人狼物語 執事国


55 極夜の村

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蛇遣い トゥーリッキ

[ウルスラの骸の上、蛇は某か確かめる態で這う。
零れ出た鮮血。彼女を撫でた紅い極光、死の気配。

傍らへ杖置き、蛇遣いは素焼きの笛を取り出す。]

 …――

[ぅうう][うあぅあう][うぅい いぃうい…]

[悲哀含むもとむらいには向かぬ、異郷の音色。
しろい蛇は、ぞろり ウルスラへ頬摺りをして…


   ――――蛇遣いの意に反し、踊らない。]

(37) 2009/12/27(日) 19:23:35[悼む場所にて]

蛇遣い トゥーリッキ

 嗚呼。
 あたしのわざは―― 

[やがて途切れる、悲哀の音色。蛇遣いは呟く。]

 未熟なまじないにすら、届かぬらしい…

[そのとき既に、報せは受けるもこの場へ辿り着く
ことの叶わなかったカウコが、村外れで狼の群れに
その四肢を引き裂かれはじめていたことなど――


          為した者の他には一人とて。

          誰も見ぬこと知らぬ*こと*]

(38) 2009/12/27(日) 19:24:07[悼む場所にて]

【赤】 蛇遣い トゥーリッキ


 …

 必ず、滅ぼさなくてはならぬ。

[ほろり、零れ落ちる先。吐く息はしろく、薄い。]

 より美しく、凄惨な滅びを――だったな。

(*3) 2009/12/27(日) 19:38:19

【赤】 蛇遣い トゥーリッキ


 ああ。 あたしも視たいのだよ。

 終の住処たるこの村の、
 やがてうしなわれる「貌」の総てを な…


 それはきっと、対たるお前と同じ望みなのさ。

[遣りようの違いは、あったのかもしれぬ。
互いが持つ、ひととおおかみの境も。――なれど*]

(*4) 2009/12/27(日) 19:44:03

情報屋 カウコが接続メモを更新しました。(12/27 20:14)

使者 アルマウェル

[血が付いてしまった眼鏡は、一旦外した。レイヨ程ではなくも、ぼやけがちになる視界。
 伝達へ向かい、マティアスの小屋を訪れて見えた顔は、小屋の主であるマティアスと、もう一人、トゥーリッキ。殺したのか、と確認されれば、無言で頷いた]

……恨めば、良い。

[恨む、と言うトゥーリッキに、抑揚も薄く返し、去っていく姿を見送った。少しの間、マティアスの姿を見据えてから――言葉は落とさず、小屋を後にして**]

(39) 2009/12/27(日) 20:46:42[伝達へ]

使者 アルマウェルが接続メモを更新しました。(12/27 20:47)
書士 ビャルネが接続メモを更新しました。(12/27 20:59)

蛇遣い トゥーリッキ

―― 回想/村外れの木立 ――

[呼び出したのではなく…行き合った。

――カウコが歩いていたのは、人気のない村外れ。

人相の悪さで損をする知己はその時間
そうせずにはいられなかったのだろうし、
蛇遣いは蛇使いで、知己が独り出歩いて
居なければ今宵はそれまでと考えていた。

互いの姿を視界に認め、別段確かめるも無かった。
音もなく――
カウコの背後から、3頭の灰色狼が襲いかかった。]

(40) 2009/12/27(日) 21:11:37[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキ

[おおかみが2頭ならば、
1頭は村の男たる知己に叩き殺されていただろう。
おおかみが4頭ならば、
2頭は知己の機転により同士討ちを誘われたろう。

蛇を連れた遣い手は、そのどちらをも許さない。
些細な采配が、「群れ」の頭目たるを示していた。]

(41) 2009/12/27(日) 21:12:00[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキ


 …悲鳴も上げてくれんのかね。
 吝嗇(けち)め。

[さくり。
新雪の上、狼たちに載しかかられ押さえつけられた
カウコへとビャルネの杖を持つ遣い手が歩み寄る。]

