87 風の音・刻の音・ワスレモノ
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研修医 ユウキ を 2人が選択しました。
薬屋 ライデン を 1人が選択しました。
お針子 ビセ を 3人が選択しました。
会社員 ロッカ を 2人が選択しました。
経営者 ズイハラ を 1人が選択しました。
チカノ を 1人が選択しました。
お針子 ビセ は[笑い袋]を持って走り出しました。
残っているのは、研修医 ユウキ、学生 バク、薬屋 ライデン、髪結い ホズミ、会社員 ロッカ、末っ子 キクコ、経営者 ズイハラ、 チカノ、時間屋 ヂグ の 9 人。
─ 風音荘 ─
わ、っ
[突如吹いた風に煽られた拍子にヘアゴムが切れ、ひろがった髪に視界を遮られ足を止めた。]
なんか急に風が…今のすごかったですね、飛鳥さ…
あれ?
[顔にまとわりつく髪をよけながら、目の前の飛鳥に話しかけたつもりだった。
けれど。]
あすか、さん?
[目の前にあったはずの姿は、そこには、なかった。]
(0) 2012/05/03(木) 00:25:48[風音荘]
末っ子 キクコは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 00:28:12
みーちゃん…
[なぜ、彼女の心境は変わったのか。
それは、今現在幸せであることを思うと、結果としてはいいものかもしれない。が、]
捜さなきゃ…
[自分は、知らなければならないのだろう。
思い、娘の通っていた小学校の方に歩みを進めた。
この空間から人が消えてしまっているということは、知る由がない**]
(1) 2012/05/03(木) 00:35:28[旧美容室]
髪結い ホズミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 00:39:39
髪結い ホズミが接続メモを更新しました。(05/03 00:40)
― 公園→駅 ―
はい。じゃあまた。
[公園に残る様子のヂグ>>2:119に頭を下げ、巻き込まれる前の時間を遡るように駅まで戻った。荷物のことはすっかりこんと忘れて空手だが]
あー、そか。
ここは対応が遅かったんだよな。
[なんとなく腰のベルトを探った。
そこにチェーンで留めた定期券を出して、駅員に見せる。一連の動きを体は忘れていなかったようだ]
(2) 2012/05/03(木) 00:40:59[駅前公園]
[それは、風音荘へ帰るという娘を見送ってすぐのこと]
オヤ、又だネ。
[職人のポケットの中の懐中時計が、歌い出す]
『ウサギ、ウサギ、ダレミテハネル?』
『ウシロノショウメン、ダアレ?』
[ぽーん、と飛び出した光は、今立ち去ったばかりの娘の後を追うように飛んでいく]
(3) 2012/05/03(木) 00:45:43[公園]
―海―
……えーと。
[片耳からは例の曲、片耳からは静かな波の音。
ひとまず兎の言葉を整理してみることにした]
狭間…… 空間の狭間、ねー。
現実に戻せるはずだったけど、ひとが落ちちゃうみたい。ってことは、誰か落ちたのか。へー。……。
(4) 2012/05/03(木) 00:50:26[海]
……え、それ「てへ☆」で済ませるコトなの?
済ませるってコトは落ちても無事ってことっていいんかな?……いいんだよね?
[漸くその事実に気がついた。
本当なら両肩を捕まえてゆさゆさしながら問い詰めたいところだったが、残念ながら当の兎は既にいない]
(5) 2012/05/03(木) 00:50:35[海]
[やがて光が追いついて、彼女の頭上で弾けて消えたのと、彼女自身が姿を消したのと、さて、どちらが先だったか?]
『ダアレ?ダアレ?アノコジャナイネ』
[小さな声は、時計の中に吸い込まれ、今度それを聞いたのは、職人自身だけだったか?或いは、アスカが消えるのを見た少女>>0には、微かに聞こえていたかもしれない]
(6) 2012/05/03(木) 00:51:36[公園]
[住宅街へと向かう緩い下り坂。駅前に向かうべく歩を進めていた時、異変を感じて一度足を止めた]
………何で?
[不意に視界を過ぎる、制服を来た女性の姿。視界と言うよりは、脳裏に浮かんだと言った方が正しいか。見覚えの無い女性を目にして、瞳が何度か瞬く]
…えーっと?
[自分でも何が起きたのかが分からず、盛大に首を傾げていた。それから次第に眉根が寄っていき、やや険しい表情を顔に浮かべる]
あんの兎、ぶん殴る。
[それは心からの声だった]
(7) 2012/05/03(木) 00:51:40[自宅兼店]
キミは、ダレを、探してイルのかナ?
[今は、チクタクと時を刻む懐中時計を目の前にぶら下げて、静かに問いかけた職人も、その先で消えた娘のことは、まだ知らない]
(8) 2012/05/03(木) 00:56:12[公園]
― 駅 ―
定期入れ、持たなくなって久しいな。
[今でも使っている者は少なからずいるのだろうが。携帯と一緒にできるようになってすぐ変えてしまったから、個人的には懐かしい]
鋏の音も、聞かなくなって久しいんだな。
リズム良くて嫌いじゃなかった。
[軽く目を閉じて当時に思いを馳せる。
チャッチャチャッチャ、パチン、チャッチャチャ……
人が通ると変化していた音]
(9) 2012/05/03(木) 00:58:40[駅改札]
―海―
……さっき会った人らは無事かな。
[海を気にしていた様子だったチカノはこの場にいただろうか。
携帯を取り出しかけて]
とりあえずお菊サンに連絡……あ、取り上げられたとか言ってたっけ。
他の人の連絡先は聞いてねーし。
[開かれることなくしまわれた]
(10) 2012/05/03(木) 00:59:01[海]
─ 海岸神社 ─
……ったく……。
[不意に上がったのは、ぼやくような声。
ふるり、と頭を振ると、ほろ、と煙草の先から灰が落ちる]
いや、確かに、10年前にあった一番の大事って、アレだけどよ。
[それが関わりあるとは認めたくない。
そんな思いが言わせた言葉は、やっぱり不機嫌な響きを帯びていた]
(11) 2012/05/03(木) 00:59:36[海岸神社]
─ 風音荘 ─
え、なんで、だって、あれ
……だ、れ?
[アスカの姿が唐突にみえなくなったことに混乱して、取り乱しかける。
が、耳に小さく聴こえた声>>6にそれは抑えられた。]
アノコジャ、ナイ…?
だれか、さがしてるの?
誰が、探してるの?
…飛鳥、さん。
[今の声は、誰の声だったのか。
あの兎とは違う声。
飛鳥は今の声に連れていかれたのだろうか、途方にくれて彼女がさっきまでいた場所を*見つめた。*]
(12) 2012/05/03(木) 01:04:04[風音荘]
末っ子 キクコは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 01:07:23
末っ子 キクコが接続メモを更新しました。(05/03 01:07)
末っ子 キクコが接続メモを更新しました。(05/03 01:07)
[職人は、今は完全な姿の子供達の像へと一度視線を向けると、帽子を押さえて、噴水のある池の縁へと腰を降ろした]
アア、分かってイルヨ。
[いつの間にか職人の目の前に白い日傘を手にした初老の女性が立っている。
女性は少し寂し気な、けれど穏やかな笑みを浮かべて池の中の像を見つめていた]
(13) 2012/05/03(木) 01:10:42[公園]
[それが過去の夢だと、職人は知っていた]
[だから、ただ、黙って懐かしいその姿を見つめるのだ]
[今はもう、彼のためにワスレモノを探してはくれない、そのヒトを…]
(14) 2012/05/03(木) 01:15:50[公園]
[チクタク、と懐中時計が「夢」の時を刻んでいる**]
(15) 2012/05/03(木) 01:16:04[公園]
と、なるとー……
[このまま合流場所に向かうべきか。
考えて、目を向けたのは少し違う方角]
……風音荘覗いてからにすっかな。
まだお菊サンいるかも知れねーし。
[世話になっている寮はここから近い場所にある。
ついでに立ち寄ってみようかと、海に背を向け。
歩き出す直前、一度振り返った]
(16) 2012/05/03(木) 01:18:26[海]
……。
[片耳からは例の曲、もう片耳からは波の音。それ以外に聴こえる音はない。
がしと頭を掻いて、踵を返す]
(17) 2012/05/03(木) 01:18:36[海]
時間屋 ヂグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 01:20:16
[過ぎったものは一度横において。ここからどうするかを思案する]
家で見たものだけじゃ足りねぇ、ってことなんかな。
あと俺に関わる場所っつーと……あそこかぁ?
