人狼物語 執事国


99 白鳥の歌

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内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/13 01時20分位)

内科医 ユウキ

[メモと腕時計を白衣のポケットへそっとしまい、涙が乾く頃部屋を後にした。
塞いでいる暇なんて、なかった筈だ。

5階の廊下。奥手には無菌室が存在する。
先日、”バレーボールが出来なくなるかも”と告げた後、表情を失った少女の事を思い出した。
彼女がそこまで部活動に心血を注いでいたとは露知らず、出来なくなった後も別の趣味を見つけてくれれば、という独りよがりな思考を露呈し、そのままになっていた。

あの子は、どうしているだろう。
思い立ち、無菌室へ足を運んだ。]

(29) 2012/12/13(木) 01時30分位[5階病棟]

おさげ髪 チカノ

[ノートだけ広げて、ベッドの上で、ぼんやりと過ごす。こんな日も、悪くない。

千夏乃のノートは全科目共用だ。
あるページには数式が並んだかと思うと、次のページには詩が、その次は植物のスケッチ、といった具合に、思いついたことを思いついた時にやるものだから、いつの間にかひどく賑やかなページが出来上がっていた。

ベッドの上だと、談話室のテーブルでやるよりも眠たくなってしまう。ほとんど条件反射だ。外はゆるやかに高度を下げていく太陽が、遠慮がちに光を投げかけていた。

フリーハンドで比例のグラフを描きながら、千夏乃はまた少し、*うとうと*。]

(30) 2012/12/13(木) 03時20分位[朝・314号室]

人形師 ボタン

1F 廊下

[彼女は上着もはおらず、手にもの持たず、歩いた。
 建物内をうろりと歩き回り、何かを必死に探すような眼差しで周囲を見渡す。

 そこにちらりとでも、無菌室にいるべき姿を見つけたら、
 もしくは中庭に向かう姿を見つけたら、動きは止まったことだろう。
 けれど今の彼女に何か建設的なことが言えたのかは別の話だ。]

(31) 2012/12/13(木) 03時50分位[1F 廊下]

人形師 ボタン

建物外

[ようやく、目当ての場所が見つかった彼女はそこから建物外へ出た。
 老婆の日課であった散歩を知っているものならば、
 病院の敷地内を歩む彼女を止めることはなかった。

 老婆は、時折、意図の不明な駄々をこねたが
 おおむね大人しかった。
 老婆の我儘が増えたのはここ数日のことだった。]

  寒い……。


……、……おうち、帰らないとォ

(32) 2012/12/13(木) 03時50分位[1F 廊下]

人形師 ボタン、一度体を震わせた**

2012/12/13(木) 04時00分位

人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/13 04時00分位)

内科医 ユウキ

無菌室

[病室の外側に付けられた小窓から、無菌室の中をそっと覗く。
鎌田の姿はそこには無く、扉を開いて中へと一歩、踏み出した。
室内へ視線を巡らせると、先日置いてあった筈のバレーボールが、無い。

考え過ぎだろうか……、過ぎる嫌な予感が、あった。
丁度5階だったからかもしれない。

咄嗟に思い至ったのは屋上だった。
外に出たとすれば、一望し捜索も叶う場所でもある。

看護師に声を掛けるでもなく、屋上へと足早に向かった**]

(33) 2012/12/13(木) 04時50分位[5階病棟]

内科医 ユウキが接続メモを更新しました。(12/13 04時50分位)
学生 コハルが接続メモを更新しました。(12/13 19時10分位)
学生 コハルが接続メモを更新しました。(12/13 19時10分位)

学生 コハル

[何処を通ってきたか分からないけど、中庭についた。
看護師が追ってきてるかもしれないけどそんな事はどうでもいい。

持ってきたバレーボールを見て苦笑する。
『がんばれ!』だとか、『負けるな!』だとか。

ごめんね。私は、未来に絶望してしまいました。]

(34) 2012/12/13(木) 19時10分位[→中庭]

