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[大学時代ではボランティアで捨て犬や捨て猫を引き取る団体の手伝いをした。
そこで見たのは捨てられた動物達の現状や団体の経営的な内情。
一度は飼われた動物であるため、人懐っこい仔らもいたのだが、中には人と触れ合うのを恐れる仔も居た。
そんな仔達は中でも手がかかり、リハビリもままならないこともしばしば。
里親に貰われていく仔が居る中、そのような仔達は当然残り、団体が請け負うコストは嵩んでいく。
男が目指したものは、生半可な気持ちで出来るものではなかった]
[大学を出て、「夢」を実現させるための資金を得るために先ずは働き始めた。
今経営している店もそのためのはずだったのだが……]
[いつしか経営維持が主眼となってしまい、「夢」まで考えられなくなっていた。
目の前のことに集中してしまう性格的なものもあった]
こっちです、こっち!
[どうやら、ちゃんと話は通じたらしく、皆児童公園の方へと足を速めてくれた。
再び全力疾走でモミジの傍に戻ると、そんな彼等に向かって、ぶんぶんと両手を振り回す]
モミジちゃん、しっかりして!すぐにみんな来るから!
[雪に埋もれそうにも見えるモミジに、聞こえないと分かっていて、声を投げる......]
『モミジちゃん....!』
[ふいに浮かぶ既視感]
(前にも、こんなこと、が...?)
[白い雪の向こう、答えは目の前にあるように思えるのに、まだ、手は届かない*]
…「夢」は。
行動するための動力源ではあるが、それを掴むまでの道は簡単なものではない。
辛いことも、壁にぶつかることも、ある。
現実では、それが当たり前とも言える。
だが……
それを、乗り越えられた時。
少しずつ、「夢」に近付いていけるのだと、思う。
[現実を見据えるような言い方。
けれど、今までの男ならば、人に対してこのようなことを言うことは無かったはずだ。
それを口にしたのは、自身が抱く「夢」を、『たからもの』を思い出したが故]
君は、「夢」を追いかけている間は。
辛いことばかりだったか?
[そうは思わない、と男は言うように問いを重ね。
意識を児童公園に滲む色へと移す]
[真っ先に七咲に駆け寄ったのは冬木。
全力疾走で男達よりも早く七咲の傍に寄り、位置を示すように大きく手を振っていた。
モミジ、と名で呼ぶ声はとにかく必死だ]
七咲さん。
[男も箔源の後に続き七咲へと近付いて、軽く頬を叩いてみる。
反応はあるだろうか。
あったにせよ、到底動けそうには見えない]
箔源君、屋根のある場所を。
[探して欲しいと言う意味で言い、男は七咲に積もる雪を手の甲で払い、冬木の上着ごと七咲を抱えあげようとする*]
痛いの痛いの飛んで行けー。
[さすがに、自分の言動と周りの空気が馴染んでいないのは感じられる。
あちらの何にも干渉出来ない手は、宙を所在無げに*漂う*]
売り子 オトハは、ここまで読んだ。[栞]
鞄?
[七咲の言葉に視線を落とすと、その胸に鞄が抱えられているのが見えた。
何が入っているのかまでは判じ得なかったが、大切そうに抱えていることから大事なものなのだろうと考える]
…だからと言って、こんなところで寝ていては。
[雪は強くなる一方。
焚き火の跡はあったが、管理する者が居なければ消え行くだけだ。
火はだいぶ小さくなっている]
三輪さん。
[手伝うと言って近付いて来た三輪だったが、触れられないことに気付いて応援すると言い始めた]
他の人も、どこか雪を凌げる場所は無かったか?
[誰かしら見つけていないかと、雪舞う何も無い空間を見詰めて男は問う*]
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