 うむ。
 別段、今夜でなくたってよかったのだけどさ。

 むしろ、
 お前が死ぬこともないと思ってたのだけどさ。

[…目の前に、屈む。知己の貌を、覗き込む。]

(42) 2009/12/27(日) 21:12:36[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキ

 ふと、だな。

[見詰める面持ちは、笑みでなく――]


 …【 お前ひとりが、報われる 】…

 というのは、どうだろうと思ってな。

[まだ深手も負わず生きているカウコを、知己を。
既に過去へ追憶するが如く寄せる情に満ちていた。]

(43) 2009/12/27(日) 21:12:58[回想入ります]

【赤】 蛇遣い トゥーリッキ



 …これが、あたしの総てなのだよ。

[誰に聴こえるとも思わぬ呟きが、ひとつ]

(*5) 2009/12/27(日) 21:14:04

蛇遣い トゥーリッキ

[背を踏み伸し掛るおおかみの重みにか、
カウコが密かに喘ごうとした刹那―――

 ごしゃり、と。

蛇遣いは、親しき知己の口腔へ
厚い毛皮に覆われたブーツの爪先を叩き込んだ。]

 カウコ。
 ドロテアに会えたら…訊いておいてくれ。

(44) 2009/12/27(日) 21:15:00[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキ

 ほんとうに村が永らえるために
 その身を捧げてくれたのなら――


 何故、毒を喰らっておかなかった?

[相手に口を開かせぬ――
否、顎骨まで開かせた儘の、詮無い問いかけ。]

 あたしには、わからんのだよ。

(45) 2009/12/27(日) 21:15:39[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキ


 『 ……お気の毒様。 』…
 ドロテアの、あの台詞>>0:43がな。

[自らの血泡へ溺れかける態のカウコの口腔から、
樫の瘤で補強された靴先を抜いて――雪で拭う。

匂いは後にウルスラの血溜まりを通れば紛れるもの]

 …寒そうだ、カウコ。
 お前にも伝染(うつ)ってしまったろうか――

(46) 2009/12/27(日) 21:16:06[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキ

[ひときわ大きな体躯のおおかみが進み出て、
遣い手はその背へと慣れた仕草で腰を下ろす。]


 …最後に酌み交わした酒、…旨かった。

[ふわり 靴先は浮いて――胸裡にある儘を。
告げる別れに、確たる感謝も詫びもない。

たった数歩の人形の足跡は、狼の群れがこれから
食餌の間に踏み消してなくなってしまうだろう。]

(47) 2009/12/27(日) 21:16:40[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキ

[紅い極光に、透けて見える大きな月影。
そこを横切るように、遣い手を乗せた狼が跳ぶ。

降りる雪を薙いで、ビャルネの飾り杖を一閃。
地へつかず水平に振られた杖は…音を立てない。]


 今でも、――"あたたまっているよ"。

[…それを合図に、森へ潜んでいた無数の狼たちが、
地へ這わされたカウコへと一斉に爪牙を以て群がる。

残す言に反して、ぐず、と鼻先の音は風に*攫われ*]

―― 回想/村外れの森 終了 ――

(48) 2009/12/27(日) 21:17:00[回想入ります]

蛇遣い トゥーリッキが接続メモを更新しました。(12/27 21:18)

【独】 情報屋 カウコ

なんでこんなに嬉しいんだろう・・・

[お前の中身が性格破綻陣営だからです。]

(-15) 2009/12/27(日) 21:23:27

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使者 アルマウェル
17回 残16132pt
求道者 レイヨ
22回 残15975pt

犠牲者 (3)

供儀 ドロテア(2d)
22回 残15894pt
情報屋 カウコ(4d)
39回 残15362pt
腹白天使 イェンニ(5d)
28回 残15902pt

処刑者 (4)

杖の人 ビャルネ(3d)
34回 残15662pt
獣医 ウルスラ(4d)
24回 残16011pt
囚人 マティアス(5d)
7回 残16479pt
蛇遣い トゥーリッキ(6d)
68回 残14127pt

突然死者 (2)

帽子の男 ラウリ(4d)
0回 残16665pt
夜警 ヘイノ(4d)
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