[思いつくのは学友が住んでいた風音荘。遊びに何度も通ったことがある場所]
止まって考えててもしょうがねぇし、行ってみっか。
[目的地を定めると、住宅街を早々に抜ける。駅前まで出てくると、そのまま海辺へと向かう道を歩いて行った。考え事をしているためか、周囲への注意力は散漫。声をかけられれば立ち止まって応じるが、それが無ければそのまま風音荘へと向かうことに*なる*]
(18) 2012/05/03(木) 01:20:30[駅前]
時間屋 ヂグが接続メモを更新しました。(05/03 01:20)
薬屋 ライデンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 01:22:38
大体、アレが関わってるとして。
俺がその、何を忘れてるってんだよ。
[それがわからないから、不機嫌さは増す]
そも、忘れるような事、ねーはず……だし。
[ない。
ないはずだ、と。
紡ぐ言葉は、どこか自分に言い聞かせるよう]
…………。
[しばし、神社を睨むように見て。
それから、もう一度、ふる、と首を横に振る]
……ここにいても、仕方ねぇ、かな。
[振り切るように呟いて、石段を降りてゆく。
目指すのは、当初の目的地である駅前広場。**]
(19) 2012/05/03(木) 01:22:57[海岸神社]
薬屋 ライデンが接続メモを更新しました。(05/03 01:22)
研修医 ユウキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 01:25:04
研修医 ユウキが接続メモを更新しました。(05/03 01:25)
― 駅 ―
電子音より、楽しかったな。
[懐かしい改札を、さっき見送った備瀬の背中が走り抜けていった。妙な笑い声と一緒に遠ざかって、途中で掻き消える]
……なんだ、今のは。
[風音荘に向かったはずの備瀬がここにいるわけない。
首を捻っていると、建物内のはずなのに、さやさやと風が吹いて囁いた]
(20) 2012/05/03(木) 01:30:54[駅改札]
「ごめんね、ごめんね、まきこんで」
[風は、そう言っているように聞こえた]
備瀬さんは巻き込まれただけ、だったのか?
[無人の有人改札で呟いたが、風からの答えは戻ってこなかった**]
(21) 2012/05/03(木) 01:30:58[駅改札]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/03 01:31)
― →風音荘―
〜♪
[片耳にさしたイヤホンから繰り返し流れる音楽。
いつしか覚えてしまったメロディが鼻歌となって、無意識に零れていた。
そう何度も聴いていれば飽きてしまいそうなものだが、柔らかな音色と優しい声は不思議とそのまま聴いていられた]
…… あ。いた。
[そのうちに見えてきた風音荘の入り口。
探していた先輩の姿を見つけて、小走りになる]
(22) 2012/05/03(木) 01:37:20[風音荘]
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 01:37:45
あーよかった。
さっき例のウサギが変なコト言い逃げしやがったから、いなくなってたらどーしよーかと……
……お菊サン?
[言葉の途中で当の菊子の様子>>12に気づいて、言葉を止めた。
今まさに彼女の目の前で、自分もよく知る人物が消えたなんて知らないから、訝しげな顔をして**]
(23) 2012/05/03(木) 01:37:46[風音荘]
学生 バクは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 01:43:11
学生 バクが接続メモを更新しました。(05/03 01:43)
髪結い ホズミが接続メモを更新しました。(05/03 12:29)
[通学路を通り、娘が通っていた小学校へ。その途中、誰かに出会ったかもしれない。]
そう、そういえば、耐震工事があったのは、もうちょと後だったわね・・・
[敷地外から、コンクリート製の3階建ての建物を見上げる。]
みーちゃんは・・・
[まだ授業中だろうか。思いながら校門から一歩くぐったその瞬間]
(24) 2012/05/03(木) 12:30:16[小学校]
―っ!
[いきなり、目の前に情景が広がる。
いくつか建っている簡易テント、トラックをぐるりと取り囲んで縄がはられ、その外側には様々な色や模様のビニールシートと、その上に座ったり立ったりしている人、人、人。そのほぼすべての視線が、トラックの中に注がれている。
トラックの中では、体操服姿の子供たちがリレーを行っていて、辺りに応援の声が響いている。]
・・・運動会・・・
[そう。確か、自分たちの子供のころには10月に行われていたその行事が、ここでは5月に行われていて、それを新鮮に、奇妙に思ったものだった。]
(25) 2012/05/03(木) 12:37:03[小学校]
「みーちゃん!いけー!がんばれ!」
[唐突に。周りの喧騒の中から、「自分」の声が浮き上がる。
他の人や景色が微妙にセピア色がかっている中、背伸びをして手のひらサイズのカメラを構える自分と、その周囲だけが現実味のある、鮮やかな色彩を放っている。
と、]
「持とうか?俺の方が身長あるし。」
[紙の袋を持った男性が一人、近づいてくる。]
「結構よ。みーちゃんの姿は、私が残しておきたいの。」
[「自分」はそちらを見ようともせず、すげなく断る。
「やったー!」
トラックの中、同じように一人だけ色彩の鮮やかな、小学生の「娘」が一人を抜き去り、次の人にバトンを渡した。]
(26) 2012/05/03(木) 12:44:19[小学校]
「お。さすが、みーちゃん。運動神経の良さは、母親譲り?」
[断られ、少し寂しそうな顔をした男性は、ビニールシートの外から、トラックを見ながら言う。]
「そうね。あの人は運動はからっきしだったから。で、なに?」
[用事が済んだのなら、早く帰って。そういう空気を隠すことなく、振り返らず告げる。]
(27) 2012/05/03(木) 12:56:08[小学校]
「いや、頑張ってるみーちゃんにって、買ってきたんだ。よかったら、食べて。」
[そういって紙袋を差し出される。「自分」はそこでようやく振り返って受け取り、]
「雷電堂の柏餅じゃない!
ありがとう。昨日買いに行こうとしたんだけど、売りきれちゃってたのよねー。」
[いくら?財布を出しながら、尋ねる。が、]
「いや。お金はいいよ。本当に。それより、これが俺からって、みーちゃんには言わないでいてくれたら嬉しい。俺からって知ったら、みーちゃん食べてくれないから・・・」
[情けなく笑い、「じゃあ」と手を挙げて去ってゆく。]
「あ・・・」
[物言いたげに、しかし引き留めずただ見送る自分、そして、]
(28) 2012/05/03(木) 12:56:48[小学校]
あー・・・相変わらず、控えめで後ろ向き過ぎるんだよなー・・・
[二人の様子を見ながらつぶやいて、そして、ふとトラックの方に視線を転じて、]
―!!!
