人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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926号室の住人 ロッカ

[わたしは、かみさまの分の煙草を買っていこうと思いました
煙草の自動販売機の前へ行きました

今日は、ユウキさんには、会いませんでした。**]

(6) 2013/12/23(月) 09:29:50[屋上]

926号室の住人 ロッカ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/23(月) 09:31:28

926号室の住人 ロッカが接続メモを更新しました。(12/23 09:31)
塗装工 ゾウサクが接続メモを更新しました。(12/23 14:39)

塗装工 ゾウサク

暁闇

[夜が明ける少し前、男はゴミ捨ての為に外に出た。
キンと冷え切った空気の中、闇空の元には未だ星が巡り。

星座に疎いので、「オリオン座はどれかなァ」なんて
探す事にも時間が掛かる。

不意、右から左へと確かな筋を描いて
流れ星が見えた]

 綺麗、だァ……

[願いなんて、唱える間もなく
流れ星は掻き消えた]

(7) 2013/12/23(月) 14:40:40[夜空の下]

塗装工 ゾウサク

[今日も、母の意識は戻らなかった。
このまま逝ってしまうのだろうか。
けれど、苦しまずに逝けるならば
それも、悪くはないのかもしれない。

人は歳を取れば、必ずや死ぬのだ。
それに抗う事は出来ないし
抗う事で苦しみを覚えるくらいなら、と。

けれど、それは自分が決める事ではない。
母が決める事だ。
母が、まだ生きたいと思うのならば――]

(8) 2013/12/23(月) 14:48:44[病院内]

塗装工 ゾウサク

[握っていた母の手に、その指先に
微かに力を感じ取る。

 『生きていたい』

その意思を伝えてくるようだった]

(9) 2013/12/23(月) 14:49:26[病院内]

塗装工 ゾウサク

 かァか……、そうかァ
 元気に、なれよォ……

[「苦しまずに逝けるなら」なんて
そう思った自分を恥じた。

母はまだ、生きる事を望んでいるのだ]

(10) 2013/12/23(月) 14:49:39[病院内]

塗装工 ゾウサク

[母を元気づけ、自分もまた元気を分けて貰い。

集中治療室を後にした男は、階段を懸命に昇って
屋上へと向かう。]

 ……ふう、こりゃしんどい、な

 運動不足なんて、昔は……、

[仕事が忙しかった頃は
毎日、筋肉痛になるほど身体を動かしていたから
こんな風に、足腰が悲鳴を上げることもなかった。

そして、こんな風に頭痛に悩む事も――
ずきり、走る痛みに蟀谷を押さえ
軋む扉を、ゆっくりと開く]

(11) 2013/12/23(月) 14:56:49[屋上]

926号室の住人 ロッカが接続メモを更新しました。(12/23 14:57)

塗装工 ゾウサク

屋上

[潰れたパッケージを取り出す。
最後の煙草だった。

食料はなんとか持つけれど
煙草を買える金はない。
いよいよ、何かを売って捻出しなければ――

ぼんやりとそう馳せながら
最期の煙草に、火を点けた]

(12) 2013/12/23(月) 14:59:32[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[近くにいた男の子、顔に目立つ火傷の痕がありました、がいくんと言うそうです、その子にお願いして手伝ってもらって、わたしは煙草を買いました
ハイライト、かみさまの分です
わたしの分のハイライトは、まだあるから大丈夫です

わたしは屋上へ向かいました
かつみさんたちが来るまで、まだ時間があるだろうから]

(13) 2013/12/23(月) 15:10:03[煙草の自動販売機前]

【墓】 外科医 ユウキ

[人には相応しき生と死がある。
そんな事を、誰かが言っていた。
人一倍死に触れてきた若者は、そうだといいねと笑った。

患者の手術が上手くいかずに、死に至ったと連絡を受けた今日。
若者は、その患者が誰か聞かずに帰宅した。
聞けばきっと、とても悲しい気がしたから。
自分は未熟者であると、知っているから。

今日も今日とて、若者はコンビニ弁当を買った。
微糖を飲みながら、家路を急ぐ。
手袋越しに、珈琲の暖かさが伝わってきて。
吐く息は、とても白かった。]

