となる。]
[熱源に寄生するいきものは、
ぐしゃりと前髪を掴み俯く。
隙間から覗く硝子玉の如き瞳。
来る何者かへ向けられる視線。
――軽業師は未だ陽炎を纏い、
見るものの視界裡へ*揺らぐ*。]
謝る?僕は壊していない。鳥が壊した。
謝ってほしいなら、あいつに言えば。
[変化を解き、体を起こしながら悪態をつく。この臭い、この嫌み臭い声、聞き覚えがあるが...、もしや?]
お前、マティアスと同じ臭いがする、嫌な臭いだ。
お前も...実験体ーきょうだいしまいか?
[手元の肉切り包丁をぐっと握る。傷口は血が止まらず、組織が壊死し始める。いざとなれば喰うしかないが、相手の雰囲気が強襲を足踏みさせる。]
/*
赤で書くつもりだった部分を放出せざるを得なくて
わりとどうしよう状態
わー 相方さんごめん
今日吊られるだろうからあとは縦横無尽にどうぞ!
それで堪忍してー
[もう片方の手で、
抱き寄せていた酒瓶の表面をなぞった。
――――2012
有翼人にぽつり投げかけた時>>37>>65の気配の変化。その変化に引っ掛かりを憶えながらも、行動への還元は思い浮かばず。]
……―――…、…行か、なきゃ……。
[心地良い路に潜り込むナイトウォーカー《みみず》のように、ベルンハードと別れた場所へと向かい始めた。*]
[>>75砂塵の街の片隅。
折れ曲がる柱が装飾となる道のどこか。
戦い弾く物音を『耳』より知り、かけつけて見れば、その舞踏はすでに終幕を迎えており。
静寂の合間に、呼吸を確かめるような主演の息遣いは、その程度響いていたか。
斃れる者も斃した者も、
相手側からは分からないが、この街に生まれより生きてる情報屋側からは知った顔。
墨色に浮かぶ濁った月明かりと、遠いどこかを照らすつもりの光源が、意図せず微かにここまで届き周囲を照らしていた。
その中に、ゆらゆらと立ち上る灼熱の揺らめき。]
……お前モ人ではナイのか。
[岩塊に凭れる戦いの痕見せる姿に、腰元のナイフに手が触れる。]
[何処ぞで羽ばたく音が耳に入る。
空を裂く羽音の元を探して天を仰ぐも
アイノの姿を視界にとらえることはなかった]
……でっかい烏が飛んでるネ。
縁起が悪いですダヨ。
[そういえば、先刻の仕事の際
珍しく有翼人を目にしたか。
そんなことを思い返しながら、何処へ向かう
でもなく街を練り歩いた]
[体が臭い、痛い、何度体験してもいいものではない。何故、傷口が塞がらない?
目の前の男と対峙していて焦る。
僕が死ぬ?まさか。僕は成功体のはずだ。銀色の体毛を持つ美しく狂暴な獣。
...、この記憶が確かなら、何故今の僕と姿は違うのか?目の前の男は何か知っているだろうか?
にいさま...にいさまに会いたい。もう離ればなれにならないよう...、食べてしまいたいよ。]
―庭園の在ったビル―
…
[ベルンハードが変化を解く合間に、男は
帽子を脱ぎ手の中へざらとコークスを出す。]
オトコのくせに言い訳すんな
[ひとつを口の中へ放り込む。
無造作に、少年の口の中へも。]
…マティウスと?
いつから石炭喰いになった、あいつ
[臭いに関してはぴんとこぬふうで首を傾げた]
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