[こちらの方に射るような視線を向ける「娘」の姿をとらえた。
しかし、過去の「自分」は、去ってゆく「彼」の方しか見ておらず、気付いていない。]
(29) 2012/05/03(木) 12:59:15[小学校]
[そして、「自分」たちを含め、周りの光景がゆっくりと薄くなり、消えて行った**]
(30) 2012/05/03(木) 13:00:27[小学校]
髪結い ホズミが接続メモを更新しました。(05/03 13:01)
髪結い ホズミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 13:06:09
[草の生える石段をゆっくりと降りていく。
その時、あれこれと考え事に耽っていたから──それに気づくのは、一瞬、遅れた]
……っ!?
[息を切らして駆け上がってくる少年。
誰か、は見た瞬間にわかって、歩みが止まる。
立ち止まった自分をすり抜けて、少年は神社の境内へと駆け上がって行った]
(31) 2012/05/03(木) 14:06:09[海岸神社]
いや、ま。
可能性は、考えてなかった……とは、言わんけど。
[くるり、今降りてきた境内を振り返る。
スケブを抱えた少年──『10年前の自分』の姿は、もう見えない]
実際に見るとなんつーか……。
(32) 2012/05/03(木) 14:14:09[海岸神社]
[なんとも言い難いものを感じて、ひとつ、息を吐く。
この時代の自分。
話ができるなら、もしかしたら『ワスレモノ』が何か、知る事ができるかもしれない──とは、思えども]
……他に、なんかあるかも知れねぇし。
[ぽつり、と零れた呟きは言い訳めいた響きを帯びて。
ふる、と頭を一度横に振ると、石段を降りて歩き出した。**]
(33) 2012/05/03(木) 14:18:46[海岸神社]
チカノは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 14:44:22
― 青海亭 ―
[海の方は気になったのだけれど、やっぱり家に帰って見れば洗濯ものがあったりするんだろうかなんて、小さな事が気になってしまって、海には戻らずに自宅へと足を向けた。]
ただいまー。
[其処にいたのは、今よりも少しだけ若い母親と―――… ]
(34) 2012/05/03(木) 14:46:49[海辺]
――――…
[店の奥、少しはいったところにある仏間に、父の遺影とその前に座る学生服の後ろ姿。
驚いて、目を見開いた次の瞬間、その姿は幻の様に消えてしまっていて。
丁度自分の姿を見つめているかのような父の遺影を、代わりにまじまじと見つめた。]
(35) 2012/05/03(木) 14:49:00[海辺]
そっか、もう、10年経っちゃったか。
確か、中三になる歳だったもんな。
[月日の移り変わりの早さに、思わず呟きをこぼして。
10年前の自分の姿は消えてしまったけれど、厨房へと目を向ければ其処には10年前の母親の姿が見えている。
エプロンをつけた、後ろ姿。
いつもはたくましく見れる後ろ姿も、とても頼りなく、もの悲しく、彼女にはうつった。]
(36) 2012/05/03(木) 14:52:40[海辺]
……
[あの時には、自分もいっぱいいっぱいで、母の後ろ姿をあまり覚えてはいないのだけれど、今こうして眺めてみると、何だかとてもいたたまれない気持ちになってきて、そのまま店の外へと足を向けた。]
…どこに、行こうかな。
[逃げ出したい、と思った。
ここから離れたい、と。
菊子があとで合流しないかと言っていたが、もうすこし時間はあるだろうか。
あそこには、胸の奥底に仕舞って、忘れてしまいたいものがあったように思えて。
それがワスレモノなのかもしれないけれど、それでも今はまだそれを探る為に店へと戻るような気にはなれなかった。**]
(37) 2012/05/03(木) 15:00:38[海辺]
チカノが接続メモを更新しました。(05/03 15:02)
・・・やっぱり、みーちゃんは、彼を嫌っていたんだ。
[それが、彼に対する自分の対応を見続けていたためかもしれないし、自然とそうなったのかもしれない。それはわからないけれど。
証拠だとでもいうように、踏み入れた靴箱の前、「自分」と「娘」が現れる。]
(38) 2012/05/03(木) 15:23:54[小学校]
[運動会の帰りなのだろう。運動場には屋根だけのテントが置いてあり、白線が鮮やかに残っていて、あたりには、先生たちが片づけに忙しく動いている。
それをみながら、]
「ねえ、おかあさん。」
[体操服姿でランドセルを背負った娘が、不安そうに「自分」の袖を引く。]
(39) 2012/05/03(木) 15:27:31[小学校]
「なあに?」
「再婚なんか、しないよね?」
[その言葉に、「自分」が一瞬息をのむのがわかる。それを見て、「娘」の顔が、いっそう不安そうになるのも。]
「大丈夫。あなたのお父さんはあのお父さんだけよ。これからも、絶対変わらないよ。」
「ほんと?ほんとうに?」
「うん。大丈夫よー。・・・誰かに、何か言われちゃった?」
「ううん。違うの。大丈夫。」
「そっかー。」
[そして、お互いホッとしたような、それでもどこか釈然としないような、疑っているような表情のまま、]
(40) 2012/05/03(木) 15:31:31[小学校]
「て、つないでかえろっか?恥ずかしい?」
「ううん。大丈夫。」
[大丈夫と相手に言い聞かせるように、ぎゅっと手を握って、]
「そうそう、雷電堂で柏餅買ってきたんだー。みーちゃんがんばってたから、ご褒美。家に帰ってたべよっか。」
「・・・うん!」
[校舎から外に出ると同時に、薄くにじんで消えて行った]
(41) 2012/05/03(木) 15:33:43[小学校]
[10年前の街中を、うろうろと歩き回る。
当時は、何処によく行っていたのだっけ…、少しづつ、少しづつ記憶と糸を手繰り寄せる様に。
それでも、何となく身体は覚えていたのだろうか、小さな街の図書館の前に立ち止まると、ゆっくりとその屋上付近を見上げた。**]
(42) 2012/05/03(木) 15:34:36[街中]
みーちゃん・・・
[それなのに、なぜ、彼女は急に再婚をせかすようになったのか。
「自分」と「彼」とのやり取りをはっきり見ていたはずなのに、「自分が買ってきた」という嘘に対して何も聞かなかった彼女。確か、家に帰って、二人でおいしく食べたはず。]
・・・行かなきゃ。
[「自分」と「娘」が向かった方へ。後を追うように、学校を後にした**]
(43) 2012/05/03(木) 15:38:51[小学校]
髪結い ホズミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 15:40:56
髪結い ホズミが接続メモを更新しました。(05/03 15:41)
― 街中 ―
は……
[適当な壁に寄りかかって、息整える。]
また撮り逃したなー。
[うさぎのことだ。わざと明後日の方向に感想を零せば、少しだけ可笑しい。
心に掛かりはじめた不安は、雨降らす前に吹き飛ばす。いつからか、そうすることに慣れていた。]
(44) 2012/05/03(木) 15:43:10[街中]
[背を預けていた壁から離れ、道挟んで向かいにある家をじっと見上げる。アイボリーの壁、ブリックレッドの屋根。ごくこじんまりとした一軒家。―――かつて住んでいた家。
今はひとり小さなアパートに移り住んでいるけれど。]
………。
[鞄からキーケースを取り出し、“現在”ならば存在し得ない鍵穴を回す。長く役目を失い鈍色に変わっていたキーが、一瞬輝きを取り戻しているかのように見えたのは気の所為だろうか。]
(45) 2012/05/03(木) 15:46:14[街中]
ただいまー。
とと、玄関こんなに狭かった かな。…うちといい勝負。
[記憶よりも随分狭い玄関に笑いながらサンダルを脱ぐ。少し残った砂を払った。
躊躇いもなく自宅に足を踏み入れるのは、中に誰も居ない事が分かっているから。*]
(46) 2012/05/03(木) 15:46:29[街中]
[海辺への道を進み、その途中で道を逸れて風音荘のある方へ。学生時代に通い慣れた道。10年前は丁度その時期にあたる]
景色変わんねぇー。
っても当たり前か。
[遠目にはもう風音荘が見えて来ている。その入り口付近に人影を見つけると、離れた場所で一度足を止めた]
っと、あれって確か……貘原って言ったっけ。
[まず目に付いたのは、この10年前に飛ばされて最初に会った男子。名前は辛うじて思い出せた。彼がもう1人に話しかけているらしいのを見ると、視線はそちらにも向かう]
…………やっぱ居るよなぁ。
[小さな呟きは不思議そうな雰囲気を含んでいた。僅か首を傾げて後頭部を掻き、離れた場所からしばし見つめて*いた*]
(47) 2012/05/03(木) 16:13:52[風音荘 少し離れた場所]
薬屋 ライデンが接続メモを更新しました。(05/03 16:14)
薬屋 ライデンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 16:17:49
髪結い ホズミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 16:26:19
会社員 ロッカは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 16:30:33
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/03 16:44)
― 駅 ―
「ちーがーうー。
みんな、大事なものはちゃんとある、よ」
[風のかわりに答えてくれたのは、あの兎だった。
ててて、ととと。
言うだけ言って外に出る階段を駆け降りてゆく]
(48) 2012/05/03(木) 16:47:21[駅改札]
おい待て、と、わ、だぁっ!
