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そうやってムキになると、
誤解しちまうぞ。
[眉を立てる様子も、常の口調で流しつつ
落ちた視線は上がらない。]
―――…、
[天井を見上げる音に気付き、視線を戻す。]
で、どうすんだ?
俺はソラを口説きに降りてきたんだが、
上に行かないなら 俺は帰るぜ。
誤解って何がだ。
[聞こえた言葉に視線を向け瞬く。
ん、と 頷いてからまた半眼で見て]
…挨拶のように口説くとか言うなよ。
本当にあんたは…
[腕を組みながら、ん、と視線を巡らせる。
そこに太った男が見えれば視線で差し、
いなければ 首を傾けて]
ネギヤにも聞いていいか?
ひとりずっと置いていかれるわけじゃないよな?
[問う]
俺に惚れてる、って。
[誤解の理由を問われれば、そうさらりと答え。
半眼が睨む形に変わってもさして気にせず]
いい女は放っておけない性分でね。
[組んだ腕を解いて、掌を上に向ける仕草。]
まあ、俺がこうして来なくても、お迎えは
今、上で茶を飲んでる奴らが来るとはおもうぜ。
あんたの強さには惚れるぜ?
これでも俺は村一番のパーティにいたんだ。
[誤解の内容には上手く打ち返せたと思ったものの
続く言葉にはまた、調子を狂わされる。
そもそも、自分の世界で言う「いい女」とは
より逞しく、より強く、より強靭であるから]
…あんたの言う「いい女」ってのが
どーも、慣れねェんだよ。
まぁあんたにとっちゃ息みたいなモン
なんかもしれないが…
って、こなくても?
わざわざ来てくれたってことか?
[あの、梯子の女と三等身の女か、等と思いながら]
そいつはどぉも。
鍛えてるんで。
[強さに惚れると言われれば、口元を歪ませる。
それから、胸元に手を添えて、とん、と叩いてから]
俺は、ここに 強いもんを感じる女を
いい女、って 呼んでるぜ。
[それから、手を下して
息みたい、と言われれば思わず笑う。]
随分な評価だな。
[大袈裟に一度肩を上下させてから]
そ、だから言ったろ。
口説きにきた、って。
夢の国───…?
[神の日記が語ったのは、一人きりの折。
口は挟まないと思っていた。
語れないと言われたから。
けれど神の日記越しにデンゴは語っていて、
だからどうやら、耳を傾けることは許されたらしかった。
そうして、偽りも誤魔化しもないデンゴの長い話を聞く。
黙って暫く、聞いていた。]
…どう、なんだろうな。
このゲームのあと、世界がどうなるかなんて俺には分からないけど、
だから、ゼンジさんの予想が正しいのかも知らないけれど、
…───今も嫌いなら、
昔のデンゴのままなら、俺たちにこんな話はしなかったんだろう?
このサバイバル・ゲームの意味って何だと思う。
存続させる世界を選ぶ…?誰が?
誰が選べるんだ、そんなもの。
選べるのは自分自身じゃないのか。
他人にそんなものを選べるのか。
───存続も、変化も。
その世界の者にしか選べやしない。
けれど…、なあ。デンゴ。
…変化って、悪いものだと思うか?
[ぽつと問う。既に昔とは変わった彼へと。]
デンゴの世界はデンゴの世界のまま、あればいい。
けれど、その世界はそのままで良かったか?
何かおかしくなってはいなかったか?
…きっと、変わらなければ滅ぶんだ。
だからゲームが開始されてしまった。
デンゴが変化を受け入れて、
世界もまた緩やかに変わるなら、世界は続いていくんじゃないか。
…オトナを受け入れるとか、
世界が変質するとか、そんなんじゃなく。
世界を続けるやり方が、あるのだと思う。
そうじゃなければ、万能の神なんて名乗れないだろ。
───変化していくこと、受け入れること、見極めること。
俺は、このゲームの本質はこの辺りかと思い始めている。
だから、俺たちが共に残ったからといって、
デンゴの夢の国がただ失われるということはないんじゃないか。
失わせなければいいんじゃないか。
見切ることは可能性を失うこと、
諦めることは未来の記述を失ってしまうことだろう。
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