 星空、綺麗だなぁ

[高い空に、一筋の星が降った。
昔の人は、空をみて人の運命を占ったと言う。
あの流れ星は、どんな運命を暗示するのだろう。]

(+0) 2013/12/23(月) 15:13:33[屋上]

926号室の住人 ロッカ

屋上

[屋上の隅っこ、わたしはポケットからハイライトを取り出します
口に咥えて、かみさまの銀色をしたジッポで火をつけます
それからジッポをポケットにしまって、代わりに取り出したものがあります
小さな石でした

かみさまの、お墓の石です]

(14) 2013/12/23(月) 15:15:04[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[‥‥―――さん

石を見ながら、心の中でかみさまの名前を呼びました

わたし、今日、いきますね。
あなたのところに。

両手で包んだ石を、そっと額に触れさせます
やっぱり石は石なのです
それはひんやりしていました]

(15) 2013/12/23(月) 15:18:24[屋上]

【墓】 外科医 ユウキ

[占いなんて、医者のする事ではないな。
そう思って、小さく笑った。

運命だ、宿命だ。
そういう物のせいにしてはいけない。
全ては自分の、誰かの、選択の結果だ。
自分の力だけでは変えられない事を、人は運命だと言ってしまうけれど。
医者は、患者の未来を託される存在。
その医者が、運命なのだと逃げてはいけない。

だから、流れる星に願うなら。
皆が、最後の瞬間に笑っていられますように。]

 ふふ
 私にもこういう部分があったのだな

[そう思うと、少し可笑しくて。
肩をすくめると、前を歩く人影が見えた。
小さな子供と、若者と変わらぬくらいの年齢の母親が手をつないでいる。]

(+1) 2013/12/23(月) 15:20:36[屋上]

【墓】 外科医 ユウキ

[何処かで違う選択をしていたら。
若者も、人の親になっていたのだろうか。
何処かで違う道を行けば、自分もああやって手をつないで歩いていたろうか。
そう思うと、少し寂しくて。
そして、その親子がとても微笑ましく見えた。

子供は、手に人形を握っている。
サンタには、そのお人形の友達を願うのかな?
それとも、別の何かが欲しいのかな?

少しだけ、歩く速度を速めて。
親子に追いついてみよう、なんて思う。]

 ストーカーみたいで、やだけど

[勘違いされない程度には、距離をとっておこう。]

(+2) 2013/12/23(月) 15:25:39[屋上]

塗装工 ゾウサク

[今日の空は昨日と異なり、いつもの白い空だった。
紫煙はゆらりと揺れながら
空に焦がれるように昇りゆく。

ふと、屋上の扉の開く音が聞こえ
周囲を見回すと――

隅の方に佇む女性の姿があった]

 お嬢ちゃん、久し振りだなァ
 元気かい?

[蟀谷を揉みつつ、ゆっくりと煙を味わい
何時もの調子で、声を掛けた]

(16) 2013/12/23(月) 15:27:07[屋上]

【墓】 外科医 ユウキ

[この選択は、間違いだったのか。
ある意味では、正解だったのか。

子供は、人形を取り落とす。
母親の手を振り払い、それを拾いに車道に出て。
そこに、乗用車が走ってきた。

親子に近づいたのは、正解だった。
若者は反射で駆け出し、車にひかれる前の子供を捕まえることに成功した。

距離をとっていたのは、間違いだった。
子供を抱いて走り抜ける時間はなくて。
結果、子供を突き飛ばす形になった。

ほら、運命なんかじゃない。
ただ、選択を一つ、間違えただけだ。
いつだって、そこに死は転がっている。]

(+3) 2013/12/23(月) 15:30:05[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[わたしは石をポケットにそっと仕舞って、それから口に咥えた煙草を離して息を吐きます

白い煙が空へ向かって行きます

わたしも、こんな風に行けるのでしょうか
空の高い、たかい、ずっと上の、きっとかみさまがいる所まで。]

(17) 2013/12/23(月) 15:30:54[屋上]

926号室の住人 ロッカ

「お嬢ちゃん、久し振りだなァ
元気かい?」

[その時、声が聞こえました
聞いた事のある声でした
わたしは振り返ります
そこにいたのは、いつかのおじさまでした]

こんにちは。

[わたしはにこりと微笑んで、挨拶をしました]

(18) 2013/12/23(月) 15:30:59[屋上]

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