[一段抜かしで後を追ったら、ツルリと足が滑った。
最後の五段を飛び降りた形で着地する。両足がジーンと痺れる]
……もういねえし。
[膝に手を当て屈んだ姿勢で、右を見て左を見る。
兎は後姿すら見つからず、がっくりと項垂れた。
海岸に向い遠ざかる人影>>18もあったが、呼び止めるまでは至らなかった。
出てきてしまったなら商店街に行ってみるかと、海に背を向け歩き出す]
(49) 2012/05/03(木) 16:54:35[駅前]
巻き込んだのは、兎の失敗にってことか。
[駅前から伸びる商店街も今は静かだ。
時折、蜃気楼のような過去の場面が浮かんだりもするけれど、なぜか長く見続けることが出来なかった]
あの空間の狭間、危険な場所ならあの兎ももっと慌ててるだろう、かな。
とはいえゆっくりしてたいわけじゃないし。
備瀬さんの開放のためにも、早くワスレモノを見つけなきゃな。
(50) 2012/05/03(木) 17:26:16[駅前]
― 商店街 ―
だけどなあ。
祖父さんの病気のことも、卒業したら店に戻ることも、納得できてたはずだ。
そう、この店が綺麗になった頃には。
[真新しい看板(>>1:22)を指で突く。
大学生活という荒療治が始まって1年以上、人付き合いにも慣れてきた頃のはずだった]
まあ、忙しかったから。
忘れてるものも多いには多いんだろうけど。
[声に出して整理してみても、大切な記憶の欠片も見つからず。苦笑しながら商店街を進む]
(51) 2012/05/03(木) 17:41:14[駅前]
ここは、10年前も今も変わらない。
この頃から古めかしかったからなあ。
[日焼けしても構わない、とばかりに古本屋の店先に積まれた文庫本を手にとって、パラパラと捲り始めた**]
(52) 2012/05/03(木) 17:44:17[商店街・古本屋前]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/03 17:44)
― 元・自宅 ―
[予想していた通り、仄かな白檀の香りに出向かえられた。客人でも来ていたのだろう、飲みさしの湯飲みが幾つか残されているのを認めれば、呆れたような困ったような声を発する。]
あら、ら。
片付けもせずに何時もの場所に行っちゃったのね、わたしは。
[壁一面に立て掛けられた写真。
フレーム入りの物もあれば、素のまま画鋲で取り付けられているものも。
年月をかけて撮影されたであろうそれらは、殆どが自分の手によるものではない。]
(53) 2012/05/03(木) 18:41:46[街中]
[色素の薄い瞳はそれを順に眺めたのち、やがて机に放置されたままの写真に向いた。表札の前、並んで笑顔を向けているのは記憶にあるままの両親だ。
旅行に発つ二人を、見送りがてら写真に収めたのは―――]
これ。わたしが撮ったんだよねー…。
[貯金を貯めて購入したカメラではなく、その時だけは父の写真機を貸してとせがんだ。折角の15周年記念なんだから、綺麗に撮れた方が良いでしょ?…と言って。
遺品整理が終わった日に、何処からだったか、写真は手元に戻って来た。その日は一日中、部屋に篭って泣いた。]
(54) 2012/05/03(木) 18:44:54[街中]
とにかく混乱して、迷走してたっけ。
自分の所為で死んじゃったんじゃないかって。
そんなわけ、なかったのに。 ……ないんだ よ。
[あの日泣いていた自分に向けるよう、独言。]
……ただ、人を撮るのはこれっきりにしようって、
思っちゃった なぁ。
[確か、個展の話が出た頃か。経歴を説明する傍ら、省吾には話したことがあったと思う。風景写真が主である理由。一瞬を半永久的に残すことの出来る感動が、逆に働いてしまった出来事があったこと。
ちくりと刺さる記憶ではあるけれども、大人になるにつれて自分なりに答えを出している。だからきっと、これはウサギの言う「ワスレモノ」ではないのだろう。]
(55) 2012/05/03(木) 18:49:48[街中]
にしても、こんなに撮っちゃってまあ。
置き場所無いからって隅にまで積んであるし。一軒家が泣くぞー。
[アパートに作品を引き取った自分が、どれだけ収納に苦労しているか考えたことがあるかー、と頬膨らませる。表情にはもう寂しげな気配はない。
暫くののち玄関に戻り、サンダルを足に引っ掛けた。自分はもうこの場所の住人ではない。長く居るのも何だか違う気がして。]
……行って来ます。
[目を細め微笑むと、懐かしい場所を切り離す。
戸に確りと施錠をしたのち、その場所を後にした。*]
― →街中 ―
(56) 2012/05/03(木) 18:50:28[街中]
会社員 ロッカが接続メモを更新しました。(05/03 18:55)
研修医 ユウキが接続メモを更新しました。(05/03 20:37)
─ →駅前公園 ─
[あれこれと、考えを巡らせながら歩いていく。
煙草は途中で、携帯灰皿に落として消した]
10年前に飛ばされたのに、意味があるんだとしたら……。
[どれだけ記憶を辿っても、考えられるものは、ひとつしかなくて。
けれど、何となく、それを直視はしたくなかった。
何でだっけ、と考えても、それも見えなくて]
……ぁー……面倒な。
[大げさなため息と共に駅前公園に戻るなリ、零れたのは大げさなため息だった]
(57) 2012/05/03(木) 20:46:16[駅前公園]
─ 駅前公園 ─
大体において無茶振りがすぎるんだっつー……。
[言っても詮無いとわかっていても言ってしまうのは、多分、近づく事を求められている事が自分的に余り見たくない、と認識している部分だから。
そこまで気づいているなら、と言われるかも知れない、けれど。
そんな簡単に行くなら、多分、きっと、忘れていない]
……どーすっか、ねぇ。
[思い当たる節に即すなら。
ヒントを得られそうな場所は、多分]
あそこ、だよ、なぁ……。
[ちら、と視線が向かうのは。
バス停の近くに建てられた、病院の看板]
(58) 2012/05/03(木) 21:41:25[駅前公園]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/03 21:50)
時間屋 ヂグが接続メモを更新しました。(05/03 21:54)
― 商店街 ―
『ねえ、きみ。省吾君?』
[不意に背後から声を掛けられた。
驚いて本を戻し振り向くと、白いワンピースを着た女性が立っていた]
ええ、そうですが。
お会いしたことありましたっけ?