おさげ髪 チカノ

ゆうぐれ・314号室

 「くしゅん。」

[くしゃみと同時に、目が覚めた。

外はゆうぐれ。沈んでいく太陽が、空にわずかばかりのオレンジ色を残している。

ベッドから降りて、厚いカーテンに触れたとき。
ふと、言いようのないさびしさを覚えた。
まるで、世界に自分だけが取り残されているような。

おかしな話だ。
父や弟と会って話したのは、つい昨日のことだというのに。
家族だけではない。看護師や、医師や、ほかの入院患者たちとだって、たくさん話をしたではないか。]

(35) 2012/12/13(木) 20時00分位[ゆうぐれ・314号室]

おさげ髪 チカノ

[遠くで何か、いきものの鳴く声がした。
鳥か、けものか、なんだかよくわからないけれど、悲しげな声。]

 ――っ、

[千夏乃はとっさに、カーテンを強く引いて夕闇に飲まれていく景色を視界から閉ざした。

「さみしい。」
           「こわい。」

そんな言葉が、頭をよぎる。
その場から駆け出してしまいたくなるような気持ちをこらえ、カーテンに背を向けてぎゅっと拳を握り締めた。

そうして、千夏乃はしばらくの間青い顔で*うつむいていた*。]

(36) 2012/12/13(木) 20時10分位[ゆうぐれ・314号室]

おさげ髪 チカノが接続メモを更新しました。(12/13 20時20分位)
人形師 ボタンが接続メモを更新しました。(12/13 23時10分位)

人形師 ボタン


森の中へ

 
[病院の敷地から、その外へ。
 >>0:#0深い森の中へと田中ぼたんが行けたのは、その体力などから考えて単に運が良かっただけなのだろう。その身に余計なものが何もなかったのも、彼女の逃避行を助ける一因となっていた。

 彼女はだんだんと薄暗くなってくる森の中を、ただ潮の匂いが強い方へと足を速める]

(37) 2012/12/13(木) 23時20分位[森の中]

人形師 ボタン


[柔らかく皺の寄っていた彼女の顔は、いまや風の寒さにゆがみ、暗がりでがさつく森の茂みに怯え、紙をまるめたかのように皺くちゃになっていた。
 よろめく彼女の足取りを支えていたのはなんだったのか、知ることは難しい。けれど、彼女はただ必死に、その足を動かしていたことは事実だった。転び、衣服に泥をつけ、それでも立ち上がった彼女の歩みは、森が開けたころに、止まった]

(38) 2012/12/13(木) 23時30分位[森の中]

人形師 ボタン




[田中ぼたんは、海辺にいた。
 明かりは遠く。病院の上階の、カーテン越しの明かりや談話室から漏れた光が、おぼろげながらに見えた。彼女はそれを遠く仰ぐようにしながら、波打ち際近くまで進み、しゃがみ込んだ。
 皺だらけの手を二つ、ぎゅっと握りしめる。寒さのせいか、その手はかすかに震え、関節は真白に染まっていた。]


……おっとさん……ルリちゃァん……

  あたし、来たよォ……!

    一緒に帰れるよう。出といで  ……

(39) 2012/12/13(木) 23時50分位[海辺]

人形師 ボタン


おっとさァん……


[声は小さく、潮風にかき消される。
 彼女は立ち上がり、波打ち際をゆっくり歩いた。
 その横には誰もいない。
 彼女の後ろに続くのは一人分の足跡のみ、それもすぐ波が消した。
 黒く色づく海に反射するのは、微かな、遠くの病院の明かりだった。]


   あぁ、そっかァ――夢かァ
ありゃァ……そうだよねェ、お布団の上で見た夢だねェ

(40) 2012/12/14(金) 00時00分位[海辺]

人形師 ボタン


なんだか、……いるような気がしたんだけどォ
……――夢ならしょうがないねェ


[暗い波は老婆の足元をはるか通り過ぎ、老人の衣服を濡らした。
 老人は重たげな足取りのまま進んでいく。
 彼女の足跡はもう、砂地につかなかった。
 岩場を見つけると、服をもう濡らさないようにとそこに上りこんだ。]


もォお、あの子らァ、一緒に海で泳ごうなんて約束
   守るのァ無理だろうしよォ……

(41) 2012/12/14(金) 00時10分位[海辺]

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