[軽く首を傾げて問う。
女性の顔は影になっていて見えない。首を横に振って否定された]
『この街に来たのは20年ぶりだから。
お祖父さんは元気?』
(59) 2012/05/03(木) 21:56:36[商店街・古本屋前]
[仕事から戻った「今」なら既に他界している。
10年前なら入退院を繰り返しはしていたけれど、まだ存命中のはず。
どう答えたものかと迷っていると、何も言わないのに女性は口元を押さえた]
『そうなんだ。…お大事にって伝えて』
[その先は声も聞こえなかった。何度か首を振って、逃げるように背を向け走っていってしまう。
突っ立ったまま見送ってしまった。
白昼夢かなにかのように、角を曲がったわけでもないのに白い裾が大きく揺れて消えた]
(60) 2012/05/03(木) 21:59:21[商店街・古本屋前]
末っ子 キクコが接続メモを更新しました。(05/03 22:02)
名前、聞けなかったな。
[振り払うように頭を振る]
知らないものは知りようがないか。
[再び本を手に取る気にもなれず、商店街を抜けてブラブラと歩き始めた]
(61) 2012/05/03(木) 22:05:18[街中]
─ 風音荘 ─
っ、飛鳥さ、
[聴こえてきた足音>>22に勢い良く振り返る。
が、駆けてくるのは今消えた人ではなく。]
あ………かず、ま。
あすかさん、きえちゃった。
つい、さっきまで、ここにいた、のに。
[名を呼び、へたりとしゃがみこんで。
訝しげな顔をする彼>>23を見上げて、震える声で戸の開けられた玄関を指さした。]
(62) 2012/05/03(木) 22:08:58[風音荘]
― 公園・池の縁 ―
[職人と妻の間には子供が居なかった。いや、正確には一人、息子が居たはずなのだが、その子は生まれる前に天に召されてしまったので…その後はずっと夫婦二人きりの生活だった]
『いい風ですねえ』
[晴れた日に、ここに散歩に来ると、妻はいつもこの池の前に立ち止まり、日傘を傾けて、そう言った]
アア、イイ風ダネ。
[妻の瞳が子供達の像を見つめているのは知っていたけれど、職人は、いつもただ、そう応じるだけだった]
(63) 2012/05/03(木) 22:09:57[公園]
学生 バクが接続メモを更新しました。(05/03 22:11)
薬屋 ライデンが接続メモを更新しました。(05/03 22:12)
― 街中 ―
どうしようかな。
[学校や海、寄り道した遊び場。
街中を見た限りでは記憶と違える場所もなく、それなりに懐かしくはある代わりに目立った成果も無かった。
こちらに来てからずっと、潮風に後ろ髪を引かれてはいるけれども――]
あ。交番。
そういえばよく落し物が届きましたって連絡を貰ったっけ。でも ま、オトシモノはワスレモノじゃないから、きっと違… ……あれ。
[交番の前を通り過ぎ、横道を折れたところで、見覚えのある姿ひとつ。
疎らに行き交う人々の合間を縫って近付いて、少し距離空け眺めること暫し。]
(64) 2012/05/03(木) 22:13:40[街中]
………。
[5秒か10秒か。
物言わず佇んだのは、人違いでないことを確認する為。]
省吾オーナー?
[暫く眺め、自分なりの確証を得たのち。
後ろから声を投げた。>>61]
(65) 2012/05/03(木) 22:15:27[街中]
会社員 ロッカが接続メモを更新しました。(05/03 22:15)
― 公園・池の縁 ―
[けれど、それはワスレモノではないだろう。職人は、その日々を忘れたことはなかったから]
懐かしいネ。
[けれどきっと、その懐かしさの向こうにソレはある]
(66) 2012/05/03(木) 22:17:23[公園]
末っ子 キクコは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 22:17:30
― 街中 ―
[突然声を掛けられて、固まるように足を止めた。何と呼ばれたのかは頭が遅れて認識する]
ああ、ロッカ君?
[物思いから醒めたような顔で振り向いて。
六花>>65の顔をじっと見ながら、確認するように名前を呼んだ]
(67) 2012/05/03(木) 22:24:47[街中]
─風音荘─
ちょ、大丈……え?
備瀬サンもココ、来てたん?
[しゃがみ込んでしまった菊子に一歩、二歩寄り。
言葉>>62を聞いて足が止まり、片眉を上げた。指差す方向に従って、開けられた扉を見る。
こちらでその姿を見てはいなかったが]
10年前の人じゃねーんだよな、それって。
そーなると、……まさか、“狭間”に?
[消えたとなれば、思い当たる節は一つしかない。兎の言っていたそれ]
(68) 2012/05/03(木) 22:28:50[風音荘]
[口頭で確認しながらも、目は周囲を伺う。
もしかしたら近くにいるのかも知れないという思いもあってのことで]
あ。えっと、……雷電サン?
[探し人の代わりに、少し離れた場所にいる雷電の姿>>47を見つけた]
(69) 2012/05/03(木) 22:29:38[風音荘]
― 公園・池の縁 ―
[例えば、言葉にしなかったコエ、見えないネガイ…けれどソレを職人は急いで探そうとは思わない]
オヤ…?
[若者が一人、公園にやってきたのが見えた>>58]
(70) 2012/05/03(木) 22:30:27[公園]
学生 バクは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 22:30:59
今、病院いったら。
……多分、まだ、いるよ、な。
[10年前の今なら、多分、きっと。
同い年のいとこは、まだ、地元病院に入院しているはずだった]
……っつーか、あっちに会うのって、過去の自分以上にびみょーじゃね、俺?
[思い至った考えに、滲むのは、苦笑。
なんとなく、すぐにはそちらに向かい難くて、ぐるり、公園内を見回して]
……お。
[池の縁に座る人影に、気がついた]
(71) 2012/05/03(木) 22:31:05[駅前公園]
─ 風音荘 ─
あすかさん、中に入ろうとして、戸開けて。
あたし、いっしょに行こうとして、でも、髪がじゃまで、止まって。
ちょっとだけだったの。見てなかったの。
でも、あすかさん、いなくなってて。
あのこじゃないって、誰かが、言ったの。
[つい今しがたのことを思い出しながら、ゆるゆると目に涙が溜まる。
和馬の言葉>>68に震える声はそのまま、震える指で自分の身体を掴んで。]
そういえばあのうさぎ、そう、言ってた…
あすかさんも、そこに落ちたの?落とされたの?
(72) 2012/05/03(木) 22:31:53[風音荘]
やっぱりそうでした。人違いだったらどうしようかなあ、って。
此処にいるということは、省吾さんもウサギを見ちゃった組だったんですね。
[反応を見せた省吾は自分のよく知る姿そのままで、ほっとしたような表情を見せるけれども。]
……? どうか、した?
[考え事でもしていたのだろうか。
何時もと違った響きで呼ばれた名。
はいロッカですよーと頷きを返しながら、相手の様子に首を傾けた。]
(73) 2012/05/03(木) 22:34:19[街中]
― 公園・池の縁 ―
[若者もこちらに気付いた様子で、>>71視線が合うと、職人はいつものように帽子に手をあてて挨拶を送る]
ワスレモノは、見つかったカイ?
[投げかけた問いは、大きくもなく、けれど、人気のないこの場所ならば、若者の元に届きはするだろうか?]
(74) 2012/05/03(木) 22:34:36[公園]
─ 風音荘 ─
……?
らいでん、さん?
[辺りを見回していた和馬の口から出た名前>>69に、彼の視線を追いかける。
そこにいたのは、一人の男性。]
雷電さん…って。
たしか…祐樹さんの、お友達の。
かしわもちの、人。
(75) 2012/05/03(木) 22:35:25[風音荘]
[風音荘の前に居る2人を眺める最中。不意に背後で声が上がった]
「じぃちゃん! 早く!!」
───……え。
[聞き覚えのあるような、無いような、不思議な感覚を覚え、その場で振り返る。そこに居たのは10年前の自分と、急かされながら歩いてくる祖父の姿があった]
…うっわ、俺、あんな声してたのか。
[当時そんなに身体も大きくなく、声変わりも遅れていて。周囲より少し高い声を発していた。自分の声を客観的に聞くと少し違和感を覚えがちだが、声変わり前だと中でも違和感が大きく感じられる]
(76) 2012/05/03(木) 22:37:16[風音荘 少し離れた場所]
「早くって! トモの奴がすっげー熱出してんだよ!!」
「分かった分かった。だがじぃちゃんは年寄りだからな。
急ぐと足を縺れさせて、じぃちゃんが患者になっちまうぞぃ」
[大慌ての自分に対し、祖父の対応はのんびりとしたものだった。祖父は当時70歳、畑仕事をしているためその辺の老人よりは体力があっただろうが、自身の身体を良く知り、無理はしないようにしていた節があった。それが今見ているような対応を作り出していたのだろう]
そーいや……学校休んだトモの様子見に来て、熱が上がったの聞いて慌ててじぃちゃん呼びに行ったんだっけ。
[実際は父親を呼びに行ったのだが、先に話を聞いた祖父が行くと言い出したのだったか。ともあれ薬箱を持って風音荘まで2人でやって来たのを思い出した]
んで、じぃちゃんのお陰で熱も治まって、そんでその時───。
[何かを、思ったのではなかったか。思い出せずに考え込んでいると、過去の自分と祖父は横を通り過ぎながら、すぅっと姿を消した]
(77) 2012/05/03(木) 22:37:23[風音荘 少し離れた場所]
……何か、まだ足りねぇのかな。
[思い出せそうで思い出せない。何かが引っかかる。そんな風にして首を傾げながら風音荘へと視線を戻すと、貘原がこちらに視線を向けていた>>69]
っと、よぉ。
[片手を上げながら呼びかけに答え、そちらへと歩み寄る]
えーっと、何か、あったみたい、か?
[へたり込んでいる子>>62と貘原を交互に見ながら訊ねかけた]
(78) 2012/05/03(木) 22:37:33[風音荘 少し離れた場所]
― 図書館前 ―
そういえば、本、よく借りに来てたな。
[学校が終われば、図書館へ向かい本を読んで、それから海辺を散歩したものだった。
晴れの日も、雨の日も、毎日毎日。
図書館に通わなくなってしまったのは、そう、何時の事だっただろうか。]
(79) 2012/05/03(木) 22:38:25[街中]
─ 駅前公園 ─
[こっちに気づいている、って事は、同じように引き込まれた一人かな、なんて。
そんな事を考えていたら、声をかけられた。>>74
瞬いた後、そちらに歩み寄って一礼し]
いや、まだまだですよー。
そんな簡単にみつかるなら、そも、忘れてないような気、しません?
(80) 2012/05/03(木) 22:39:51[駅前公園]
チカノが接続メモを更新しました。(05/03 22:41)
─ 風音荘 ─
あ、
[男性がこちらに問う声>>78に、慌てて頭を下げる。
何かあったか、といわれて涙を溜めたままの目を向け。]
あの。
飛鳥さ…備瀬さんが。
消えちゃったん、です。
さっきまで、ここにいた、のに。
(81) 2012/05/03(木) 22:44:53[風音荘]
―風音荘―
あの子じゃない?
[その言葉>>72に引っ掛かりを覚えて、視線を一度菊子に戻した。
ら、泣き出しそうになっているのに気がついて、目を丸くして]
あ……えっと、ほらさ。大丈夫だって。
失敗しちゃったとか言ってたけど、アイツ全然深刻そーじゃなかったし。ちゃんと解放されるとか言ってたし。
だからホントに落ちてたって、そんな悪いコトにはなってないだろ。……うん。
[そう信じたい。
内心ではそう思いつつ、慌てて言葉を連ねた。
付き合いはそれなりに長いはずだが、泣くのなんて今まで見たことがない]
(82) 2012/05/03(木) 22:47:04[風音荘]
― 街中 ―
良かった、いつものロッカ君だ。
[同じく安堵した顔になり、六花に笑いかける]
いや、良くないのか?
同じようなことになってるってことは、面倒掛けられてるのと同義だよな。
[言ってから、また少し迷うように首を傾げる]
ああ、いや。
さっき過去から呼びかけられたりしたもんだから、ロッカ君も幻かと思ったりして。
[大丈夫だよというように、笑い直した]
ロッカ君はワスレモノって何だか、分かったか?
(83) 2012/05/03(木) 22:47:18[街中]
― 駅前公園・池の縁 ―
ソウ、まだなのカイ。
[若者の答えに>>80、にこにこと職人は笑う]
ダケド、見つけられそうダカラ、ここに来たノジャないカナ?
(84) 2012/05/03(木) 22:49:29[公園]
……柏餅の人?
[店の名前は知っているが、その情報>>81は知らない。
瞬きながら、目はこちらへ来る雷電>>78へ向く]
えーと。
こっちに来てた人が1人、いなくなった、みたいっす。
(85) 2012/05/03(木) 22:50:50[風音荘]
─ 風音荘 ─
ご、めん。
[安心させようとしてくれてるのだろう、慌てた様子の和馬>>82の声に謝る。
でも、涙が溢れるのは止められなかった。
人がいなくなった。
目の前で、手を伸ばせば届いたかもしれないところで。
誰かがいなくなるのは、もう二度といやだと思ったのに。
そう思ったところで、目を見開いた。
もう二度と─では、一度目、誰かいなくなったのか。
でも、誰が─?]
(86) 2012/05/03(木) 22:52:46[風音荘]
え。
あー……そっか。
じゃあ、あいつが狭間に落ちた、のか。
[事情を聞かされ>>81>>85、少しだけ納得するような言葉を紡いだ。飛鳥も飛ばされていたのは公園の傍を通った時に、公園に居たのを見ているため驚きは無い]
えーっとな。
兎曰く、時計の修復さえ出来れば元の時間に戻れるっつーから、危険な状態にあるわけじゃねぇと思うぜ。
まぁ、ちょっとの間会えなくなるだけだ。
[制服の子が不安そうに見えたから、慰めようと言葉を探す。困った時の癖らしく、手が後頭部を掻いていた]
(87) 2012/05/03(木) 22:55:56[風音荘前]
─ 駅前公園 ─
[にこにこと笑いながら、重ねられる問い。>>84
困ったような面持ちで、がじ、と頭を掻いた]
……見つけられそう……なのか、なぁ。
欠片みたいなのは、見えてんのかもしんないけど。
……それが欠片だったら、何を忘れてんだよ、って感じでして。
……あんまり、思い出したくない事……なのかなー、って。
そんな気もしてるし。
(88) 2012/05/03(木) 22:55:57[駅前公園]
─ 風音荘 ─
[思考に落ちかけたところで、和馬の不思議そうな声>>85に引き戻されて。]
あ、え、っと。
さっき海であった男の人、祐樹さん。
あの人にね、柏餅もらったの。
で、その柏餅を作った人が、祐樹さんのお友達で、雷電さんって聞いて。
…そういえば、あの柏餅、どうしちゃったんだろ。
[世界がぐるりと回る直前にもらった柏餅。
気がついたら手には持っていなかった。
もしかしたら、元の世界に置き去りにしてしまったのかもしれない。]
(89) 2012/05/03(木) 22:59:50[風音荘]
― 駅前公園・池の縁 ―
[若者が口にするのは迷い。職人は、穏やかな笑みのままそれを聞く]
ソウダネ。ヒトは、忘れるコトで、痛みニ耐えるコトガ、出来るカラネ。
[手を伸ばし、若者の腕を軽く励ますように叩いた]
焦るコトはないヨ。ウサギさんは、アワテモノのヨウだが、キミがアワテルことはナイからネ。
(90) 2012/05/03(木) 23:01:31[公園]
─ 風音荘 ─
…あいつ?
[雷電の様子>>87に思わず首を傾げる。
口ぶりから、飛鳥の知り合いなのかな、と思いもした。
困ったように話すのを見て、ぱちり、瞬き。]
でも、修復、って。
ワスレモノをみつけなきゃ、ダメ、なんでしょう?
[瞬いた拍子に溢れ出た雫が筋を作った。]
(91) 2012/05/03(木) 23:08:30[風音荘]
─ 駅前公園 ─
……そういう風に考えた事って、ないんですけどね。
[穏やかな笑みと共に向けられる言葉。
腕を叩かれる>>90と、何となく気が鎮まるような気がした]
あの兎は、慌てものとかってレベル超えてるよーな……。
[そんな言葉で収まりがつくとは思えなかった。
いろんな意味で。
ともあれ、それは一時横に置いて]
まあ……焦っても、仕方ないのかもですけど。
のんびりしてる時間もあるのかな、ってのもあって。
(92) 2012/05/03(木) 23:10:15[駅前公園]
いつものロッカです。
十年前のわたしに間違われたのなら、それはそれで嬉しいけど。
[幾ら何でも、中二の頃と同じ顔はしていないのだが。
漸くと笑みを向けられれば、同じものを返した。>>83]
……何だか“こっち”に来てから、色んな事が起きますね。
[幻かと思ったという言葉に、省吾の向いていた先をちらと見遣り。
直ぐに視線は戻って、問いにゆるゆると首を振った。]
まだです。ワスレモノが多すぎて。昔の家に行ってみましたけど、まだ足りなくて。
省吾さんは、どう? 呼びかけられたっていう幻からは何か、手掛かりとか。
(93) 2012/05/03(木) 23:10:43[街中]
─風音荘─
雷電サン、備瀬サンと知り合いなんすか。
[納得するような声>>87には一度瞬きをした。
困ったように頭を掻くのを見て、視線は再び戻る]
へー。それで名前知ってたんだ。
……って、あー……。
[とりあえず柏餅の件>>89は解決した。
が同時に、菊子の涙腺も崩壊しているのに気付く]
……なんか持ってたっけなー……
[正しい慰め方が分からないから、とりあえず拭くものがないかとポケットを探った]
(94) 2012/05/03(木) 23:11:50[風音荘]
柏餅?
ああ、祐樹にあげたやつ、君も貰ったのか。
うちの店で5月だけ販売してる手作りの柏餅なんだ。
[貘原>>85と制服の子>>89の会話を聞いて、納得したように言葉を紡ぐ]
雷電堂って薬屋な。
俺はその店の見習い店主で雷電貢ってんだ。
[少し前に貘原にも向けた自己紹介。それを今度は制服の子に対して向けた]
(95) 2012/05/03(木) 23:14:47[風音荘前]
ん、ああ。
飛鳥さんとは昔からの馴染みなんでな。
…って、あー。
えと、ハンカチ、使う?
[零れ落ちる涙>>91を見て、少し慌てて懐からハンカチを取り出し、差し出した]
まぁ、そう言うことになるが。
ここに飛ばされたってことは、ワスレモノを見つけるための切欠がここにあるってことだろうし。
それを探していけば見つかるんじゃねぇのかな、と。
[そう言う自分も、まだ見つけ切れてはいないのだが]
(96) 2012/05/03(木) 23:14:53[風音荘前]
[幼い頃から、本が大好きで、母親にせがんで絵本を読んでもらったものだった。
学校の休み時間や放課後、朝登校してから授業が始まるまで。]
そういえば、最後に本を読んだのはいつだったかな…。
[建物を見上げ、独りごちた。
営業時間の長い店、母親を手伝い店の仕事を手伝う日々の生活の中で、本を読む時間等殆ど無くなってしまった。]
(97) 2012/05/03(木) 23:16:07[街中]
― 駅前公園・池の縁 ―
ハハハ、確かニ、アノ、ウサギさんは、アワテモノすぎるネ。
[若者の兎評>>92には、同意して]
時間、ガ、無いカ。そうだネエ。
ココの時間の「時計」は壊れてイルらしいからネ。
[時間が「無い」の意味が多分少し違っているのだが]
キミがそんな風に、思うノは、キット見つけたい、ト、心のどこかで思っているカラじゃないカナ?
イヤイヤ、これは、小父さんのヒトリゴト。
[言ってから、ヒトサシ指を唇の前に立て、帽子を軽く下げた]
(98) 2012/05/03(木) 23:24:13[公園]
― 街中 ―
ふーむ。
10年前のロッカ君にも、会ってみたいね。
[可愛いだろうから、とは言葉にしない。
本人を目の前にして言えるほどオープンな性格にまでは、荒療治してもなれなかった。まして、今も十分可愛いだなんて、口に出来るはずもない]
まあ「ここ」にいることからして、不思議の極致みたいなもんだけどね。
……そうか。
[昔の家と聞いて、前に聞いた話>>55を思い出す。哀しい記憶を抱えてるのだと知った彼女の頭を、つい撫でてしまったのは少し恥ずかしい思い出。その直後、慌てて離れようとして転んだりしているから]
(99) 2012/05/03(木) 23:25:18[街中]
いや、あれは実際には俺が呼びかけられたんじゃなくて、昔の俺と同じ場所に知らず立っていた、ってことだと思う。
あれがワスレモノの欠片かもしれないのは、確かだが。
[六花>>93に問い返されて、認めるか迷っていたそのことを、認める気になった。
時を刻まずに動いていた秒針が、チ、と何かを受けて動いた]
……備瀬さん?
[途端、聞き覚えのある声が風に乗って聞こえてきた。現実の風ではなく、兎の周りで吹く風に]
(100) 2012/05/03(木) 23:25:53[街中]
─ 風音荘 ─
[どこか惚けたように言葉を口にして。
頬が濡れていると気付いたのは、和馬と雷電の様子>>94>>95から。
慌てて俯いたけれど、ぱたぱたと落ちるのは止められなくて。]
あ、ご、ごめ
[ハンカチを探してくれている和馬に気付き謝る。
雷電から差し出されたハンカチ>>96には、申し訳なく思うも手を伸ばして。]
あ、ありがとうございます。
あの。
あたし、鬼龍院、菊子って言います。
[まだ名前を言っていなかったから、慌てて名乗った。]
(101) 2012/05/03(木) 23:29:11[風音荘]
―風音荘―
[探ってみたが、生憎そのようなものは持ち合わせてはいなかった。
雷電が菊子にハンカチを差し出す>>96のを見て、探すのは止めたが手はポケットに突っ込んだまま]
……。
[ふと、目の前の景色が遠くなる]
(102) 2012/05/03(木) 23:30:24[風音荘]
『コラ、また――ちゃん泣かして!』
[遠い昔に、しょっちゅう言われていた言葉]
『どうして仲良くできないの?』
[いろんな子とけんかして、泣かせて。
そのくせ先生や他の子が取り囲み慰めるのを、いつも離れた場所で見ているだけだった]
(103) 2012/05/03(木) 23:33:12[風音荘]
─ 駅前公園 ─
ですよねー。
[返る同意>>98に、うんうん、と頷いて]
……壊れた時計……かぁ。
確かに、そういう意味でも、時間、ないんだ。
[自分が言ったのは、兎が言っていた事──時計が直らないと大変云々、からの危惧だったのだが。
それと説明しようと開いた口は、続けられた言葉に、声を出すのを一時忘れ]
……俺が……見つけたい、と、思ってる?
[間を置いて紡がれたのは、戸惑いを帯びた声]
(104) 2012/05/03(木) 23:34:51[駅前公園]
ワスレモノ…、ワスレモノ…
[口の中で小さく、何度もその言葉を反芻しながら図書館の前を離れた。
そう言えば、後でまた集合しようという話はどうなったか、と駅前の公園へとゆっくりと歩みを進めた。]
(105) 2012/05/03(木) 23:37:26[街中]
―風音荘―
え、……あー、いや。
悪い、オレ何も持ってなかった。
[意識が飛んでいたのは、ほんの少しの時間。
菊子からの謝罪>>101に、こちらもバツが悪そうな顔で笑った]
(106) 2012/05/03(木) 23:39:47[風音荘]
どう致しまして。
鬼龍院……えーと、菊子ちゃん、だね。
[苗字は長いので名前で呼ぶことにして。差し出したハンカチが菊子の手に渡るのを見ると手を下ろした]
ここに居るってことは、今は風音荘に住んでる、ってことかな?
…流石に10年前から住んでるってわけじゃ無さそうだけど。
[憶測だけでそう言って、菊子を見ながら首を傾げる]
(107) 2012/05/03(木) 23:41:06[風音荘前]
…ふふ。この街の何処かには居るんでしょうけど ね。
[会ってみたいという言葉を、言葉そのままに受け取る。
海岸で翻る黒い服が再び頭に浮かんだが、それを口にすることはなく。]
昔の省吾さんと同じ場所。
なら、街のあちこちを廻って欠片を集めて行けば、ワスレモノに近づけるのかも――…
[逆算して、大学生の省吾はどんな風だろうかと暫し想像したりもした。
大学生といえば大人だから、今と外見上の違いは少ないのかもしれないけれど。]
…?
[びせ、と聞こえて瞬く。その名は聞き覚えの無いもの。
また何か聞こえているのだろうか、本人にしか見えぬ物が見えているのか、と、問うように見上げる。]
(108) 2012/05/03(木) 23:42:17[街中]
― 駅前公園・池の縁 ―
[戸惑う若者の様子>>104にも、職人の笑顔は変わらない]
ウサギさんも、言っていたカラネ。
強い想いを持ったヒトが、ココに来たのダッテ。
ズット忘れたままで、いたいナラ、キミも、来ていないのじゃナイノカナ?
(109) 2012/05/03(木) 23:42:20[公園]
─ 駅前広場 ─
[笑顔の指摘。>>109
数回、瞬いた]
忘れたままでいたいなら、来ていない。
……思い出したい、から。
ここに……来た?
[言われてみればそうなのだろう、けれど。
そんな風には、考えられなくて]
…………。
[迷うように、視線が地面に、落ちた]
(110) 2012/05/03(木) 23:46:15[駅前公園]
─ 風音荘 ─
いや、でも、おどろかせた、し。
[和馬の言葉>>106に、バツが悪いのはお互い様のようだと思いながら声を返し。
雷電から借りたハンカチを目元に当てて水を吸わせながら問われた>>107ことに頷いた。]
えぇ、ここに下宿させて、もらってて。
他にも誰かいるかと思って、きたんです、けど。
[飛鳥はいたけれど、恐らく狭間に飛ばされて。
これだけ話していても誰も出てこないのを見ると、ここには人はいないのだろうと眉を下げた。]
(111) 2012/05/03(木) 23:51:50[風音荘]
[小学校に上がる頃には、喧嘩の数も随分と減り、普通に遊べるようになっていた。
学年が上がるごとに、友達も増えていった。
切欠は]
……何だっけ、なー……
[2人が自己紹介をする横で、
頭に手をやり、呟いた]
(112) 2012/05/03(木) 23:52:41[風音荘]
― 駅前公園・池の縁 ―
[視線を落とした若者に>>110、職人はそれ以上は言葉を重ねずに、座っていた池の縁から、腰を上げた]
ソウイエバ、まだ名前モ名乗ってイナカッタネ。
ワタシハ「ヂグ」だよ。「時間屋」のヂグ小父さんとミンナは呼んでイル。
[今更な自己紹介]
(113) 2012/05/03(木) 23:53:25[公園]
― 街中 ―
……うん。
会えたらラッキーくらいに思っておくよ。
[ロッカの笑みの奥にあるものには気がつかないまま。女の子には秘密もあるものだと、妙な理論で流してしまった]
かもしれない。
まあ、何もしないよりはずっといいはず……
[答えながら、風の運ぶ声を聞いてしまい。
道の向こうに顔を向けた]
(114) 2012/05/03(木) 23:53:27[街中]
[とても心細そうな声だった。
聞こえてきたのは住宅街の方向か。そういえば備瀬は風音荘に行くと言っていたような]
大丈夫。
ワスレモノが見つかったら、みんな一緒に出られるはずだから。
[どこまで届いているのかも分からない。
道の一方を見たまま言い、視線>>108を感じて顔を戻す]
……えっと。
ロッカ君には何も聞こえてなかったりするか?
(115) 2012/05/03(木) 23:53:52[街中]
─ 風音荘 ─
そういえば。
貢さんは、どうしてここに?
[雷電堂自体に行ったことはないが、場所を考えれば下宿していたとは考えづらい。
飛鳥が消えたといったのにも驚いているようには見えなかったから、不思議そうに首を傾げ問いかけた。]
(116) 2012/05/03(木) 23:57:04[風音荘]
―風音荘―
そりゃーね。
お菊サンが泣くトコなんて、見たコトねーもん。
[返って来た声>>111に、わざと軽い口調で返す。
両手を頭の後ろで組んだ]
(117) 2012/05/03(木) 23:58:38[風音荘]
─ 駅前公園 ─
……「時間屋」さん?
[告げられた名前>>113に、落としていた視線を上げる]
あっと。
俺は、祐樹……笹川祐樹です。
[「時間屋」の名前は、聞いた事がある。
確か、祖父が贔屓にしていた時計屋だったかな、と。
そんな考えがふと、過ぎった]
(118) 2012/05/03(木) 23:59:00[駅前公園]
俺達と同じにこっちに引き込まれた人の声。
多分、兎の言ってた「空間の狭間」に落とされてる。
[左手で顎を撫でながら考える]
最初の子とは、会えてないのかな…?
(119) 2012/05/03(木) 23:59:17[街中]
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